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【PathCP】右クリックメニューにパスのコピーを追加するソフト

2022年5月23日ソフト

PathCPのアイコン

この記事では、Windowsのファイル/フォルダーの右クリックメニューに、「ダブルクォーテーション」記号を除いたファイル名をコピーできる項目を追加するフリーソフト「PathCP」について書きます。

PathCPのスクリーンショット

Windowsのファイル/フォルダーの右クリックメニューに、「PathCPパス名PathCPのコピー」項目を追加するソフトです。クリックでファイル名のフルパスをコピーしてくれます。

修飾キーを押しながらクリックすると、コピーする対象を変更できます。Ctrlを押しながらクリックした場合は、ショートファイルネームでのコピー、Shiftを押しながらだと、ファイル名のみコピーします。

本ソフトを起動して、右クリックメニューに登録作業をします。数秒で完了します。レジストリに手を加えるタイプのソフトです。一度登録すれば、本ソフトを起動しなくても、パスのコピー項目が表示されます。

通常、Windows11の右クリックメニュー「パスのコピー(CtrlShiftC)」を使うと、ファイル名の前後に「"(ダブルクォーテーション)」記号が挿入されます。人によっては不便です。

Windows11標準の「パスのコピー」だと、パスの前後にダブルクォーテーション記号がついてしまう

本ソフトを使うと、右クリック→「その他のオプションを表示」の項目内に、新しく専用の「ダブルクォーテーション」記号なしでコピーできる項目を追加してくれます。

解除する時も簡単です。

Explorer Patcher for Windows 11」や、「Windows 11 Classic Context Menu」など、Windows11の右クリックメニューを、元のWindows10の時のメニューに戻すソフトと併用することで、効率よくパスをコピーできます。

本ソフトは、Windows10、Windows11、どちらでも利用できます。

「Windows標準のパスのコピー機能が、使いにくい!ダブルクォーテーションいらない!」という方、ぜひ試してみてください。非常に古いソフトですが、現在でも、しっかり動くなんてすごいなぁと思います。

リリース元:TonPU
記事執筆時のバージョン:1.10(2002年10月14日)

ダウンロード方法

以下のボタンからダウンロードできます。

「ダウンロードページへ」をクリックします。

PathCPの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

ダウンロードした圧縮フォルダーを解凍します。出てきたフォルダーを好きな場所に配置します。一度登録すれば、レジストリに残るので、削除してもいいんですが、戻す時に必要なので、どこかにしまっておくといいかなと思います。

ダウンロードした「PathCPD110」の圧縮ファイルを解凍する

中にある「PathCPD」ファイルを右クリック→管理者として実行をクリックします。管理者として実行しないと、正常にレジストリに登録できないので注意です。

PathCPDの右クリック→管理者として実行

使い方

右クリックメニューに登録する手順

本ソフトを管理者権限で起動して、「登録」ボタンをクリックします。

PathCPのメイン画面 右クリックメニュー登録&解除 「登録」をクリック
【ポイント】管理者権限で起動しないとうまくいかない

通常の権限で起動していると、「登録」ボタンを押してもエラーが出ます。必ず、管理者として実行しましょう。

「””の設定に失敗しました」ダイアログ

「右クリックメニューにPathCPが登録されました。」とダイアログが表示されれば、登録完了です。ソフトは、「×」で終了してOKです。

「右クリックメニューにPathCPが登録されました。」ダイアログ

実際に使ってみた(パスのコピー)

ファイルを右クリックします。Windows11の場合、従来のコンテキストメニューを表示する必要があります。ShiftF10を押すか、「その他のオプションを表示」をクリックします。

ファイルの右クリック→その他のオプションを表示

Windows10までのコンテキストメニューを表示したら、「PathCPパス名をコピー」という項目があるので、クリックします。

ファイルの右クリックメニュー→PathCPパス名をコピー

クリップボードに、該当ファイルのフルパスがコピーされます。他の場所に貼り付け(CtrlV)できます。「ダブルクォーテーション」記号はありません。

ダブルクォーテーション記号が消えて、パスがペーストされる
<!--Windows11標準のパスのコピーの場合-->
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png"

<!--PathCPでコピーした場合-->
D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png

ファイルだけでなく、フォルダーの右クリックにも、同様に表示されます。

フォルダーの右クリック→PathCPパス名をコピー

修飾キーとの組み合わせ

「PathCPパス名をコピー」をクリックする時に、修飾キーを押しながらクリックすると、コピー内容が変わります。

Shiftロングファイルネームのファイル名のみ
Ctrlショートファイルネーム
ShiftCtrlショートファイルネームのファイル名のみ

比較画像を貼っておきます。「ロングファイルネーム」とか「ショートファイルネーム」は、初心者にはさっぱりです。

<!--Shiftを押しながらクリックした場合-->
logo.png

<!--Ctrlを押しながらクリックした場合-->
D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png

<!--Ctrl+Shiftを押しながらクリックした場合-->
logo.png

とりあえず、ファイル名だけを取得したい場合は、Shiftを押しながら、「PathCPパス名をコピー」をクリックする…ということを覚えておけばいいかなと思います。

Shiftキーを押しながら、「PathCPパス名をコピー」をクリック

登録の解除

本ソフトを管理者権限で起動します。「解除」をクリックします。

PathCPのメイン画面 右クリックメニュー登録&解除 「解除」をクリック

「右クリックメニューからPathCPが削除されました。」と表示されればOKです。

「右クリックメニューからPathCPが削除されました。」ダイアログ

無時に、「PathCPパス名をコピー」が消えました。

右クリックメニューから、「PathCPパス名をコピー」項目が消える

感想

以上、Windowsの右クリックメニューにファイル名をコピーできる専用の項目を追加するソフト「PathCP」についてでした。

本当は、Windows11の設定から、ダブルクォーテーション記号の有無を調整できればいいんですけどねー。

2022年5月23日ソフト