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【Explorer Patcher for Windows 11】Windows11の外観をWindows10に戻すツール

2021年11月25日Windows11

「Explorer Patcher for Windows 11」のアイコン画像

この記事では、Windows11のタスクバー、スタートメニュー、ファイルの右クリックメニュー、エクスプローラーのコマンドバーなどを、カスタマイズできるツール「Explorer Patcher for Windows 11」について書きます。

「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows11の外観をWindows10に戻した画像

Windows11で変更された外観を、Windows10に戻すツールです。具体的には、以下の部分を、Windows10スタイルに戻せます。

  • タスクバー
  • タスクバーのラベルを表示(2023年11月時点では、Windows11標準でもできるようになりました)
  • タスクバーの時計に秒数を表示(2023年11月時点では、Windows11標準でもできるようになりました)
  • 右クリックメニュー
  • スタートメニュー
  • エクスプローラーのリボン表示復活
  • フライアウト(タスクトレイのポップアップメニュー)
  • Ctrl+Tabのウィンドウスイッチャー
  • コントロールセンターボタンの非表示
  • スタートメニューのよく使うアプリの最大表示数の変更
  • アプリウィンドウの四隅の角丸を廃止してカクカクにする
  • タスクバーダブルクリックで自動非表示切り替え
  • Windowsのバージョン(ビルド情報)をデスクトップ右下に表示

それぞれ戻す箇所は、個別に設定できます。例えば、タスクバーと右クリックメニューをWindows10のスタイルに戻して、エクスプローラーのコマンドバーは、Windows11のスタイルのままにできます。細かい部分までカスタマイズできます。

公式サイトから、ソフトを入手→インストールすることで利用できます。自分で、ちまちまとレジストリエディターを弄る必要はありません。設定項目(英語)をポチポチするだけです。

本ソフトは、2023年11月18日に公開されたバージョン「22621.2506.60.1」から、日本語に対応しました。それ以前は、「お餅のCreeeper」さんがフォーク(コピー)した日本語版がありましたが、本家が日本語に対応したので、現在は利用できません。

スタートメニューの最初に表示されるページを、全てのアプリすることも可能です。そもそも、Windows10のタイル状に戻すことも可能です。

リリース元:Valentin-Gabriel Radu
記事執筆時のバージョン:22621.2506.60.1(2023年11月18日)

目次

本ソフトの注意点

本ソフトは、Windowsのシステムとの相性が悪いのか、OSやソフトのバージョンによっては、不具合が発生することがあります。

ソフトが使えない程度ならいいんですが、本ソフトの場合、エクスプローラーがずっと再起動したり、タスクバーやデスクトップが表示されない…といった、PC初心者にとっては、かなり焦る不具合が多いです。

正直、気軽に導入するのはおすすめしません。ある程度、PCの知識がある方向けかなと思います。デスクトップやタスクバーが表示されない時に、コマンドプロンプトから操作したり、タスクマネージャーからエクスプローラーを再起動したり…といった方法を知っている方じゃないと、万が一、何かあった時に困ると思います。

僕の場合、ある日を境に、インストールしても、エクスプローラーが延々と再起動して、PCがまともに使えなくなったため、現在は利用していません。こういった問題に直面した時、解決できる方向けかなと思います。僕の場合は、多分他のソフトと干渉しているんだと思います。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「残念ながらエクスプローラーがクラッシュしています」エラー画像

ダウンロード&インストール方法

GitHub」からダウンロードできます。

本記事では、詳しい方法を書きません。詳しくは、以下の別記事に書いているので参考にしてみてください。

設定画面の開き方

本ソフトの設定画面は、3つの方法で開けます。最後のおまけに関しては、しなくてもOKです。

タスクバーからアクセス

タスクバーの何もないところを右クリック→「プロパティ」をクリックします。

「Explorer Patcher for Windows 11」の設定に、タスクバーの右クリック→プロパティからアクセスする手順画像

スタートメニューからアクセス

スタートメニューのアプリ一覧の「は行」に、「Explorer Patcher for Windows 11のアイコンプロパティ(ExplorerPatcher)」があります。クリックすることで起動できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」の設定をスタートメニューから開く手順画像

ファイル名を指定して実行ウィンドウからアクセス

Windows+Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。以下のコードを入力して、「OK」をクリックします。

rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI
「Explorer Patcher for Windows 11」の設定を「ファイル名を指定して実行」ダイアログから開く手順画像

設定画面が表示されます。毎回上記コードを入力するのがめんどくさい場合、次で説明するバッチファイルを作成すると便利です。

【おまけ】batファイルの作成

エクスプローラーの好きな場所で、テキストドキュメント(メモ帳)を作成します。

「Explorer Patcher for Windows 11」の設定を起動する「bat」ファイルの作成手順画像1

名前を分かりやすい名前にします。「EP11の設定画面起動」などの適当でいいと思います。

「Explorer Patcher for Windows 11」の設定を起動する「bat」ファイルの作成手順画像2

ダブルクリックで開いて、中に以下のコードを書き込みます。

@echo off
start rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI
exit
「Explorer Patcher for Windows 11」の設定を起動する「bat」ファイルの作成手順画像3

書き込めたら、上書き保存します。拡張子を「txt」から「bat」にします。警告ポップアップが表示されるので、「はい」をクリックします。

「Explorer Patcher for Windows 11」の設定を起動する「bat」ファイルの作成手順画像4

これで次回以降、「bat」ファイルを起動することで、「Explorer Patcher for Windows 11」の設定画面が表示されます。

タスクバー

タスクバーの表示について設定できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のタスクバー設定画面

オンオフを切り替えたい場合は、その項目をクリックします。オンが「✔」で、オフが「×」です。項目の右側に、「アスタリスク」マークがついている設定項目は、反映させるのにエクスプローラーの再起動が必要です。

「Explorer Patcher for Windows 11」のアスタリスクがついている設定項目画像

左下の「エクスプローラーを再起動」をクリックすることで、再起動できます。アスタリスクがない項目については、瞬時に反映されます。

「Explorer Patcher for Windows 11」からエクスプローラーを再起動させる手順画像

タスクバーのスタイル

タスクバーのスタイルを設定できます。「Windows10」を選ぶと、アイコンが左揃えになります。タスクバーの右クリックメニューも、Windows10の仕様に戻ります。

Windows11とWindows10のタスクバーの右クリックメニューの比較画像

タスクマネージャーなどの懐かしい設定項目が復活します。タスクバーの右クリック→「すべてのタスクバーを固定する」のチェックを外すことで、タスクバーを横や上配置にできます。

通知領域のアイコンをカスタマイズ

通知領域にあるアイコンの表示設定ができます。

「タスクバーに表示するアイコンと通知の選択」画像

通知領域のシステムアイコンをカスタマイズ

通知領域にあるシステムアイコンの表示設定ができます。Windows10スタイルを初めて適用した時、いくつかのシステムトレイアイコンが表示されない場合があります。時計や、アクションセンターなどです。

クリックすると、システムアイコンの表示をオンオフできる設定画面が表示されるので、表示したい項目をオンにします。

「システムアイコンのオン/オフ」画像

タスクバーの位置

「画面上のプライマリタスクバーの位置」で、上下左右の好きな場所にタスクバーを配置できます。本設定は、「タスクバーのスタイル」をWindows10にしている場合のみ表示されます。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「画面上のプライマリタスクバーの位置」設定画像

「プライマリ」がメイン画面のことです。PCに接続しているモニターが2台ある場合、「セカンダリ」で別々の位置を指定できます。

スタートボタンのスタイル

スタートボタンのアイコンを変更できます。Windows10のタスクバーにしている時のみ変更できます。Windows10だと「Windows10のスタートボタンアイコン」、Windows11だと「Windows11のスタートボタンアイコン」になります。色は黒です。

「Explorer Patcher for Windows 11」でスタートボタンのデザインをWindows10にした画像

タスクバーアイコンの配置

タスクバーアイコンの配置を設定できます。以下の中から選択できます。

  • 画面端(デフォルト)
  • 中央
  • 中央、入りきらない場合画面端
  • スタートボタンとともに中央
  • スタートボタンとともに中央、入りきらない場合画面端

例えば、「スタートボタンとともに中央」にすると、Windows10のタスクバースタイルを利用している時に、スタートボタンも一緒に中央揃えになります。

「Explorer Patcher for Windows 11」でタスクバーアイコンの位置を「スタートボタンとともに中央」にした画像

タスクバーのアイコンをまとめる

Windows10のタスクバーの結合について設定できます。

  • なし(デフォルト)
  • 常時
  • タスクバーに入りきらない場合

「なし」にした場合、タスクバーのアイコンに、ラベル(フォルダやアプリ名)が表示されます。

「Explorer Patcher for Windows 11」でタスクバーのラベルを表示した画像

システムトレイ

システムトレイアイコンの設定ができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のシステムトレイ設定画面

タスクバーとトレイのポップアップメニューをスキンする

タスクバーのトレイアイコンの右クリックメニューを、綺麗にする項目です。例えば、「Bluetooth」の右クリックメニューがWindows11に馴染んだデザインになります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「タスクバーとトレイのポップアップメニューをスキンする」オンオフ比較画像

パッと見は分かりませんが、見比べるとフォントが綺麗になって、余白が大きくなって見やすくなっています。

トレイアイコンのポップアップメニューを中央にする

タスクトレイの右クリックメニューの表示位置を中央にします。例えば、Bluetoothアイコンを右クリックすると、アイコンに対して、綺麗に中央にメニューが表示されるようになります。些細な変更点ですが、結構便利です。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「トレイアイコンのポップアップメニューを中央にする」オンオフ比較画像

タスクバーの時計に秒数を表示

「時計に秒を表示する」にチェックを付けると、タスクバーの時計に秒数も表示します。この設定は、「タスクバーのスタイル」で、Windows10のスタイルにしている必要があります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「時計に秒を表示する」オンオフ比較画像
Windows11のタスクバーで秒表示にする方法

2023年05月24日公開のWindows11のアップデート「22621.1778(KB5026446)」から、「Explorer Patcher for Windows 11」などの外部ソフトを利用しなくても、標準で秒表示できるようになりました。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

コントロールセンターを非表示にする

コントロールボタンを非表示にします。コントロールボタン(Win+A)は、Windows11から搭載された機能です。「Wi-Fi」や「Bluetooth」のオンオフなどの切り替えがワンクリックでできます。

Windows11から実装されたコントロールボタンのスクリーンショット

システムトレイのシステムアイコンをクリックするとき次を開く

システムトレイアイコンをクリックした時に表示するデザインを、項目別に設定できます。例えば、「時計」だと、Windows11、Windows10、Windows7から選べます。

「Explorer Patcher for Windows 11」で、日付と時計のフライアウトデザインを変更した比較画像
時計と日時のフライアウトデザイン OS別比較

ファイルエクスプローラー

エクスプローラーの外観を設定できます。ここから右クリックメニューを、Windows10に戻せます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のエクスプローラー設定画面

右クリックメニューをWindows10の外観に戻す

「Windows11のコンテキストメニューを無効にする」にチェックすることで、Windows11の右クリックメニューを、以前のWindows10までのものに変更します。

Windows11でも「その他のオプションを表示」をクリックしたり、Shiftを押しながら右クリックすることで、完全な右クリックメニューを表示できますが、どうしてもワンアクション手間が必要です。

本設定を適用することで、通常の右クリックが、Windows10までの右クリックメニューで表示されます。コマンドバーの廃止と右クリックメニューを戻すだけで、エクスプローラーは、ほぼWindows10のデザインになります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「Windows11のコンテキストメニューを無効にする」オンオフ比較画像

コマンドバーを廃止して昔のリボン表示にする

Windows11のエクスプローラー上部のコマンドバーを廃止して、Windows10までのリボン表示に戻します。

「Explorer Patcher for Windows 11」を使って、エクスプローラー上部のコマンドバーを、Windows10スタイルに戻す前と後の比較画像
2022年2月4日追記

エクスプローラーをWindows10のスタイルにした場合は、タイトルバーにアクセントカラーを適用できます。

Windows11のエクスプローラーにアクセントカラーを付けた比較画像

この設定は、Windows側の設定で変更できます。色を付けたい方は、Windows11の設定を開いて、個人用設定→色→タイトルバーとウィンドウ枠線にアクセントカラーを付けるをオンにします。

Windows11の個人用設定画像

色が不要な場合は、オフにしましょう。

スタートメニュー

スタートメニューに関する設定ができます。Windows11スタイルにするかWindows10スタイルにするかで、表示項目が変わります。

「Explorer Patcher for Windows 11」のスタートメニュー設定画面

スタートメニューのスタイル

「スタートメニューのスタイル」で、デザインを、Windows11かWindows10の中から選択できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」を使って、Windows11のスタートメニューを、Windows10スタイルに戻した比較画像

Windows11のスタートメニューをWindows10風にするアプリは、「StartAllBack」や「Start11」などいくつかありますが、どれも有料です。本ソフトを使うことで、無料でWindows10風のスタートメニューに戻せます。

左側にインストールしているアプリ一覧、右側にタイルが表示されます。タイルの右クリックも健在です。サイズ変更、「ファイルの場所を開く」などが使えます。「スタートからピン留めを外す」でタイルから削除します。

「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows10スタイルに戻したスタートメニューの画像1

タイルに登録するには、インストールしているアプリ一覧の中から、登録したいアプリを右クリック→「スタートにピン留めする」をクリックします。

「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows10スタイルに戻したスタートメニューの画像2

よく使うアプリの最大表示数

よく使うアプリの表示件数を設定できます。デフォルトでは、6になっています。なし、1~20、無制限の中から選択できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」で、スタートメニューのよく使うアプリの表示件数を変更した比較画像

スタートメニューを表示するモニター

「マルチディスプレイを使用している時にスタートメニューを呼び出した場合、次のモニターで開く」で、Windowsキーを押した時に、スタートメニューを表示するモニターを設定できます。1台しかモニターを接続していない場合には、関係ありません。

「カーソルがあるモニター」にすると、マウスカーソルがあるモニターでスタート画面を表示します。些細な点ですが、便利だと思います。

Windows10スタートメニューの角丸具合

「角の設定」で、Windows10のスタートメニューの角丸具合を調整できます。Windows10のスタートメニューにしている場合のみ適用できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」で、スタートメニューの「角の設定」を変更する手順画像

「丸みを帯びた角」と「丸みなし」にした時の比較画像を貼っておきます。個人的には、角丸の方が好みです。

「Explorer Patcher for Windows 11」でスタートメニューの四隅を角丸にした比較画像

Windows10スタートメニューのアプリ一覧表示

「アプリ一覧」で、左側に表示されるアプリ一覧の表示切り替えを設定できます。

「表示」がデフォルトです。アプリ一覧がそのまま表示されます。「非表示」にすると、左側に展開できる「アプリ一覧」ボタンが追加され、普段は非表示になります。クリックでタイル(ピン留めアプリ)と表示を切り替えられます。

「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows10スタイルのスタートメニューから、アプリ一覧を非表示にした比較画像

「無効」にすると、左側の「アプリ一覧」展開ボタンも非表示になり、完全に無効化されます。

「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows10スタイルのスタートメニューから、アプリ一覧を削除した画像

「おすすめ」項目を無効にする

スタートメニューのスタイルをWindows11にしている場合、「おすすめ」項目を非表示にできます。「"おすすめ"の項目を無効にする」にチェックします。

「Explorer Patcher for Windows 11」でスタートメニューの「おすすめ」を非表示にした画像

“すべてのアプリ"が展開された状態でスタートを開く

「"すべてのアプリ"が展開された状態でスタートを開く」にチェックすると、スタート画面を表示した時のページを、全てのアプリにできます。おすすめアプリがいらない人には、うってつけの機能だと思います。

ウィンドウの切り替え

Alt+Tabを押すと出てくるウィンドウスイッチャーの外観を変更できます。Windows11、Windows10、Windows NT、Simple Window Switcher(2022年1月1日より実装)の4種類の中から選べます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のウィンドウの切り替え設定画面

「Simple Window Switcher」にすることで、詳細なオプションが表示されます。それ以外のスタイルは、特にカスタマイズできません。

2022年4月19日追記

「Simple Window Switcher」にしていると、勝手にキーボードレイアウトが英語(US)キーボードに、切り替わってしまうという不具合が発生する可能性があります。

日本語を利用しているユーザーは、「Simple Window Switcher」以外がおすすめです。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

天気

タスクバーの右下に、天気を表示できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気設定画面

本設定は、「タスクバーのスタイル」を、Windows10にしている時のみ表示されます。Windows11にしていると、そもそも左側に「天気」項目が表示されません。Windows11では、デフォルトで左下に天気が表示されます。外部アプリで「ウィジェット」を配置することでも天気を表示できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」を使って、Windows10スタイルのタスクバーに天気を表示した画像

クリックで、1週間の天気、温度、降水確率、風などを表示してくれます。「Google」の天気データをお借りしているようです。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気ポップアップ画像
合わせて読みたい

本アプリを含むいくつかの方法で、Windows11のあちこちに天気予報を表示する記事も書いています。気になったら参考にしてみてください。

場所

天気を取得する都市を設定します。「場所」をクリックすると、専用のダイアログが表示されます。都市の名前をローマ字で入力するか、郵便番号で指定できます。広島なら「Hiroshima」といった感じです。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気に場所を設定する手順画像1

何も入力しなかった場合は、自動的に現在地が登録されます。位置情報をオフにしている場合は、正確に反映されないかもしれません。入力できたら、「OK」をクリックします。

指定した都市名が表示されていればOKです。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気に場所を設定する手順画像2

念のため、天気アイコンをクリックした時に表示される詳細画面で、設定した都市になっているか確認してみましょう。

郵便番号を指定した場合は、都市名ではなく郵便番号のみが表示されます。郵便番号を指定する時は、ハイフンを除いた数字だけを入力します。「131-0045」なら、「1310045」といった感じです。

「Explorer Patcher for Windows 11」で天気の場所に郵便番号を指定した画像

表示設定

「レイアウト」で表示項目の設定ができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」で、天気のスタイルを変更した比較画像

角丸具合

「角の設定」で、天気のポップアップメニューの角丸具合を調整できます。「丸める(デフォルト)」が角丸状態です。「丸みなし」にすると、四角になります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気ポップアップの角丸具合の比較画像

アイコンパック

天気アイコンの種類を選択できます。デフォルトでは、「Microsoft」になっています。

「Explorer Patcher for Windows 11」の天気ポップアップのアイコンパック比較画像

その他

その他の設定ができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のその他の設定画面

Windows+Cを押した時、Microsoft Teamsの代わりに時計のフライアウトを開く

Windows11では、Windows+Cを押した時に「Microsoft Teams」のチャット画面が表示されます。使わない人からすると不便だと思います。本項目にチェックをつけると、通知とカレンダーが表示されるようになります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「Windows+Cを押した時、Microsoft Teamsの代わりに時計のフライアウトを開く」比較画像

Win+F(フィードバックHub)ホットキーを無効化する

オンにすると、フィードバックアプリのショートカットキー(Windows+F)を無効化します。使わないのに間違って押しちゃうという方は、オンにするのがおすすめです。

Windows11の「フィードバックアプリ(Windows+F)」のスクリーンショット

アプリケーションウィンドウの角の丸みを無効にする

アプリケーションウィンドウの角丸を無効にします。ブラウザ、エクスプローラーなどの全てのアプリの四隅が、角丸から四角になります。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「アプリケーションウィンドウの角の丸みを無効にする」オンオフ比較画像

デスクトップ上のAlt+F4ダイアログのデフォルトの動作

デスクトップで、Alt+F4キーを押したときに表示される「Windowsのシャットダウン」のデフォルト項目を変更できます。

Windowsのシャットダウンダイアログ画像

以下の6つの中から選択できます。

  • ユーザーの切り替え
  • サインアウト
  • スリープ
  • 休止モード
  • シャットダウン(デフォルト)
  • 再起動

アップデート

更新に関する設定ができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のアップデート設定画面

高度な設定

高度な設定ができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」の高度な設定画像

タスクバーをダブルクリックして自動的に隠す設定を切り替える

メインタスクバーの空いているところをダブルクリックすると、Windows設定の「タスクバーを自動的に隠す」をオンオフします。設定から変更しなくても、ダブルクリックで切り替えられます。

本設定は、Windows10のタスクバースタイルを適用していて、タスクバーが固定されている時のみ利用できます。

Windowsのビルド情報をデスクトップに表示する

デスクトップ右下に、Windowsのバージョンを表示します。人によっては便利かもしれません。

「Explorer Patcher for Windows 11」でデスクトップ右下にWindowsのバージョンを表示した画像

ピン留めアイテムはクイック起動として機能する

「ピン留めアイテムはクイック起動として機能する(アクティブなアプリとグループしない)」にチェックすると、タスクバーにピン留めしているアプリを起動した時に、ピン留めしたアプリとは別で起動するようになります。

動画を貼っておきます。

ピン留めしている「メモ帳」をクリックしたとき、ピン留めアプリではなく、新しくタスクバーアイコンが追加されます。この方法のメリットは、ピン留めしているアプリを、複数ウィンドウ開きたい時に楽ちんという点です。

ピン留めしているアプリをクリックすると、どんどん追加で新しいウィンドウを開いてくれます。

タスクバーのピン留めされたアプリの余白を削除

「タスクバーにボタンラベルが表示されている場合、ピン留めアイテムの周りの余分な隙間を削除」にチェックすると、ラベル名の左右にある謎の余白を削除して、きゅっと詰めてくれます。

Windows10のタスクバースタイルにしていて、なおかつアプリのラベル名を表示する設定にしていた場合に利用できます。

「Explorer Patcher for Windows 11」の「タスクバーにボタンラベルが表示されている場合、ピン留めアイテムの周りの余分な隙間を削除」オンオフ比較画像

このプログラムについて

本ソフトの公式サイトや、作者への寄付へのアクセス、設定のリセット、設定のインポートとエクスポートができます。

「Explorer Patcher for Windows 11」のこのプログラムについて設定画面

設定のインポート

設定をインポート(読み込み)できます。エクスポートした「reg」ファイルを選択して、「開く」をクリックします。事前に設定をエクスポートしておく必要があります。

「Explorer Patcher for Windows 11」で設定をインポートする手順画像1

レジストリエディターを変更するので、警告ダイアログが表示されます。このまま「はい」をクリックします。

「Explorer Patcher for Windows 11」で設定をインポートする手順画像2

「レジストリに正常に追加されました。」と表示されればOKです。「OK」をクリックします。設定がロードされます。

「Explorer Patcher for Windows 11」で設定をインポートする手順画像3

設定のエクスポート

現在の設定を、エクスポート(バックアップ)できます。別のPCに、データを移行する時などに活用できます。好きな名前を決めて、「保存」をクリックします。デフォルトの名前のままでいいと思います。

「Explorer Patcher for Windows 11」で設定をエクスポートする手順画像1

「設定のエクスポートに成功しました。」と表示されればOKです。「OK」をクリックします。指定した場所に、レジストリファイル(拡張子はreg)が保存されています。

「Explorer Patcher for Windows 11」で設定をエクスポートする手順画像2

デフォルトの設定を復元

設定を初期状態にリセットできます。

アンインストール方法

本ソフトが不要になって、アンインストールしたくなった場合、以下の記事が役立つかもしれません。Windows11から削除する方法を書いています。

感想

以上、Windows11のタスクバーやスタート画面、ファイルの右クリックメニューなどをカスタマイズできるツール「Explorer Patcher for Windows 11」についてでした。

余談ですが、「AutoHotKey」を使って、以前の右クリックメニューに戻す方法も書いています。

2021年11月25日Windows11