当サイトは、アフィリエイト・アドセンス広告を掲載しています。消費者庁が、2023年10月1日から施行予定である景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています(記事はこちら、消す方法はこちら

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

【Image Composite Editor】ダウンロードできない時の対処法

2022年2月11日豆知識系

「Image Composite Editor」のアイコン

この記事では、2020年8月頃からダウンロードできなくなったパノラマ写真作成ソフト「Image Composite Editor(イメージ・コンポジット・エディター)」を、無理やりダウンロードする方法について書きます。

過去のアーカイブを表示するサイト「Wayback Machine(ウェイバック・マシン)」を利用します。

【Image Composite Editor】ダウンロードできない時の対処法

「Wayback Machine(ウェイバック・マシン)」を利用することで、正規の「Image Composite Editor(ICE)」をインストールできます。

「Wayback Machine」は、過去のホームページをアーカイブ(保存)しているサイトです。本サイト経由で、MicrosoftのICEダウンロードページにアクセスすることで、ページが廃止する前の状態にアクセスできます。その時点のバージョンのICEを入手できます。

「インストールできない!」、「いい代替ソフトがないんだけど!」と悩んでいる方、参考にしてみてください。

注意点

「Image Composite Editor」は、セキュリティ対策の一環として廃止されました。つまり、別の代替ソフトを探すのが一番の解決策です。

本記事は、過去のICEを無理やり入手する方法です。推奨される方法ではありません。どうしても使いたい人だけ、試してみてください。何があっても、自己責任でお願いいたします。

2020年夏ごろからサポートが終了した

「Image Composite Editor(イメージ・コンポジット・エディター)」は、「Microsoft Research Interactive Visual Media Group」が提供している一眼レフカメラ等で撮影した写真を、1枚のパノラマ写真に合成するフリーソフトです。簡単に大迫力のパノラマ画像を作成できます。

「Image Composite Editor」で作成したパノラマ画像(上が鳥取県の大山、下が広島の都市風景)

便利な本ソフトですが、2020年の夏ごろからインストールできなくなりました。Microsoftの公式サイトにアクセスしても、以下の文言が表示されます。

Note: This project is retired and no longer supported

(DeepL翻訳)注意:このプロジェクトは終了し、サポートは終了しています。

Image Composite Editor Microsoft Research
「Image Composite Editor」のサポート終了メッセージ画像

「Downloads(ダウンロード)」タブを選択しても、別のツールが表示されて、本体は入手できません。

「Image Composite Editor」のダウンロードページ画像

セキュリティ対策の一環として、2020年8月3日以降、「SHA-1」と呼ばれるセキュアハッシュアルゴリズムを利用しているソフトの配布を廃止したのが原因っぽいです。廃止される前に、本ソフトをインストールしていた場合は、継続して利用できます。

参考:SHA-1 署名済みコンテンツを廃止する | Microsoft Docs

過去の「Image Composite Editor」を無理やり入手する手順

以下のサイトにアクセスします。「Wayback Machine」を経由した「Image Composite Editor」の公式ダウンロードページです。

過去のホームページを、データとして蓄積しているサービスです。ウェブアーカイブを調べる最も有名なサービスの一つだと思います。簡単に言うと、「ウェブの図書館」です。1996年と、かなり古くからあります。

「Wayback Machine」のスクリーンショット

ウェブサイトは、定期的にアーカイブと呼ばれるデータが保存されるようになっています。ゲームで例えるなら「オートセーブ」機能ですね。そのデータが残っていれば、動画、音楽、削除されたページなどを表示できるというわけです。

本サービスのメリットは、昔のアーカイブにアクセスするという点です。昔のMicrosoft公式サイトにアクセスするということなので、ウイルスなどの心配がありません。

海外のダウンロードサイトで、「Image Composite Editor」っぽいのがいくつかありましたが、本物かどうかも分からないので、無暗にインストールするのはやめましょう。ウイルスが入っているかもしれません。Microsoft公式以外からのダウンロードは危険です。

過去のデータにアクセスするので、表示に時間がかかります。僕の環境だと10秒程度で表示されました。表示されたら、をクリックします。

「Image Composite Editor」を無理やりダウンロードする手順画像1

ダウンロードが開始されます。始まらない場合は、「click here to download manually(手動でダウンロードするには、ここをクリック)」をクリックします。

「Image Composite Editor」を無理やりダウンロードする手順画像2

セットアップファイルがダウンロードされます。ダブルクリックで起動します。説明に沿ってインストールしていきます。

「Image Composite Editor」を無理やりダウンロードする手順画像3

インストールできたら、これまで通り、「Image Composite Editor」を利用できます。スタートメニューの「I行」にあります。

「Image Composite Editor」のスクリーンショット

詳しいインストール方法、使い方については、下記記事を参考にしてみてください。

リンクが切れている時の対処法

上記で紹介したリンクが切れている場合は、手動で「Wayback Machine」のアーカイブにアクセスして、リンクが機能する場所を探します。

以下のサイトにアクセスします。

初めてのアクセスだと、ページの表示に数分かかる場合があります。膨大なデータを保管しているためです。

アクセスできると、カレンダーが表示されます。色がついている日付に、ウェブアーカイブが残っているということです。

「Wayback Machine」で「Image Composite Editor」のサイトにアクセスする手順画像1

どこでもいいですが、今回は、2020年6月3日のアーカイブにアクセスしてみます。6月3日が押せないという場合は、適当に付近の青くなっている日にちを選びます。新しすぎるとダウンロードできないので、ダウンロードできなくなったであろう2020年8月以前を選択します。

日付をクリックしたら、ポップアップで時間が表示されます。この時間にアーカイブが記録されたということです。場合によっては、同じ日付の中に、複数のアーカイブデータが残っています。好きなほうをクリックします。

「Wayback Machine」で「Image Composite Editor」のサイトにアクセスする手順画像2

クリックすると、サイトが表示されます。初めてだと結構時間がかかります。

「Wayback Machine」で「Image Composite Editor」のサイトにアクセスする手順画像3

これで、廃止される前の「Image Composite Editor」のサイトにアクセスできます。「64-bit Windows」や「32-bit Windows」ボタンをクリックすることで、ダウンロードできます。

ダウンロードできない場合は、もう少し古いアーカイブにしてみる…といった感じで、ダウンロードできるページを探します。

感想

以上、「Microsoft Research Interactive Visual Media Group」が提供していたパノラマ写真作成ソフト「Image Composite Editor(イメージ・コンポジット・エディター)」がダウンロードできない時の代替案でした。

「Wayback Machine」でも、ダウンロードできなくなった時は、素直に諦めて、別ソフトを探してみましょう。何か良いソフトがないか、僕自身も模索中です。

2022年2月11日豆知識系