【Amazonフォト】動画と写真をオンライン上にバックアップしてみよう

この記事では、写真や動画をバックアップできるAmazonのサービス「Amazonフォト 」について書きます。
プライム会員なら、容量無制限でばしゃばしゃバックアップできます。

Amazonフォトは、写真や動画をクラウド上にバックアップできるサービスです。パソコンやスマートフォンなどのデバイスから自動的に写真や動画をバックアップ、整理、共有できます。
一度アップロードしとけば、パソコンやスマホから確認できます。
プライム会員だと写真を容量無制限でアップロードできる点が特徴です。
AI技術を駆使した検索機能が搭載されており、簡単に過去の写真を探すことができます。例えば「山」や「人」と入力すると自動でAIが人や山が映っている写真を絞り込みしてくれます。
現在では、Amazonフォト以外にも色々なクラウドサービスがありますが、追加料金なしで容量無制限にアップロードできるのは中々珍しいです。プライム会員なら月額500円でプライムビデオなどと一緒に利用できます。
プライム会員ではない場合は、以下のリンクから30日間の無料体験ができます。 Amazonフォトだけでなく、沢山の映画が見放題なプライムビデオなどと一緒に体験できます。
特徴
Amazonフォトの特徴はなんといっても、プライム会員なら写真を容量無制限でアップロードできる点です。
すでにプライムビデオを利用するためにプライム会員に入っている方などは、追加料金一切なしで写真を無制限にアップロードできます。
家族で写真を共有することもできます。パソコン版だけでなく、AndroidやiPhone(iOS版)もあるのでどのデバイスからでもアクセス & バックアップできます。
- プライム会員の方
- 今までGoogleフォトを使っていたけど、2021年6月以降に容量無制限がなくなって困ってる方
- 2021年5月までにGoogleフォトにバックアップしてるからと安心している方
僕は2番目に該当する人でした。
2021年6月以降はGoogleフォトの容量無制限が廃止されたんですよね。そのせいで容量を消費するようになりました。
2021年5月までに高画質でバックアップしてたから安心だと思っている方も注意が必要です。
Googleフォトのヘルプによると、容量を超えた状態が2年以上続く場合は写真が自動で削除される可能性があるとのことです。

つまり、5月までにGoogleフォトにバックアップしてたとしても、容量が超えている場合は削除されるかもしれません。2年以上ログインしていない場合も同様に削除される可能性があるとのことです。
詳しくは以下のサイトを参考にしてみてください。
参考:Google ストレージの動作について Google フォト ヘルプ
AmazonフォトとGoogleフォトの比較
簡単ですが、AmazonフォトとGoogleフォトの比較表を作りました。
Googleフォト | Amazonフォト(非会員) | Amazonフォト(プライム会員) | |
---|---|---|---|
容量 | 15GB | 5GB | 写真無制限、動画5GB |
基本料金 | 無料 | 無料 | プライム料金で月500円(年4,900円) |
100GB | 月250円(年2,500円) | 月250円(年2,490円) | 月250円(年2,490円) |
200GB | 月380円(年3,800円) | なし | なし |
1TB | なし | 月1,300円(年13,800円) | 月1,300円(年13,800円) |
2TB | 月1,330円(年13,000円) | 月2,600円(年27,600円) | 月2,600円(年27,600円) |
参考:料金プラン-Amazon Photos
Amazonフォトをプライム非会員で利用する場合はGoogleフォトのほうがおすすめです。プライム会員に入ってこそのサービスですね。
Amazonフォトには、個人レベルじゃなくて企業レベルの大容量プランもあります。最高は30TBの1年414,000円です。すごすぎです。

デメリット
Googleフォト (Backup and Sync from Google)と比較してAmazonフォトのデメリットを書きます。
- プライム会員じゃないなら恩恵が少ない(容量が5GB制限)
- 拡張子で除外設定ができない
- どれがバックアップされてるか見にくい
僕は一眼レフでRAW(CR3)画像も利用するので、「CR3はバックアップしない」などの拡張子の除外設定ができないのが痛かったです。
僕が使っている一眼レフカメラのRAW拡張子は「CR3」ってやつで、それはビデオとして認識されて容量を圧迫しちゃいました。写真としてカウントされないから容量無制限から外れてしまうってわけですね。
調べるとほとんどのRAW画像は容量無制限でバックアップできるみたいです。「CR3」だけは容量を圧迫するので注意が必要です。そもそも一眼レフ持ってないという人には関係ない話です。

そのくせメディアの種類では写真として認識され、「CR3」だけを削除したくてもどれがどれなのか分からない状態になりました。

CR3のRAW画像の場合は注意しましょう。
バックアップされるファイルについては以下から確認できます。
参考:Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon PhotosおよびAmazon Driveのファイル要件
RAW画像がバックアップされて容量圧迫して困った場合は、Amazonフォトからではなく、Amazonドライブから削除することができます。詳しく知りたい場合は、こちらに飛んでください。
インストール方法
Amazonフォトはクラウドストレージサービスなので、アプリやソフトをダウンロードしなくても使えます。
しかし、パソコン版・スマホ版とそれぞれにアプリがあります。アプリのほうが管理もしやすく、自動バックアップ機能もあるのでおすすめです。
以下のサイトからインストールできます。
スマートフォンでAmazonフォトを利用したい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
「デスクトップ用にダウンロードする」をクリックします。

ダウンロードが終わったら、セットアップファイルをダブルクリックで起動します。
インストールをクリックします。

ログイン画面が表示されるので、プライムに加入しているアカウントでログインします。

ログインしたら、 Amazonフォトのアイコンがタスクバーに表示されます。

セットアップ・設定
初回起動はセットアップがあります。めんどくさい場合は「セットアップをスキップ」で飛ばすこともできます。今回はセットアップを利用してみます。
「次へ」をクリックします。

最初のバックアップフォルダーを設定します。
ビデオはGoogleフォトにバックアップすると決めたので、ピクチャフォルダーのみ選択しました。
ビデオは容量使ってしまいますからね。Googleフォトなら15GBを無料で利用できるので、用途に分けて併用するのがいいのかなと思います。
あとから具体的にフォルダーを指定できるので、ここはあんまり気にしなくてもいいかなと思います。
「終了」をクリックします。

ピクチャと、ビデオというのはあくまでフォルダ名のことで、ピクチャフォルダー内に動画を保存していた場合、動画も一緒にバックアップされます。
容量の確認画面・有料プランの案内が表示されます。
プライム会員なので写真は容量無制限、動画が5GBの制限です。今回は有料プランに加入しないので、「GOT IT」、または画面右上の「×」をクリックします。

更新情報が表示されるので「閉じる」をクリックします。
セットアップは以上です。
フォルダーの編集
フォルダーを編集する場合は、左側メニューの「バックアップ」をクリックします。
編集したいフォルダーを右クリックして、編集をクリックします。

バックアップ先の編集や、バックアップの対象を選択することができます。
僕は、動画はバックアップしないように設定しました。
動画は、5GBの制限があるので中途半端に一部をバックアップするよりスッキリさせときたいと思いました。

フォルダーの削除
もし、ピクチャ以外のフォルダーを自動バックアップの対象にしたい場合、ピクチャフォルダーを削除することができます。
ピクチャを右クリック、「バックアップを停止」をクリックすることで、自動バックアップの対象外になります。削除といっても、すでにバックアップされた写真やピクチャフォルダー内にある写真は消えません。自動バックアップの対象から外すだけです。

フォルダーの追加
別のフォルダー内の写真を自動バックアップしたい場合、「バックアップの追加」をクリックします。

自分のパソコン内のフォルダーが表示されるので、自動バックアップの対象にしたいフォルダーを選択します。

追加したら、自動でバックアップが始まります。
停止したい場合は、フォルダーの横の一時停止アイコンか、右上のすべてのアクティビティを一時停止からできます。

「×」でウィンドウを閉じても、バッググラウンドで起動し続けます。裏で自動的にバックアップしてくれます。
裏で起動しているのを停止させたい場合は、タスクバーのAmazonフォトアイコンを右クリック→アカウントボタン→Amazon Photosの終了で停止できます。

手動でバックアップする方法
ホームをクリックして、バックアップしたい写真や動画をドラッグ&ドロップするだけで、手動バックアップができます。

使い方
Amazonフォトにアクセスします。
ログインしていない場合は、「詳細はこちら」をクリックします。

ログインします。
一人でパソコンを利用している場合、ログインしたままにするにチェックを入れることで、次から自動でログインしてくれるので便利です。セキュリティが心配だという方はチェックを外しましょう。
メイン画面(写真一覧)
ログインしたら、バックアップされている写真が一覧表示されます。操作は基本的にGoogleフォトを利用していた方ならわかると思います。良くも悪くも機能にそこまで差異は感じられませんでした。
左のメニューから撮影日、写真の数、AIによるジャンル指定などができ、右上のアイコンからレイアウトを変更できました。

写真を削除
Amazonフォトでは、写真を削除しても30日間はゴミ箱に保存される仕組みになっています。

一枚ずつ選択して削除するのがめんどくさい場合、日付横のチェックボックスでその日の写真を全選択することができます。

写真を選択したら画面上部にメニューが表示されるので、その他→ゴミ箱に移動するをクリックすると写真の削除ができます。

写真の日付を変更する
Googleフォトと同じように、 Amazonフォトでも写真の日時を変更させることができます。たまに撮影した機器の日時設定を間違えてて、実際の撮影日とは違う…なんてことがあるので手動で変更できるのはありがたいです。
日時・時刻を変更したい写真を選択します。画面上部のその他→すべてのアクションをクリックします。

写真に対して行えるメニューが表示されるので「日時と時刻を編集」をクリックします。ここから特定の写真を非表示にしたりもできます。

日時を変更できるウィンドウが表示されるので、「日時を変更して保存」をクリックします。

特定の拡張子(CR3など)を削除する方法
Amazonフォトからでなく、Amazonドライブから削除することができます。Amazonドライブにアクセスします。
ログインします。

アップロードしているファイルが表示されるので、画面上部の検索窓に削除したい拡張子を入力します。僕の場合、容量を圧迫している「CR3」のRAW画像を削除したいので、「CR3」と入力します。

ここでの削除は、Amazonドライブ・フォトにアップロードしているだけの削除です。
実際のファイル(写真や動画)が保存されているデバイスのデータは削除されません。
ずらーーと拡張子「CR3」が表示されます。

一番上のチェックボックスで一括選択できます。

右側の「ゴミ箱に移動する」をクリックします。

確認画面が表示されるので「削除」をクリックします。

今回は、ゴミ箱からもすぐに削除したいと思ったため、ゴミ箱→一括選択→永久に削除するで完全削除しました。
「復元したいかも…」と思っている場合は、ゴミ箱から消さない方がいいです。ゴミ箱のファイルは、30日間保持されるのでそれまでだったら復元できます。

Amazonフォトに戻って画面の更新(ブラウザの更新ボタン)すると、現在のストレージ使用量がオーバーで赤くなっていたのが、綺麗さっぱり消えてます。
このように、ストレージを圧迫しているものを狙って削除できます。一番はバックアップする時に拡張子の除外設定ができればいいんですけどね。
プライム会員を退会した場合は?
写真をバックアップした後にプライム会員を退会した場合でも、アップロードした写真は動画は消えないで、閲覧や保存は可能らしいです。新たにアップロードはできません。
「この月だけ加入したい!」という場合でも問題なく利用できます。1か月だけ加入して、大量に写真をバックアップしとく…といったこともできそうです。
感想
Amazonフォトは、プライム会員なら容量無制限で利用できるので、ぜひ利用したほうがいいということが分かりました。
あとは、動画の容量制限とGoogleフォトと連動して、一括移行機能なんかがあれば便利だなと思いました。
Amazonフォトが悪いんじゃなくて、Googleフォトから写真を移動させるのがめんどくさいから、Googleフォトを惰性で利用しているパターンの人、結構いるんじゃないかなーと思います。
Googleフォトに、そのまま放置していたら2年で削除される可能性があるので、早めに移動作業したほうがいいかもしれません。