広告を利用しています

当サイトは広告を掲載しています。消費者庁が2023年10月1日から施行した景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう配慮して記事を作成しています(記事はこちら、消す方法はこちら

【注意喚起】中国ドメイン登録サービスからの英語メールは詐欺!

ブログ

ナポリタン寿司のアイコン

この記事では、「If you aren’t the CEO, please forward this message to your CEO because this is urgent」という内容から始まり、「They wish to register “〇〇〇" as their internet keyword and Chinese domain names」と何やら一瞬ドキッとするような内容のメールが届いた時の対処法を書きます。

詐欺メールなので何もせず無視しましょう。

「【結論】詐欺。無視が一番」と記載された画像

ナポリタン寿司のもとに以下のメールが届きました。

<!--送られてきた詐欺メール原文-->
(If you aren't the CEO, please forward this message to your CEO because this is urgent. In case you think this has been sent to you in error, please disregard it. Thank you.)
Dear CEO,
This is a formal email. We are the Domain Registration Service company in Shanghai, China. I have a question to confirm with you. An application was received by us from Baotong Ltd on June 9, 2025. They wish to register "naporitansushi" as their internet keyword and Chinese domain names (naporitansushi.cn, naporitansushi.com.cn, naporitansushi.net.cn, naporitansushi.org.cn).

But after we review it, we notice this name conflicts with your company name or trademark. To deal with this issue better, it's necessary to send a message to you and ascertain whether this firm is your distributor in China?

<!--送られてきた詐欺メールをChatGPTで翻訳-->
(もしあなたがCEOでない場合は、このメッセージをCEOに転送してください。これは緊急の内容です。誤って送信されたと思われる場合は、無視してください。ありがとうございます。)

親愛なるCEO様

これは正式なメールです。
私たちは中国・上海のドメイン登録サービス会社です。ご確認いただきたいことがございます。
2025年6月9日に「Baotong Ltd」という企業から申請がありました。
彼らは「naporitansushi」というインターネットキーワードおよび以下の中国ドメイン名の登録を希望しています:

naporitansushi.cn
naporitansushi.com.cn
naporitansushi.net.cn
naporitansushi.org.cn

しかしながら、弊社で確認したところ、この名称は貴社の社名または商標と衝突する可能性があると判断いたしました。
この問題に適切に対処するため、まず貴社に連絡を取りこの企業が貴社の中国での代理店であるかどうかを確認させていただきたいのです。
中国・上海のドメイン登録サービス会社と名乗る企業から送られてきた英語のメール画像

ざっくり僕なりに説明すると、「うぃっす、俺たち中国・上海のドメイン登録サービス会社なんだけど、うちのとこにとある会社からドメイン申請があったんだよね。そのドメインをよく見たら、どうやらあんたの会社名とか商標とかと被ってる気がするんだよね。とある会社っておたくの代理店?関係ある?」って感じです。

会社の名前は人によって変わると思います。僕の場合ドメイン名は「naporitansushi」ですが、皆さん別々です。皆さんが運営しているサイト名に置き換えられていると思います。

一瞬「え、何それ…。緊急って言ってるし、何かしないとやばいのかな…。ちゃんとした企業からのメールっぽいし…」と焦るかもしれません。

上記のような形のメールがいきなり届いた場合、99.99%詐欺メールです。

【解説】どういうパターンの詐欺なのか

僕は実際返信したわけではないのであくまで推測になりますが、恐らくやりとりをした場合、最終的には「あなたのドメインを他の人に使われないよう先にうちのドメインサービスに登録してくれ。ただし、もちろん有料だよ」ってなります。

「他の企業があなたのサイト名をパクッて登録しようとしている!大丈夫そ?」と最初は不安をあおりつつまだ金銭の要求はしてきません。

やりとりしてちょっとでもすきを見せたらきっと「あなたの知的財産を守るために登録を推奨するよ!(チラッ)もちろん知的財産を守りたくないならいいけどね?あなたを守るための必要経費だと思うと安いと思うけどなー(チラチラ)。あ、なんなら今なら特別でちょっとは安くしてあげるよ!」って怒涛どとうの勢いで支払いをせまってくるでしょう。

色々な詐欺メールを見ている方からしたら「あーはいはいいつものやつね」ってなりますが、普段目にしていない初心者ブロガーさんは引っかかるかもしれません。人間の心理を巧妙こうみょうについた罠です。

以下の型に当てはまる典型的な詐欺メールです。

  • 権威けんい錯覚さっかくを利用したフィッシング
  • 中立機関をよそおったソーシャルエンジニアリング
  • 信頼性の演出を用いた心理誘導

実際はそんな申請はないです。ましてや企業名も適当で実際には存在しません。

自分のとこにお金払ってほしいだけで、何もかもが0からでっちあげられた嘘です。

うっかり反応したら相手の思うつぼです。そんな申請もないし、なんならそもそもドメインを管理している企業自体存在していない可能性が高いです。

ただただドメイン費用という名称の高額請求がくるだけです。

ChatGPTに中国・上海のドメイン登録サービス会社から送られてきたメールを貼り付けて「これって詐欺?」と聞いた画像

こういう詐欺の厄介やっかいな点は、もし万が一支払ったとしてそこで終わらない点です。「お、こいつバカや。もうちょいいけそうだな」ってなり、どんどん請求されると思います。

今回の場合だと、「naporitansushi.cn」と「naporitansushi.net.cn」は無事に支払って登録してくれたから守られたよ!だけど本当に心苦しいけど次は別の企業が「naporitansushi.org.cn」と「naporitansushi.ne.cn」を登録しようとしてきた。あなたが先に支払ってくれたらそっちも守れるけどどうする?」って感じで無限にくると思います。

次から次へと守るドメインを提示されて無限ループです。

【対処法】スルーが一番

一番の対処法は無視です。返信せずそのままゴミ箱行きです。

必要であれば、メールアドレスをメールソフトのブラックリストや迷惑メールフィルターに登録しましょう。

皆さんが使っているメールソフトやサービスにキーワードでのブロック機能が搭載されている場合は、以下のような共通している単語を追加するのもありです。

If you aren't the CEO, please forward this message
This is a formal email
Domain Registration Service
Chinese domain names
Domain Registry
an application was received by us
They wish to register
conflicts with your company name or trademark
ascertain whether this firm is your distributor

参考資料

ここまで「詐欺だ詐欺だ」って豪語ごうごしましたが、その情報を鵜呑うのみにすること自体が実は詐欺に引っかかりやすい思考だったりします。

どこの誰だか分からない僕一人が書いた情報を何も調べず100%信用するのは良くないです。もちろん僕はだまそうと思って書いていません。本心で書いています。迂闊うかつに判断するのは危ないよって意味です。

ということでいくつか類似の参考リンクを記載しておきます。

僕だけが詐欺だって言っているわけではないってことをお伝えします。かなり前(僕が調べたところ少なくとも2013年には存在)からある典型的な詐欺のようです。

より詳しく調べたい方は以下のような検索ワードで調べると情報がヒットすると思います。

感想

以上、中国のドメイン登録サービスからいきなり英語でメールが送られてきた場合ほぼほぼ詐欺だから無視でいいよって話でした。

年々時代の変化とともに詐欺も複雑化・巧妙化していますが、根っこにあるのは「嘘みたいに自分の心を良い意味でも悪い意味でも揺さぶってくる」点です。

多分その根底は今後も変わらないのかなーと思います。逆にその根底があるから人間はいつまでたっても引っかかってしまうというね…。

最初は安心させて信頼を得ようとしたり、時にはいきなりたたみかけるように不安をあおってあせらせてきたり…。とにかく人間心理を巧妙にあやつることにけています。

ふとした時に「ん?まてよ。俺の感情メールの内容にめっちゃ操作されてね?こんなうまい具合に不安煽ったり信頼獲得しようとしているのって怪しくね?」って一歩俯瞰ふかんで見れたら一番なんですが、実際は中々難しいと思います。

どんな人間でも人間である以上は必ずヒューマンエラーを起こすので、そういう時のため常に調べる癖をつけておくのがいいのかなと思います。

まずは返信前にChatGPTに相談、Googleに相談(検索)です。自分の知識だけに頼らないのが一番です。

ブログ

Posted by ナポリタン寿司