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「Xiaomi 15 Ultra」にマイナポータルをインストールする方法

Android

「Xiaomi」のアイコン画像

この記事では、「Xiaomi 15 Ultra」にマイナポータルをインストールする方法を書きます。

残念ながら記事執筆時点(2025年11月17日)でGoogle Playからはインストールできないので正攻法では無理です。

「Xiaomi 15 Ultra」にマイナポータルをインストールする方法

「Xiaomi 15 Ultra」にマイナポータルをインストールしようとして、「Google Play」で検索してみましたがヒットしませんでした。

Xiaomi 15 UltraのGoogle Playで「マイナポータル」を検索したけどヒットしていない画像

ブラウザアプリで「マイナポータル Google Play」と検索して無理やりGoogle Playのリンクを開いてみました。偽物やゴミ広告にまどわされないように。

Xiaomi 15 Ultraのブラウザで「マイナポータル」を検索した画像

無理やり開いたのはいいものの、「お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません」と表示されてインストールできませんでした。

Xiaomi 15 Ultraのブラウザで「マイナポータル」のGoogle Playリンクを開いた画像

この時点で無理なもんは無理です。

マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。 | よくある質問|マイナポータル」に書かれている対応デバイス一覧にも記事執筆時点(2025年11月)ではなかったです。

正攻法だと無理ですが、無理やり・非推奨の方法だとインストールできます。

いくつかのパターン紹介

Xiaomi 15 Ultra」にインストールするというこだわりを捨てたら、以下のパターンがあります。あくまで僕が思いつく限りなので他のパターンもあるかもです。

  • 【正攻法】僕のを使わず家族のを借りるパターン(母親のGoogle Pixel 7a
  • 【わりと現実味】母親のスマホに一旦インストールしてAPK抽出でサイドロード
  • 【論外】新規に対応端末orPC読み取りリーダー買う(こんなやつ
  • 【怖い】APKPureにAPKあったからそっからインストール

「いや、Xiaomi 15 Ultraにインストールする方法以外も紹介するんかい!」と思うかもしれませんが、実際公式に対応していないので、基本的に無理やりインストールってのは、よほど知識や覚悟がない限りやらないほうがいいと思います。

そもそも「Xiaomi 15 Ultra」なんてニッチなスマホに政府のマイナポータルを入れようってのがそもそものまちが…。ぐはぁ。

今回は僕が思いついた方法の中で最も現実味があり、かつ比較的安全な方法である2番目…マイナポータルに対応している端末を用意して、APKを抽出してインストールする方法を試してみます。

結論から言うと成功しました。

マイナポータルをインストールでき、NFCでマイナンバーカードも読み取ってログインできました。

「いや、非対応端末しか持ってない…。用意できないよ…」って方は、4番目の方法(こちら)になると思います。マジで自己責任ですけど。

まぁでも「Xiaomi 15 Ultra」しか持ってないから本記事にたどり着いたわけで、そもそも対応端末持っていたら苦労してねーよって話か。

上記では論外って書きましたが、今後も非対応のままなら「ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S300」みたいなPCと接続するNFCを読み取れるICカードリーダーを買うのも全然ありな気がします。

お金はかかりますが買い切りだし、楽で手っ取り早いです。新規に対応スマホ(それこそGoogle Pixel)を買うよりは安いし。

Xiaomi 15 Ultraにマイナポータルをインストールする手順

対応端末にマイナポータルをインストール

僕は「Xiaomi 15 Ultra」だけなので、マイナポータル対応端末が他にありません。しかし、さいわい母親が使っている「Google Pixel 7a」は対応しています。

少しだけお借りすることにしました。対応端末でGoogle Playストアを開いて、マイナポータルをインストールします。

「Google Pixel 7a」にマイナポータルをインストールする手順画像

(母親のスマホなのでくそでか文字サイズです)

ML Manager(APK抽出)のインストール

アプリのAPKを作成してくれる抽出アプリをインストールします。

有名だし、僕も使ったのが「ML Manager: APK Extractor」です。他のエクスポートアプリは大体「広告を含む」とか実質利用は有料だったりしますが、本アプリは広告がなく無料です。GitHubに公開されているオープンソースです。

「Google Pixel 7a」にML Manager: APK Extractorをインストールする手順画像
【ポイント】外部アプリに頼る以上リスクは残る

ざっとみた中では「ML Manager: APK Extractor」がマシかなと思い利用しましたが、安全性を気にするならADBを使った直接APK保存一択だと思います。

野良APKストアからのインストールは誰がアップロードしたのかもちゃんと中身審査されているのかも分からないので危険度MAXですが、「ML Manager: APK Extractor」を使った方法も抽出している過程で悪意あるコードが仕込まれる可能性もなくはないです。

というかITの世界で「大丈夫だろう」は命取りです。常に疑う心、大切。

もし、PCと接続してADB接続できる環境があるならば、USBデバッグ(Xiaomiの場合、通常のとセキュリティ設定の二つ)をオンにしてPCと接続します。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、以下のコマンドを実行します。

BAT (Batchfile)
adb shell pm path jp.go.cas.mpa

一つもエラーなく通ったら以下のような結果が返ってきます。

BAT (Batchfile)
C:\Windows\System32>adb shell pm path jp.go.cas.mpa
package:/data/app/~~67tNHOBGfu9wHTwqusE4fQ==/jp.go.cas.mpa-vhgYYoPWVvcUhzA7VWaO4A==/base.apk

C:\Windows\System32>
Windows11のコマンドプロンプトで「adb shell pm path jp.go.cas.mpa」を実行した画像

app/」の後と「jp.go.cas.mpa(マイナポータルのパッケージ名)」の後の文字列は多分毎回ランダムなので同じである必要はないです。

続いて、メモ帳か何かを開いて以下のコマンドを貼り付けます。

BAT (Batchfile)
adb pull 〇〇 %USERPROFILE%\myna.apk

コマンドプロンプトで返ってきた「package:」の「/data/app/」から「/base.apk」までをコピーして、上記の「〇〇」と置き換えます。

例えば、今回の僕の場合は以下のようになります。

BAT (Batchfile)
adb pull /data/app/~~67tNHOBGfu9wHTwqusE4fQ==/jp.go.cas.mpa-vhgYYoPWVvcUhzA7VWaO4A==/base.apk %USERPROFILE%\myna.apk
Windows11のメモ帳にマイナポータルのAPKを抽出するためのADBコマンドを書いた画像

注意点として「package:」を含んでいたらエラーが出るので、必ず「package:」以降(「/data/app/」から始まるやつ)にしてください。

これをコマンドプロンプト上にコピペしてEnterで実行します。うまく成功したら以下のようなメッセージ結果になります。

BAT (Batchfile)
C:\Windows\System32>adb shell pm path jp.go.cas.mpa
package:/data/app/~~67tNHOBGfu9wHTwqusE4fQ==/jp.go.cas.mpa-vhgYYoPWVvcUhzA7VWaO4A==/base.apk

C:\Windows\System32>adb pull /data/app/~~67tNHOBGfu9wHTwqusE4fQ==/jp.go.cas.mpa-vhgYYoPWVvcUhzA7VWaO4A==/base.apk %USERPROFILE%\myna.apk
/data/app/~~67tNHOBGfu9wHTwqusE4fQ==/jp.go.cas.mpa-vhgYYoP...e pulled, 0 skipped. 361.3 MB/s (32784796 bytes in 0.087s)

C:\Windows\System32>
Windows11のコマンドプロンプトで「adb pull 〇〇 %USERPROFILE%\myna.apk」を実行した画像

上記コマンドだと「%USERPROFILE%」フォルダー内にAPK保存されています。Android側に生成されるのではなく、PC側に生成されます。

<!--以下のパスをエクスプローラーに貼り付けて開くと「myna.apk」という名でマイナポータルのAPKがある-->
%USERPROFILE%
ADBコマンドを使ってマイナポータルのAPKを保存した画像

ML ManagerでマイナポータルのAPK作成

インストールした「ML Manager」を起動します。

「Google Pixel 7a」にインストールした「ML Manager: APK Extractor」を起動する手順画像

デバイスにインストールしているアプリが一覧表示されます。「マイナポータル(jp.go.cas.mpa)」を探して「抽出」ボタンをタップします。

「ML Manager: APK Extractor」でマイナポータルのAPKを抽出する手順画像

母親の「Google Pixel 7a」だと一瞬で作成できました。マイナポータルの容量は軽いのでそのおかげかと思います。

APKをXiaomi 15 Ultraに送る

右上の「抽出リスト確認ボタン画像」ボタンをタップします。

「ML Manager: APK Extractor」で抽出したマイナポータルのAPKを確認する手順画像

マイナポータル(jp.go.cas.mpa)の三点ボタン(⋮)→「共有」をタップします。

「ML Manager: APK Extractor」で抽出したマイナポータルのAPKを共有する手順画像

何かしらの方法でXiaomi 15 UltraにAPKを送ります。メールでもいいですし、Android同士なので「Quick Shareクイックシェア」でもいいかなと思います。

「ML Manager: APK Extractor」で抽出したマイナポータルのAPKをXiaomi 15 Ultraに送る手順画像

無事にAPK転送できたらもう対応端末のほうは不要です。

僕の母親の場合、「ML Manager: APK Extractor」も抽出したAPKも不要なので、ちゃんと元通りアンインストールと削除してから返しました。

マイナポータルのインストール

僕は「Quick Share」で受け取りました。

「ML Manager」で抽出したマイナポータルのAPKをXiaomi 15 Ultraのクイックシェアで受け取っている画像

ファイルマネージャーでダウンロードを開いて、「jp.go.cas.mpa_〇.apk」をタップします。

Xiaomi 15 UltraでマイナポータルのAPKファイルを開く手順画像

僕は「Files by Google」を使っています。「Quick Share」で転送した場合は、内部ストレージ→「Download」→「Quick Share」フォルダー内に保存されていると思います。

「インストール」をタップします。

Xiaomi 15 UltraでマイナポータルのAPKをインストールする手順画像

「マイナポータルをインストールしました」と表示されたらOKです。

Xiaomi 15 UltraでマイナポータルのAPKをインストールした画像

APKでのインストールだとこの時点で「インストールできませんでした」と弾かれることがあるので、ひとまず成功して良かったです。

マイナポータルの起動

無事にアプリアイコンとしてもありました。タップして起動します。

Androidスマホ(Xiaomi 15 Ultra)でマイナポータルを起動する手順画像

Xiaomiの場合、APK経由のインストールの初回起動時はセキュリティチェックが入ります。Google Playからインストールしたマイナポータルの正規APKなので引っかかることもなくクリアしました。

「Xiaomi 15 Ultra」でAPK経由のマイナポータルを起動した時のセキュリティチェック画像

Google Pixelにインストールしたマイナポータルを起動した時と同じく「マイナポータルにログイン」画面が表示されます。

「Xiaomi 15 Ultra」にAPK経由のマイナポータルをインストールして起動したログイン画像

全く同じです。

「Xiaomi 15 Ultra」にインストールしたAPK経由のマイナポータルの数字入力画像

Xiaomi 15 UltraはNFCを搭載しているので、マイナンバーの読み取りも問題なくできました。

「Xiaomi 15 Ultra」にインストールしたAPK経由のマイナポータルでマイナンバーを読み取っている画像

ただし、Google Playからインストールしたわけではないので自動更新などはありません。

インストールした後にGoogle Playのリンクを開いても「このアプリはお使いのデバイスに対応しなくなりました」と表示され、右上の三点ボタン→「自動更新の有効化」をタップしてチェックされません。

「Xiaomi 15 Ultra」にインストールしたAPK経由のマイナポータルのGoogle Play画像

なので、あくまでその瞬間その瞬間で使いたい時にやるのが一番かと思います。

例えば今本記事の手順でインストールしたとして、じゃーインストールしっぱなしで来年また使うってのはおすすめしません。

来年使う時になったら、また本記事の手順で最新版のマイナポータルを対応端末にインストールして、APK抽出するのがいいかと思います。常にその時の最新版を使うのがいいかと。野良APKストアを使う場合でも一緒です。

マイナポータルなんてそんな頻繁ひんぱんに使うものでもないと思うので、正式にお国が対応してくれるまでの辛抱しんぼうかなーと思います。

まぁ一生対応されない気もしますけど…。だってXiaomi 15 Ultraなんて…ねぇ…日本のスマホユーザー全体に対しての小数点何パーセントって話ですし。

ネット上のAPKからインストール(自己責任)

マイナポータル対応端末を用意できない場合は、インターネット上にあるAPKを直接ダウンロードする…という方法もあります。

僕が見たところ「APKPure」にありました。

「APKPure」のマイナポータル画像

信頼度的にはF-DroidAPKMirror>>>>APKPure…なのかなと思いますが、見たところAPKPureにしかなかったです。検索結果の下のほうには有象無象たちがありましたが、やめたほうがいいと思います。

仮に大手APKストアだとしても自己責任です。

マイナポータルのAPKと見せかけて中にどんな悪意あるコードが含まれているか分かったもんじゃないです。完全ローカルで動くしょーもないアプリならまだしもマイナンバーを読み取るような重要なアプリだとより一層慎重になる必要があります。

APKをダウンロードした後、VirusTotalなどのウイルススキャンツールで丸々スキャンしてもらうといいかなと思います。

試しにダウンロードだけしてみました。容量はGoogle Playから入手して「ML Manager: APK Extractor」で抽出したのと変わらなかったです。

「APKPure」から入手したのとAPK抽出したマイナポータル画像

容量だけを見て判断するのは軽率ですが、少なくとも容量が完全一致=悪意あるコードがもりもり盛り込まれているわけではないっていう一つの参考にはなるかと思います。

さらに、素人なりに署名者の証明書(SHA-256、SHA-1、MD5)のハッシュ値を「Apk Analyzer」を使って調べてみたところ、APKPureにあるマイナポータルのAPKと僕が自分で抽出したAPKは全く一緒でした。

APKPureとAPK抽出したマイナポータルのSHA-256、SHA-1、MD5比較画像

この時点でセーフ寄りだと思いますが、さらにインターネットで調べてみると問題なく動いた報告もありました。

もちろん僕は実際検証していないので最終的には自己責任です。

参考:【注意喚起】年金事務所を騙り、マイナポータルの偽サイト・偽アプリへ誘導される事案について | マイナポータルアプリ | デジタル庁 ウェブサービス・アプリケーション

感想

以上、「Xiaomi 15 Ultra」にマイナポータルをインストールする方法でした。

「Xiaomi 15 Ultra」を斜めから撮影した写真

本当にマイナポータルがXiaomi 15 Ultraで使えない/動かないんじゃなくて、Google Playからのインストールが許可されていないだけなんだと思います。

実際NFCを搭載しているので、APKでインストールしたら問題なく動きます。

非推奨で利用は自己責任ってていでいいから政府が公式にAPK配布してくれたらもう少し楽になるんですけどね。

まぁ政府のものとなると、やっぱりとてつもない責任もともなうと思うので、「はいXiaomi 15 Ultra対応リストに追加したよ」、「はい、APK配布するよ」は中々難しいのかなと思います。

とてつもない動作確認、問題となる要因を全部排除してようやく対応リストに仲間入りできるのかなと思います。

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Posted by ナポリタン寿司