【日本通信】合理的シンプル290プランなのに290円じゃない理由

この記事では、「日本通信」の合理的シンプル290プランを契約していて、月ごとのモバイルデータ通信量が1GB以内に収まっているのに290円ぴったりじゃない理由について書きます。
ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料です。
僕は日本通信の「合理的シンプル290プラン」を契約しています。
毎月1GB以内に収まっている場合、料金は290円のはずですが、必ず290円以上になります。293円とか2025年7月以降は294円とか。数円とはいえ290円で収まったことがないです。

極端な請求(514円や1,174円など)は単純に僕が1GBを超えて使ってしまっているせいなので、それは仕方ないです。
でも1GBに収まっているはずなのに290円ぴったりには絶対になりません。追加で数円かかっています。
僕は元々なぜか知っていたので気にしたことなかったんですが、知らない方もいるかと思ったので記事にします。
日本通信どころか日本の音声付きSIMを契約している場合、全員が避けては通れない手数料です。うっかりミスで使っていないサービスに契約していて知らぬ知らぬで請求されている…みたいな契約の落とし穴ではないです。必須の公的な負担金です。
日本通信で毎回290円プラス数円取られる理由
ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料
日本の音声付きSIMを契約すると、必ずユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料という基本通信料とは別で手数料が取られる仕組みになっています。
日本通信に限った話ではなく、docomoやSoftBankなど日本の音声付きSIM全部が対象です。
ユニバーサルサービス料とは、公衆電話や緊急通報などを支えるために必要な料金のことです。
日本全国においてユニバーサルサービス(加入電話、公衆電話、緊急通報)の提供を確保するためにご負担いただく料金です。お客様に1電話番号につき数円(金額は変動します)のご負担をお願いし、負担金は全額、基礎的電気通信役務支援機関を経由してNTT東日本・西日本へ支払われます。
「ユニバーサルサービス料」とは何ですか。 | ドコモビジネス お客さまサポート
「僕は公衆電話使ってないからオフにしたいな」みたいな個別の拒否はできません。使ってなくても音声付きSIM(合理的シンプル290プラン)を契約したら必ず発生する料金です。
電話リレーサービス料も似たような感じです。聴覚や発話に障害のある方が電話できるようにするサービスがあり、それを維持するための負担金です。
「電話リレーサービス制度」とは、電話リレーサービス(聴覚障がい者等の電話による意思疎通を手話等により仲介するサービス)を提供するために必要な費用を、電話会社全体で応分に負担する制度です。お客さまには、ぜひご理解とご協力をお願いいたします。
電話リレーサービス料 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
必ず発生する手数料です。「使ってないから払いたくない。ヤダ」は通用しません。
実際に何円取られているか確認する方法
PCブラウザで「日本通信」にアクセスしてマイページにログインします。ログインできたら「請求明細」をクリックして開きます。

各月の請求項目横の「詳細」をクリックします。

内訳を確認できます。基本使用料が契約している日本通信の料金です。もし「合理的シンプル290プラン」で1GB以上使った場合は基本使用料の部分がその分値上げします。
それに加えて、データ通信量や通話回数に関係なく固定でユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料がかかってきます。

日本通信の場合、記事執筆時点(2025年8月19日)でユニバーサルサービス料が3円、電話リレーサービス料が1円(正確には1.1円)かかります。

参考:ユニバーサルサービス料改定のお知らせ(2025.4.30)|日本通信SIM サポート
参考:2025年度の電話リレーサービス料について|日本通信SIM サポート
ユニバーサルサービス料は2025年7月以前だと2円でしたが、それ以降3円に値上げされました。今後もっと値上げする可能性はあります。お知らせページや請求を要チェックです。
感想
以上、「日本通信」の合理的シンプル290プランなのに290円ぴったりじゃない理由の解説でした。
電話ができる音声付きSIM(電話番号の始まりが090、080、070など)が対象なので、他SIM会社にあるようなデータ通信専用プランで電話番号がない、あるいは020から始まるような場合はかからないと思います。
僕はそういうプランを使ったことがないので憶測になりますけども。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません