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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

【MiniTool MovieMaker】初心者向けの動画編集ソフトを使ってみた

ソフトレビュー

「MiniTool MovieMaker」のアイコン画像

この記事では、タイムライン上で、動画の分割・カット、トランジション、再生速度変更、フィルター適用など、基本的な編集ができるシェアウェア動画編集ソフト「MiniTool MovieMaker(ミニツール・ムービーメーカー)」について書きます。

「MiniTool MovieMaker」のスクリーンショット

初心者向けのシェアウェア動画編集ソフトです。以下のような操作ができます。基本的な動画編集の機能を搭載している印象です。

  • 分割・カット
  • 切り取り(比率変更)
  • 再生速度変更
  • フィルター(コントラスト、彩度、明るさ、3D LUT)
  • 回転・反転
  • トランジション(アニメーション)
  • 字幕・テキスト挿入
  • エレメント・スタンプ

シェアウェアソフトなので、無料プランと有料プランに分かれています。無料プランは、3本まで時間制限なしにエクスポートできます。4本目以降は、2分以内の動画だけ自由にエクスポートできるようです。シェアウェアの動画編集ソフトあるあるの、透かしや解像度制限(480pでしか保存できないなど)はないようです。

実際に企業様に聞いてみた情報なので、確かだと思いますが、あくまで記事執筆時点(2023年10月)の情報なので、今後変わる可能性もあります。

記事執筆時点では、日本語に対応しておらず、英語のみとなっています。直感的に操作でき、せいぜい「Media」や「Text」といった単語単位なので、何とかなるとは思います。

基本的にドラッグ&ドロップの簡単操作で完結しました。他のメジャーの動画編集ソフトと同様、上部の左半分がメディアなどの素材欄、右半分がプレビュー欄、下半分がタイムラインというレイアウトになっています。ダークを基調とした配色です。

本記事は、Windows11で使いましたが、公式サイトによると、Windows7、8、8.1、10にも対応しているようです。

本記事について

本記事は、依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。

リリース元:MiniTool Software Ltd.
記事執筆時のバージョン:7.0.1(2023年09月14日)

ダウンロード&インストール方法

公式サイトからダウンロードできます。

「無料ダウンロード」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」をダウンロードする手順画像

セットアップファイルがダウンロードされます。ダウンロードできたら、ダブルクリックで起動します。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像1

「Install Now」をクリックします。インストール場所やオプションなどを調整したい場合は、右下の「Custom Installation」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像2

カスタムインストールを選択した場合、詳細な画面が展開されます。言語(Language)、インストール場所(Installation Path)、向上プログラムに参加するかどうか選択します。2023年10月時点では、英語のみで日本語非対応です。

僕は、英語ができないので、推測になりますが、「Agree to participate in Customer Experience Improvement Program」オプションは、使っているデータを企業に送るかどうかのオプションだと思います。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像3

インストールにエラーが出た場合(Download failed)

「Install Now」をクリックしたら、インストールが開始される…はずですが、僕の環境だと、ここでエラーが出ました。同じくエラーが出た場合は、オフライン版のセットアップファイルを入手すると、うまくインストールできると思います。

「Offline download」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像4

オンラインセットアップとは別で、オフライン版のセットアップファイルがダウンロードされます。今度は、これをダブルクリックで起動します。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像5

インストール画面が表示されるので、指示に従ってインストールします。一度オンラインセットアップを起動した場合、指定の場所に同名のフォルダーが作成されています。「上書きしていいですか?」的なことを聞かれるので、「はい」を選択して、インストールします。

「MiniTool MovieMaker」をインストールする手順画像6

インストールできたら、今後スタートメニューの「M行」にある「MiniTool MovieMaker」から起動できます。インストール時にチェックしていた場合、デスクトップにショートカットアイコンが作成されていると思います。

使い方

新規プロジェクトの作成

本ソフトを起動したら、プロジェクト選択画面が表示されます。いわゆるセーブデータ的な感じです。新しく動画を編集する場合は、「New Project」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」のプロジェクト作成画面のスクリーンショット

メディア(動画・写真)の追加

「Media」の「My Album」に、編集したい素材(動画や音楽)を追加します。

「MiniTool MovieMaker」にメディアを追加する手順画像1

素材は、好きなだけ追加できます。

「MiniTool MovieMaker」にメディアを追加する手順画像2

追加した素材をドラッグ&ドロップすることで、下部のタイムラインに追加できます。「My Album」への追加は、あくまで素材として登録するだけです。実際に使いたい場合は、画面下半分にあるタイムライン上に追加する必要があります。

「MiniTool MovieMaker」のメディアからタイムラインに追加しているGIF画像

分割・カット

タイムラインに追加した動画で切り取りたい箇所がある場合、切り取りたい場所に、線(選択地点)を置きます。線の右に、はさみアイコンが表示されるのでクリックします。あるいは、タイムライン上のツールバー内のはさみアイコンからでも切り取れます。

「MiniTool MovieMaker」で動画を切り取る手順画像1

動画が分割されます。不要な部分は、選択して、Deleteキーを押すと削除できます。

「MiniTool MovieMaker」で動画を切り取る手順画像2

切り取り(比率変更)

タイムライン上の動画を選択して、上部にあるクロップボタンをクリックします。

「MiniTool MovieMaker」で動画の比率を変更する手順画像1

ダイアログが表示されます。赤い枠が、表示範囲です。端っこをマウスで掴んで、動かすことで、枠の範囲を調整できます。左下の「Ratio」で比率を調整できます。デフォルトでは、オリジナル(Original Ratio)になっています。変更できたら「OK」を押します。

「MiniTool MovieMaker」で動画の比率を変更する手順画像2

動画がクロップされます。縦長の動画を、PCで見る用に拡大して、16:9にする…といったことができます。

「MiniTool MovieMaker」で動画の比率を変更する手順画像3

再生速度変更

速度を変更したい動画を選択して、上部の速度メーターアイコンをクリックします。遅くしたい場合は「Slow」、速くしたい場合は「Fast」にマウスを置きます。2倍、4倍、8倍、20倍…といったように用意されています。

「MiniTool MovieMaker」で再生速度を変更する手順画像1

右側サイドバーの「Speed」からも、同様に調整できます。スライダーで調整できます。

「MiniTool MovieMaker」で再生速度を変更する手順画像2

30秒の動画のうち、最初の20秒まで4倍にしたい…といった場合は、動画を分割しておくといいかなと思います。

速度変更は、1つの動画に対しての反映なので、分割して2つにしておけば、片方を変更しても、もう片方には影響されません。速度変更に関わらず、エフェクトやフィルターも全て同じ概念です。

動画のフィルター調整

タイムライン上の動画を選択して、右側の「Basic」タブで、コントラスト(Contrast)、彩度(Saturation)、明るさ(Brightness)を調整できます。「3D LUT」でフィルターをかけて、動画の雰囲気を変えられます。

「MiniTool MovieMaker」でフィルター(コントラスト、彩度、明るさ)を調整する手順画像

色々弄ってみた動画を貼っておきます。

もっと色々なエフェクトを適用したい場合は、上部の「Effect」タブをクリックします。沢山のフィルターが表示されます。

一部フィルターは、初回のみダウンロード作業が必要です。右下にある矢印ボタンを押すことでダウンロードできます。適用したいタイムラインの動画にドラッグ&ドロップすることで、適用できます。

「MiniTool MovieMaker」でエフェクトを適用する手順画像1

適用しているエフェクトは、右側サイドバーの「Basic」タブに表示されます。

「MiniTool MovieMaker」でエフェクトを適用する手順画像2

動画の回転

右側サイドバーの「Rotation」タブで、動画を左右反転、上下反転、回転できます。回転は、0~360度の範囲でできます。スライダーになっているので、直感的に操作できると思います。

「MiniTool MovieMaker」で動画を反転・回転する手順画像

動画を貼っておきます。

トランジション

上部の「Transition」タブで、動画と動画の間に適用するトランジション効果を設定できます。

通常、動画と動画を繋げたら、ぶつ切りで終わった途端、すぐに次の動画に切り替わります。トランジション効果で、アニメーションを入れることで、滑らかに動きのある移動ができます。

タイムラインの動画と動画の間に、適用したいトランジションをドラッグ&ドロップします。

「MiniTool MovieMaker」でトランジション(アニメーション)を適用する手順画像

動画を貼っておきます。沢山の種類が用意されていました。

字幕・テキスト挿入

上部の「Text」タブで、字幕やタイトルなどのテキストを挿入できます。

「MiniTool MovieMaker」でテキスト(字幕・タイトル)を挿入する手順画像1

ドラッグ&ドロップすると、タイムラインの動画の上にあるテキスト行に追加されます。

「MiniTool MovieMaker」でテキスト(字幕・タイトル)を挿入する手順画像2

追加したテキストをクリックして選択すると、右側サイドバーに「Text property」が表示されます。表示する文章、種類、サイズ、色などを調整できます。

「MiniTool MovieMaker」でテキスト(字幕・タイトル)を挿入する手順画像3

プレビュー内のテキストをクリックして、ドラッグ&ドロップすることで、好きな場所に配置できます。

「MiniTool MovieMaker」でテキストの位置を調整しているGIF画像

アニメーション・動き

上部の「Motion」で画像や動画に対して、一定の動きをつけられます。上から下に動かしたり、スライドショーを作成する際に役立つかもしれません。

「MiniTool MovieMaker」の「Motion」タブ画像

エレメント・スタンプ

上部の「Elements」で、メディア上にスタンプ(エレメント)をのせられます。矢印や、食べ物、動物、絵文字など、可愛らしく動画を装飾できそうです。他の方法と同じで、タイムライン上にドラッグ&ドロップすることで、追加できます。

「MiniTool MovieMaker」の「Elements」タブ画像

エクスポート

プレビュー欄の上にある「Export」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」で作成した動画をエクスポートする手順画像1

左側に完成イメージが表示されます。右側でオプションを設定できます。名前、保存場所、拡張子、解像度、フレームレートを選択します。準備ができたら、「Export」をクリックします。無料版だと、3本まで出力できます。

「MiniTool MovieMaker」で作成した動画をエクスポートする手順画像2

エクスポート(書き出し)が開始されます。

「MiniTool MovieMaker」で作成した動画をエクスポートする手順画像3

完了したら「Your movie is done!」ダイアログが表示されるので、「Close」、あるいは「Find Target」をクリックします。「Find Target」は、保存先フォルダーを開いてくれます。

「MiniTool MovieMaker」で作成した動画をエクスポートする手順画像4

指定した場所に、保存されています。

「MiniTool MovieMaker」で作成した動画をエクスポートする手順画像5

実際に出力した動画を貼っておきます。テキストの実験動画です。

ライセンスについて

ライセンス(有料版)を購入したい場合、右上の黄色のカギアイコンからアクセスできます。

ライセンスキーを購入できたら、「License Key」に入力して、「Register(登録)」をクリックします。正常に登録できたら「Thank you for your registration!」と表示されます。「OK」をクリックします。

「MiniTool MovieMaker」でライセンスキーを入力している画像

感想

以上、タイムライン上で、動画の分割・カット、トランジション、再生速度変更、フィルター適用など、基本的な編集ができるシェアウェア動画編集ソフト「MiniTool MovieMaker(ミニツール・ムービーメーカー)」についてでした。

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