【AOMEI Backupper】PCのデータやハードディスクを丸ごとバックアップできるソフト

この記事では、PC内のデータをバックアップできるソフト「AOMEI Backupper」について書きます。
シンプルで初心者でも簡単に利用できます。
パソコンのデータをバックアップするソフトです。
OSやアプリケーションの丸ごとのデータが含まれたシステムファイルのバックアップ、ドライブ単位、パーティション単位のバックアップ、個別で設定できるファイルバックアップなどが利用できます。
ブータブルディスクの作成、回復環境の設定、クローンなど上級者向けの機能もあります。
バックアップしたデータはタスクと呼ばれる状態で管理され、いつでも履歴を確認、自動バックアップのスケジュール変更などができます。
バックアップも復元も難しい知識は一切必要なく、簡単にできました。無料版と有料版がありますが、基本的なバックアップは無料版でできます。
提供元:AOMEI Technology
記事執筆時のバージョン:6.7.0(2021年10月30日)
無料版と有料版の違い
無料版はStandardの1プランで、有料版はProfessional、Workstation、Technicianの3プランがあります。
大きな違いは、システムクローンが作成できるかどうか、より高度な同期ができるかどうかです。
料金やより詳しい違いについては、以下のサイトが参考になります。僕が見た時は、期間限定セールで通常価格に取り消し線が引かれて割引価格になっていました。
参考:AOMEI Backupperのアップグレード | 期間限定オファー!
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「無料ダウンロード」をクリックします。

再度「無料ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードできたら、インストールしていきます。

「Japanese(日本語)」が選択されていることを確認して、OKをクリックします。

Pro版を無料体験するかどうか聞かれますが、普通の通常版を利用する場合は「スキップ」をクリックします。

「今すぐインストール」をクリックします。

「今すぐ体験」をクリックします。ユーザー体験向上計画に参加したくない場合は、チェックを外します。

使い方
バックアップ
基本のバックアップができます。

システムバックアップ
システムバックアップは、WindowsのOSやアプリケーションを丸ごとバックアップできます。
初心者さんは、このシステムバックアップとファイルバックアップをしとけば問題ないと思います。何を基準に問題ないとするかは人それぞれですが、僕的にはこれをしとけば何かあっても復旧できるので安心だと思ってます。
タスク名を決めて、バックアップ先のドライブを選択します。同じドライブにするとデータ破損した時に意味がないので、外付けHDDなどの別のドライブにしましょう。

左下のスケジュールをクリックすると、自動バックアップを有効にできます。バックアップする間隔を決めておけば、自動で定期的にバックアップしてくれるのでおすすめです。

ディスクバックアップ
ディスクバックアップは、ドライブを丸ごとイメージファイルとしてバックアップできます。

バックアップしたいディスクを選択します。例えば、Cドライブを丸ごとEドライブにバックアップするといったことができます。

ドライブを丸ごとバックアップしてくれるので、初心者さんにおすすめのような気もしますが、個人的にはあまりおすすめしません。
ドライブの丸ごとバックアップは非常に容量を使いますし、管理も大変だからです。
バックアップが不必要なファイルまでバックアップしちゃうので、基本はシステムバックアップ、動画や写真などは個別のファイルバックアップで保存するのがおすすめです。
パーティションバックアップ
ドライブを仕切っているパーティションごとでバックアップできます。

ファイルバックアップ
ファイルやフォルダーをバックアップできます。個別で場所を指定できるので初心者さんにおすすめです。
動画や写真が入っているフォルダーをピンポイントでバックアップするといったことができます。

「開始」をクリックすることで、バックアップが開始されます。

「操作は完了しました」と表示されれば、バックアップ完了です。

Dドライブ→Eドライブにフォルダーをバックアップできました。

中身は、「.afi」拡張子で保存されていました。復元する時は、AOMEI Backupperを介してじゃないと復元できないようになっています。

同期
名前の通りで、ファイルやフォルダーを同期できます。

ベーシック同期
指定したフォルダーを、バックアップ先に全く同じ状態で作成してくれます。
例えば、Dドライブの「テストフォルダー」をEドライブに同期するとします。テストフォルダーの中に、画像データを追加で入れて、同期をクリックするとEドライブの中にも画像データがコピーされます。
コピーに近い感じですね。1つ気を付けたいのが、同期なので同期元の中身を削除すると、同期先のファイルも消えます。
復元
AOMEI Backupperでバックアップしたイメージファイルを復元できます。
バックアップするだけだと意味がないので、予め復元の手順も覚えておくと万が一の時にも安心です。といっても、復元→イメージファイルを選択(または、タスクを選択)でバックアップしたファイルを選択するだけで復元できます。

タスクから選択がリスト表示されて便利かもしれません。

クローン
システム、ディスク、パーティションをクローンできます。
クローンは、100%のコピー(複製)です。例えばHDDのデータをSSDに移動する時に、1つずつコピーするよりも、クローンで丸ごと100%コピーしたほうがコピーし忘れを防げます。

ツール
ブータブルメディアやログの確認などができます。

ブータブルディスクの作成
LinuxかWindowsのブータブルディスクを作成できます。ブータブルディスクは、OSの起動メディアです。
例えばUSBにブータブルディスクを作成しておけば、万が一PCでWindowsが起動しない時に、USBからWindowsを起動→問題を解決するといったことができます。

まぁ、OSが起動しないなんてことは滅多にないと思う & 初心者さんだと、仮にブータブルディスクを作成してても解決できるかどうか怪しい点から、そこまで気にする項目ではないのかなぁという印象です。
USBなどに余裕がある方は、やっておいて損はないです。
回復環境の設定
有効にすると、AOMEI Backupperの設定画面をWindows ブートメニューに表示できます。
万が一の時に、OSは起動しないけどブートメニューは起動する…といったことがあるので、ここからバックアップの復元ができるのは便利かもしれません。

感想
以上、初心者でも簡単にバックアップできるソフトAOMEI Backupperについてでした。
自動バックアップや、フォルダーバックアップが無料で利用できるのが便利だと思いました。