【4DDiG】Windows11のドライブをスキャンしてデータ復元できるソフト

この記事では、Windows11のゴミ箱から削除してしまったデータを復元できる有料ソフト「4DDiG」について書きます。
ドライブ内にわずかでもデータが残っていれば、復旧できます。
Windows、Macのデータ復元有料ソフトです。
ドライブ内(HDD、SSD、SDカード、USB等)・フォルダーを指定してスキャンすることで、削除したファイルが一覧表示されます。復元したいファイルを選択することで、復元できます。
復元できるファイルは、以下のようになっています。一般的な拡張子なら全て対応しています。
- 画像(JPG、PNG、RAW、SVGなど)
- 動画(AVI、MP4、MOVなど)
- 音声(MP3、WAVなど)
- オフィス文書(Word、Excel、PowerPointなど)
- アーカイブ(ZIP、7zなどの圧縮ファイル)
- その他(HTML、PHPなど)
復元したいファイル、拡張子が分かっている場合は、そのファイルに絞り込んでドライブをスキャンできます。スキャンしたファイルは拡張子ごとで分けられて表示されるので、目的のファイルを探しやすいです。
シンプルなUIで日本語に対応しているので、初心者でも簡単にデータを復旧できます。
「うっかり画像データを削除してしまった!ゴミ箱にもない!完全に消えた!」といった時に便利です。
通常、削除したデータはゴミ箱に一定期間保存されるようになっています。ゴミ箱にあるデータの復元は、以下のリンクを参考にしてみてください。
参考:【2022最新】Windowsのゴミ箱から重要なデータを復元する方法
ゴミ箱を開いて、復元したいファイルの右クリック→元に戻すを押すか、ファイルを選択してWindows11のコマンドバーにある「選択した項目を元に戻す」をクリックすることで復元できます。

ゴミ箱からも削除してしまったデータの復元は、Windows標準の方法だと復元できません。本ソフトを使うことで、ゴミ箱からも削除したデータを復元できるかもしれません。
WindowsとMac版があります。Windowsは、Windows10、Windows11などで動作します。
無料版と有料版があり、無料版だととドライブのスキャンのみで、実際にファイルの復元はできないので注意です。無料版でスキャンしてみて目的のファイルが復元できるかどうか確認→ちゃんとファイルが残っていれば、有料版にアップグレードして復元するといいかなと思います。
提供元:https://4ddig.tenorshare.com/jp/
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「無料ダウンロード」をクリックします。

Macをご利用の方は、その下の「Macでも利用可能」をクリックします。
ダウンロードしたセットアップファイルを起動してインストールしていきます。

「インストール」をクリックします。インストール場所を変更したい場合は、右下の「インストール設定」をクリックします。こだわりがない場合は、そのままでOKです。

「開始」をクリックします。

ソフトが起動します。

使い方
実際に、僕のPC(Windows11)でデータを復元してみたいと思います。
データのスキャン
復元したいデータがあった場所(ドライブ)を選択して、右下の「スタート」をクリックします。HDDやSSDなどのドライブだけでなく、USBメモリー、SDカード、CD、DVDなども復旧可能です。

どの拡張子のファイルを復元したいか選択します。「すべてのファイル」にすると、全部の拡張子を表示してくれますが、その分スキャンに時間がかかります。画像なら「写真」といったように、絞り込むのがおすすめです。
不要な項目はチェックを外します。設定できたら、右下の「ファイルタイプをスキャン」をクリックします。

スキャンが開始されます。ドライブの容量にもよりますが、かなり時間かかります。30分~1時間程度を見積もっておくといいかなと思います。

クイックスキャン中の左にあるが100%になるまで待ちます。この間、本ソフトを起動しておけば、別の作業をしていてもOKです。
スキャンを一時停止したい場合は、停止したい場合は
をクリックします。

僕の環境だと、Dドライブ(総容量3TB)の写真・動画のみのスキャンで1時間ほどかかりました。
スキャンが完了すると、左側にツリー表示で削除したファイル・フォルダーが表示されます。階層ごとにツリー表示になっているので見やすいです。

「フォルダー」を選択すると、ツリー表示からファイルの拡張子ごとの表示に切り替わります。

右上の検索ボックスでファイルを絞り込めます。

検索ボックスの左側にあるアイコンでファイルステータス、サイズ、種類などでフィルター(絞り込み)できます。スキャン結果が膨大な量で、目的のファイルを探すのに時間がかかる場合に活用してみましょう。

データの復元
データの復元は、有料版でできます。
復元したいファイル・フォルダーにチェックを入れます。複数チェックも可能です。フォルダーをチェックした場合は、そのフォルダー内にある全てのファイルが復元対象になります。ダブルクリックでフォルダー内を展開します。

選択できたら、右下のをクリックします。
復元場所(ドライブ)を選択します。
復元の仕様上、なるべく同じドライブは選択しない方がよいそうです。データを復元するってことは、何かしらドライブに異常があって破損したとかだと思うので、同じ場所に復元すると再び破損する可能性があります。例えばDドライブのデータは、Cドライブに復元する…って感じです。
選択したら、右下の「復元」をクリックします。

復元が開始されます。画像数十枚程度なら、1分~5分程度でできます。大容量のファイルだとそれだけ時間がかかります。

完了したら、「復元されたファイルを表示する」をクリックします。

正常に選択したファイル(今回の場合、画像)が復元されました。

ファイル容量も削除された時と同じサイズです。劣化しているということはありませんでした。

同じ要領で、Officeファイル(ExcelやWord等)のデータも復元できます。「ゴミ箱から消したはずの、あのデータが残っている!」ってなりました。びっくりです。

感想
以上、Windows11でゴミ箱からも削除してしまったデータ(画像、動画、テキスト等)を復元できるソフト「4DDiG」についてでした。
初心者でもサクッと復元できる点がいいなと思いました。