【Image Composite Editor】パノラマ画像を作成するソフトの使い方

2021年9月23日ソフト

Image Composite Editorのアイコン

この記事では、一眼レフやスマホで撮影した写真を、AIを駆使してパノラマ写真に結合するソフト「Image Composite Editor」について書きます。

複数写真をドラッグ&ドロップするだけで、簡単に大迫力写真ができます。

Image Composite Editorを使ってパノラマ画像にした写真

一眼レフやスマホなどで撮影した複数の画像を、1枚のパノラマ写真に連結してくれるフリーソフトです。

ちょっとずつ横(または縦)にずらしながら撮影した写真を、ドラッグ&ドロップするだけでAIが連結してくれます。

連結は、プレビューを確認しながら自分好みに調整できます。

投影方法(連結パターン)は、円筒形、メルカトル、球状、正投影、魚眼レンズ、ステレオグラフィック、パースペクティブの中から選べます。

「Auto Complete」と呼ばれるAIが画像を分析して、余った余白を自動で補ってくれる機能もあります。自分で切り取り範囲を設定することもできます。

他にも似たようなパノラマソフトは、いくつかあるのですが、本ソフトが個人的に一番使いやすいです。Microsoft 公式が提供しているというのも安心感と信頼感がありますね。

一眼レフカメラを持っていて、パノラマ画像を作成したことがない方は、ぜひ、だまされたと思って試してみてください。

手軽に大迫力写真が作成できます。

ナポリタン寿司が実際に訪問して撮影したパノラマ写真

本ソフトの読み方は、「イメージ コンポジット エディター」です。コンポジットが複合・合成という意味なので、「画像を結合して編集」って感じでしょうか。

提供元:Microsoft Research Computational Photography Group

ダウンロード方法

本ソフトは、開発・及び提供が廃止されました。

しかし、裏技的な方法を利用することで、2022年2月11日時点でも正規のICEをダウンロードできます。過去のアーカイブを表示するサービス「Wayback Machine」を利用する方法です。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

上記記事でインストールする場合は、自己責任でお願いいたします。

2022年2月11日現在、Microsoftの公式ダウンロードページにアクセスしても、以下の文言が表示されて、ダウンロードできないようになっています。

Please note that the Image Composite Editor download is no longer available. This project has been retired.

(DeepL翻訳)Image Composite Editorのダウンロードは終了しています。このプロジェクトは終了しました。

Image Composite Editor Microsoft Research

セキュリティ対策の一環として、2020年8月3日以降「SHA-1」と呼ばれるセキュアハッシュアルゴリズムを利用しているソフトの配布を廃止したのが原因です。

参考:SHA-1 署名済みコンテンツを廃止する | Microsoft Docs

便利なソフトだったがゆえに、少し残念ですね。

既にインストールしている方は、これまで通り継続利用できます。

インストール方法

ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。

「Next」をクリックします。

Welcome to the Image Composite Editor Setup Wizard

「I Agree」を選択して「Next」をクリックします。

License Agreement

インストールする場所を指定します。そのままでいいと思います。

「Next」をクリックします。

Select Installation Folder

「Next」をクリックします。

Confirm Installation

インストールが完了します。

「Close」をクリックします。

Installation Complete

ソフトが起動します。

Image Composite Editorのスクリーンショット

使い方

画像を用意する

そもそもパノラマにしたい画像を用意する必要があります。

2枚以上用意して、名前を結合したい左から順番に数字の連番にします。別にしなくてもできるんですが、した方が簡単です。

一眼レフの場合は、「IMG_0510」…「IMG_0511」みたいな感じで連番になっていると思うので、変更しなくてOKです。

今回は、僕の庭をパノラマ画像にしたいと思います。

パノラマにしたい画像を用意する

パノラマにしたい画像を作成するコツについて知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

画像を追加する

画像を用意できたら、早速パノラマ画像を作成していきます。

「New Panorama」をクリックして、画像を追加します。

New Panoramaをクリックする

直接画像を選択して、ドラッグ&ドロップすることでも追加できます。

STITCH(連結方法)の設定

画像を追加できたら、画面右上の「NEXT」をクリックします。

STITCH(連結方法)

数字の連番にしておけば、自動で順番通りに画像を連結してくれます。連番じゃなかったら、画像の並びがおかしかったりするので注意です。

数秒待つと、パノラマのプレビューが表示されます。

右の「Projection」からパノラマの投影方法を選びます。基本的には自動で選ばれるので、そのままでいいと思います。

Projection(投影方法)

クリックするとプレビューも変化します。確認しながら、好みの種類に設定しましょう。

投影方法Google翻訳
Cylindrical円筒形
Transverse cylindrical円筒形(横)
Mercatorメルカトル
Transverse Mercatorメルカトル(横)
Spherical球状
Transverse Spherical球状(横)
Orthographic正投影
Fisheye魚眼レンズ
Stereographicステレオグラフィック
Perspectiveパースペクティブ

僕は、一眼レフ初心者なのでカメラ用語はさっぱりです。

準備ができたら「NEXT」をクリックします。

CROP(切り取り)の設定

画像の切り取り設定ができます。

手動で切り取る範囲を設定するか、AIの力を借りるかの2パターンがあります。

AIの力を借りる場合、さらに2種類の方法があります。パノラマにしたい画像の内容によって、使い分けてみましょう。

AIの力を借りる場合の切り取り設定
Auto completeAIが自動で余白を合成して埋めてくれる
Auto crop自動で切り取りする
CROP(切り取り)

Auto cropは、余白を自動で切り取っていい感じの範囲にしてくれる機能です。

Auto completeが少しわからないと思うので、もう少し詳しく説明します。

下記画像のまま切り取りするとします。このままだと、ヘビみたいに歪んでいるので、かなり余白が生まれます。

Auto Complete 適用前 余白ができている

Auto completeをクリックすると、AIが画像を読み取って、余白をあたかもなかったように修正してくれます。

Auto Complete 適用後 AIが余白を自動で補完してくれる

あくまでAIの自動補完なので、変になる可能性もあります。

下記画像の場合、白い壁が、二重になっていて違和感があることが分かります。

庭の白い壁が二重になっていて少し違和感

逆に左下の土の部分は、ほぼ違和感なく合成されています。

土の部分はうまい具合に合成されている

AIってすごいですね。

よって、本機能は以下の場合におすすめです。

  • 画像の余白が少ない時
  • 画像の端がほぼ青空や緑の草原など、色が複数混ざっていない時
  • 画像の端がそのまま続いているような時
    (地面やマンションなどの建物)
  • 端っこはそこまで気にしない時

準備ができたら、「NEXT」をクリックします。

EXPORT(出力)の設定

画像の質を選びます。

僕は、とにかく高画質にしたい派なので、「Quality」の部分を90にしています。

EXPORT(出力)

高い数値になるほど、画質が良くなります。

設定できたら、「Export to disk…」をクリックします。

Export to diskをクリックする

名前を決めて「保存」をクリックします。

名前を付けて保存

無事に、パノラマ画像が作成されました。

縫い目も違和感なく、綺麗に結合されています。

完成した庭のパノラマ写真

最初は難しいと思うかもしれませんが、慣れれば数秒でちゃちゃっとできるようになります。

エラーがでる場合

連結過程で、以下のようにエラーが表示されることがあります。

Could not stitch together any of the input images. Please make sure your images are taken from one location and overlap one another.

Could not stitch together any of the input images. Please make sure your images are taken from one location and overlap one another.

(DeepL翻訳)入力されたどの画像もつなぎ合わせることができませんでした。画像は1カ所から撮影し、互いに重なるようにしてください。

Image Composite Editorのエラー

この場合は、どうしようもありません。

AIが画像を認識できずに、つなげることができないという状態です。

このような状況にならないように、パノラマ写真を作成したい時は、カメラを水平にもち、ちょっとずつずらして撮影しましょう。

感覚として、3分の1程度は写真が重なるようにします。

下手くそですが、イメージ写真を貼っておきます。

パノラマ写真を作成する時のコツ 良い例

要素が重なるように撮影する点がポイントです。

逆に、下記画像は悪い例です。

パノラマ写真を作成する時のコツ 悪い例

写真同士が重なっていないので、Image Composite Editorが認識しずらいです。

【余談】CLaunch経由ではなぜか起動できない

何が原因なのか分からないのですが、アプリランチャーソフト「CLaunch」からだと起動できませんでした。

登録はできるんですが、起動してみると「このアプリはお使いのPCでは実行できません」と表示されてしまいます。

このアプリはお使いのPCでは実行できません

毎回、スタートメニューのアプリ一覧から起動するのが少し手間です。

2021年11月11日追記

解決して、無事に登録できました。

空いているところを右クリック→アイテム登録から、ウィンドウ参照で登録できます。

詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

感想

以上、パノラマ写真を作成できるフリーソフト「Image Composite Editor」の紹介でした。

画像を追加・編集・出力のたった3ステップで大迫力のパノラマ写真を作成できます。

一眼レフを使っている人だけでなく、スマホユーザーにもおすすめです。パノラマ写真にして、さらに迫力ある写真にしてみましょう。

Posted by ナポリタン寿司