【Windows11】時計をいろんなところに表示させてみよう!

本記事は、「色々な方法を使って、Windows11のあちこちに時計を表示させてみよう!」といった内容になっています。
「Windows11で、サードパーティー製のソフトを使えば、どんな場所に時計表示できるんだろう?」、「Windows11の時計の場所に満足いかない!」という方、ぜひ参考にしてみてください。サブモニター、デスクトップ、ブラウザ内など、使うソフトによってあちこちの場所に配置できます。
Windows11が登場した時は、時計周りが結構不便でした。例えば、「サブモニターのタスクバーに時計が表示されない」とかですね。デュアルディスプレイ(2つのモニター)を使っている人には、かなり不便だと思います。
2022年4月現在、先行版(Windows Insider Program)では、既に修正されて、標準でサブディスプレイのタスクバーに時計が表示されるようになっています。

しかし、それでも時計周りの不便な点はあります。「タスクバーを上下左右に配置できなくなったことによる、時計の右下固定化」、「秒表示できない」などですね。人によっては不便かもしれません。
そこで、本記事では以下の6つの方法で、時計をあちこちに表示させてみました。全部使うのではなく、自分が好きな方法を選択するといいかなと思います。
試した6つの方法 | アプリ名 | 説明 |
---|---|---|
タスクバーを上配置にして右上表示 | Explorer Patcher for Windows 11 | Windows11の外観をWindows10に戻すアプリ |
Vivaldiのステータスバーに日時と時刻を表示 | Vivaldi | 軽い、プライバシーに配慮、高性能なブラウザ |
ElevenClockでサブモニターに表示&秒表示 | ElevenClock | サブモニターに時計を表示するアプリ |
BeWidgetsを使ってデスクトップの好きな場所に配置 | BeWidgets | デスクロップにシンプル・美しいウィジェットを配置するアプリ |
Clock for Game Barを使って、Xboxゲームバーに表示 | Clock for Game Bar | Xboxゲームバー(Win+G)にアナログ時計を表示するアプリ |
【おまけ】曜日を表示 | Windows11標準機能 | タスクバーに曜日も表示してみる |
「時計を表示する」という点においては、BeWidgetsとElevenClockの2つがおすすめです。Vivaldiはブラウザなので、「時計を表示するためだけに入れるのはどうなのかな?」という印象です。
Explorer Patcher for Windows 11は、タスクバーの時計だけでなく、Windows11で廃止された生産性を取り戻すのが目的のソフトです。エクスプローラーのリボン表示、コンテキストメニュー、スタートメニューをWindows11の頃に戻したい方におすすめです。
Vivaldiと同様、時計を表示させるためだけに入れるのはめんどくさいかな?といった印象です。
方法
早速、試した6つの方法を書いていきます。「お?これいいじゃん」と思った方は、ぜひ真似してみてください。
タスクバーの右上

Windows10までだと、タスクバーの右クリック→すべてのタスクバーを固定するのチェックを外すことで、タスクバーを移動できます。
Windows11でも、Explorer Patcher for Windows 11(以下、EP11)を使うことで、移動が可能になります。EP11は、Windows11の外観をWindows10に戻すツールです。以下のようなことができます。
- Windows10の頃に戻す(スタートメニュー、タスクバー、エクスプローラー、右クリックメニュー)
- タスクバーにアプリのラベル名を表示する(結合解除)
- スタートメニューの1ページ目に全てのアプリを表示する
- 以前のウィンドウスイッチャー(Alt+Tab)の適用
- タスクバーの右下に天気を表示(Windows10の機能の復活)
- アプリウィンドウの四隅の角丸を廃止してカクカクにする
無料なのに、Windows11の不便な点を、ごっそり改善できる便利なツールです。タスクバーを上配置にすると、時計も自動的に右上に移動されます。
Windows11の見た目に満足いかない方は、ぜひ導入してみてください。正直、これさえ導入すれば、これから紹介する方法は不要な気がします。これ1本で十分だと思います。
詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
Vivaldiのステータスバーに表示する

Vivaldiブラウザでは、ステータスバーと呼ばれるバーに時計を表示する機能が搭載されています。
Chrome拡張機能が使える、プライバシーに配慮している、テーマを自由にカスタマイズできる、標準で広告ブロック搭載、ページを並べるタブタイリング機能を搭載している…などが特徴のブラウザです。
Chromeよりも、多くの機能が搭載されているので、ブラウザヘビーユーザーの方におすすめです。
ブラウザをフルスクリーンで利用していても、バー上で時計を確認できます。タスクバーを隠していても確認できます。Vivaldiの良さは、ここでは書ききれないので、気になった方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Vivaldiをインストールできたら、設定(Ctrl+F12)を開きます。左側の「外観」をクリックします。ステータスバー→「ステータスバーを表示する」を選択します。

ステータスバーの時計が表示されます。デフォルトでは、右下にあります。

Shift+マウスのドラッグ&ドロップで、上のアドレスバー横に移動できます。実際の動画も貼っておきます。使っているテーマは、僕が作成した「Pastel Colors – Cherry blossom(桜)」です。
右クリックで、秒、日付を表示するか設定できます。

Windows11では「秒」を表示できませんが、Vivaldiはブラウザなので、OSに縛られずに自由に秒表示できます。クリックすると、アラームとタイマーのポップアップが表示されます。ブラウザにタイマーやアラーム機能もあるってすごいです。

ステータスバーに少しでも興味が湧いたら、以下の記事を参考にしてみてください。ステータスバーでできることを色々書いてます。
ElevenClockでサブモニターに表示&秒表示
ElevenClockは、Windows11のタスクバーの時計を拡張するアプリです。
具体的には、以下のようなことが可能です。日本語に対応しているので、初心者でも理解しやすいかなと思います。
- 全画面時の時計の表示・非表示
- 時計をクリックしたときの挙動(通常はカレンダーが開くが、デスクトップ、スタートメニューなどに変更できる)
- サブモニターのタスクバーに時計を表示
- 時計をマウスホバーした時のツールチップを非表示
- 時計を左側に配置
- フォント、サイズ、色の変更
- 曜日、カスタム書式の変更
- 秒を表示
元々は、Windows11のサブモニターのタスクバーに時計を表示する目的で開発されていましたが、いつの間にかどんどん機能が増えていって、現在ではメインモニターの時計表示もカスタマイズできます。

Windows11では時計の秒表示はできませんが、本アプリを使うことで、秒表示、曜日表示など高度なカスタマイズが可能になります。正確には、標準の時計をカスタマイズするのではなく、標準の時計の上に、違和感なく本アプリの時計を表示させているといった感じだそうです。
公式サイトにアクセスしたら、「ElevenClock.Installer.exe」をクリックします。

ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。

場合によっては、Windowsの警告画面が表示されます。本アプリは怪しいアプリではないので、「詳細情報」→「実行」をクリックします。

インストーラーが起動します。説明通りにクリックしていきます。

本ソフトを起動すると、サブモニターのタスクバーに時計が表示されます。表示された時計を右クリック→ElevenClockの設定でオプション画面を開きます。

配置の変更、クリックしたときの挙動などを変更できます。

フォントや色、書式の変更も可能です。

BeWidgetsを使ってみる
BeWidgetsは、Windowsのデスクトップに、シンプルな時計や日付ウィジェットを配置するアプリです。フォントも沢山用意されているので、自分好みにカスタマイズできます。僕一押しのアプリです。
Windows10、Windows11どちらでも利用できます。

Microsoftストアからインストールできます。
カスタマイズ次第では、下記画像のようにシンプルに・大きく・白文字表示もできます。

サブモニターにも配置できます。デスクトップだけでなく、最前面配置もできます。他のアプリを起動していても、一番上に時計を表示できます。
時計だけでなく、天気、写真、アプリショートカット等を配置できるウィジェットアプリです。

詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
Clock for Game Barを使って、Xboxゲームバーに表示
Clock for Game Barは、Xboxゲームバー(Windows+G)の画面に、アナログ時計ウィジェットを追加するアプリです。ゲームバーをオーバーレイで表示している時だけ確認できます。
フルスクリーンのゲームをしている方におすすめです。元々ゲームバーには、デジタル時計が表示されているので、無理に使う必要はありません。アナログ時計の方が好きという方だけ利用するのがいいかなと思います。

Microsoftストアからインストールできます。
インストールできたら、Windows+GでXboxゲームバーを起動します。上部にあるバーのウィジェットメニューアイコンをクリックします。新しく「Clock」が追加されているので、クリックします。

アナログ時計ウィジェットが表示されます。ウィジェットになっているので好きな場所に配置できます。
【おまけ】曜日を表示
Windows11のタスクバーの時計は、デフォルトでは、「13:48 2022/02/20」といったように曜日が表示されていません。

設定から、曜日を表示するようにできます。タスクバーの時計に今一つ満足していない方、ぜひ試してみましょう。なにげに曜日があると便利ですよ。
コントロールパネルの設定から変更していきます。スタートメニューを開いて、検索窓に「地域」と入力します。恐らくWindows11の地域と、コントロールパネルの地域の2つがヒットします。
コントロールパネルの「地域」を選択します。アイコンが目印です。

ダイアログが開くので、下にある「追加の設定」をクリックします。

日付タブをクリックします。データ形式の「短い形式」をクリックして選択します。

書き込めるようになるので、末尾に半角空白を入れて、「dddd」、または「ddd」と追記します。

表示する曜日の書式が異なります。
「dddd」にすると、「木曜日」といったように、「曜日」の漢字が含まれます。「ddd」にすると、「木」といったように、曜日だけの表示になります。
個人的には、曜日だけでいいので、「ddd」がいいかなと思います。
以下のような書式になります。
<!--「2022/06/16 木曜日」といった書式にしたい場合-->
yyyy/MM/dd dddd
<!--「2022/06/16 木」といった書式にしたい場合-->
yyyy/MM/dd ddd
書き込めたら、下にある「適用」と「OK」を順番にクリックします。後は、「×」でウィンドウを閉じてもOKです。

無時に、タスクバーの時計に曜日が表示されます。「13:50 2022/02/20 日曜日」って感じです。

感想
以上、Windows11で色々なソフトを使って、時計を表示してみる…でした。
結局、僕は複数ソフトを組み合わせて利用しています。時計があっちこっちにあってもいいよね!?そこまでごちゃごちゃもしないので、いくつか組み合わせると快適なんじゃないかと思います。