【Explorer Patcher for Windows 11】日本語化してビルドする方法

2022年2月18日Windows11,ソフト

Explorer Patcher for Windows 11のアイコン

この記事では、GitHubで公開されている「Explorer Patcher for Windows 11」をビルドして、日本語化する方法について書きます。

【2022年5月14日追記】有志の方が、日本語化された状態のソフトを公開してくださいました。

【Explorer Patcher for Windows 11】日本語化してビルドする方法

Explorer Patcher for Windows 11は、GitHubでソースコードが公開されているので、(オープンソース)自分で改造して日本語にできます

ソフトを複製して、自分好みにカスタマイズするってイメージです。ソフト自体の中身を改造します。そうすることで、元々日本語だったかのようにEP11を利用できます。

自分が好きな文言を指定できます。「Taskbar」のことを、「下のバー」といったように、自分だけが理解できる文言にしても誰にも文句言われません。

Explorer Patcher for Windows 11は、Windows11の外観をWindows10に戻すフリーソフトです。具体的には、タスクバーをWindows10スタイルに戻すことで、ラベルの表示、秒数の表示、サブモニターに時計を表示する…などができます。

他にも、エクスプローラー、右クリックメニュー、音量やネットワークなどのフライアウト(ポップアップ)をWindows10のデザインに戻せます。

詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

以前、ソフトのリソースを書き換えるフリーソフト「Resource Hacker」を紹介しました。

こちらは、本体を無理やり改造しているという感じなので、気持ちいい日本語化かと言われれば、微妙な点です。

そこで、今回の方法にたどり着きました。「オープンソースなんだから、ビルドして、日本語バージョンを自分で作っちゃえばいいじゃん!」というわけです。本体を汚すことなく、ソフトの複製を作ってカスタマイズするので、好き勝手できます。

しかし、はっきり言うと、初心者さんにはハードルが高いです。作業時間は、1時間~3時間くらいを見積もっておくとよいでしょう。最初のソフトのインストール作業が最も大変です。

本記事を書いたナポリタン寿司は、パソコン初心者です。ビルドなんて人生において、一度も挑戦したことがない人間です。よって、詳しい部分を解説できません。

間違った解釈をしている部分もあると思いますが、ご了承ください。あまりにも間違ったことを言っている場合は、コメント欄にて教えていただければなと思います。

「初心者だけど、ビルドに興味がある」という方の参考になればなと思います。

2022年5月14日追記

日本語化されたバージョンのEP11を、GitHubで配布してくださった方がいました。僕も実際にインストールしてみたのですが、見事なまでに日本語化されています。

これにより、本記事の方法を一切しなくても、最初から日本語化されたバージョンのEP11を利用できます。

日本語化されたEP11のスクリーンショット

5月13日の朝、本記事のコメント欄に、「本記事は、日本語化差分公開の文化を阻害し、そういった人へ外国語ソフトの不便を強いる害悪そのもの」という旨のコメントをいただきました。

そのコメントを見てくださった別の方が、今回、日本語化バージョンのEP11を公開してくださいました。本当に感謝しかありません。コメントを寄せてくださった方、日本語化してくださった方、EP11を開発してくださった方、全ての人に感謝です。

大きな流れ・手順

まずは、ざっくりと手順を書きます。こういった作業は、スタートからゴールまでの全体像を、最初にざっくり把握すると、理解しやすいかなぁと思います。

【〇分】といったように、ざっくりとした所有時間を書いておきます。戸惑うことを前提にしているので、余裕を持たせています。

  1. 【1時間】必要なファイルやらソフトやらのインストール
    (正直、ここが一番大変な作業)
  2. 【5分】環境変数でパスを通す作業
  3. 【10分】ExplorerPatcher.batの実行(クローンの作成&下準備)
  4. 【10分】Visual Studio 2022でテスト日本語化作業
  5. 【10分】テストビルドの実行(正常にビルドできるかの確認)
  6. 【1時間】Visual Studio 2022で本格的に日本語化作業
    (1番目の作業の次に大変。メイン作業)
  7. 【10分】ビルドの実行

以上の大きく7ステップです。

1番目のインストール作業が一番大変です。1つだけでなく、いくつかのソフトが必要になります。それぞれでインストール方法が異なるので、ハードルが高いです。

既にソフトを入手している人は、かなり時間短縮できます。本記事は、以下のExplorer Patcher for Windows 11の公式コンパイル解説記事に沿って解説していきます。

本記事を見る前に、ざっと目を通しておくと、より理解が深まるかと思います。

【下準備】色々なソフトのインストール

以下のソフト・ファイルを全てインストールしていきます。既にインストールしている場合は、スルーしてOKです。

Windows11を利用していることが前提条件です。Explorer Patcher for Windows 11は、Windows11専用ソフトなので、大丈夫だとは思います。

僕は初心者なので、1つずつの詳しい解説は省きます。より詳しく知りたい場合は、各自で「〇〇 使い方」のようにググってみてください。いきなり100を理解するのは不可能なので、理解してなくても挑戦してみることが大切かなと思います。

Visual Studio Community

今回使うメインソフトです。ソフトを開発したり、ソースコードの中身を見ることができるソフトです。Microsoftが提供している統合開発環境と呼ばれるものです。

以下のサイトからダウンロードできます。

「Visual Studioのダウンロード」をクリックします。

Visual Studio Communityのダウンロード

インストーラーがダウンロードできたら起動します。右クリック→開くで起動できます。

VisualStudioSetup.exeの実行

Visual Studio Installerが起動します。数十秒ほど待ちます。

Visual Studio Installerの準備をしています。

「続行」をクリックします。

Visual Studio Installer 作業を開始する前に、インストールを構成するためにいくつかの点を設定する必要があります。

インストールするツールを選択します。自分が開発するソフトや用途によって、インストールするサービスが異なります。

Visual Studioにインストールするアプリやツールを選択

Explorer Patcher for Windows 11の日本語化に必要なサービスは、以下の4つです。

  • .NETデスクトップ開発
  • C++によるデスクトップ開発
  • (インストールの詳細)Windows 11 SDK (10.0.22000.0)
  • (インストールの詳細)Windows 10 SDK (10.0.20348.0)

それぞれチェックマークチェックします。

「.NETデスクトップ開発」と「C++によるデスクトップ開発」、他2つの合計4つを選択

.NETデスクトップ開発.NETデスクトップ開発」と「C++によるデスクトップ開発C++によるデスクトップ開発」は、画面中央の「デスクトップとモバイル」の項目にあります。

「Windows 11 SDK (10.0.22000.0)」と「Windows 10 SDK (10.0.20348.0)」は、左側の「C++によるデスクトップ開発」のインストールの詳細にあります。

インストールの詳細 C++によるデスクトップ開発

チェックできたら、右下の「インストール」をクリックします。容量は、16GBとかなり大きいです。

必要な領域の合計16GB  -インストール

アプリやソフトの開発ができるだけあって、膨大な量ですね。初心者には、これだけでびっくりです。

チェックしたソフトがインストールされます。Wi-Fi 速度によっては、数十分程度かかるので、Visual Studio 以外の必要なファイルのダウンロード作業をしておくといいかなと思います。

Visual Studio Community 2022のインストール中

インストールが完了したら、サインイン画面が表示されます。サインインすることで、デバイス間で同期できるようになります。僕は、アカウント自体所持していない、同期しなくてOKだったので、「後で行う」をクリックしました。

Visual Studioのサインイン 後で行う

開発設定は、そのまま「全般」でOKです。テーマを選択します。こだわりがない場合は、そのまま「濃色」でOKです。「Visual Studioの開始」をクリックします。

鳴れた完了で開始します。 配色テーマの選択

これにて、ようやくVisual Studioのインストールは終了です。

Visual Studio 2022のメイン画面

Visual Studio Installerは、不要なので「×」で閉じてOKです。

Visual Studio Installerは、不要なので「×」で閉じてOK

スタートメニューに「Visual Studio 2022」などが追加されていれば、正常にインストールされています。今後は、こちらからアプリを起動できます。

スタートメニューにVisual Studioが追加されていればOK

nuget

.NET開発に必要なファイルです。パッケージマネージャーと呼ばれているものです。初心者には詳しく分かりません。調べると、Visual Studioに内蔵されているっぽいですが、僕は別で用意しました。

どなたか詳しい解説コメント欄にて、待っています。以下のリンクからインストールできます。

「Windows x86 Commandline」の最新バージョンを入手します。2022年2月16日時点では、バージョン6.0が最新版です。(nuget.exe recommended latest v6.0.0)

Available NuGet Distribution Versions Windows x86 Commandline

「nuget.exe」という名前で保存されるので、好きな場所に移動します。

ダウンロードしたnuget.exeを好きな場所に保存

特にこだわりがない場合は、Cドライブに「パッチ」フォルダーを作成して、その中に入れておくのが無難です。

Cドライブにパッチフォルダーを作成してその中に入れておくのがおすすめ

続いて、nugetのパッチを通すと呼ばれる作業をしていきます。

nugetのパッチを通す

スタートメニューを開いて、検索窓に「システムの詳細設定の表示」と入力します。「システム」とか「詳細」と入力するだけで、候補に出てくるかと思います。

「開く」で起動します。

スタートメニュー システムの詳細設定の表示

システムのプロパティダイアログが表示されます。

下側にある「環境変数」をクリックします。

システムのプロパティ 詳細設定

「Path」をダブルクリックします。

環境変数 Pathをダブルクリック

「新規」をクリックして、「nuget.exe」を保存したフォルダーを指定します。

環境変数名の編集

僕の場合、Cドライブに「パッチ」フォルダーを作成して入れたので、パスは以下のようになります。

C:\パッチ

入力できたら、「OK」をクリックします。

nugetのパスを通せたら、OKをクリック

「OK」をクリックして、環境変数ダイアログを閉じます。

環境変数ダイアログ OKをクリック

システムのプロパティダイアログも「OK」をクリックして閉じます。

正常にnugetのパスが通ったかどうかを確認してみます。コマンドプロンプトを起動します。ファイル名を指定した実行(WindowsR)で「cmd」と入力→OKをクリックすると起動します。

ファイル名を指定して実行(Ctrl+R) cmd

「nuget」と入力して、Enterを押します。正常にパスが通っていれば、ずらっと英語やら日本語やらが表示されます。

コマンドプロンプト nuget

確認作業なので、表示されたら「×」で閉じてOKです。

パスが正常に通ってない場合、「’nuget’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」と表示されます。

'nuget'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。

ちゃんと環境変数ダイアログで、nugetがあるフォルダーが指定されているかどうか確認してみましょう。一度パスを通したからといって、「nuget.exe」を削除してはいけません。

cmake

cmakeと呼ばれるビルドマネジメントツールも必要です。これまた初心者にはさっぱりなので、詳しい解説お待ちしております。

サイトにアクセスしたら、「Platform」の「cmake-3.23.0-rc1-windows-x86_64.msi」をクリックします。

CMake cmake-3.23.0-rc1-windows-x86_64.msi

色々あるので、ファイル名を間違えないように気を付けてください。セットアップファイルをダウンロードできたら、起動してインストールしていきます。

cmake-3.23.0-rc1-windows-x86_64.msiのインストール

「Next」をクリックします。

Welcome to the CMake Setup Wizard

「I accept the terms in the License Agreement(使用許諾契約書の条項に同意する)」にチェックを入れて、「Next」をクリックします。

CMake Setup End-User License Areement

ここが重要です。

真ん中の「Add CMake to the system PATH for all users」を選択して、「Next」をクリックします。デフォルトでは一番上にチェックが入っているので、気を付けてください。

Install Options Add CMake to the system PATH for all users

意味を書いておきます。

Install Options(Choose options for installing CMake 3.23.0)
Do not add CMake to the system PATHCMakeをシステムのPATHに追加しない
Add CMake to the system PATH for all usersすべてのユーザーのシステムパスにCMakeを追加する
Add CMake to the system PATH for the current user現在のユーザーのためにCMakeをシステムPATHに追加する
(おまけ)Create CMake Desktop IconデスクトップにCMake アイコンを作成する

つまり、通常だとこの後「PATHのパスを通す」作業が必要になります。

ここで真ん中の「Add CMake to the system PATH for all users」をチェックしておけば、自動的にパスを通してくれるので、この後の作業が楽になります。

3番目でもいいと思いますが、どーせなら全てのユーザーで使えるようにした方がいいので、2番目がおすすめです。「Create CMake Desktop Icon」は、チェックしても、しなくてもOKです。「Next」をクリックします。

Destination Folder

「Install」をクリックします。

Ready to install CMake

「Completed the CMake Setup Wizard」と表示されればOKです。「Finish」でセットアップを終了します。

Completed the CMake Setup Wizard

正常に、CMakeがインストールされているかどうかをチェックしてみます。コマンドプロンプトを起動します。(CtrlR→「cmd」と入力→OKをクリック)

起動できたら、以下のコマンドを1つずつ入力します。

where cmake
where cmake-gui

それぞれ、以下のような結果が返ってくればOKです。

where cmakeとwhere cmake-guiのコマンドを実行する
::where cmake
C:\Program Files\CMake\bin\cmake.exe

::where cmake-gui
C:\Program Files\CMake\bin\cmake-gui.exe

続いて、以下のコマンドを入力します。

cmake

以下のような結果が返ってくればOKです。

Usage

  cmake [options] <path-to-source>
  cmake [options] <path-to-existing-build>
  cmake [options] -S <path-to-source> -B <path-to-build>

Specify a source directory to (re-)generate a build system for it in the
current working directory.  Specify an existing build directory to
re-generate its build system.

Run 'cmake --help' for more information.
cmakeのコマンド実行した時に返ってくる結果

正常に表示されれば、無時にインストール&パスの通し作業が完了しています。コマンドプロンプトは「×」で閉じてOKです。

Git for Windows

分散型バージョン管理システムと呼ばれるツールです。ここでは、主にGit リポジトリをローカルリポジトリとして複製、アップデートする為に利用します。

初心者さんにとっては、「GitHub 上にあるファイルを、自分のPCにインストールするために必要なソフト」くらいの認識でいいかなと思います。

インストールの設定項目が長いので、(数分程度かかります)覚悟して挑戦してみましょう。以下のリンクからダウンロードできます。

「Download」をクリックします。

We bring the awesome Git SCM to Windows

ダウンロードした「Git-2.35.1.2-64-bit.exe」ファイルを起動します。(2022年2月16日時点のバージョンです。)

Git-2.35.1.2-64-bit.exeの起動

Information(利用規約の確認)

「Next」をクリックします。

Information 利用規約の確認

インストール場所を決めます。こだわりがない場合は、そのままがおすすめです。

Select Destination Location(インストール場所の設定)

「Next」をクリックします。

Select Destination Location(インストール場所の設定)

Select Components(コンポーネントの選択)

必要な項目にチェックを付けて、「Next」をクリックします。意味が分からない場合は、ナポリタン寿司のチェックをそのまま真似してみてください。

コンポーネントの選択日本語訳僕の設定
Additional icons
ーOn the Desktop
デスクトップにアイコンを追加オン
Windows Explorer integration
ーGit Bash Here
ーGit GUI Here
右クリックメニューに以下の2つのメニューを追加
ーGit Bash
ーGit GUI
2つともオフ
Git LFS (Large File Support)GIT LFS(大容量ファイルが扱えるようになるGitの拡張機能)のインストールオン
Associate .git* configuration files with the default text editor.git*設定ファイルとデフォルトのテキストエディターの関連付けオン
Associate .sh files to be run with BashBashで実行する.shファイルを関連付ける。オン
Check daily for Git for Windows updates本ソフトのアップデートを毎日チェックするオフ
(NEW!)Add a Git Bash Profile to Windows TerminalWindowsターミナルにGit Bashのプロファイルを追加するオフ
Select Components(コンポーネントの選択)

Select Start Menu Folder(スタートメニューフォルダーの選択)

スタートメニューに追加するフォルダーを決めれます。

Gitフォルダーがいらない場合は、「Don’t create a Start Menu folder(スタートメニューフォルダーを作成しない)」のチェックを入れます。僕はつけずに「Next」をクリックしました。

Select Start Menu Folder(スタートメニューフォルダーの選択)

Choosing the default editor used by Git(使用するテキストエディターの選択)

自分が使うテキストエディターを選択します。

Choosing the default editor used by Git(使用するテキストエディターの選択)

恐らく大半の方は、「Visual Studio Code」を利用しているのかなと思います。その場合は、「Use Visual Studio Code as Git’s default editor」を選択します。「Next」をクリックします。

Use Visual Studio Code as Git's default editorを選択

今回は、リポジトリのクローンを作成するだけなので、ここの選択肢は関係ないっちゃ関係ないです。なんでもOKかなと思います。

Adjusting the name of the initial branch in new repositories(新規リポジトリの初期ブランチ名の設定)

リポジトリのデフォルトブランチ名を選択します。

2番目の「Override the dafault branch name for repositories(リポジトリのデフォルトブランチ名をオーバーライドする)」を選択します。名前は、デフォルトのままの「main」でOKです。「Next」をクリックします。

Adjusting the name of the initial branch in new repositories Override the dafault branch name for repositoriesを選択

「なぜオーバーライドする必要があるのか?」などの詳細は語らないようにします。頭がこんがらがると思うためです。

Adjusting your PATH environment(環境変数の設定)

「Git from the command line and also from 3rd-party software」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Adjusting your PATH environment Git from the command line and also from 3rd-party softwareを選択

ここの設定で、Git コマンドをWindowsのコマンドプロンプトやPowerShellなどの別ツールでも利用できるようになります。

Choosing the SSH executable(SSH 実行ファイルの選択)

「Use bundled OpenSSH」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Choosing the SSH executable(SSH 実行ファイルの選択)

Choosing HTTPS transport backend(HTTPS ライブラリの選択)

「Use the OpenSSL library(OpenSSL ライブラリを使用する)」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Choosing HTTPS transport backend(HTTPS ライブラリの選択)

Configuring the line ending conversions(改行コードの設定)

真ん中の「Checkout as-is, commit Unix-style line endings(チェックアウト時は何もしない。コミット時は、Unix スタイルの改行コードに変換する)」を選択して、「Next」をクリックします。

Configuring the line ending conversions Checkout as-is, commit Unix-style line endingsを選択

Configuring the terminal emulator to use with Git Bash(Git Bashで使用するターミナルの設定)

「Use Windows’ default console window(Windowsのコンソールを使用する)」を選択して、「Next」をクリックします。

Configuring the terminal emulator to use with Git Bash Use Windows' default console windowを選択

Choose the default behavior of `git pull`(git pullの設定)

「Default(fast-forward or merge)」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Choose the default behavior of `git pull`(git pullの設定)

Choose a credential helper(認証情報ヘルパーの設定)

「Git Credential Manager」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Choose a credential helper(認証情報ヘルパーの設定)

Configuring extra options(追加オプションの設定)

「Enable file system caching(ファイルシステムのキャッシュを有効にする)」が選択されていることを確認して、「Next」をクリックします。

Configuring extra options(追加オプションの設定)

Configuring experimental options(試験運用機能の設定)

何も選択されていないことを確認して、「Install」をクリックします。

Configuring experimental options(試験運用機能の設定)

Gitのインストール

ようやく設定の終了です。実際にGit for Windowsがインストールされます。数十秒~1分程度かかります。

Installing Please wait while Setup Git on your computer.

インストールが完了したら、「Launch Git Bash」にチェックを入れて、「View Release Notes」のチェックを外します。「Finish」をクリックします。

Completing the Git Setup Wizard

ちゃんとインストールされているかの確認

Git Bashを起動します。インストールの時に、「Launch Git Bash」にチェックを入れた場合は、自動的に起動します。起動していない方は、スタートメニューの一覧から起動してみましょう。

スタートメニュー GitフォルダーがあればOK

起動したら、真っ黒い画面が表示されます。コマンドプロンプトと同じような感じです。

Git Bashのスクリーンショット

試しに以下のコマンドを入力して、Enterを押します。

git --version

「git version 2.35.1.windows.2」のように、現在利用しているGitのバージョン名が表示されれば、正常にインストールされているということです。

git --version コマンドの実行

確認できたら、もう使わないので、「×」で閉じてOKです。正確には使うんですが、この画面は使わないということです。

バッチファイル

EP11をビルドするために必要なコマンドが書かれたバッチファイルです。

これは、公式が配布しているものではありません。僕が作成しました。(正確には、コメント欄にて提供していただいたものを自分が分かりやすいように修正しました。)

こちらのバッチファイルを使うことで、EP11のコンパイルに必要なステップ1~ステップ3までの作業を省略できます。具体的なステップについては、公式サイトを参考にしてみてください。そこに書かれているステップ3までの作業を自動化します。

以下のボタンからダウンロードできます。圧縮(ZIP)ファイルになっています。

ダウンロードできたら、解凍します。

ダウンロードした圧縮ファイルの解凍

解凍すると、「EP11日本語化作業フォルダー」という名前のフォルダーが出てきます。

EP11日本語化作業フォルダー フォルダーが出てくる

クリックして中身を確認してみてください。

以下の2つのファイル(bat)が入っているはずです。

  • ExplorerPatcher.bat
  • 更新バッチ.bat
「ExplorerPatcher.bat」と「更新バッチ.bat」の2つのファイルが入っている

このフォルダーを起点として作業するので、フォルダーごと好きな場所に移動します。

ドキュメントとかがいいかなぁと思います。

D:\ドキュメント\EP11日本語化作業フォルダー\ExplorerPatcher.bat
D:\ドキュメント\EP11日本語化作業フォルダー\更新バッチ.bat

ナポリタン寿司が怪しいファイルを配布していないかの確認のため、中身を見ることをおすすめします。

右クリック→編集をクリックします。

ExplorerPatcher.batの右クリック 編集
ポイント

bat ファイルなので、ダブルクリックしてはいけません。実行してしまいます。中身を確認するには、拡張子を「txt」に変更するか、右クリック→編集をクリックします。

以下のコードが書かれています。

::おまじない的コード
@echo off
setlocal
cd /d %~dp0
::ステップ1
git clone --recursive https://github.com/valinet/ExplorerPatcher
cd ExplorerPatcher
::ステップ2
nuget restore ExplorerPatcher.sln
::ステップ3
cd libs
cd funchook
md build
cd build
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 ..
powershell -Command "(gc .\funchook-static.vcxproj) -replace '<RuntimeLibrary>MultiThreadedDLL</RuntimeLibrary>', '<RuntimeLibrary>MultiThreaded</RuntimeLibrary>' | Out-File .\funchook-static.vcxproj"
powershell -Command "cmake --build . --config Release"
::コマンドプロンプト終了確認
pause

ステップ1、ステップ2と書かれているように、いくつかの作業を全部1つにまとめています。このファイルを実行するだけで、1~3までの作業を実行してくれます。

ExplorerPatcher.batの中身

確認できたら、「×」で閉じてOKです。

「更新バッチ.bat」の方は、以下のようになっています。

::おまじない的コード
@echo off
setlocal
cd /d %~dp0
::ディレクトリ指定
cd ExplorerPatcher
::更新コード実行
git pull
git submodule update --init --recursive
::コマンドプロンプト終了確認
pause

EP11をアップデートする時に必要なので、削除しないように置いておきましょう。

ようやく下準備終了です。ホッと一息つきましょう。

ようやく作業の半分が終了した…というイメージです。

日本語化の方法

クローンの作成(バッチの実行)

Explorer Patcher for Windows 11のクローンを作成します。つまり、複製(コピー)です。本体を弄るわけにはいかないので、丸ごとコピーして、こちら側で自由に編集できるようにするというわけです。

僕が配布したバッチファイル「ExplorerPatcher.bat」を起動して実行します。

ExplorerPatcher.batの実行

コマンドプロンプトが起動して、ずらっと処理が開始されます。30秒ほどかかります。

コマンドプロンプトが開いてExplorerPatcher.batが実行される

処理が全部完了すると、「続行するには何かキーを押してください…」と表示されます。

Enterでも何でもいいので、キーを押すとコマンドプロンプトが終了します。

続行するには何かキーを押してください

何故か僕の場合、後半部分で、以下のエラー?警告?が表示されましたが、最終的に何もしなくても正常にできたので、ここではスルーします。

LINK : warning LNK4098: defaultlib 'LIBCMT’は他のライブラリの使用と競合しています。/NODEFAULTLIB:libraryを使用してください。

[D:\デスクトップ\EP11日本語化作業フ ォルダー\libs\funchook\build\test\funchook_test_static.vcxproj]

コマンドプロンプトのエラー

「ExplorerPatcher.bat」がある場所に、新しく「ExplorerPatcher」フォルダーが作成されます。この中にEP11のファイルがずらっと入っています。

ExplorerPatcher フォルダーが新しく作成されている

Git リポジトリのクローン作成は、Visual Studio 2022からでもできます。

「こういった方法でもできるんだよ~」という紹介です。頭がこんがらがりそうな方は、スルーしてください。スタートメニューから「Visual Studio 2022」を起動します。

スタートメニュー Visual Studio 2022の起動

右側メニューの「リポジトリのクローン」をクリックします。

Visual Studio 2022 リポジトリのクローン

複製したいGitリポジトリのURLを入力します。

リポジトリのクローン 複製したいGit リポジトリのURLを入力

Explorer Patcher for Windows 11の場合は、以下のURLになります。

https://github.com/valinet/ExplorerPatcher

リポジトリのURLを調べるには、複製したいソフトのGitHubページを開きます。

Codeをクリックして、HTTPSに書かれているURLの右にあるコピーボタンをクリックします。

Code Git リポジトリのURLをコピー

自動的に、Git リポジトリのURLがクリップボードにコピーされます。

https://github.com/valinet/ExplorerPatcher.git

パスは好きな場所でOKです。

注意点ですが、パスのフォルダーの中に、別のファイルがある場合は、複製できません。必ず中身が空っぽの空フォルダーを指定します。

リポジトリのクローンは中にファイルがあるとできないので注意

「EP11日本語化作業フォルダー」といったフォルダー名にして、新規作成するのがおすすめです。指定できたら、右下の「クローン」をクリックします。

クローンをクリック

クローンが開始されます。数十秒ほど待ちます。

リポジトリのクローン ExplorerPatcherの複製中

場合によっては、サインイン画面が表示されるかもしれません。無視する場合は、「閉じる」をクリックします。

Visual Studioにサインイン 閉じる

出力の部分で、「リポジトリを開いています:〇〇」と表示されればOKです。

出力 リポジトリを開いています。

実際に出力されているかどうかを確認してみます。

指定したフォルダーの中に、ずらっとEP11のファイルが追加されています。

指定したフォルダー内にEP11のクローンが作成されていればOK

Visual Studio 2022で日本語化作業

ここからがようやく本番です。クローンした「ExplorerPatcher」フォルダーの中にある「ExplorerPatcher.sln」を開きます。

ExplorerPatcher.slnを起動

初回起動の場合、どのアプリで開くかダイアログが表示されます。

「Visual Studio 2022」を選択して、OKをクリックします。次回から素早く起動できるように「常にこのアプリを使って.sln ファイルを開く」にチェックしておくと便利です。

このファイルを開く方法を選んでください 常にこのアプリを使って.slnファイルを開く

ソリューション操作の再ターゲットダイアログが表示されます。以下のようになっていることを確認して、「OK」をクリックします。

プロジェクトの再ターゲット
Windows SDK バージョン10.0(最新のインストールされているバージョン)
プラットフォームツールセットv143へのアップグレード

場合によっては、これよりも上のバージョンが表示されている可能性があります。その場合は、そのバージョンに再ターゲットします。

ソリューション操作の再ターゲット

簡単に言うと、「EP11のバージョンとあなたが使っているソフトのバージョンが異なるから、こっちでいい感じに修正してもいい?」的なことです。(多分)

起動して、右側に「ソリューション’ExplorerPatcher’」の階層が表示されていればOKです。これが、EP11の中身です。最初の読み込みは、数秒ほどかかるかもしれないので、のんびり待ちましょう。

ソリューションエクスプローラー

この中から、プロパティ情報が書かれているファイルを探して、日本語に修正していきます。修正するファイルは、以下になります。

ソリューション’ExplorerPatcher’\ExplorerPatcher\settings.reg

「settings.reg」をダブルクリックします。

ExplorerPatcher\settings.regをクリック

画面中央に、中身のコードが表示されます。

settings.regの中身が表示される

翻訳作業をしていきます。作業する時は、サイドバー(ソリューションエクスプローラー)は不要なので、ピンアイコンを押して、非表示にしておくといいかなぁと思います。

ピン留めアイコンでサイドバーを隠す

実際にEP11のプロパティ画面を表示して、作業するとミスしにくいです。

Explorer Patcher for Windows 11の日本語化作業

英語が分からない時のために、DeepL翻訳なども一緒に出しておくと便利です。注意点ですが、説明以外のコマンド・文字列は絶対に弄らないようにします。

説明以外のコマンド・文字列は絶対に弄らない

そのためにも、実際にEP11の画面を出しておくことをおすすめします。プロパティの中で確認できる項目のみを日本語に修正していきます。

実際にExplorer Patcher for Windows 11のプロパティ画面を表示しておくとミスしにくい

例えば、最初の数行を実際に翻訳してみます。以下が、翻訳前です。

;M Settings
;q

;T Taskbar
[HKEY_CURRENT_USER\Software\ExplorerPatcher]
;z 2 Taskbar  style *
;x 0 Windows 11 (default)
;x 1 Windows 10

これを、以下のように翻訳します。

;M Settings
;q

;T タスクバー
[HKEY_CURRENT_USER\Software\ExplorerPatcher]
;z 2 タスクバースタイル *
;x 0 Windows 11 (デフォルト)
;x 1 Windows 10

「;T」とか、「[HKEY_CURRENT_USER\Software\ExplorerPatcher]」などは弄らないようにします。

ポイント

最初のうちは、一気に翻訳せずに、数行だけ翻訳して、次のステップ「ビルド」に移ってみましょう。いきなり全部翻訳して、次のビルド作業がうまくいかなかったら、全部無駄になるからです。

全体の感覚を掴むためにも、ちょっとだけ翻訳→ビルドして、正常にソフトが起動するか確認するのがおすすめです。ビルド自体は何回でもできるので、正常にできることを確認次第、また翻訳してビルドする…といったようにしてみましょう。

画面の横幅調整

日本語にすると分かるんですが、英語の時と違って長文が見切れる場合があります。

日本語に変換すると、横幅が足らなくて文字が見切れている

この場合、横幅サイズを変更することで、表示されるようになります。変更するファイルは、以下の場所にあります。

ソリューション'ExplorerPatcher'/ExplorerPatcher/Header Files/GUI.h

Visual Studioのサイドバーにあるソリューションエクスプローラーで、「GUI.h」を探してダブルクリックします。

ソリューションエクスプローラー GUI.hをクリック

エクスプローラーだと、以下の場所に該当します。

ExplorerPatcher\ExplorerPatcher\GUI.h

開けたら、50行目にある「define GUI_SIDEBAR_WIDTH」の「110」を、「120」に変更します。

::変更前
#define GUI_SIDEBAR_WIDTH 110

::変更後
#define GUI_SIDEBAR_WIDTH 120

ここがサイドバー(設定画面左側)の長さです。しかし、ここを調整するだけで、右側のメイン部分も自動的に広がるようになっています。

GUI.hの#define GUI_SIDEBAR_WIDTH 110を「120」にする

変更できたら、ファイル→GUI.hの保存をクリックします。後は、ビルド作業です。ビルドしたら、正常に全文表示されて、見切れなくなっています。

プロパティ画面が見切れずに、日本語がちゃんと表示される

ビルド

翻訳作業が終わったら、続いてビルド作業に移ります。ここまでくれば、あとひと踏ん張りです。

ビルドとは、簡単に言うと「ソフトを起動できる状態にする」ことです。世の中に出回っている一般的なソフトは、「ビルド」と呼ばれる工程を通ってきています。

ヘッダーの下にあるドロップダウンリストを操作していきます。

IA-32のビルド

「Release」にして、「IA-32」を選択します。

「Release」にして、「IA-32」を選択

選択できたら、ヘッダーの「ビルド」→ソリューションのビルドをクリックします。

ビルド ソリューションのビルド

ビルドが開始されます。ずらーと文字が流れていきます。数十秒~1分程度かかります。気長に待ちましょう。

IA-32のビルドが開始される

「ビルド:1 正常終了、0 失敗、0 更新不要、〇 スキップ」と表示されればOKです。人によっては、スキップの数字が違うかもしれません。

とにかく正常終了になっていればOKです。

出力ログ ビルド:1 正常終了、0 失敗、0 更新不要、7 スキップ

正常にビルドが終了せずに、エラー一覧に「MSB8020」のようにエラーコードが表示されたら、ビルド失敗です。

ビルド失敗 エラー一覧 MSB8020

コードに解決方法のリンクになっているエラー番号が書かれているので、クリックします。上記画像の場合は、「MSB8020」です。開かれたページの通りに、エラーを修正します。エラーは人によって異なると思うので、ここでは割愛します。

「MSB8020」の場合は、ソリューションエクスプローラーの「ソリューション’ExplorerPatcher’」の右クリック→ソリューションの再ターゲットをクリックすることで解決します。

プロジェクトの右クリック ソリューションの再ターゲット

amd64のビルド

続いて、「Release」の「amd64」を選択します。

「Release」にして、「amd64」を選択

同じようにヘッダーの「ビルド」→ソリューションのビルドをクリックします。amd64のビルドが開始されます。

僕の場合、こちらの方が長かったです。1分~数分程度かかりました。緑のプログレスバー緑のバーが満タンになるまで待ちましょう。

amd64のビルドが開始される

正常に終了した場合は、「ビルド:8 正常終了~」と表示されます。(初回のビルドの場合)

出力ログ ビルド:8 正常終了、0 失敗、0 更新不要、0 スキップ

「ビルド:6 正常終了、2 失敗、0 更新不要、0 スキップ」のように、正常終了が8じゃなく、失敗にいくつか数字がある場合は、ビルド失敗です。

出力ログ 失敗のところに数字があれば、ビルド失敗

エラー内容を自分で確認して修正するか、もう一度ビルドしなおしてみましょう。

もう一度リセットしてビルドしなおす場合は、「ソリューションのリビルド」をクリックします。わざわざビルド後のフォルダーを削除する必要はありません。

ビルド ソリューションのリビルド
【ポイント】2回目以降のビルド

テストでビルドした場合は、続けて「settings.reg」ファイルを編集(翻訳作業)していきます。

テストビルドした後は、さらに日本語に翻訳していく

2回目のビルドは、「Release」の「amd64」だけでOKです。

2回目以降はamd64のビルドだけでOK

既に1回目の時に作成しているので、いくつかは「3 更新不要」のように作業がスキップされます。失敗のところが「0」だったらOKです。

2回目以降は、更新不要のところにいくつか数字が表示される

ビルドが終わったら、その都度作成された「build\Release」フォルダー内にある「ep_setup.exe」を起動して確認してみましょう。

ビルド後のep_setup.exeの起動

正常にビルドが終了した場合は、以下の場所に、ビルドした後のExplorer Patcher for Windows 11が追加されています。

EP11日本語化作業フォルダー\ExplorerPatcher\build\Release

開くと、ずらっとファイルがあるはずです。その中にある「ep_setup.exe」をクリックして起動します。

ExplorerPatcher\build\Releaseにあるep_setup.exeを起動

「ep_setup_patch.exe」ではないので注意です。もし、「ep_setup.exe」がない場合は、ビルドに失敗しています。起動すると、Explorer Patcher for Windows 11のインストール・またはアップデートが始まります。

既に英語版をインストールしている場合でもOKです。上書きで日本語版がインストールされます。ダイアログが表示されるので、実際に翻訳した通りになっているか確認してみます。

Explorer Patcher for Windows 11が日本語化される

起動しない場合は、タスクバーの右クリック→プロパティをクリックするか、ファイル名を指定して実行ダイアログ(WindowsR)を起動して、以下のコマンドを実行します。

rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI

最終的に、全部翻訳してみました。画像を貼っておきます。

Explorer Patcher for Windows 11の全部の設定を日本語化した画像

お疲れ様です。これで日本語Explorer Patcher for Windows 11はあなたのものです!次回PC 起動時も、日本語化された本ソフトが起動します。

ポイント

複製(クローン)する前の「ep_setup.exe」を起動すると、新規に英語バージョンのEP11がインストールされてしまいます。

なので、日本語化したバージョン、元のバージョンでしっかり区別できるように管理しておくのが良いと思います。そもそも日本語化したら、英語版の「ep_setup.exe」は削除していいかもしれません。

アップデート方法

公式記事にアップデート(再コンパイル)方法が書かれていたので、書いておきます。本記事を書いてから、EP11の安定版アップデートが来ていないため、実際にどうなるかはまだ不明です。

Setting.regとGUI.hのバックアップ

アップデートが来た時に「Setting.reg」と「GUI.h」ファイルが上書きされて、元の英語に戻る…なんてことが起こっても大丈夫なように、バックアップを作成しておきましょう。

Setting.regとGUI.hは、複製したEP11の以下の場所にあります。

::settings.regの場所
ExplorerPatcher\ExplorerPatcher\settings.reg

::GUI.hの場所
ExplorerPatcher\ExplorerPatcher\GUI.h

こちらを別のフォルダーに移動しておきます。「EP11日本語化作業フォルダー」の中にしておくと、分かりやすいと思います。

「settings.reg」と「GUI.h」をバックアップしておく

更新バッチの実行

続いて、EP11日本語化作業フォルダーにある「更新バッチ.bat」をダブルクリックで実行します。

「更新バッチ.bat」の実行
ポイント

必ず、「ExplorerPatcher」フォルダーがある場所で「更新バッチ.bat」を実行するようにしてください。

フォルダー構成としては、以下のようになります。これ以外の場所だと、正常にバッチファイルが動作しません。

EP11日本語化作業フォルダー\ExplorerPatcher
EP11日本語化作業フォルダー\更新バッチ.bat
ExplorerPatcher フォルダーがある場所で「更新バッチ.bat」を実行する

更新作業が開始されます。アップデートで更新されたファイルのみをGitHubからダウンロードしてくれます。

コマンドプロンプト Already up to date.(既に最新の状態)

上記画像の場合、アップデートがまだないので、「Already up to date.(既に最新の状態)」と表示されています。

アップデートがある場合、ここでファイルがダウンロードされます。完了したら、適当にキーを押してコマンドプロンプトを終了します。

このあと「Setting.reg」が、どのようになるのかは不明です。パターンとしては、以下の2つが考えられます。

  • 日本語の部分は維持されたままで、新しく追加された英語の設定項目が差分として追加される
  • 全部英語に戻る

恐らく、全部英語に戻るのではないかと思います。その場合は、バックアップしておいたSetting.regの中身と比較しながら、翻訳作業を進めていきましょう。Visual Studioの置換機能を使うと効率的です。

感想

以上、Explorer Patcher for Windows 11をビルドして日本語化する方法についてでした。

本記事の方法は、EP11のビルドだけでなく、GitHubにあるソフト全部に使える技ですので、色々と応用してみましょう。最後に本記事を書くにあたって、参考にさせていただいた記事・及びコメントを書きます。

特にコメント欄にて詳しく教えてくださったJohn Doe (名無しの権兵衛)さんに感謝です。

John Doeさんのコメント:【Explorer Patcher for Windows 11】Windows11の外観をWindows10に戻すツール | ナポリタン寿司のPC日記
EP11のコンパイル方法:Compiling · valinet/ExplorerPatcher Wiki · GitHub
CMakeの詳しいインストール方法:cmakeのインストール(Windows 上)
Git for Windowsの詳しいインストール方法:Windows10にGitをインストール

Posted by ナポリタン寿司