【Explorer Patcher for Windows 11】Windows11の外観をWindows10に戻すツール

この記事では、Windows11のタスクバー、スタートメニュー、ファイルの右クリックメニュー、エクスプローラーのコマンドバーなどを、カスタマイズできるツール「Explorer Patcher for Windows 11(日本語版は、こちら)」について書きます。
Windows11で変更された外観をWindows10に戻すツールです。具体的には、以下の部分をWindows10スタイルに戻せます。
- タスクバー
- タスクバーのラベルを表示(結合の解除)
- タスクバーの時計に秒数を表示
- 右クリックメニュー
- スタートメニュー
- エクスプローラーのリボン表示復活
- フライアウト(タスクトレイのポップアップメニュー)
- Ctrl+Tabのウィンドウスイッチャー
- コントロールセンターボタンの非表示
- タスクバーの時計に秒数を表示
- スタートメニューのよく使うアプリの最大表示数の変更
- アプリウィンドウの四隅の角丸を廃止してカクカクにする
- タスクバーダブルクリックで自動非表示切り替え
- Windowsのバージョン(ビルド情報)をデスクトップ右下に表示
それぞれ戻す箇所は、個別に設定できます。例えば、タスクバーと右クリックメニューをWindows10スタイルに戻して、エクスプローラーのコマンドバーは、Windows11スタイルのままにできます。細かい部分までカスタマイズできます。
公式サイトから、ソフトを入手→インストールすることで利用できます。自分でちまちまとレジストリエディターを弄る必要はありません。設定項目(英語)をポチポチするだけです。
本ソフトは、日本語非対応です。英語のみです。ブラウザのウェブサイトみたいに、翻訳ツールが使えるわけではないので、英語をある程度理解しておかないといけません。当記事では、全ての設定項目を実際にオンオフして翻訳しているので、英語さっぱりな方でも大丈夫です。
Windows11では、タスクバーのラベルは常に結合されて、表示できないようになりました。本ツールを使うと、あっという間にラベル表示できます。

スタートメニューの最初に表示されるページを、全てのアプリすることも可能です。そもそも、Windows10のタイル状に戻すことも可能です。
現在、Explorer Patcher for Windows 11を利用している上で、Windows11の更新プログラム「KB5022913」を適用した場合、「explorer.exe」が無限に再起動する問題が発生しているようです。注意しましょう。
リリース元:valinet
記事執筆時のバージョン:22621.608.51.6(2022年11月17日)
ダウンロード&インストール方法
以下のサイトからダウンロードできます。
日本語化されたEP11を使いたい場合は、以下のサイトになります。設定画面が日本語化されるだけで、操作方法は一緒です。
ベータ版の「」と安定版の「
」があります。
ベータ版は動作保証がないけれど、新機能を先行体験できます。こだわりがない方は、安定版がおすすめです。僕みたいな新機能にいち早く食いつきたい方は、ベータ版を使ってみましょう。
Assetsの「ep_setup.exe
」をクリックします。

ダウンロードできたらインストールしていきます。クリックで起動します。ただし、先にこちらを見てから実行することをおすすめします。

バージョンによっては、「Microsoft Defender SmartScreen」の警告が表示されるかもしれません。詳細情報→「実行」をクリックします。

デスクトップが真っ暗になってインストールが開始されます。数秒~1分ほど画面が固まった状態になるので、そのまま待機します。

画面が真っ白、あるいは真っ黒のままの場合は、以下のアコーディオンを展開してください。エクスプローラーを手動で再起動します。
デスクトップ画面が元に戻ると、自動で本ソフトが有効になります。設定画面を起動して、色々カスタマイズしていきましょう。
設定画面の開き方
本ソフトの設定画面は、3つの方法で開けます。最後のおまけに関しては、しなくてもOKです。
タスクバーからアクセス
タスクバーの何もないところを右クリック→「プロパティ」をクリックします。

スタートメニューからアクセス
スタートメニューのアプリ一覧の「は行」に、「プロパティ(ExplorerPatcher)」があるのでクリックします。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからアクセス
Windows+Rを押して、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。以下のコードを入力して「OK」をクリックします。
rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI

設定画面が表示されます。毎回上記コードを入力するのがめんどくさい場合、次で説明するバッチファイルを作成しておくと便利です。
【おまけ】batファイルの作成
エクスプローラーの好きな場所で、テキストドキュメント(メモ帳)を作成します。

名前を分かりやすい名前にします。適当に「EP11の設定画面起動」とかでいいと思います。

ダブルクリックで開いて、中に以下のコードを書き込みます。
@echo off
start rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI
exit
書き込めたら、上書き保存します。

拡張子を「txt」から「bat」にします。警告ポップアップが表示されるので、「はい」をクリックします。

これで次回以降、batファイルを起動することでEP11の設定画面が表示されます。
Taskbar(タスクバー)
タスクバーの表示について設定できます。

オンオフを切り替えたい場合は、その項目をクリックします。オンが「✔」で、オフが「×」です。
Taskbar style | タスクバーをWindows10かWindows11か選択 |
More taskbar options in the Settings app | 個人用設定→タスクバーを開く |
Customize notification area icon | 通知領域のアイコンの表示設定 |
Customize system icons in the notification area | システムトレイアイコンの表示設定 |
Primary taskbar location on screen -Bottom(default) -Top (以下、2つはWindows10スタイルにしている時のみ適用) -Left -Right | タスクバーの位置(メインモニター) -下(デフォルト) -上 -左 -右 |
Secondary taskbar(s) location on screen | タスクバーの位置(サブモニター) |
Extra button should be: Hidden (default) -Show and open Widges -Show and open Cortana | 追加ボタンの表示、非表示 -ウィジェットの表示 -コルタナの表示 |
Show Search button | タスクバーに「検索」ボタンを表示 |
Show Task view button | タスクバーに「タスクビュー」ボタンを表示 |
Show Desktop button | タスクバーの右下にマウスを乗せるとデスクトップが表示 |
Automatically hide the taskbar | タスクバーを自動的に隠す |
The following settings only apply to the Windows 10 taskbar. | 次の設定はWindows10タスクバーにしている時のみ適用可能 |
Start button style | スタートボタンのスタイル |
Primary taskbar alignment | タスクバーの配置(メインモニター) |
Secondary taskbar(s) alignment | タスクバーの配置(サブモニター) |
Combine taskbar icons on main taskbar | タスクバーアイコンの結合設定(メインモニター) |
Combine taskbar icons on other taskbars | タスクバーアイコンの結合設定(サブモニター) |
Taskbar icon size | タスクバーのアイコンサイズ変更 「小」がSmallで、「大」がLarge |
項目の右側に、マークがついている設定項目は、反映させるのにエクスプローラーの再起動が必要です。

左下の「Restart File Explorer」をクリックすることで、エクスプローラーを再起動できます。アスタリスクがない項目については、瞬時に反映されます。

タスクバースタイル
「Taskbar style」でタスクバーのスタイルを設定できます。Windows10を選ぶと、左揃えになります。タスクバーの右クリックメニューも、Windows10の仕様に戻ります。

タスクマネージャーなどの懐かしい設定項目が復活します。タスクバーの右クリック→「すべてのタスクバーを固定する」のチェックを外すことで、タスクバーを横や上配置にできます。
通知領域のアイコンの表示設定
「Customize notification area icon」で、通知領域にあるアイコンの表示設定ができます。

システムトレイアイコンの表示設定
「Customize system icons in the notification area」で、通知領域にあるシステムアイコンの表示設定ができます。Windows10スタイルを初めて適用した時、いくつかのシステムトレイアイコンが表示されない場合があります。時計や、アクションセンターなどです。
クリックすると、システムアイコンの表示をオンオフできる設定画面が表示されるので、表示したい項目をオンにします。

僕は時計、音量、ネットワーク、入力インジケーター、アクションセンターを表示するようにしています。

スタートボタンのスタイル
「Start button style」で、スタートボタンのアイコンを変更できます。Windows10のタスクバーにしている時のみ変更できます。

Windows10だと、Windows11だと
になります。色は黒です。
タスクバーアイコンの配置
「Primary taskbar alignment」、「Secondary taskbar(s) alignment」でタスクバーアイコンの配置を設定できます。以下の中から選択できます。
At screen edge (default) | 左端に配置(デフォルト) |
Centered | 中央揃え |
Centered, at screen edge when full | 中央に配置、アプリを最大化で利用している時は左端 |
Centered with Start button | スタートボタンを一緒に中央配置 |
Centered with Start button, at screen edge when full | スタートボタンと一緒に中央にして、画面いっぱいの時は左端 |
例えば、「Centered with Start button」にすると、Windows10のタスクバースタイルを利用している時に、スタートボタンも一緒に中央揃えになります。

タスクバーアイコンの結合設定
Windows10のタスクバー結合設定が使えます。この機能は、「Taskbar style」でWindows10を選択している場合にのみ利用できます。
Always combine | 常に結合(Windows11と一緒) |
Never combine Combine when taskbar is full | タスクバーに入りきらない場合に結合 |
Never combine | 常に結合しない(ラベルを表示) |
試しに、「Never combine(常に結合しない)」を選択してみました。タスクバーのアイコンにラベル(フォルダやアプリ名)が表示されます。

System tray(システムトレイ)
システムトレイアイコンの設定ができます。

Skin taskbar and tray pop-up menus | トレイアイコンにポップアップメニューを適用する |
Center tray icon pop-up menus | トレイアイコンの右クリックメニューの表示位置を中央にする |
Flyout behavior for tray icon pop-up menus | トレイアイコンの右クリックメニューをフライアウトに変更する |
Show touch keyboard button | 仮想キーボードボタンを表示 |
Show seconds in the clock | タスクバーの時計に秒数を表示 |
Control Center button | コントロールセンターを非表示にする |
Show desktop button -Enabled -Disabled -Hidden | タスクバーの端っこに「デスクトップを表示ボタン」を表示するかどうか -有効 -無効 -非表示 |
Choosing Open Network & Intermet settings’ when right clicking the network icon should open -Network section in the Settings app (default) -Network and Sharing Center in Control Panel -Network Connections in Control Panel | ネットワークのアイコンを右クリックした時に表示する項目を設定 -Windows11の設定 – ネットワークとインターネットの項目を開く -コントロールパネルのネットワークと共有センターを開く -コントロールパネルのネットワーク接続を開く |
When clicking a system icon in the Windows 10 taskbar system tray, open | システムトレイアイコンをクリックした時のデザインを選択(Windows11かWindows10か、はたまた別の項目を開くか) |
Network | ネットワーク |
Sound | サウンド |
Clock | 時計 |
Battery | バッテリー |
Language switcher | 言語 |
トレイアイコンにポップアップメニューを適用する
タスクバーのトレイアイコンの右クリックメニューを綺麗にする項目です。例えば、「Bluetooth」の右クリックメニューがWindows11に馴染んだデザインになります。

パッと見は分かりませんが、見比べるとフォントが綺麗になって余白が大きくなって見やすくなっています。
トレイアイコンの右クリックメニューの表示位置を中央にする
タスクトレイの右クリックメニューの表示位置を中央にします。例えば、Bluetoothアイコンを右クリックすると、アイコンに対して綺麗に中央にメニューが表示されるようになります。

些細な変更点ですが、結構便利です。
タスクバーの時計に秒数を表示
タスクバーの時計に秒数も表示します。この設定は、「Taskbar」で、Windows10スタイルのタスクバーにしておく必要があります。

コントロールセンターを非表示にする
コントロールボタンを非表示にします。コントロールボタン(Win+A)は、Windows11から搭載された機能です。Wi-FiやBluetoothのオンオフなどの切り替えがワンクリックでできます。

システムトレイアイコンをクリックした時のデザインを選択
システムトレイアイコンをクリックした時に表示するデザインを、項目別に設定できます。
例えば「Clock(時計)」だと、Windows11、Windows10、Windows7から選べます。

「Network(ネットワーク)」は、Windows10かWindows11の2種類から選べます。Windows11からは、コントロールボタンにWi-Fiのオンオフが統合されたので、Windows10よりもスッキリしています。

File Explorer(ファイルエクスプローラー)
エクスプローラーの外観を設定できます。ここから右クリックメニューを、Windows10に戻せます。

For the settings marked with (**) to work in Open or Save file dialogs as well, regist… this utility as shell extension using the option below. Learn more | (**)が付いている設定を、ファイルを開く、保存するダイアログでも動作させるには、ユーティリティをシェル拡張として登録してください。詳しくはこちら |
Register as shell extension | シェルの拡張機能として登録 |
Disable the Windows 11 context menu | 右クリックメニューをWindows10の外観に戻す |
Always use legacy file transfer dialog | 常にレガシーなファイル転送ダイアログを使用する |
Use classic drive groupings in This PC | このPCでクラシックドライブグループを使用する |
Control Interface -Windows 11 Command Bar (default) -Windows 10 Ribbon -Windows 7 Command Bar | エクスプローラー上部のメニュー -Windows11のコマンドバー(デフォルト) -Windows10のリボン表示 -Windows7のコマンドバー |
The following settings take effect on newly displaying Windows 10 context menus | 以下の設定は、Windows 10のコンテキストメニューのスタイルにしている時のみ利用可能 |
Use immersive menus when displaying Windows10 context menus | Windows10のコンテキストメニューを表示する際に、没入型メニューを使用する |
Disable navigation bar | アドレスバー(ナビゲーション)を非表示にする |
Disable modern search bar | エクスプローラーの検索バーを古いデザインに戻す |
Shrink address bar height | アドレスバーの高さを縮める |
Hide search bar completely | エクスプローラーの検索バーを非表示にする |
右クリックメニューをWindows10の外観に戻す
Windows11の右クリックメニューを、以前のWindows10までのものに変更します。Windows11でも「その他のオプションを表示」をクリックすると表示されるんですが、毎回1クリックしないといけないので手間です。

コマンドバーの廃止と右クリックメニューを戻すだけで、エクスプローラーは、ほぼWindows10のデザインになります。
コマンドバーを廃止して昔のリボン表示にする
Windows11のエクスプローラー上部のコマンドバーを廃止して、Windows10までのリボン表示に戻します。

Start menu(スタートメニュー)
スタートメニューに関する設定ができます。Windows11スタイルにするかWindows10スタイルにするかで、表示項目が変わります。

Start menu style -Windows11(default) -Windows10 | スタートメニューのスタイル |
More Start menu options in the Settings app | Windows11の個人用設定→スタートの表示 |
Position on screen -At screen edge -Center (default) | スタートメニューの表示位置 -画面端(左) -中央(デフォルト) |
Maximum number of frequent apps to show | よく使うアプリの表示件数(デフォルトは6件) |
When using multiple displays, open Start on this monitor when invoked using the keyboard -Primary monitor (default) -Monitor on which the cursor is on | Windowsキーを押した時、次のモニターでスタートメニューを表示する -メインモニター (デフォルト) -カーソルが乗っているモニター |
Disable the “Recommended" section | 「おすすめ」を無効にする |
Open Start in All apps by default | スタートメニューの1ページ目に全てのアプリを表示する |
以下、Windows10スタイルにしている時のみ表示される設定項目 | |
Show more tiles | タイルをもっと表示する |
Corner preference -Rounded corners, floating menu -Rounded corners, docked menu -Not rounded | 角丸具合 -角丸・フローティングメニュー -角丸・ドッキングメニュー -角丸にしない |
Display mode -Default -Start menu -Full screen Start | 表示モード -デフォルト -スタートメニュー -フルスクリーンで表示 |
App list -Display -Hide -Disable | アプリ一覧 -表示 -非表示 -無効化 |
Pin tiles to Windows 10 Start menu from File Explorer | ファイルエクスプローラーからWindows10のスタートメニューにタイルをピン留めする |
スタートメニューのスタイル
「Start menu style」でスタートメニューのデザインを、Windows11かWindows10の中から選択できます。

Windows11のスタートメニューをWindows10風にするアプリは、「StartAllBack」や「Start11」などいくつかありますが、どれも有料です。
本ソフトを使うことで、無料でWindows10風のスタートメニューに戻せます。
左側にインストールしているアプリ一覧、右側にタイルが表示されます。タイルの右クリックも健在です。サイズ変更、「ファイルの場所を開く」などが使えます。「Unpin from Start」でタイルから削除します。

タイルに登録するには、インストールしているアプリ一覧の中から、登録したいアプリを右クリック→「Pin to Start」をクリックします。

よく使うアプリの表示件数
よく使うアプリの表示件数を設定できます。デフォルトでは6になっています。1~20、Unlimited(無制限)から選択できます。

スタートメニューを表示するモニター
「When using multiple displays, open Start on this monitor when invoked using the keyboard」で、Windowsキーを押した時に、スタートメニューを表示するモニターを設定できます。
この設定は、マルチディスプレイを利用している時のみ設定できます。
「Monitor on which the cursor is on」にすると、マウスカーソルがあるモニターでスタート画面を表示します。些細な点ですが、便利です。
「おすすめ」項目の非表示
「Disable the “Recommended" section」にチェックすることで、Windows11のスタートメニューの下部に表示される「おすすめ」項目を完全に非表示にできます。

スタートメニューの1ページ目に全てのアプリを表示する
「Open Start in All apps by default」にチェックすると、スタート画面を表示した時のページを、全てのアプリにできます。おすすめアプリがいらない人には、うってつけの機能です。
Windows10スタートメニューの角丸具合
「Corner preference」でWindows10のスタートメニューの角丸具合を設定できます。Windows10のスタートメニューにしている場合のみ適用できます。
「Rounded corners, floating menu(角丸)」と「Not rounded(角丸なし)」にした時の比較画像を貼っておきます。個人的には角丸の方が好みです。

Windows10スタートメニューのアプリ一覧表示
「App list」で、左側に表示されるアプリ一覧の表示切り替えを設定できます。
「Display」がデフォルトです。アプリ一覧がそのまま表示されます。「Hide」にすると、左側に展開できるボタンが追加され、普段は非表示になります。クリックでタイル(ピン留めアプリ)と表示を切り替えられます。

「Disable」にすると、左側の展開ボタンも非表示になり、完全に無効化されます。

Windows switcher(ウィンドウ スイッチャー)
Alt+Tabのアプリ切替機能の外観を設定できます。

Window switcher (Alt+Tab) style -Windows11 -Windows10 -Windows NT -Simple Window Switcher | ウィンドウスイッチャー(Alt+Tab)の外観を変更 |
Include desktop | デスクトップを含める |
Always show on primary monitor | 常にプライマリモニタ(メインモニター)に表示する |
Show windows only from current monitor | 現在のモニターからのみウィンドウを表示する |
Display only the most recent window(per application switcher) | 直近のウィンドウのみ表示(アプリケーションスイッチャーごと) |
Disable per-application window list | アプリケーションごとのウィンドウリストを無効にする |
Theme -Default -Acrylic -Mica(always opaque) | テーマ -デフォルト -アクリル -マイカ(常に不透明) |
Opacity | 不透明度 |
Color scheme -Follow system setting (default) -Light -Dark | カラースキーム -システム設定に合わせる -ライト -ダーク |
Corner preference -Rounded(default) -Small rounded -Not rounded | ウィンドウの角丸設定 -角丸(デフォルト) -少しだけ角丸 -角丸にしない |
Row height | 行の高さ |
Maximum width | 最大幅 |
Maximum height | 最大の高さ |
Window padding | ウィンドウのパティング(余白) |
Show delay | 表示の遅延(デフォルトは100ms) |
Use the scroll wheel to change selection -Never (default) -When cursor is over the switcher -Always | ホイール回転で選択範囲を変更する -なし(デフォルト) -カーソルがスイッチャー上にあるとき -常に |
ウィンドウスイッチャー (Alt+Tab) スタイル
Alt+Tabを押すと出てくるウィンドウスイッチャーの外観を変更できます。Windows11、Windows10、Windows NT、Simple Window Switcher(2022年1月1日より実装)の4種類の中から選べます。
「Simple Window Switcher」にしていると、勝手にキーボードレイアウトが英語(US)キーボードに、切り替わってしまうという不具合が発生する可能性があります。
日本語を利用しているユーザーは、「Simple Window Switcher」以外がおすすめです。
詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
Weather(天気)
タスクバーの右下に、天気を表示できます。
本設定は、タスクバースタイルをWindows10にしている時のみ表示されます。Windows11にしていると、そもそも「Weather」項目が表示されません。Windows11では、ウィジェットを使うことで天気を表示できます。

Show Weather on the taskbar | タスクバーに天気を表示する |
Location | 天気を取得したい場所 |
Layout -Icon and description (default) -Icon and temperature -Icon only -Temperature only -Temperature and description | レイアウト -アイコンと説明文(デフォルト) -アイコンと温度 -アイコンのみ -温度のみ -温度と説明 |
Widget size -Enlarge/shrink to fit contents (default) -Fixed | ウィジェットサイズ -内容に合わせて拡大・縮小(デフォルト) -固定 |
Update frequency -Every minute -Every 20 minutes (default) -Every half an hour -Every couple of hours | 更新頻度 -1分毎 -20分ごと(デフォルト) -30分ごと -数時間ごと |
Temperature unit -Celsius (default) -Fahrenheit | 温度単位 -セルシウス度(デフォルト) -華氏(かし) |
Language -System language (default) | 言語 -システムの言語に合わせる(デフォルト) |
Color scheme -Follow system setting (default) -Light -Dark | カラースキーム -システム設定に合わせる(デフォルト) -ライト -ダーク |
Corner preference -Rounded (default) -Small rounded -Not rounded | 角丸具合 -角丸(デフォルト) -少しだけ角丸 -角丸にしない |
Icon pack -Microsoft (default) | アイコンパック -Microsoft (デフォルト) |
Display widget contents -On a single line (default) -On 2 lines, if possible | ウィジェットの表示 -1行で表示(デフォルト) -可能であれば2行で表示 |
Zoom | ポップアップの拡大 |
Weather data courtesy of Google, and weather.com. | 気象データのリリース元:Google、weather.com. |
Update weather now | 天気予報を今すぐ更新する |
Clear weather widget local data | 天気予報ウィジェットのローカルデータを削除 |

クリックで、1週間の天気、温度、降水確率、風などを表示してくれます。Googleの天気データをお借りしているようです。

本アプリを含むいくつかの方法で、Windows11のあちこちに天気予報を表示する記事も書いています。気になったら参考にしてみてください。
場所(Location)
天気を取得する都市を設定します。
都市の名前をローマ字で入力するか、郵便番号で指定できます。広島なら「Hiroshima」といった感じです。何も入力しなかった場合は、自動的に現在地が登録されます。位置情報をオフにしている場合は、正確に反映されないかもしれません。

「Location」の部分に、指定した都市名が表示されていればOKです。

念のため、天気アイコンをクリックした時に表示される詳細画面で、設定した都市になっているか確認してみましょう。
郵便番号を指定した場合は、都市名ではなく郵便番号のみが表示されます。郵便番号を指定する時は、ハイフンを除いた数字だけを入力します。「131-0045」なら、「1310045」といった感じです。

表示設定(Layout)
「Layout」で表示項目の設定ができます。

角丸具合
「Corner preference」で、天気のポップアップメニューの角丸具合を調整できます。「Rounded (default)」が角丸状態です。「Not rounded」にすると、四角になります。

アイコンパック
天気アイコンの種類を選択できます。デフォルトではMicrosoftになっています。

Other(その他)
その他の設定ができます。

Remember last used section in this window | 最後に使用したセクションをこのウィンドウに記憶する |
Open clock flyout when pressing Win+C instead of Microsoft Teams | Windows+Cを押したときに、Microsoft Teamsではなく、時計とカレンダーを表示する |
Show separators between taskbar toolbars | タスクバーのツールバーの間にセパレータを表示する |
Add shortcut to program settings in Win+X menu | Win+Xにプログラム設定へのショートカットを追加 |
Remove shortcut key from program settings item in Win+X menu | Windowsメニュー(Win+X)のプログラム設定項目からショートカットキーを削除する |
Disable Office hotkeys (Ctrl+Alt+Shift+Windows key combinations) | Officeのホットキー(Ctrl+Alt+Shift+Windows)を無効にする |
Disable Win+F (Feedback Hub) hotkey | Win+F(フィードバック・ハブ)キーの無効化 |
Disable rounded corners for application windows | アプリケーションウィンドウの角丸を無効にする |
Disable quadrants when snapping windows | ウィンドウをスナップ時の象限を無効にする |
Default action in shutdown dialog (Alt+F4 on desktop) | Windowsシャットダウンウィンドウ(デスクトップでAlt+F4)を押したときの動作 |
Prevent the following Control Panel links from being redirected to the Settings app | 以下のコントロールパネルのリンクが設定アプリにリダイレクトされないようにする |
System / About page | システム/概要ページ |
Programs and Features | プログラムと機能 |
Adjust date/time | 日付/時刻の調整 |
Customize notification icons | 通知アイコンのカスタマイズ |
Windows+Cを押したときに、Microsoft Teamsではなく時計とカレンダーを表示する
Windows11では、Windows+Cを押した時に「Microsoft Teams」のチャット画面が表示されます。使わない人からすると不便です。本項目にチェックをつけると、通知とカレンダーが表示されるようになります。

フィードバックアプリ(Win+F)の無効化
オンにすると、フィードバックアプリのショートカットキー(Windows+F)を無効化します。使わないのに間違って押しちゃうという方は、オンにするのがおすすめです。

アプリケーションウィンドウの角丸を無効にする
アプリケーションウィンドウの角丸を無効にします。ブラウザ、エクスプローラーなどの全てのアプリの四隅が、角丸から四角になります。

Windowsシャットダウンウィンドウ(デスクトップでAlt+F4)を押したときの動作
デスクトップでAlt+F4を押したときに表示される「Windowsのシャットダウン」項目を変更できます。

以下の6つの中から選択できます。僕は使ってないです。
Switch user | ユーザーの切り替え |
Sign out | サインアウト |
Sleep | スリープ |
Hibernate | 休止モード |
Shut down (default) | シャットダウン(デフォルト) |
Restart | 再起動 |
Updates(アップデート)
更新に関する設定ができます。

When File Explorer starts -Notify about available updates (default) -Prompt to install avaliable updates -Do not check for updates | エクスプローラーの起動時の更新確認 -利用可能な更新プログラムについて通知する(デフォルト) -利用可能なアップデートのインストールを促す -アップデートの有無を確認しない |
Receive pre-relese versions, if available (not recommended) | プレリリース版があれば受け取る(推奨しない) |
Update servers -Releases -Pre-releases | アップデートのサーバー -リリース(安定版) -プレリリース(先行版) |
Check for updates | アップデートを確認する |
Update program and restart File Explorer | アップデートして、ファイルエクスプローラーを再起動する |
Read about changes in the latest releases | 最新リリースの変更点について読む |
Learn more | 詳細はこちら |
Advanced(高度な設定)
高度な設定ができます。

Only change these settings after reading the documentation about them.(Learn more) | これらの設定は、「Learn more」先にあるドキュメントを読んだ後にのみ変更してください。 |
Enable console | コンソールを有効にする |
Dump memory leaks | メモリリークをダンプする |
Double click taskbar to toggle auto-hide (only works when the taskbar is locked) | タスクバーをダブルクリックして、自動非表示を切り替える(タスクバーがロックされているときのみ動作) |
Show Windows build info on the desktop | デスクトップに Windowsのビルド情報を表示 |
Enable advanced mitigations for correct rendering using classic theme | クラシックテーマを使用した正しいレンダリングのための高度な緩和措置 |
Enable SysListView32 for Explorer views | エクスプローラビューでSysListView32を有効にする |
Hide the profram settings item(“Properties")from the taskbar context menu | タスクバーのコンテキストメニューからプロファイル設定の項目("プロパティ")を非表示にする。 |
Enable symbols download | シンボルのダウンロードを有効にする |
Supplementary delay at logon | ログオン時の遅延 |
以下、Windows10スタイルにしている時のみ表示される設定項目 | |
Pinned items act as quick launch (don’t group pinned items with active apps) | タスクバーにピン留めしたアプリを、グループ化して起動させない |
When the taskbar shows button labels, remove the extra gap around pinned items | タスクバーにアプリのラベル名を表示している時に、ピン留めしているアプリの周りの余分な隙間を削除する |
タスクバーをダブルクリックして自動非表示を切り替える
メインタスクバーの空いているところをダブルクリックすると、Windows設定の「タスクバーを自動的に隠す」をオンオフします。設定から変更しなくても、ダブルクリックで切り替えられます。
この設定は、Windows10のタスクバースタイルを適用している時だけ有効になります。Windows11のタスクバーでは動作しません。
デスクトップにWindowsのビルド情報を表示
デスクトップ右下に、Windowsのバージョンを表示します。人によっては便利かもです。

タスクバーにピン留めしたアプリを、グループ化して起動させない
タスクバーにピン留めしているアプリを起動した時に、ピン留めしたアプリとは別で表示するオプションです。動画を貼っておきます。
ピン留めしている「メモ帳」をクリックしたとき、ピン留めアプリではなく、新しくタスクバーアイコンが追加されます。この方法のメリットは、ピン留めしているアプリを複数ウィンドウ開きたい時に楽ちんという点です。
ピン留めしているアプリをクリックすると、どんどん追加で新しいウィンドウを開いてくれます。
タスクバーのピン留めされたアプリの余白を削除
ラベル名の左右にある謎の余白を削除して、きゅっとするオプションです。Windows10のタスクバースタイルにしていて、なおかつアプリのラベル名を表示する設定にしていた場合に利用できます。

About(本ソフトについて)
本ソフトの公式サイト、作者への寄付、設定のリセット(Restore default settings)、設定のインポートとエクスポートができます。

設定のインポート(Import settings)
設定をインポート(読み込み)できます。エクスポートしたregファイルを選択して、「開く」をクリックします。(事前に設定をエクスポートしておく必要があります。)

レジストリエディターを変更するので、警告ダイアログが表示されます。このまま「はい」をクリックします。

「レジストリに正常に追加されました。」と表示されればOKです。「OK」をクリックします。

設定がロードされます。
設定のエクスポート(Export current settings)
現在の設定をエクスポート(バックアップ)できます。別のPCにデータを移行する時などに活用してみましょう。好きな名前を決めて、「保存」をクリックします。デフォルトの名前のままでいいと思います。
「Settings have been exported successfully.」と表示されればOKです。「OK」をクリックします。指定した場所に、レジストリファイル(拡張子は、reg)が保存されています。

設定のリセット(Restore default settings)
設定を初期状態にリセットできます。
アンインストール方法
削除する場合、最初に本ソフトの設定をリセットします。プロパティ→「About」を開いて、一番下の「Restore default settings(デフォルト設定に戻す)」をクリックします。

「はい」をクリックします。エクスプローラーが再起動して、設定が初期化されます。

EP11のプロパティを開いている場合は閉じます。Windows11の設定を開いて、アプリ→「アプリと機能」をクリックします。「Explorer Patcher」を探して、ケバブメニュー(三点ボタン)→「アンインストール」をクリックします。

「Are you sure you want to remove ExplorerPatcher from your computer?(お使いのコンピュータからExplorerPatcherを削除していいですか?)」ダイアログが開くので、「はい」をクリックします。

削除が開始されます。デスクトップが真っ白になるので、焦らず待ちます。少ししたら削除完了ダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。お使いのPCから、EP11がアンインストールされます。

感想
以上、Windows11のタスクバーやスタート画面、ファイルの右クリックメニューなどをカスタマイズできるツール「Explorer Patcher for Windows 11」についてでした。
Windows11は、スタイリッシュなデザインで大好きなんですが、使い勝手がWindows10よりも下がっているところが、ちらほらあります。本ツールを使えば、その部分をピンポイントで修正できます。