ソーダストリーム(炭酸水メーカー)について調べたあれこれ懸念点とか罠とかメモ

この記事では、「SodaStream」の炭酸水メーカーを買おうと思いあれこれ調べた時に気づいた注意点・懸念点・罠についてメモ代わりに書きます。
結論、「TERRA (テラ) スターターバリューキット」を買いました。→こちら
僕の家は2025年7月4日時点で一日に500mlのペットボトルを二本、三本程度は消費しています。僕はウイスキーを薄めてハイボールとして飲んでいます。あとは家族が別用途で飲んでいます。
ハイボールにはまってからかれこれ数か月たちますが、その間Amazonで「by Amazon 強炭酸水 プレーン ラベルレス 500ml×35本」といった商品を買っていました。
ふと「この調子なら炭酸水メーカーを買ったほうがいいんじゃないか?」と思いあれこれ調べてみました。
4時間以上ぶっ続けで調べたので買う前のリサーチとしては結構やったほうかなと思います。
炭酸水メーカー色々あって分からんの巻
ソーダストリームだのaarkeだのドリンクメイトだのAmazonの中華系も含めたら、ありすぎてどれがいいのかさっぱり分かりませんでした。

Googleで炭酸水メーカーについて調べた時、結構上位に表示されたブログがあったのでさらっとだけ読ませていただきました。
「aarke」は初心者の僕でも聞いたことがありました。というか炭酸水メーカーってそれが独占状態でそれ以外はない…って思っていました。
実際調べるといくつかのメーカーが販売していて、Amazonの中華系も含めるとごちゃごちゃするけど大きくは数社が強い寡占状態って状況でした。
最初は僕も聞いたことがあるし「aarke」に絞って調べようかなと思ったんですが、どうやら「aarke」はソーダストリームのガスシリンダーだけに対応していて自社の商品はないっぽいです。
それならガスシリンダーも本体も販売しているソーダストリームに絞ったほうが早くねってことで、早々に「aarke」を切り捨てました。
ソーダストリームの中はさらに複雑で分からんの巻
ソーダストリームの中には、アート、デュオ、E-テラ、テラ、ガイア、ソースパワー、スピリットワンタッチなどシリーズが沢山あって複雑でした。

僕は本体とガスシリンダーの両方持っていないので、買うとしたら本体だけ!とかガスシリンダーだけ!ってやつじゃなくて、本体も専用ペットボトルもガスシリンダーもついてくるスターターバリューキットかデラックスキットかなと思いました。

なので以下の公式比較表や、上記で紹介したブログ内にちょーどいい比較記事があったので参考にさせていただきました。
色々種類はあるんですが、僕がおおざっぱに分けるとボタン操作の自動タイプだけど価格が高い「E-テラ」か手動タイプだけど価格は安い「テラ」かの二択になりました。

最初は自動にしようと思ったが高いってことに気づいたの巻
最初は「へへっ。金は大丈夫だからとにかく高性能!自動!を謡っているE-TERRAにするしかないやろ!」と思っていました。
よく考えたら炭酸注入の工程がワンタップのボタン操作になるかそうじゃないかの違いで一万円近い金額の差がでるのが高いと思いました。
自動のE-TERRAが参考価格24200円、手動のTERRAが参考価格14,850円です。
調べたら手動のTERRAも旧モデルのブルーシリンダー(ねじ込み式)と違いピンクガスシリンダー(クイックコネクト式)なので手軽にガスシリンダーを交換できます。
ソーダストリーム史上初となるシリンダークイックコネクトを採用
ソーダストリーム SodaStream / 【今だけマシン代返金保証】TERRA (テラ) スターターキット
シリンダーを片手でセット可能な新技術、わずか2秒で取り付け可能!
公式サイトの商品ページでクイックスタートガイド(PDFファイル)を見れるようになっていたので見てみました。

ペットボトルの装着方法など見てみましたが、自動のE-TERRAとおそらく同じでした。
仮に違ったとしてもTERRAも回す必要がなく差し込むだけなので十分手間じゃないと判断しました。

買ってないので細かい部分の違いは当然あると思いますが、大きな違いである炭酸注入以外は一緒だと僕は判断しました。
そもそも手動といってもペットボトルとガスセットした後に注入ボタンを1秒ずつ押す…ってだけなので、そこまで手間じゃないかなと判断しました。そりゃ自動のボタンを1回ぽちっと押すのと比べると手間ですけどね。

そうなってくると自動のE-TERRAにした時の以下デメリットのほうが目立ってきました。
- 価格が高い
- 電源がいる(毎回動かすにはコンセントにささないといけない)
- 電源がある場所限定で場所固定される
- 使うたびに少ないかもしれないけど電気代がかかる
「いや、電源・電池が一切不要の安いTERRAのほうがよくね?」ってなりました。
電源を使うことで発生する不具合(故障などなど)リスクも考慮するといきなり無理して高い自動タイプにする必要はないと判断しました。
いきなり無理して買う必要ないって言うと、今後欲が出たら自動のE-TERRAにするかも…!?って隙あるような言い方ですが、ほぼないと思います。
一度買った後に本体追加で買うなんてそれこそ本末転倒でコスパ悪いです。よっぽどのことがない限り一度本体買ったらそれで終わり…だと思います。
Amazonは高い。公式サイト(直販)がいいの巻
手動の「TERRA」にすることが決定したとして、問題はどこで買うかです。
僕はAmazonが大好きなので速攻で調べてみました。公式サイトのほうが安かったです。
たまたま僕が公式サイトを見た時にスターターキットがセールで安くなっていたってのもありますが、そうじゃなくて交換用ガスシリンダー自体も公式サイトのほうが安かったです。

公式サイトはキャンペーンが定期的に開催されたり、お得なガスシリンダーの定期便も用意されていたりで、素人が見る分にはどう考えても公式サイトで買うほうがいいのかなと思います。
登録作業をすることで通常2年保証のところ4年に伸びる特典はAmazonでも書かれてあったので同じだと思います。
まぁ特典があるなしに関わらず、単純に同じ商品で安いならそっちがいいですよね。
実店舗系や他社の通販サイト系は全く知りません。僕がいつも比較するのはAmazonか公式直販かの二択です。
バリューキットかかどっちなんだいの巻
最初に言っておくと、最終的に「バリューキット」の方向になっています。
Amazonじゃなくて公式オンラインストアで買うことが決定した次のステップはスターターキットをどれにするかです。TERRAは以下3つが用意されています。
- スターターキット(本体、ガス1本、0.5Lボトル1本、1Lボトル1本)
- バリューキット(本体、ガス2本、0.5Lボトル1本、1Lボトル2本)
- デラックスパッケージ(本体、ガス3本、0.5Lボトル1本、1Lボトル3本)
最初はデラックスキット(デラックスパッケージ)一択だと思っていました。
ちょーどセールが開催されていて、割引率が一番高かったからです。ナポリタン寿司はそういうのに弱いタイプです。
「ペットボトルは常に水を入れて冷やしてすぐに使えるようにって考えると予備はあるだけほしいな。ガスも3本あるほうがいいでしょ」とかいう適当な考えでした。
ひとまずデラックスパッケージに絞って進めていったのでした。最初に言いましたが、結局バリューキットのほうがいいって判断になっています。
お得率を計算するの巻
ChatGPT
「ChatGPT(AI)」の出番です。
以下に僕が実際にやりとりした会話履歴のリンクを貼っておきます。普段こうやってAIと話しているんだとバレるので恥ずかしいです。
僕が普段買っているAmazonの35本×500mlの炭酸水の合計金額とソーダストリームを比較させています。

なお、最初は自動のE-TERRAがいいのかなと思っていたので、それの計算で進めています。途中でTERRAにシフトしました。
これでそもそもこれまで通りペットボトルを買っていったほうがお得だったら論外です。
しかし、これまで見たインターネット上の情報と同様、特定のタイミングからはお得になる…とのことでした。最初は炭酸水メーカー本体を買う万単位の金額が発生するのでどうしても超絶損です。
それ以降は1本40円程度で作れるらしいので、Amazonセールで安い時の1本50円ちょいより結構安い計算になりました。
個人的にはAmazonも結構頑張っている印象です。僕の近所のスーパーだと1本安くて60円ちょい、高いと平気で80円とかあります。
公式のコストシミュレーションツール
ソーダストリーム公式がコストシミュレーションできるツールを公開しているので活用すると良きです。
むしろ外部のAIツールよりこっちのほうが役立つ気がします。AIあるあるのハルシネーション(平気な顔した計算ミスなど)もないでしょうし。
僕は以下のように設定しました。
ソーダストリームと炭酸水をAmazonで買うのどっちがお得なのかコストシミュレーション | |
---|---|
1日の炭酸水消費量(500ml) | 2本 |
ソーダストリームの1本(500ml)あたりの費用 | 40円 |
市販炭酸飲料の1本(500ml)あたりの費用 | 60円 |
初期費用 | TERRA(21,250円) |

現状Amazonの炭酸水(500ml)を1日に2本程度飲んでいるので2本としました。
ソーダストリームを使った場合の金額を40円としました。ここが個人的には結構罠・やらしいな企業戦略めって印象がしました。
公式サイトや紹介しているブロガーの記事(恐らくアフィ記事)を見ると「1本約20円で作れる!」を大々的にアピールしていましたが、実際強炭酸にすると倍の約40円らしいです。それだけガスを消費するってことです。
ソーダストリームの炭酸具合がどうなのかは実際使ってみないと分からないとはいえ、僕がAmazonで買っているのは強炭酸なのでそれに合わせると40円です。
1本20円と40円だと全然違いますよね。
僕が本記事を書く前に買ったAmazonの炭酸水は1本50.4円(35本入り1,764円)だったので、そう考えるとたった10円の差かぁ…とも思えてくるわけです。
本体の金額は記事執筆時点でのセール価格を入力しています。実際はもう少し高いのでさらにお得になる分岐点が遠くなると思います。
僕の場合は、約13か月以降でペットボトルを買っていくよりもお得になるみたいです。
コストシミュレーションツールの上部にも記載されているとおり、炭酸水メーカーは金額どうこうじゃなくてペットボトルのゴミを減らせる…といった面も重要な要素なのかもしれません。
デラックスパッケージの罠に気づいたの巻
一番高いけど付属盛りだくさんのデラックスキット(パッケージ)に焦点を当てた後、交換用のガスシリンダーについてあれこれ調べていたら罠に気づきました。
「交換用ガスシリンダー2本は4,580円(記事執筆時点)で送料無料になる5,000円に達していない。送料無料にするため2個セット(4本)一気にまとめ買いしようとしてもデラックスキットには3本しか付属していないから1本足らない。もしまとめて交換するなら新規で1本余計に買い足さないといけない…」という点です。
いきなり全部言われても分かりにくいと思います。一つずつ書いていきます。
デラックスキットについてくるガスは3本
前提としてデラックスキットには3本の新規ガスシリンダーがついてきます。

ガスの新規用と交換用について
ソーダストリームのガスシリンダーは旧式のブルーシリンダー(ねじ込み式)と新型のピンクガスシリンダー(クイックコネクト式)に分かれていて、それぞれ新規購入用と交換用の2種類に分かれています。

新規購入用は自宅に1本もガスがない初めての人が買う商品です。あるいは誰かにプレゼントする時とかね。
一方、交換用は新規購入用よりも価格が安いです。
その代わり、空きのガスシリンダーを配送業者に渡して文字通り交換しないといけません。手元に空のガスシリンダーがない方は購入できません。してはいけません。
初回だけ新規購入用を買って、ガスが切れたら次回以降交換用にして交換していく…という流れが定番かなと思います。
交換用は買ったガスシリンダーの本数分、空のガスシリンダーが必要になります。2本買って1本だけ渡すのはダメです。2本必要です。
送料無料になる境界線
公式サイトの送料無料になる金額ラインは記事執筆時点では5,000円です。それ以上買ったら送料無料になり、それ以下だと送料がかかります。
¥5,000(税込み)以上のお買い物で送料無料!
オンラインガスシリンダー交換の仕組み – サポートホーム
デラックスキットと2本交換は相性が悪い
僕は最初2本ガスがついてくるスターターバリューキットよりも3本ついてくるデラックスキットのほうが金額的には高いけどコスパ的にはいいと思っていました。
しかし、今後未来を考えた時相性が悪いなと感じました。
公式サイトの交換用は1本か2本の2種類あります。2本セットの金額は記事執筆時点で4,580円です。
送料無料のラインである5,000円に達していません。

このことから送料無料にした上で2本+1本交換用を買うよりお得にするには2本×2個買ったほうがいいです。
1本(2,380円)と2本(4,580円)で合計3本買ったら6,960円です。
2本(4,580円)を2個で合計4本買ったら9,160円です。金額自体は高いですが、1本当たりの金額を出した時わずかにお得です。

「なるほど。まとめて4本買ったほうが送料無料になるし、お得なんだ!よし、それ買うぞー!」って待ってください。
あくまでガスシリンダーは交換用です。つまり手元に4本の空きのガスシリンダーが必要になります。デラックスキットは前提で書いたように3本しかついてきていません。

3本しかない場合そもそも交換用を4本買うという選択肢が存在しません。
送料毎回我慢するか新規1本買うか
デラックスキットを買って「毎回交換するたびに送料発生するのが嫌だ!4本まとめて買う!」とする場合、新規購入用で1本ガスシリンダーを用意しないといけません。
新規購入用、さらに1本だけ…となると一番コスパが悪いです。高いです。まだ2本買ったほうがコスパがいいです。さすがにガスシリンダーだらけで現実的ではないですけどね。

4本ずつ交換していきたい場合は、デラックスキットの価格に足し算で1本分の新規ガスシリンダーを追加します。これが実際の初回費用…ってことになります。
一方で「いや、ガス4本もいらないし、高いし別にいいよ…」って方は今後2本の交換用を買います。別のものを買わない限り送料が発生します。
ここまで考えてナポリタン寿司はようやく次に書く結論にたどり着いたのでした。
結論書くよの巻
バリューキットで物足りなくなったら交換2本追加購入
デラックスキットと交換用ガスシリンダーの本数の相性が悪いなら、そもそもの話デラックスキットやめたほうがコスパいいんじゃない?と気づきました。
「バリューキットかかどっちなんだいの巻」で書いたようにスターターバリューキットには2本の新規ガスシリンダーがついてきます。
コスパはいいけど未来の交換を考えた時に相性が悪いデラックスキットを買うより、コスパは若干落ちるけど金額的には安いスターターバリューキットを買って、最初の2回~3回は送料かかってもいいから2本の交換用ガスシリンダーを買っていって不満がでたら新規に2本買ったほうがいい…という結論になりました。

デラックスキットを買って送料がかかる2本ずつの交換サイクルにしてもいいんですが、それって何かちょっとバランス悪くないです?1本余計に保管しないといけないです。
2本ずつの交換なら最初から2本でよくて3本もいらない…そう僕は思いました。
まぁデラックスキットはガスシリンダーだけでなく、1Lボトルも1本追加で付属するので最初のコスパはやっぱりいいです。
スターターバリューキットにして「あぁ、やっぱりもう一本1Lのボトルほしいな」ってなった時に買い足すよりお得だと思います。まぁ果たして1本追加で欲しいって思うか…ですけどね。
スターターバリューキットの1L2本+0.5L1本で個人的には十分なのかなと思っています。実際買ってからじゃないと全てにおいて分かりませんけどね。
ごちゃごちゃ書きましたが、言ってしまえばいきなり一番高いデラックスキットより、安いほうにしていざという時に方向転換・修正がしやすいほう逃げた・おきにいった・あんぱいなほうにした…ってことです。
初めてなのにコスパばっかり意識していきなり一番高いデラックスキット+新規1本の交換サイクルうんぬんを考えても仕方ないです。
今後継続するかも分からないので、ひとまず様子見でスターターバリューキットにしたほうがいい…そう結論づけたのでした。
そもそもの話、慣れたら多分定期便が一番いい
これまでの話は全て1回ぽっきりのガスシリンダーでの話です。
ソーダストリーム公式サイトでは定期お得便という「指定の期間内で好きなタイミングに何回まで交換できますよ」っていうコースが用意されています。

例えば、2本×3回分ってのにしたら、買ってから2年以内の好きなタイミングで最大3回分(1回2本なので合計6本)交換できます。
最初に一括で料金を支払う点、もし最大分交換を頼まなかったら損な点、未来を拘束される感覚になる点…など定期便ならではのデメリットもありますが、送料もかからないし、金額的にもコスパがいいです。
僕はまだまだ初見だから様子見で単なる単体の交換用ガスシリンダーに焦点を当てていましたが、多分慣れていって今後もソーダストリーム使う!ってなったら定期便に切り替えると思います。
そういった方向転換の意味も込めてデラックスキットじゃなくて同じガスシリンダー偶数本でキリがいいスターターバリューキットのほうがいいと思いました。
これなら2本ずつの交換サイクルで送料が~という問題も発生しません。最初にまとめて払って送料もクリアしているためです。
「X(旧Twitter)」からの情報紹介
あれこれ「X(旧Twitter)」で呟いたところ、いくつか助言をいただいたので本記事で紹介します。もちろんいわゆる個人の感想です。
かれこれ半年以上ハイボールにはまってしまい、それを作るための炭酸水をAmazonで買ってたんだけど、このままだと炭酸水メーカーを買ったほうがお得なんじゃないかと思ってChatGPTに相談(というか計算)。。。
— ナポリタン寿司のサブ垢 (@Naporitansabu) March 19, 2025
なんかネット上で軽く見た感じもこうやってAIに聞いた感じも絶対その頻度なら(続く) pic.twitter.com/HftmZ69QSC
- 強炭酸を作る場合、その分ガスの消費が激しいからコスパは実はペットボトルと大して変わらない
- ガスシリンダーの廃棄が現状整備されていない
- 家庭では処分できないから店に引き取ってもらうか毎回交換していく
- ゴミは多いし持ち運びは手間だが安定して強炭酸が飲めるペットボトルのほうが結局楽(Aさん)
- ソーダストリームなら炭酸の強さを変えられるしペットボトルのゴミの処分も楽(Bさん)
- 電動の「E-TERRA」と比べて手動の「TERRA」はいまいち炭酸量など安定しない
【追記】実際買って分かったまとめ
2025年3月末に買いました。散々悩んで結論に書いたように「TERRA (テラ) スターターバリューキット」にしました。

買う前は公式サイトの情報でしか判断できませんでしたが、いざ買って分かったことをまとめます。
- 超お得かと言われたら疑問
- 専用ボトルは数年で交換しないといけない
- ペットボトルのゴミがでないのが想像以上に最高
- クイックコネクトガスシリンダーが本当にクイックで手軽
- 電動のE-テラじゃなくて十分。手間じゃない。むしろ作るプッシュ作業が楽しい
- ガスが少なくなったら説明書通りのプッシュ量・時間じゃ全く足らない。連続長押しが必要
- 定期便がやっぱり一番お得。注文もそこまで手間じゃない
- 2か月に一回程度のガスシリンダー交換で毎回佐川急便の人に申し訳ない気持ちが発生
- ミドボンという選択肢もあるにはある(非現実的)
最初に言っておくと、買って良かったです。
買う前にネガティブ意見も知っていて実際買ってからも「あ、確かに。」って部分もあったんですが、総合的に僕は買って大正解でした。
ペットボトルには戻れないくらい毎日使っています。炭酸をよく飲んでいる人ほど恩恵を感じると思います。
超お得かと言われたら疑問
買う前のリサーチからある程度予想できていましたが、改めて分かりました。
ぶっちゃけそんなお得かと言われたらそこまでです。そこまで…と言っているようにAmazonでペットボトル買うよりかはお得です。
ソーダストリームでの計算
僕の家は一日に500mlを三本(1.5L)程度消費していました。バリューキットには1L専用ボトルが二本、500mlが一本ついていたので、1Lと500mlでそれぞれ炭酸を作っていました。
このサイクルの場合、約一か月周期でガス一本がなくなりました。正確には一か月もたない22~27日程度でした。
もちろん強炭酸具合やどれだけ飲むかによって変わるのであくまで一個人の事例です。
交換用のガスシリンダーを一本で交換すると割高なので、交換サイクルは二本同時=約二か月(正確には二か月もたない)に一回です。2025年7月4日時点では4,580円です。
Amazonのペットボトルでの計算
Amazonの炭酸水は安いものだと大体一本50円で売られています。

一日に1.5L飲むなら一日約150円(一本50円×3本)です。二か月だと約9,000円です。
理論上はお得だけど実生活で理論上分の体感はできなかった
ソーダストリームだと約5,000円、Amazonだと約9,000円で実際テキストに書いたらお得なように思えます。
しかし、実際いざ使ってみると、微々たるものかもしれないがプラスで水道料金がかかるし、二か月もたなかったからもう少し早いスパンでの交換になるし、最後のほうは炭酸が弱くて「まず!ただの水やんけ!もっと炭酸入れな…」と再補充する手間が発生するし、何より炭酸水メーカーにしてからペットボトルの時より歯止めが効かなくなりました。
「なんじゃいそりゃ…(笑)」って話ですが、実際そうでした。
ペットボトルの時は「まぁ今から炭酸飲もうと思ったらまた500ml開けないといけないし、今日は我慢するか」で歯止めが効いていたのが、炭酸水メーカーは「とりあえず500mlで作るか。ゴミもでんしな」でペットボトルの時よりもちょっとした時に使ってしまうことが増えました。
で、それをちゃんと飲んでいたらお得ですが、「今日はもう飲まんな。明日飲もっか」で残りを冷蔵庫に入れることもあり、そうなると翌日には炭酸が切れていて、もう一回水を入れて作り直す…みたいなペットボトル時代では発生しなかったことが起きました。
自分の自制心次第じゃんと言われたらそれまでです。
便利になる反面、それまでなかった弊害もでてきて「あぁ人間って感じだなぁ…」と自分で面白かったです。
つまり、数値上は確かにお得なんだけど、実際その差分のお得さがはっきり実生活で体感できるかと言われたら、僕はそこまででした。
金額のお得さ以外含めてです。金額だけ見たらお得だと思います。ただなんだろうなぁ~、心とか手間とか管理とか保管とかそういう全部ひっくるめたお得さです。
「ペットボトルなら冷蔵庫から取り出してぐいっと飲んであとはポイッと捨てるだけだったのに、ソーダストリームだとガスは無許可で捨てちゃダメだから炭酸水を飲むだけなのにちょっと気が引き締まってしまうし、保管もしないといけないし、なくなったら公式サイトから注文して配達員とあれこれ交換作業しないといけないし、冷やしたのを飲み終わってまた連続で飲む場合は常温での炭酸になっちゃうから氷使わないといけないし、もちろん作った分だけ水道代はかかるし、専用ボトルも定期的に交換しないといけないし、それならちょっとコスパ悪くてもペットボトルのほうがいいんじゃね?」と人によっては思うかもしれません。
「ChatGPT」に上記文章を丸々送った感想画像も貼っておきます。「バシッとはハマらなかった」とは一度も言っていないし、思ってもないです。

専用ボトルは数年で交換しないといけない
なにげに専用ボトルに利用期限があることも知りませんでした。
専用ボトルに「20xx年x月以降は使用しないでください」と記載されていました。僕は2025年3月購入で2028年10月以降と記載されていたので約3年半です。

まぁ言われてみればガスを注入するボトルだから劣化具合には細心の注意が必要か…と納得しましたが、それはそれとしてその分お金はかかります。
公式サイトを見ると大体2,000円ちょっとでした。数年でその程度なら…と思うか、いややっぱりペットボトルとそんなコスパ変わらんやんと思うか…。計算してないので分かりませんが。
ペットボトルのゴミがでないのが想像以上に最高
想像以上に良かった点はペットボトルのゴミがでない点です。お得に感じるかどうかは人によりけりですが、これに関しては胸を張って言えます。
ペットボトルの時はそれが当たり前・日常の中で過ごしていたので大して気にならなかったんですが、炭酸水メーカーにしてから「あっ、全然快適度が違うな」と思いました。
下記写真のようなペットボトルとキャップの大量のゴミがでないのが最高です。


もちろん炭酸水メーカーにしたところで、炭酸水分のペットボトルがでなくなっただけで、それ以外のリサイクル対象のプラゴミは変わらず発生するので、ゴミ袋の設置自体はこれまでと変わらず必要です。
でも毎日確定で二本三本500mlペットボトルが排出されるのとそうじゃないのじゃ大違いです。ゴミの量も違いますし、何より気持ちのスッキリさが違います。
毎日大量のゴミがでていると心がげんなりします。それらのゴミがない分、僕の心まで軽くなりました。
環境に配慮している…って気持ちもあるにはあるんですが、その点は実際分かりません。
ペットボトルがでない点ではいいかもしれませんが、例えば炭酸ガスを作る製造段階でそれ以上の環境に悪いことをしているならば、それはただの偽善環境意識なだけで実際環境には良くないことになります。
なので本当に環境にいいかどうかは分かりません。
クイックコネクトガスシリンダーが本当にクイックで手軽
旧式のブルーシリンダー(ねじ込み式)は使ったことないし、きっとこの先も使わないので、果たしてどれだけ手軽になったかは比較できませんが、十分すぎるほど手軽で楽だと感じました。
交換作業が発生するのはガスシリンダーがなくなったタイミングのみなので、基本的に一か月に一回あるかないかです。そのくらいの頻度とはいえ、やっぱり交換が手間だったらめんどくさいです。
でも思った以上に楽だったので良かったです。
まぁガスシリンダーの取り扱いはどうしても慎重になりますけどね。このビクビク感はやっぱりペットボトルの時にはなかったのでその点煩わしいです。
交換する時、「ガスを落とさないようにゆっくり交換してっと…テラ本体も壊さないよう背面カバーをゆっくり取ってっと…って何で俺炭酸飲むためだけにこんな慎重になってんだよ…」ってふと我に返る時はあります(笑)
電動のE-テラじゃなくて十分だった
電動のE-テラか手動のテラかで迷って最終的に手動のテラにしましたが、問題なかったです。
ぷしゅぷしゅ押して炭酸を作る作業が手間と感じるかどうかです。僕は手間どころか楽しいと感じました。何千回プッシュした今でも思ってます。
残りのガス具合で押し回数、時間が変わる
500mlのペットボトルだとガスシリンダー交換したてで1秒ずつ2回プッシュで十分強炭酸になりました。
一方で三週間、四週間目くらいになると1秒ずつ5回プッシュでも全く足りません。10秒長押し5回プッシュとかも状況によってはありえます。ってか本当の最後はずっと長押しです。
じゃないと全然炭酸になってくれません。
買う前はガスの残量に関わらず、5回プッシュで強炭酸になるのかと思っていました。説明書にも一秒間だけプッシュしてくださいって書かれていたのでそういうもんだと思っていました。
実際は残量によってこっちが好きなように長押し時間や回数を調整する必要があります。
ガスがある時は「ブシュゥゥゥ~~!!」って音が鳴り、専用ボトル内の水が「ボコボコォッ」って動きます。明らかに何かガスが注入されているなって分かります。
ガスが少なくなったら「シュ~~~~」とモスキート音みたいなか弱い音が鳴るだけで、専用ボトル内の水もほとんど波立ちません。水面がちょっと揺らめく程度です。下までボコボコが伝わりません。
こうなると長押しです。とはいえ完全長押しは怖いので10秒程度ごとに離しています。ガスがある時の一秒押しからしたら信じられないくらい長押しです。
最初に買った一本目の時は「あれ?音や勢いが弱まってるな。もうこれガスがないってことなのかな?」って結構早めの段階で交換してしまいました。今思えばもったいなかったです。
完全にモスキート音っぽくなるまで案外まだありました。思った以上に長押しして辛抱強く炭酸水に変わるまで粘るのがお得だと思います。
定期便がやっぱり一番お得
僕は以下の購入履歴です。
- 2025年3月末に「TERRA (テラ) スターターバリューキット」を購入
- 2025年4月末に「クイックコネクトガスシリンダーの交換用+予備用」を購入
- 2025年6月中旬から5回分の定期コース(お得便)
僕が最初に本体を買った時はなかったんですが、4月末に公式サイトを見たら新しく「交換用+予備用」ってのが追加されていました。
新品のクイックコネクトガスシリンダーを二本配達してくれて、一本分はその場で返却…というプランです。手元に一本空のガスシリンダーがあれば利用できます。
個人的には「いいじゃんこれ」って思いました。
僕が買ったスターターバリューキットは初期でガスが二本ついています。
もし二本ずつ交換するってなったら完全になくなったタイミングで交換依頼を出す必要があり、配達されるまで炭酸水が作れない空白期間ができちゃうんですよね。
よって空白期間を作らないために追加で一本、あるいは二本買うしかないのかなぁ…と思っていたところでした。
本プランを一回注文したことで僕の家は三本のガスシリンダーで回っています。それ以降はお得便でまとめて一括払いにして、二本空になったら二本交換依頼して、一本は使うことで一切の空白期間を作らないようにしています。
なぜか本製品だけクレカ不可で代引き(現金を配達員に渡す)だったのは残念です。まぁ一回きりでそれ以降はクレカ対応のお得便なのであんま気にしてないです。
公式から買う中では上記のような購入履歴が一番お得だと思います。
お得便は最初にそういうプランを買います。

二年以内に2本×5回まで交換できる権利を買うってイメージです。よって権利だけ買ってもその後自分で申し込まないと意味がないです。
お得便を買った後は右上の会員ページボタン→「ガスシリンダーお得便交換一覧」をクリックします。

本ページからガスシリンダーを申し込みます。もう既に代金は支払っているためここではお金がかかりません。0円です。

佐川急便の方には申し訳ない
管理の煩わしさは慣れだと思いますが、多分今後も慣れないのが配達員との交換作業です。
交換の流れは以下のようになっています。
- 炭酸水を作ってガスシリンダーを空にする
- 空になったらソーダストリーム公式から交換用のガスシリンダーを注文する(お得便だと初回のみまとめて払って後は回数分0円)
- 佐川急便がガスシリンダーを持って配達してくれる(地域によっては別業者かも?)
- その場(玄関先)で今まさに届けてくれた段ボールを開封して新品のガスシリンダーを取り出す
- 準備しておいた空になったガスシリンダーを中身を取り出した段ボールに入れて配達員に渡す
- 伝票を貰う
新規で送ってもらって、後からゆっくり自分で郵便局や集荷場所に行って配達依頼するとかではないです。その場での集荷です。
その日は当然家にいないといけないし、その場で回収するので置き配も無理です。
ピンポンが鳴ったら玄関まできてもらって、荷物を受け取ったらその場でべりっと開封しないといけません。幸いその段ボールが返却用も兼ねているので開けやすい構造にはなっています。カッターを使わなくても開けられます。
とはいえ、配達員に見られながら段ボール開封して玄関に置いておいた空のガスシリンダーを入れて渡す作業は毎回焦ります。
「(や、やべ…段ボールあかね…。ち、力を入れてって、うわちょっと破けてしまった…大丈夫かな…ってそんなことより空のガスを入れないと…あわわあわわ)」って焦ってたら、
配達員のお兄さんに「あっ、全然ゆっくりで大丈夫すよ~。あ、そんな感じでもう大丈夫っすよ。あとはこっちがやります。にしても炭酸ガスってこんな感じなんですねー初めて見ました。それじゃ、伝票渡しますね。はい、ありがとうございっしたー」
って会話が発生して恥ずかしいったらありゃしないです。
僕が人見知りの引きこもりだからです。これに尽きます。そんな奴が炭酸水メーカー使うなよって話か(笑)
作業の流れ自体は嫌でも慣れるでしょうけど、僕の申し訳ないっていう感情は慣れないと思います。申し訳ないです。
ミドボンという存在
公式以外の選択肢を入れた時、確実にコスパいいのはミドボン(業務用液化炭酸ガスボンベ)を使う方法です。
正直、僕は怖すぎて導入しておらず、今後も多分しない気がするのであんまり調べなかったんですが、簡単に言うと居酒屋や酒屋に置いている緑色のでっかいガスボンベを個人で導入する方法です。
一回の値段はしますが、一度買ったら相当長持ちして交換も安いようです。
ペットボトルとソーダストリームのガスシリンダーは、500ml一本あたりせいぜい50円か40円かの微々たる戦いです。一方ミドボンだと一本10~20円みたいなコスパらしいです。
圧倒的に一番安いです。ここまでくると公式のガスシリンダーで感じていた「超お得かと言われたら疑問」は撤回できそうです。
ただし、僕がすぐ諦めたようにデメリットも多々あります。
- 管理が大変。最悪爆発などの危険性がある。安いだけで素人が簡単に手を出していい代物ではない
- 通常のスーパーや通販にはない。通販でわんちゃんあるかもだけどべらぼうに高かったり、個人購入不可だったりする
- 買うには酒屋とか特殊なスーパー(業務スーパーや酒のやまやなど。もちろん全店舗にあるとは限らない)に行く必要がある
- 仮にあったとしてもアルコール販売している業者向けらしいので個人だと断られる可能性がある
- 重たいので買ってから家に持って帰るの大変
- 大きいから場所をとる
- 専用の器具を購入し、本体に接続する(ここはほんと調べてないから分からん。「ミドボン シリンダー
」でAmazon検索)
- ガスが空になって交換する時は容器を持って買った店舗に行って補充してもらう。その場でガス分を支払う
- もしソーダストリーム本体が壊れても自己責任
圧倒的なコスパを取るか、多少高くてもある程度安全が保障されていてペットボトルよりかはちょっと安い公式のガスシリンダーを取るかです。
飲食関係の仕事に勤めていてミドボンを知っている方、近所に付き合いのある酒屋があってすぐに手に入れられる…みたいな方たちは選択肢に入るかもしれませんが、それ以外の何の伝手もない知識もない素人は素直にやめたほうがいい気がします。
いちお僕が軽く調べた時に見た参考URL貼っておきます。
- ミドボン届いた アル中宣言!!|玉袋社長
- ソーダストリームを無限ソーダ状態に移行するミドボンを導入 – YouTube
- ソーダストリームを買い替えた(ミドボン直結) – MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~
- 「Soda Stream with ミドボン」@自宅 – そんなに食うなら走らんと
- ソーダストリーム コスパ改善計画 ~ミドボン導入~ 【ソーダストリームとミドボン直結】 : アトリエ ねこまた
- ソーダストリームを買い換えて、炭酸ガスボンベ(通称ミドボン)を直結した話 | mozlog
- 【ライフハック】ミドボン(業務用液化炭酸ガスボンベ)接続【炭酸水メーカー】|我出張族長州人、時々狩人のちょーす
- 人に勧めたので改めてソーダストリームの利用状況を|Double-K
- 🥤 炭酸水メーカー×ミドボンのすすめ?(自分用メモ)|まーくん (o^_ー)b
感想
以上、「SodaStream」の炭酸水メーカーを買おうと思いあれこれ調べた時に気づいた注意点・懸念点・罠、実際買ってどうだったかでした。
結構気になる点を書いた気がしますが、総評すると超満足です。
体感できるお得率はそこまでだったにせよ、やっぱりお得はお得だし、ゴミは出ないし、楽しいし、炭酸も市販のと変わらず美味しいので最高です。
やっぱりペットボトルの残り本数を気にせず飲めるのはいいですね。
余談ですが、公式サイトやAmazonにシロップが販売されています。Amazonにあるシロップだとキャプテン
やスミダ飲料
あたりが有名なんですかね。沢山のフレーバーがあり美味しそうです。
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