【Firefox】YouTubeなどの特定サイトを常にPC版サイトで開く方法

この記事では、Android版「Firefox」アプリでYouTubeなどを常にPC版サイトで開く方法を書きます。
一つではなく、いくつか僕が思いつく考え方をメモ代わりに書きます。
読者様から「AndroidスマホでFirefoxブラウザを使っているけどYouTubeを常にPC版サイトで表示できませんか?」と連絡いただきました。
PC版サイトにしたい理由は、YouTube上で拡張機能(Video Speed Controller)を使いたいからだそうです。
Firefoxアプリはアドオンをサポートしていて、「Video Speed Controller」も対応しています。
しかし、YouTubeの場合、モバイル版表示だと速度変更するためのコントロールバーを押す時に動画の再生・一時停止操作が優先されてしまいます。

Android版FirefoxでYouTubeを常にPC版サイトで開くいくつかの方法
一時的にPC版サイトにする方法
微妙な方法です。
アドレスバー横の三点ボタン(⋮)→「PC版サイト」のトグルをオンにすることでPC版サイトにできます。しかし、あくまで一時的で次回開いた時はリセットされています。記憶されません。

読者様もこの方法は知っているけどいちいち毎回やらないといけないから手間だと仰っていました。確かにその通りです。
全サイトを常にPC版サイトにする
微妙な方法です。
設定を開きます。

「サイト設定」→「常にPC版サイトを要求する」をオンにします。

一つ目の方法と違って一時的ではなく常にPC版サイトにしてくれます。
しかし、全サイトです。YouTubeだけでなくGoogleも僕のサイトも何もかも可能な限りPC版サイトにしようとしてきます。

YouTubeのPC版サイト用パラメータを付与する
結構良さげな方法だと思います。
「YouTube」を開いてURL末尾に「?app=desktop&hl=ja
」パラメータを付けます。
?app=desktop&hl=ja

以下のような感じです。
<!--YouTubeトップページ-->
https://www.youtube.com/?app=desktop&hl=ja
<!--僕のチャンネルページ-->
https://www.youtube.com/channel/UCv3HZXVG81CK_qnrJkAM01A/videos?app=desktop&hl=ja
パラメータを付与することでブラウザ側でPC版サイトにする設定をしてなくても、可能な限りPC版サイトで表示してくれます。

可能な限りってのは環境によっては一発でPC版表示にならず一度再読み込みする必要があったり、パラメータ除去するアドオン入れている場合にうまく行かなかったり、YouTubeの仕様変更でできなかったり…と100%確実ではないって意味です。
毎回開く度にURL編集するのはダルいと思うので、「?app=desktop&hl=ja
」を付けたトップページなどをブックマークに登録したり、ホーム画面に追加したりして、次回以降そこから開く癖をつけたらいいと思います。
パラメータがないURLを踏んだ時はモバイル版表示になるのがデメリットです。例えば友達からLINEで送られてきたYouTubeリンクとかね。友達が親切にパラメータをつけるわけないので、自分で付与する必要があります。
「User-Agent Switcher」アドオンを使う
「User-Agent Switcher」をAndroid版Firefoxにインストールします。

YouTubeを開いて、アドレスバー横の三点ボタン(⋮)→拡張機能→「User-Agent Switcher」をタップします。

「ドメインの上書き」にチェックして、「https://*.youtube.com
」を選択します。ユーザーエージェントをデスクトップの「Windows/Firefox」あたりにします。

これでYouTubeを開いた時、自動的にAndroid版Firefoxのユーザーエージェントではなく、Windowsのユーザーエージェントでアクセスしてくれるので、YouTube側が「お、こいつWindowsから見ているな。ならPC版サイトで表示してやろう」と親切にPC版サイトにしてくれます。
拡張機能を使った方法だと、パラメータをいちいち付与しなくても対象ドメイン上(YouTube上)であれば常にPC版サイトにしてくれると思います。
もちろん外部の拡張機能なので、いかなる状況でも100%できるかと言われたら微妙ですけどね。
TampermonkeyなどにJavaScriptを書き込む
読者様から「User-Agent Switcher」アドオンだけだと数秒後に自動的にモバイル版サイトに戻ってしまうと連絡をいただきました。
読者様によると「User-Agent Switcher」と併用した上で、以下のスクリプトをJavaScriptを適用できる拡張機能(TampermonkeyやViolentmonkeyなど)に読み込ませると無事にPC版サイトに固定できたようです。
// ==UserScript==
// @name YouTubeをPC版サイトで表示する
// @match *://m.youtube.com/*
// @match *://www.youtube.com/*
// @run-at document-start
// ==/UserScript==
(function() {
'use strict';
// モバイル版からPC版にリダイレクト
if (location.hostname === "m.youtube.com") {
location.hostname = "www.youtube.com";
}
// viewportを強制的にPCサイズに設定
const setViewport = () => {
let viewport = document.querySelector("meta[name=viewport]");
if (viewport) {
viewport.setAttribute("content", "width=980");
} else {
viewport = document.createElement("meta");
viewport.name = "viewport";
viewport.content = "width=980";
document.head.appendChild(viewport);
}
};
// DOMが読み込まれたあとにviewport変更を実行
document.addEventListener("DOMContentLoaded", setViewport);
})();
発想変えて操作回数を減らす
「YouTubeでもVideo Speed Controllerを操作できるように!」という発想を少し変えて、そもそも操作する回数を減らすのもありかなと思います。
「Video Speed Controller」の設定を開きます。
「Remember playback speed」、「Force last saved speed」の2つにチェックします。

変更した再生速度を次回も記憶するって設定項目です。
一度速度を1.7倍速にしたら次回以降もデフォルト値を1.7倍速にしてくれます。いちいち1倍速から調整する手間が省けます。
感想
以上、Android版「Firefox」アプリでYouTubeなどを常にPC版サイトで開く方法でした。
一番おすすめなのはユーザーエージェントを変更するアドオンを使うこと(こちら)かなと思います。
ただサイトによってはユーザーエージェントではなく実際の端末サイズで表示を変えている場合があり、その場合はユーザーエージェントをいくらWindowsにしたところでスマホ版で表示されるかもです。
そもそもの話、YouTubeをPC版サイトにしたところで「Video Speed Controller」がPCブラウザ版と同じくらい安定するかと言われたら微妙です。
PC版サイトにしても、どうしても動画内ダブルタップで10秒戻しが発動してしまい結局操作はしにくいです。ある程度感覚を開けつつタップして速度変更する必要があります。
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