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【Windows】右クリックの「ターミナルで開く」を削除する方法

2022年6月23日Windows11

Windows11のアイコン

この記事では、Windows11でフォルダー、または空いているところを右クリックした時に表示される「ターミナルで開く」項目を非表示にする方法について書きます。

レジストリを弄ることで、無効化できます。

【Windows】右クリックの「ターミナルで開く」を削除する方法

レジストリを操作することで、Windows11の右クリックメニューにある「ターミナルで開く」項目を非表示にできます。使わない人は、削除すると右クリックメニューがスッキリして、いいかもしれません。いつでも元に戻せます。

「ターミナルで開く」は、クリックした場所のディレクトリに移動した状態で、ターミナル(コマンドプロンプトやPowerShell)を起動できる機能です。いちいち「cd」コマンドで、目的の場所に移動しなくても、瞬時に開けます。

Windows11の「ターミナルで開く」項目のスクリーンショット

僕は、この機能を使っていないので、不要です。思い切って削除することにしました。右クリックの項目を消すだけで、ターミナル自体は今後も利用できます。

本記事では、Windows11での解説です。1分程度あれば、削除できます。Windows10では、多分使えません。僕は、Windows10を使える環境がないので分かりません。「Explorer Patcher for Windows 11」でWindows11をWindows10に戻して実験してみましたが、使えませんでした。

動画版も作成しました。

他の項目も削除したい場合

右クリックから、「ターミナルで開く」を削除する手順

コマンドプロンプトから、本記事で紹介するコードを実行することで、サクっと削除できます。

スタートメニューを開いて、検索ボックスに「cmd」と入力します。コマンドプロンプトが出てくるので、「管理者として実行」をクリックします。管理者でないとうまくいきません。

Windows11のスタートメニュー コマンドプロンプトの起動

真っ黒い画面が表示されたら、以下のコードをコピペして、実行(Enter)します。

reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155} /f
すべてのユーザーに適用したい場合

上記コードは、現在ログインしているユーザーだけに反映させるコードです。

1台のPCを複数ユーザーで使い分けていて、全てのユーザーに反映させたい場合は、上記コードではなく、代わりに下記コードを実行します。間違って、上記コードを実行した場合でも、気にせず、追加で下記コードを実行してOKです。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155} /f

文字列値を追加するルートキーが異なります。「HKEY_CURRENT_USER」が現在ログインしているユーザーのみで、「HKEY_LOCAL_MACHINE」が全ユーザーが対象になっています。それ以外の部分は一緒です。

{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}」というのが、「ターミナルで開く」項目の文字列値になっています。こちらを、「Blocked」フォルダーに書き込むことで、文字通りブロックするということです。

/v」が、文字列値の名前を変更するパラメーターで、「/f」が確認画面を表示せずに実行するパラメーターです。不安な方は、「/f」を書き込まずに実行してみてください。「実行しますか?(Yes/No)」みたいな文章が表示されます。

「この操作を正しく終了しました。」と表示されればOKです。

コマンドプロンプトを使って、Windows11の「ターミナルで開く」項目を削除する手順画像1

この時点で、右クリックメニューから削除されていれば成功です。

場合によっては、エクスプローラーの再起動が必要かもしれません。そのままコマンドプロンプトに、以下のコードを貼り付けて、実行します。この時、もう一度Enterを押します。

taskkill /f /im explorer.exe
start explorer.exe
コマンドプロンプトを使って、Windows11の「ターミナルで開く」項目を削除する手順画像2

これで、エクスプローラーが再起動されます。実行中は、デスクトップやタスクバーが真っ暗になりますが、正常な挙動ですので、焦らないでください。

taskkill /f /im explorer.exe」が、エクスプローラーを停止するという意味です。2行目の「start explorer.exe」がエクスプローラーを起動するという意味です。この2ステップで、エクスプローラーを再起動できます。

コマンドプロンプトは不要なので、右上の「×」で終了してOKです。

エクスプローラーを開いて、適当な場所で右クリックします。「ターミナルで開く」項目が削除されています。スッキリしていい感じです。フォルダーを右クリックした時も、同様に削除されています。

右クリックメニューから「ターミナルで開く」項目を消した画像

「ターミナルで開く」を元に戻す方法

「やっぱり元に戻したい!」という場合は、「Blocked」フォルダーに書き込んだ文字列値を削除します

コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のコードを実行します。現在ログインしているユーザーだけに反映します。

reg delete "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155} /f
すべてのユーザーに適用した場合

すべてのユーザー用の「ターミナルで開く」項目削除コードを使った場合、以下のコードを使ってみてください。

reg delete "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155} /f

「自分がどっち用のコードを実行したか忘れた!」という方は、両方実行してみましょう。書き込んだコードがない場合は、「エラー:指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんでした」と表示されます。

コマンドプロンプトの「エラー:指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんでした」画像

「この操作を正しく終了しました。」と表示されればOKです。

コマンドプロンプトを使って、Windows11の「ターミナルで開く」項目を復元する手順画像

元通り、「ターミナルで開く」が元に戻ります。

感想

以上、Windows11の右クリックメニュー「ターミナルで開く」を、レジストリを操作して消す方法でした。

外部ソフトの影響で、追加された右クリックメニューについては、「ShellExView」や「ShellMenuViewv」などを利用することで、削除できます。

2022年6月23日Windows11