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【Windows11】ファイルのパスをコピーする6つの方法

2022年5月23日Windows11

Windows11のアイコン

この記事では、Windows11で、ファイル・フォルダーのパス(アドレス)をコピーする6つの方法を紹介します。

Windows10の時よりも簡単にコピーできます。

【Windows11】ファイルのパスをコピーする6つの方法

本記事では、Windows11でファイル・フォルダーのパスをコピーする方法を紹介します。以下の6つです。好きな方法を使ってみましょう。

  • ファイルの右クリック→パスのコピー
  • ショートカットキーでコピー
  • エクスプローラーのアドレスバーからコピー
  • エクスプローラーのコマンドバーからコピー
  • プロパティからコピー
  • フリーソフト「PathCP」の利用
  • フリーソフト「QTTabBar」の利用

個人的には、フリーソフト「PathCP」&右クリックメニューを従来のメニューに戻すアプリとのコラボ、またはQTTabBarの利用がおすすめです。

ただし、Windows11標準ではないので、わざわざインターネットからソフトをダウンロードする必要があります。さらに、設定が必要なので、人によってはめんどくさいかもしれません。

その場合、パスをコピーしたいファイル・フォルダーを右クリック→パスのコピーをクリックするか、ファイルの選択→CtrlShiftCがおすすめです。

Windows10までは、Shiftを押しながら右クリック→パスのコピーをクリックする必要がありました。Windows11からは、Shiftを押さなくても、通常の右クリックメニューに「パスのコピー」項目が追加されました。

パスとは、ファイル・フォルダーがどこにあるのか示している文字列のことです。例えば、以下のような文字列です。

<!--「logo.png」ファイルのパス-->
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png"

<!--「素材」フォルダーのパス-->
"D:\デスクトップ\素材\素材"

「\」や「/」で区切ってあるのが特徴です。パス以外にも、「ファイルのアドレス」や、「ファイルのディレクトリ」と呼ぶ時もあります。同じ意味です。

今回は、そんなファイルのパスを調べて、コピーする方法について書きます。色々方法はありますが、代表的な6つを紹介します。どの方法も、初心者ができる範囲だと思います。

Windows10でのパスのコピー方法を知りたい方

Windows10のファイル・フォルダーのパスをコピーする方法について、以下の記事に書いています。気になった方は、参考にしてみてください。

記事執筆時の筆者のWindowsバージョン:Windows 11 Home 22H2 22621.1

ファイル・フォルダーのパスをコピーする6つの方法

ファイルの右クリック→パスのコピー

一番手軽・簡単かなと思います。パスをコピーしたいファイル・フォルダーを選択して、右クリック→パスのコピーをクリックします。

ファイルの右クリック→パスのコピー(Ctrl+Shift+C)

クリップボードにパスがコピーされます。メモ帳や他のアプリに貼り付けられます。貼り付ける時は、CtrlVを活用すると効率よくペーストできます。

Windows11のメモ帳 コピーしたパスが貼り付けられる

実際に「パスのコピー」で、コピーしたパスを貼っておきます。前後に、ダブルクォーテーション記号(")が付与されています。Windowsの仕様で、変更することはできません。

<!--右クリック→「パスのコピー」の場合-->
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png"
複数一気にコピーできる!

複数ファイルを選択→右クリック→パスのコピーをクリックします。

ファイルの複数選択→右クリック→パスのコピー

一気に全てのパスが貼り付けられます。まとめたい時に便利です。ダブルクォーテーション記号が不要な場合は、メモ帳の置換機能(CtrlH)を活用してみましょう。

Windows11のメモ帳 複数ファイルのパスを一括で貼り付けできる

ショートカットキーでコピー

エクスプローラーを開いて、パスをコピーしたいファイル・フォルダーを選択します。1つでも複数でもOKです。キーボードのCtrlShiftCを押します。

パスをコピーしたいファイルを選択して、キーボードのCtrl+Shift+Cを押す

パスがコピーされます。ショートカットキーに慣れている方は、こちらの方法が一番簡単かもしれません。

<!--アドレスバーからコピーした場合-->
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png"
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo-透明.png"
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\Twitter背景.png"

エクスプローラーのアドレスバーからコピー

エクスプローラーのアドレスバーを右クリック→アドレスのコピーをクリックします。現在開いているフォルダーのパスを取得したい時に便利です。

エクスプローラーのアドレスバーの右クリックメニュー→アドレスのコピー

実際にコピーした文字列を貼っておきます。ダブルクォーテーション記号は付与されません。現在開いているフォルダーのパスなので、ファイル名を取得したい時には不便です。

<!--アドレスバーからコピーした場合-->
D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo

エクスプローラーのコマンドバーからコピー

エクスプローラーを開いて、パスをコピーしたいファイル・フォルダーを選択します。複数でもOKです。

エクスプローラー上部の各種メニューの中にあるミートボールメニュー(三点ボタン)→パスのコピーをクリックします。

コマンドバー→ミートボールメニュー→パスのコピー

「ファイルの右クリック→パスのコピー」の方法と同じで、前後にダブルクォーテーション記号が付与されます。

<!--エクスプローラーのコマンドバーからコピーした場合-->
"D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png"

プロパティからコピー

ファイル・フォルダーを選択して、右クリック→プロパティ(AltEnter)をクリックします。複数選択はできません。

ファイルの右クリック→プロパティ

ファイル・フォルダーの詳細情報が書かれたプロパティ画面が表示されます。全般タブ→「場所」にあるパスを範囲選択して、右クリック→コピーをクリックします。

プロパティ 全般→「場所」のアドレスをコピー

プロパティの「場所」に書かれている区切り記号は、円記号ですが、貼り付けるソフトによっては、バックスラッシュ記号になります。

D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo

ダブルクォーテーション記号は付与されません。ファイル名はコピーされないので注意です。あくまでプロパティ画面を表示して、他の情報を確認したい時に便利です。

普通に、現在開いているフォルダーのパスを取得したい時は、アドレスバーのコピーが早いと思います。

フリーソフト「PathCP」の利用

フリーソフト「PathCP」を利用する方法です。

ダウンロードして、ソフト内で登録作業します。ワンクリックで登録できます。登録できたら、右クリックに、「PathCPパス名をコピー」項目が表示されます。クリックで、ダブルクォーテーション記号なしのフルパスをコピーしてくれます。

以下のボタンからダウンロードできます。

ダウンロードした圧縮フォルダーを解凍します。出てきたフォルダーを好きな場所に配置します。

中にある「PathCPD」ファイルを右クリック→管理者として実行をクリックします。管理者として実行しないと、正常にレジストリに登録できないので注意です。

PathCPDの右クリック→管理者として実行

本ソフトを起動できたら、「登録」ボタンをクリックします。

PathCPのメイン画面 右クリックメニュー登録&解除 「登録」をクリック
【ポイント】管理者権限で起動しないとうまくいかない

通常の権限で起動していると、「登録」ボタンを押してもエラーが出ます。必ず、管理者として実行しましょう。

「””の設定に失敗しました」ダイアログ

「右クリックメニューにPathCPが登録されました。」とダイアログが表示されれば、登録完了です。

「右クリックメニューにPathCPが登録されました。」ダイアログ

パスをコピーしたいファイル・フォルダーを右クリックします。

本ソフトの項目は、Windows11の新しいコンテキストメニューには表示されません。従来のコンテキストメニューを表示する必要があります。ShiftF10を押すか、「その他のオプションを表示」をクリックします。

ファイルの右クリック→その他のオプションを表示
従来のコンテキストメニューに戻すと、より効率的にコピーできる

Explorer Patcher for Windows 11」や、「Windows 11 Classic Context Menu」など、Windows11の右クリックメニューを、元のWindows10の頃のメニューに戻すソフトと併用することで、効率よくパスをコピーできます。

わざわざ「その他のオプションを表示」をクリックしなくても、1回の右クリックで、「PathCPパス名をコピー」項目にアクセスできます。

従来のコンテキストメニューを表示したら、「PathCPパス名をコピー」という項目があるので、クリックします。

ファイルの右クリックメニュー→PathCPパス名をコピー

クリップボードに、該当ファイルのフルパスがコピーされます。他の場所に貼り付け(CtrlV)できます。「ダブルクォーテーション」記号はありません。

ダブルクォーテーション記号が消えて、パスがペーストされる
<!--PathCPでコピーした場合-->
D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png

フリーソフト「QTTabBar」の利用

この方法は、おまけ程度に受け取ってください。

Windows11のエクスプローラーにタブ機能を実装するソフト「QTTabBar」のオプションで、「パスのコピー」を、任意の操作に割り当てられます。

例えば、Ctrlを押しながらフォルダーをダブルクリックした時にパスをコピーする、ファイルを選択して、マウスの中クリックで、パスをコピーする…といったことが可能です。ショートカットキーの割り当てもできます。

こちらの方法は、以下の方におすすめです。

  • 既にQTTabBarをインストールしている
  • エクスプローラーにタブ機能を実装したい

「わざわざパスをコピーする為だけに入れるのは勿体ない。エクスプローラーにタブ機能を求める方が、おまけ程度で利用する…」といった感じです。まぁ、QTTabBarすごく便利なので、単純におすすめです。

以下のボタンからダウンロードできます。

本記事では、詳しいダウンロード方法・使い方については省略します。気になる方は、下記記事を参考にしてみてください。

【余談】Windows11標準のタブ機能について

実は、現在Windows11の先行版にて、標準搭載のタブ機能が実装されています。

先行版でも、手動でオンにする必要がありますが、Windows11のデザインに合った美しいタブ機能を利用できます。今後安定版にも実装される可能性があります。

Windows11標準搭載のタブ機能のスクリーンショット

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

QTTabBarをインストールしたら、タブの空いているところを右クリック→「QTTabBarのオプション」をクリックします。

QTTabBarの右クリック→QTTabBarのオプション

「イベント」から、各操作に「パスをコピー」を割り当てられます。修飾キー(CtrlShiftAlt)と組み合わせたい場合は、それぞれのボタンをクリックしてから、操作を設定します。

イベント→ファイルを中クリック→パスをコピー

例として、ファイルの中クリックに割り当ててみた動画を貼っておきます。余談ですが、パスのコピー以外にも、プロパティ、切り取り、コピーなどの操作に割り当てられます。

「イベント」ではなく、「ショートカットキー」から、パスのコピーのショートカットキーを設定できます。

「選択ファイルのパスをクリップボードにコピー」にチェックして、好きなキーの組み合わせを入力します。デフォルトでは、CtrlShiftCになっています。Windows11標準の「パスをコピー」のショートカットキーと一緒ですね。

ショートカットキー→選択ファイルの名前をクリップボードコピー

ポイントは、ダブルクォーテーション記号が付与されるかどうかです。

Windows11標準の場合は付与されますが、QTTabBarだと付与されません。「余計な記号はいらない!」という方は、QTTabBarがおすすめです。キーが被った場合は、QTTabBarの操作が優先されます。

<!--QTTabBarのショートカットキーでコピーした場合-->
D:\デスクトップ\素材\ロゴ素材\logo\logo.png

感想

以上、Windows11のファイル・フォルダーのパスをコピーする6つの方法でした。

余談ですが、AutoHotKeyと呼ばれるソフトを利用することで、Windows11標準のショートカットキー(CtrlShiftC)、QTTabBarのショートカットキーを、修飾キー+マウスの左クリックに割り当てられます。

例えば、Shiftを押しながら、左クリックした時に、パスをコピーしたい場合は、以下のAutoHotKeyコードになります。

;Shift+左クリックでパスのコピー割り当て
+LButton::Send, ^+c
Return

「え?AutoHotKeyって何?」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。キーやマウスに好きな操作を割り当てられるWindows最強の効率化ソフトです。

2022年5月23日Windows11