【Xiaomi】指紋認証と画面ポップアップがずれている原因・対処法

この記事では、2025年3月18日発売の「Xiaomi 15 Ultra」Androidスマホで、画面内指紋認証の指マークとポップアップの位置がずれている原因と対処法について書きます。
あくまで僕の環境での話ですが、開発者向けオプションから最小幅(dp)を変更していたのが原因でした。
2025年3月18日に「Xiaomi 15 Ultra」を購入しました。
あれこれ設定した後、生体認証時のポップアップとセンサーがある部分がずれていることに気づきました。

どのアプリ上でも発生しています。

指紋認証センサーがずれることは物理的に不可能なので、ずれているのは画面のポップアップです。
上記画像だと「続行するには、指紋認証または画面ロックを使用してください」という文字が本来もっと上にあるべきです。
インターネットを検索しても全く情報がなかったので、おま環だろうと思って放置していました。この度あれこれ調べてみたら解決策が分かったので記事にします。
解決策っていうか戻し方なだけで根本的な解決ではなかったです。
【原因】特定の表示サイズとフォントサイズにすると発生する
僕の環境だと、設定内を以下のようにすると発生することが判明しました。
- 設定→パーソナライゼーション→フォント→「XS」、あるいは「XXS」にする
- 設定→追加設定→ユーザー補助→視覚→表示サイズ→「XS」にする
- 設定→追加設定→開発者向けオプション→最小幅を「480dp」以上にする
1つずつ詳しく書いていきます。
フォントサイズをXS、XXSにする
Xiaomiスマホの設定を起動します。

パーソナライゼーション→「フォント」をタップします。

フォントサイズを「XS」、あるいは「XXS」にします。

これだけだと問題は発生しません。

表示サイズをXSにする
設定→追加設定→ユーザー補助→視覚→表示サイズをタップします。正直検索したほうが早いです。

表示サイズを「XS」にします。右上のチェックマークを押して保存します。

これで冒頭に貼ったように指紋認証と画面ポップアップの位置がずれます。
開発者向けオプションの最小幅を調整する
開発者向けオプションの最小幅を調整することでもUI崩れが発生します。最小幅に関しては数値によって他の設定を弄ってなくても単体で問題発生します。
開発者向けオプションはデフォルトで表示されていないので有効にする必要があります。
追加設定→開発者向けオプション→「最小幅」をタップします。

数値を480dp以上にします。500dpとか550dpとかです。デフォルトは384dpだと思います。

指紋認証を要するアプリを再起動すると、最小幅が適用されて冒頭のように指紋認証センサーと画面がずれます。
開発者向けオプションの最小幅は、ユーザー補助の表示サイズと同じ設定です。
表示サイズをXSにすると自動的に最小幅が480dpになります。逆に開発者向けオプションから最小幅を変更しても、表示サイズのほうを変えてしまうと最小幅が強制変更します。同じオプションです。
フォントサイズをXSにした上で、表示サイズをXSかXXS、あるいは開発者向けオプションの最小幅を480dp以上にすることで問題が発生します。
【対処法】表示サイズ、フォントのどちらかを調整しない
表示サイズとフォントサイズ、開発者向けオプションの最小幅とフォントサイズの両方を調整すると問題発生するので、どちらかの調整をやめたら治ります。
表示サイズをXS、フォントサイズをS
例えば、以下は表示サイズを「XS」にしてフォントサイズは「S」のままにした画像です。ちょっとギリギリ感はしますが被っていません。


フォントサイズを「XS」にした途端問題発生します。「XXS」にするともっとひどくなります。

表示サイズをXS、フォントサイズをS
以下は表示サイズを「S」、フォントサイズを「XXS」にした画像です。かなり安定しています。全く崩れていないといってもいいでしょう。


基本的には表示サイズ(開発者向けオプションの最小幅)がメインの原因です。
こいつを「S」にしたら大丈夫かなと思います。
僕はどうしている?
対処法が分かったとはいえ、僕からしたらそれは対処法じゃないです。
僕は画面のUIをもっときゅっとしたいから、自ら表示サイズやらフォントサイズやら最小幅を調整していました。それを戻すと今度は戻したことによるデメリットが発生します。
画面のUI崩れをとるか、初期のでかでかUIをとるか考えた結果、僕は前者を選択しました。
最小幅はやっぱり550dpくらいないと使いにくかったです。スクロールは増えるわ、画面の情報量が減るわで見にくいし効率悪いです。
一方で画面のUI崩れは、今のところ指紋認証のポップアップだけなので、そこだけ我慢すれば何てことないです。
今後アップデートで修正されたら一番丸く収まるんですけどね。技術的には全然できないことじゃないと思うんですけどねぇ…。
意味ない対処法
僕のスマホでは意味なかったってだけなので、もしかしたら皆さんにとっては効果あるかもです。
スマホの再起動
意味なかったです。

ホームランチャーの初期化
Androidのシステムに問題がある時って、案外使っているホームランチャーをリセットしたら解決する時があります。
今回の場合、スマホを再起動した時点で効果がなかったので、多分関係ないだろうと思っていましたが、案の定無意味でした。
設定を起動して検索ボックスに「システム」と入力します。ヒットした「システムランチャー」をタップします。

「データを消去」→「すべてのデータを消去」→「OK」をタップします。

ホーム画面の情報が全てリセットされて、初期配置になります。
これまで苦労して配置したアプリ、フォルダー、ウィジェットなどが全部消えます。それで治るなら安いものですが、全く無意味だったのでただの無駄でした。
僕は結構自分好みに配置カスタマイズするタイプなので、完全に再構築するのに平気で1時間くらいかかります。やった後にやるんじゃなかったと後悔しました。
感想
以上、2025年3月18日発売の「Xiaomi 15 Ultra」Androidスマホで、画面内指紋認証の指マークとポップアップの位置がずれている原因と対処法についてでした。
結構しょーがないよねってスタンスでいますが、本音を言うともうちょっとOS使いやすくしてほしいです。
親切心なんでしょうけど、APKインストール時、開発者向けオプションなどの高度な設定を弄る時、アプリのアクセス許可を与える時…などにいちいち10秒も待たないといけない警告画面を表示したり、ジェスチャーを使うためにデフォルトのホームランチャー強制してきたり、ADBやSystem UI Tunerで秒表示させないようにしたり、それこそ今回みたいにUIがレスポンシブで最適化されていなかったり、なんかちょこちょこ気になる点があります。
開発者向けオプションの最小幅は高度な設定だからサポート対象外…ってのはまぁ分かります。それでもPixelだとこんなことなかったんですけどね…。
百歩譲って仕方ないとして、ユーザー補助の表示サイズとパーソナライゼーションのフォントサイズの組み合わせでUI崩れが起きるのはなんだかなーって感じです。
まぁ文句だけいっちょまえに言って改善案を送るわけでもない僕が一番修正すべき点ですな。がっはは(🥶)
本記事で利用したアイコン画像:モノクロ パロディ 移動 社会-メディア – ソーシャルメディアとロゴ アイコン