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【Googleアナリティクス】ChatGPTやCopilotなどのAI流入数を調べる方法

ブログ

「Googleアナリティクス」のアイコン画像

この記事では、「Googleアナリティクス(GA4)」を使ってどのAIからどのくらいの流入があったか調べる方法を書きます。

「Googleアナリティクス(GA4)」でAIからの流入数を調べた画像

以前「文章生成AIに対する僕の考え」というお気持ち表明記事を書きました。

記事内で「AI大賛成だけど現状参照元にメリットが少ないのが気になる」と書きました。

今後徐々に改善されそうな雰囲気はしているんですが、2025年6月11日時点では実際その通りだと思っていて、AIに参照されたところでブロガーの僕に広告収益が入ることもなければ、引用元情報を見てくれなきゃそもそも僕が書いた情報と認知すらされません。

もっとAIが「こちらの記事から引用しました!」って大々的にアピールしてくれたら認知度的にいいんですが、現状目立ちません。

ChatGPTの場合、出力した回答末尾にお気持ち程度で「情報源」ボタンがあるだけです。アイコンが採用されたらまだいいんですが、されない場合は押して見ない限り僕が書いた情報とは分かりません。

ChatGPTの情報源ボタンをクリックした画像

僕自身、AIの回答で満足したら参照元なんて見ないので、きっと皆もそうだろうと勝手に思っています。

しかし、あくまで思い込み。実際はどうなんだろうと気になったので、AI経由で僕の記事を開いてくれた人の数を調べてみたいと思います。本記事はPCブラウザでの解説です。

GA4版GoogleアナリティクスでAI流入数を調べる方法

ユーザー獲得ページを開く

ブラウザで「Googleアナリティクス」にアクセスします。

左側サイドバーの「レポート」→「集客」→「ユーザー獲得」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」でユーザー獲得ページを開く手順画像

セッションの参照元を追加する

グラフ下にあるプラスボタンをクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」のユーザー獲得ページでプラスボタンをクリックする手順画像

検索欄に「参照」と入力して、「セッションの参照元」、あるいは「セッションの参照元/メディア」をクリックします。どっちでもいいです。

「Googleアナリティクス(GA4)」のユーザー獲得ページで「セッションの参照元/メディア」を追加する手順画像

どこのドメイン経由で自身のサイトに訪れてくれたか確認できます。

「Googleアナリティクス(GA4)」のユーザー獲得ページで「セッションの参照元/メディア」を追加した画像

よくよく見ると「copilot.microsoft.com」、「chatgpt.com」、「perplexity.ai」といったAIからいくつか流入があることが分かります。

「Googleアナリティクス(GA4)」で「セッションの参照元/メディア」を追加してAIドメインを探した画像
ポイント

必要であれば「1ページあたりの行数」の数値を増やすと項目が見やすくなるかもしれません。

「Googleアナリティクス(GA4)」の1ページあたりの行数を調整する手順画像

フィルターを使って絞り込む

「Googleとかの他項目も混ざっているからAIからの流入を探しにくい!」って場合はフィルターで絞り込むと見やすくなります。

グラフ上部の「フィルタを追加」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」のユーザー獲得グラフにフィルタを追加する手順画像

ディメンションに「セッションの参照元」、あるいは「セッションの参照元/メディア」を追加します。

「Googleアナリティクス(GA4)」のフィルタ(ディメンション)を「セッションの参照元/メディア」にする手順画像

マッチタイプを「正規表現に部分一致」にします。

「Googleアナリティクス(GA4)」でフィルタ(ディメンション)の値を「正規表現に部分一致」にする手順画像

値の部分を以下のようにAI関連のドメインにします。僕なりに主要なAIをまとめてみましたが、それ以外にある場合は各自追加してください。「|」記号で区切ってじゃんじゃん追加できます。

(chatgpt\.com|copilot\.microsoft\.com|copilot\.cloud\.microsoft|perplexity\.ai|claude\.ai|askai\.glarity\.app)

「適用」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」でフィルタ(ディメンション)の値をAI関連のドメインにした画像

AI関連の「セッションの参照元」に絞り込まれます。

「Googleアナリティクス(GA4)」の「セッションの参照元/メディア」をAIドメインに絞り込んだ画像

期間などを指定して詳しく分析できます。

【ちょっと高度】どの記事を見てくれたのか確認する

これまで解説した方法だと、どのAIからどのくらい流入があったかは確認できますが、具体的に自分のどこの記事にアクセスされたのかは確認できません。

もう少し設定することで確認できます。

レポートをカスタマイズ

右上の「レポートをカスタマイズ」ボタンをクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」でレポートをカスタマイズする手順画像

「ページパス+クエリ文字列」を追加する

レポートデータの「ディメンション」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」のレポートカスタマイズでディメンションを編集する手順画像

「ディメンションを追加」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」のレポートカスタマイズでディメンションを追加する手順画像

「文字列」を検索して、「ページパス+クエリ文字列」、あるいは「ページパス+クエリ文字列とスクリーンクラス」をクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」のレポートカスタマイズでディメンションに「ページパス+クエリ文字列」を追加する手順画像

「ページパス+クエリ文字列」項目に切り替える

グラフ項目のプラスボタン左側にある項目をクリックします。確かデフォルトだと「ユーザーの最初のメインのチャネルグループ」とかだったと思います。

「Googleアナリティクス(GA4)」で表示グラフのディメンション項目を変更する手順画像

先ほど追加した「ページパス+クエリ文字列」が一番下に表示されているのでクリックします。

「Googleアナリティクス(GA4)」でディメンション項目を「ページパス+クエリ文字列」にする手順画像

メイン列項目が「Organic Search」とか「Referral」とかじゃなくて、自身の記事のURLスラッグになります。

「Googleアナリティクス(GA4)」でディメンション項目を「ページパス+クエリ文字列」にした画像

フィルターで絞り込む

あとはこちらの方法と同じです。

プラスボタンを押して「セッションの参照元/メディア」列項目を追加します。

「レポートをカスタマイズ」の「フィルタを追加」をクリックします。「セッションの参照元/メディア」を追加して「正規表現に部分一致」にします。値をAI関連のドメインにします。

「Googleアナリティクス(GA4)」で自身の記事とAIドメインの参照元に絞り込む手順画像

AI関連のドメインでかつ自身のURLスラッグに絞り込めます。

「Googleアナリティクス(GA4)」でどの記事がどのくらいAIから流入しているか絞り込んだ画像

具体的にどんな言葉・文章をAIに投げかけたのかまではプライバシーの都合上確認できませんが、自分のURLが分かるってことは何となくこういうキーワードをAIに質問したんだろうなと推測できます。

レポートの保存

一度完成状態のグラフを作成したらレポートを保存することで、次回以降設定することなく素早く開けます。

「Googleアナリティクス(GA4)」でカスタマイズしたレポートを保存する手順画像

保存したレポートは左側サイドバー→下にある「ライブラリ」から開けます。

「Googleアナリティクス(GA4)」で保存したレポートを開く手順画像

感想

以上、「Googleアナリティクス(GA4)」を使ってどのAIからどのくらいの流入があったか調べる方法でした。

冒頭に書いたように、「AIに参照されたところでどーせ引用元(情報源)なんて見ない!」と思い込むのは良くないと思い調べてみましたが、おおよそ予想は当たっていました。

僕の場合、AIからの流入はほとんどない状態でした。全体の1%どころか0.2%にも満たなかったです。

もちろん運営しているブログのジャンルにもよるでしょうし、Googleアナリティクスが取りこぼしているデータもあるでしょうし、そもそもどのくらいAIに参照されてその内何パーセントが引用元を開いてクリックしてくれたかの割合が分からない以上は断定できませんけどね。

そもそも僕のブログがしょぼすぎて全くAIに参照されていない可能性だってあります。

参照された全体数が分かれば「めっちゃAIに参照されているけど、やっぱり皆AI回答で満足して参照元の僕のサイト開いてないな」って分かるんですけども。

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Posted by ナポリタン寿司