【QTTabBar】エクスプローラーにタブ機能をつけるソフトの使い方。作業効率UP!
2021年11月4日QTTabBar

この記事では、Windowsのエクスプローラーに、タブをつけるソフトQTTabBar について書きます。
エクスプローラーを大量に開くといった方に超おすすめです。

エクスプローラーにタブ機能をつけるソフトです。
ブラウザのタブみたいに、1つのウィンドウの中で、フォルダーを行ったり来たりできます。
タブ機能をつけるのがメインですが、それ以外にも画像や動画にマウスを乗せてプレビューを表示する機能、カスタマイズ可能なショートカットキー、フォルダーの中身を確認できるサブフォルダメニュー、よく使うフォルダーたちをまとめてグループ化できる機能など、オプションが非常に豊富です。
タブバーにファイルをドラッグ&ドロップした時の動作や、「+」をクリックした時の動作など、細かい点もカスタマイズ可能です。
タブ機能をつけるソフトではなく、エクスプローラー拡張ソフトといえます。これ1つインストールしているだけで、作業効率がちょーアップします。
あくまで既存のエクスプローラーを拡張するだけなので、見栄えや、使い勝手が悪くなることもありません。
下記画像のように、毎回エクスプローラー(フォルダ)を開きすぎてしまうという方に、おすすめです。

いくら開いてもエクスプローラー1つだけなので、ウィンドウスイッチャー(Alt+Tab)を押した時の見栄えもすっきりしています。

今まで通り、複数ウィンドウで開くこともできます。
Windows10、Windows11両方で利用できます。
サブ機能として、正規表現を使ったファイルの一括リネーム(置換)機能も搭載されています。
提供元:Quizo
記事執筆時のバージョン:1043(2021年12月26日)
Windows11版の最終アップデート:2048 beta2(2021年9月19日)
セットアップ
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
Windows10までの人は、一番上の「QTTabBar ver 1043 for 64bit (2020-12-20, 12-26)」をクリックします。
Windows11の方は、2番目のバージョン2048(QTTabBar ver 2048 beta 2 for 64bit Windows11 IP, Windows10…)をクリックします。

インストール方法
ダウンロードできたら、圧縮フォルダーを解凍します。
右クリック→開くで解凍できます。

解凍して出てきたフォルダーをクリックすると、中に「QTTabBar.exe」というファイルがあるので、起動します。

インストール画面が表示されます。
「Next」をクリックします。

何回か「Next」をクリックします。
完了したら「Close」をクリックします。

QTTabBarを有効にする
インストールしただけだと、まだ使えません。
Windows10までの方は、QTTabBarを有効にしないといけません。
Windows11の方は、自動でタブバーが有効になると思いますが、「ならない!」、「表示されない!」って方は、こちらへ飛んでください。
どこのフォルダーでもいいので、エクスプローラーを開きます。
画面上部の表示→右上のオプション(アイコンではなく文字)をクリックします。
QT コマンドバー、エクストラビューといったように、専用の項目がいくつかあるので、QT タブバーをクリックします。

タブ機能が有効になります。
現在開いているフォルダーのタブ名が、パス(アドレスバー)の下に表示されます。

他の「QT 〇〇」にチェックをつけると、ごちゃごちゃして見にくくなると思います。
特にこだわりがない場合は、「QT タブバー」のみのチェックがおすすめです。

タブバーだけでも、かなり便利です。
タブバーは下配置にもできます。下にしたい場合は、「QT タブバー(下)」にチェックします。
以下、Windows11で表示されない時の対処法について書きます。「正常に表示されている」、「自分には関係ない」という方は、こちらへ飛んでください。
Windows11で表示されない場合
Windows11を利用している方で、「QTTabBarをインストールしたけど、タブバーが表示されない!」って方は、一緒に内蔵されている「QTTabBarEnabler.exe」を起動することで、有効にできます。

起動したら、シンプルなダイアログが表示されます。
一番右の「Restore(復元)」をクリックします。

Windows11にした場合、通常は、自動的に機能が有効になっているはずです。
何かしらの原因で非表示になっている場合、「Restore」で表示の初期化、つまり、タブバーを有効にした状態に戻すことができます。
「Success」と表示されれば「OK」をクリックします。

エクスプローラーが再起動されて、タブバーが表示されます。

コマンドバーやエクストラビューについては、タブバーの右クリック→ツールバーから表示切り替えできます。

ここで「タブバー」をオフにしちゃうと、再び非表示になってしまうので注意です。
間違って押しちゃった場合は、再度「QTTabBarEnabler.exe」からリセット(Restore)しましょう。
使い方
ブラウザのタブと同じような感じなので、操作に困ることはないかなと思います。
タブを切り替える
基本中の操作です。
複数タブがある場合は、タブをクリックすることで切り替えれます。
1つのウィンドウ内で、複数のフォルダーを行ったり来たりしているというイメージです。
動画を貼っておきます。
タブのドラッグ&ドロップで、タブの位置を移動できます。あんまり使うことはないかもです。
ファイル・フォルダーの移動・コピー
QTTabBarの便利な機能の1つです。
通常のコピー(Ctrl+C)、切り取り(Ctrl+V)も使えますが、独自のファイルのコピー・移動方法も用意されているので、ぜひ活用していきましょう。
ファイルやフォルダーを、タブ名にドラッグ&ドロップすることで、対象の場所に移動・コピーできます。
わざわざファイルを右クリック→コピーをクリックしなくても簡単に移動できるってことですね。
ファイルの移動(切り取り)
試しに、テストフォルダーにある「アイコン.png」を、ドラッグ&ドロップで「ここに移動したい」フォルダーに放り投げます。

「ここに移動したい」フォルダーに「アイコン.png」が移動します。

①切り取り→②貼り付けの2作業が、一気に行われたということになります。
ファイルのコピー
ファイルをコピーしたい場合は、ドラッグ&ドロップする時にCtrlを一緒に押します。
新しいタブで開く
本アプリを利用していると、「とにかくフォルダーを新しいタブで開きたい」という欲が、わちゃわちゃ湧いてくると思います。
例えば、テストフォルダーの中にあるナポリタン寿司フォルダーを、別タブで開きたいって感じですね。
大きく3つ方法があります。
自分が使いやすい方法を利用してみましょう。
現在のタブは開いたまま、新しいタブを開くことで、戻りたい時にサクッと戻れます。
個人的には、タブバーにドラッグ&ドロップする方法か、修飾キーとの組み合わせが好きです。
右クリック→タブで開く
新しいタブで開きたいフォルダーを右クリック→タブを開くをクリックします。

新しいタブでフォルダーが開きました。

タブバーにドラッグ&ドロップ
開きたいフォルダーを、タブバーの空いているところにドラッグ&ドロップします。

分かりやすいように動画を貼っておきます。前半が右クリックで開く方法で、後半がドラッグ&ドロップで開く方法です。
タブバーの空いているところにドラッグ&ドロップする点がポイントです。
タブ名の上にドラッグ&ドロップした場合は、そのフォルダーの中に移動するって意味になります。
イベント 修飾キーとの組み合わせ
修飾キー(Ctrl、Alt、Shift)を押しながら、マウス操作することで、新しいタブで開く、バッググラウンドで開く、新しいウィンドウで開く…といったことができます。
Ctrlを押しながらダブルクリックした時は、新しいタブで開くといったことが可能です。
修飾キーの組み合わせや操作については、設定のイベントで変更できます。
新しいタブを開く
タブバー横のボタンをクリックすると、フォルダー選択画面が表示されます。
開きたいフォルダーをクリックすると、新しいタブで開きます。

設定で、を押したときの動作を変更することも可能です。
僕は、毎回「フォルダーの参照」が表示されるのは鬱陶しいと感じたため、「デスクトップを表示する」に変更しています。
サブフォルダメニュー機能
サブフォルダメニューは、フォルダーの右下に表示される下矢印ボタンをクリックすると、フォルダー内のファイルを確認できる機能です。

いちいちクリックして開かなくても、中身を簡易表示で確認できます。
僕は使ってないので、設定でオフにしています。
プレビュー機能
ファイルのプレビューを確認できる機能です。
動画、画像、音楽などにマウスを乗せると、カーソルの右下に表示されます。

動画、音楽なら自動再生、画像なら拡大したものを確認できます。
クリックしてアプリを起動する必要はありません。
設定で、拡張子ごとにプレビューするファイルを選択できます。
例えば、動画(mp4)や、画像(png、jpg)のプレビューはオフにして、音楽(mp3)だけオンにする…といったことができます。
タブの右クリックメニュー
タブ名を右クリックしたら、色々項目がでできます。

使えると便利な機能ばかりですが、慣れるまでは放置でいいと思います。
個人的におすすめなのが、「パスのコピー」と「新規ウィンドウで開く」です。
パスのコピーをクリックすると、クリップボードに選択したアクティブタブのパンくずリスト(階層)がコピーされます。
::パスのコピーの例
D:\ビデオ\新しいフォルダー (6)
D:\デスクトップ
D:\ビデオ
どこか貼り付ける時に便利です。
Windows11の外観をWindows10風に戻すソフトExplorer Patcher for Windows 11で、ナビゲーションバーを非表示にしていても、パスをコピーできます。
上部のバーがなくなるだけで、かなり見た目がスッキリします。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
コマンドバー
コマンドバーは、好きな操作、ファイル・フォルダーを登録して、ツールバーに常時表示できる機能です。
エクスプローラー版ブックマークと言えばイメージしやすいかなと思います。好きなウェブサイトをブックマークに登録するのと一緒で、よくアクセスするフォルダーを登録できます。
エクスプローラー上部の表示→オプションで表示できます。「QT コマンドバー」というのが目印です。

Windows11の場合は、タブバーの右クリック→ツールバーから表示切り替えできます。

オンにするとコマンドバーが表示されます。僕は左(縦)配置にしています。

通常のコマンドバーにすると、タブバーの下に表示されます。

コマンドバーに、ファイル・フォルダーをドラッグ&ドロップすることで、登録できます。簡単です。
追加できたら、クリックすることでそのフォルダーに瞬時にアクセスできます。
設定から、ファイル・フォルダー以外のコマンド(タブを閉じる、検索など)を登録することもできます。
不要になったフォルダーは、右クリック→ここから削除をクリックします。コマンドバーから削除されるだけで、実際にPC上から消えるというわけではありません。

フォルダーのアイコンサイズや、名前(ラベル)の表示切り替えがしたい場合は、コマンドバーの空いている場所の右クリックします。
「デフォルトのアイコンサイズだと少し大きい!」という場合は、アイコンサイズ→「小」にするといいかもしれません。

ファイルの一括リネーム機能
サブ機能として、正規表現を利用したファイルの一括リネーム機能(ダイアログ)が用意されています。

全てのファイルを連番にしたり、一部文字列を削除したりできます。
一括置換したいファイル(画像や動画)などがあるフォルダーをタブで開いて、タブバーの空いているところを右クリック→拡張リネームをクリックすることで、専用のダイアログが起動します。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
設定
設定できる項目が非常に多いです。のんびり時間をかけて、確認してみましょう。
僕のおすすめ設定、「ここを自分好みにすると便利かも?」って項目に絞って、書きたいと思います。
特に、優先的に見ておきたい設定項目は、以下の6つです。
優先的に見ておきたいおすすめ設定 | |
---|---|
イベント | 作業効率に直結する |
見た目 | タブバーの見た目を変更 (Windows11のモダンデザインにできる) |
グループ | よく使うフォルダーを登録すべし |
ショートカットキー | 作業効率に直結。不要なキーの削除 |
プレビュー | 不要な方は無効にする |
サブフォルダメニュー |
タブ機能を使いたいだけなら、特に設定する箇所はありません。
よりカスタマイズして、自分好みにしたい人は、頑張って弄ってみましょう。
設定を開くには、タブバーの空いているところを右クリック→QTTabBarのオプションをクリックします。

この方法は、Windows10、Windows11共通です。
あまりに設定項目が多いので、専用の検索ボックスも用意されています。
設定したい項目の名前が分かる場合は、検索バーに入力して調べてみましょう。

全般
QTTabBarに関する全般設定ができます。

ここに関しては、設定のバックアップができる点だけ、覚えておけばOKです。
僕は、「ツールチップを表示する」のチェックを外しています。
バックアップの方法については、下記記事を参考にしてみてください。実は、手動ではなく自動バックアップ機能も搭載されています。
タブ
タブバーに関する設定ができます。

僕は、「閉じるボタン、アイコン、ロックの動作」の以下の2か所を変更しています。
タブに閉じるボタンを表示する | マウスオーバーで表示 | オン |
タブにアイコンを表示する | タブのアイコンをクリックでサブフォルダメニューを表示する | オフ |
デフォルトでは、タブの閉じるボタンが常に表示されています。

少し邪魔だと感じました。
僕が利用しているブラウザVivaldiでも、タブにマウスを乗せた時だけ、「×」を表示するようにしているので、QTTabBarでも合わせてみました。
見栄えがスッキリします。

アイコンクリックで、サブフォルダーメニュー(中身のファイルが分かる機能)の表示は、いらないと思ったのでオフにしました。

オンにしていたら、タブをアクティブにしたい時に、うっかりアイコンクリックして、余計なドロップダウンリストが表示される…みたいな誤操作が起きました。
使わない機能は、オフにした方がいいかなぁと思います。
もっとスッキリしたい人は、タブのアイコン自体をオフにするといいかもです。
大量にタブを開く方は、「Ctrl+Tabでタブスイッチャーを表示」にチェックを入れるといいかもしれません。
エクスプローラー上でCtrl+Tabを押すと、スイッチャーが表示されます。その状態でTabを押すとタブ切り替えできます。
Windows10、11のAlt+Tabみたいな感じですね。
イベント
フォルダーやタブをクリックした時の動作を変更できます。

本アプリをインストールしたら、真っ先にここを自分好みに変更するといいかなぁと思います。
ある程度、慣れてしまった後に変更すると、再度慣れるまでが大変です。あれやれこれや試してみて、自分好みにしてみましょう。
操作を変更したい項目をクリックすると、ずらっと選択肢(ドロップダウンリスト)が表示されます。

イベントごとで、用意されている選択肢は異なります。
僕は、以下のように設定しています。(スマホだと見にくいかもです)
これ以外の部分は、全て「なし」にしています。Altキーにいたっては0ですね。
僕が設定しているイベント | ||||
---|---|---|---|---|
イベント | 単一 | Ctrl | Shift | |
タブをクリック | ロック | 新しいウィンドウで開く | ||
タブとタブバー | アクティブなタブをダブルクリック | 上の階層へ移動 | ||
タブを右クリック | メニューを表示 | 閉じる | ||
タブバーをダブルクリック | 直前のタブを復元 | |||
タブバーを右クリック | メニューを表示 | |||
タブバーの”+”ボタンをクリック | デスクトップを開く | |||
フォルダービュー | フォルダーアイコンをダブルクリック | 新しいタブで開く | 新しいウィンドウで開く | |
ビューの余白をダブルクリック | 上の階層へ移動 | 現在のフォルダーのパスをクリップボードにコピー | 現在のフォルダーの名前をクリップボードにコピー | |
ナビゲーションウィンドウ(フォルダーツリー) | アイテムをクリック | 新しいタブで開く | バッググラウンドのタブで開く | 新しいウィンドウで開く |
Enterキー | ||||
アドレスバー | ブレッドクラムをクリック | |||
コマンドボタンのデフォルト動作 | アイテムをクリック | |||
ウィンドウとタスクバー | ウィンドウの×ボタン | ウィンドウを閉じる | ||
ジャンプリストの閉じるコマンド |
修飾キーとの組み合わせについて
修飾キー(Ctrl、Shift、Alt)と組み合わせた時の動作を、個別に設定できます。
設定したい組み合わせのキーをクリックして、新しくイベントに操作を割り当てます。組み合わせるキーは、Ctrl+Shiftのように複数キーもできます。

例えば、以下のようにできます。
ナビゲーションウィンドウのフォルダーをクリックしたときの挙動 | |
---|---|
普通にクリックした時 | 現在のタブ(アクティブタブ)で開く |
Ctrlを押しながらクリックした時 | 新しいウィンドウで開く |
Shiftを押しながらクリックした時 | バッググラウンドのタブで開く |
Ctrl+Altを押しながらクリックした時 | パスをコピー |
応用の幅が、一気に広がります。
設定しすぎると、覚えるのが大変になるので、ほどほどがいいかなぁと思います。
修飾キーの複数押しについて
僕は、全部「なし」にしています。Shift+Altなどですね。

さすがに覚えれないです。
今後、慣れてきたら幅を広げるかもしれません。
CtrlとShiftの使い分け
僕の場合、Ctrlに新しいタブで開く、Shiftに新しいウィンドウで開く系を割り当てています。
ナビゲーションバーのフォルダーのクリック、フォルダーアイコンのダブルクリックなどのイベントです。
マウスホイールの中クリックについて
マウスホイールの中クリックは、アプリランチャーソフト「CLaunch」の呼び出しキーに設定しています。そのため、QTTabBarでの操作は、全部「なし」にしています。
参考:【CLaunch】作業効率化!便利なアプリランチャーの導入方法・使い方 | ナポリタン寿司のPC日記
「フォルダーアイコンをダブルクリック」について
Ctrlを押しながらダブルクリックした時は「新しいタブで開く」、Shiftを押しながらダブルクリックした時は「新しいウィンドウで開く」にしています。
比較動画を貼っておきます。使い分けれるようになると、結構便利です。
「ビューの余白をダブルクリック」
ビューの余白ってのは、エクスプローラー内のフォルダー・ファイル以外の空白部分のことです。

通常時は一つ上の階層に移動、Ctrlと組み合わせた時は、「パスをクリップボードにコピー」、Shiftと組み合わせた時は、「フォルダーの名前をクリップボードにコピー」にしています。
ナビゲーションウィンドウとは?
エクスプローラーの左側のフォルダ階層(ツリー表示)のことです。

ここをクリックした時、「アクティブタブで開く(現在のタブの中で開く)」ではなく、「新しいタブで開く」にしています。
現在開いているタブはそのままで、新しいタブを開いてくれます。
折角タブ機能を実装するので、どーせなら上書きしていくスタイルじゃなくて、ばんばん新しいタブを開くスタイルがいいのかなぁと思います。
Ctrlを押しながらクリックしたときは、新しいウィンドウを開くようにしています。
アドレスバーのブレッドクラムについて
アドレスバーのブレッドクラムとは、エクスプローラーの階層表示、パンくずリストのことです。

ドラッグ&ドロップ
ファイル・フォルダーを、タブ上にドラッグ&ドロップした時の動作を設定できます。

僕は、以下のように設定しています。
僕が設定しているドラッグ&ドロップの項目 | |
---|---|
タブの上にファイルとドラッグしたまま待ったとき | タブをアクティブにする |
ファイルドラッグでタブがアクティブになるまでの時間(ミリ秒) | 300 |
「タブをアクティブにする」の動画を貼っておきます。個人的にはサブフォルダーを表示するより、こちらの方が好きです。
フォルダービュー
エクスプローラーのメイン(ビュー)の部分に関する設定ができます。

特にチェックを変更する必要はありません。初期の状態で、便利な機能にはチェックが入っています。
初期でチェックが入っている「ファイルのリネーム時F2キーで選択範囲変更」の機能をオンオフした動画を貼っておきます。
名前変更時に、追加でF2を押した時の挙動です。
すごく些細な点なんですが、便利です。
「シェルコンテキストメニュー」タブでは、右クリックメニューにQTTabBarのメニューを表示するかどうか設定できます。

チェックを入れると、それぞれの場所で右クリックしたときに、「QTTabBar コマンド」が追加されます。

タブに移動、フォルダーへコピーなどの便利機能にアクセスできます。
僕は使っていないのでオフにしています。
見た目
タブバー等の外観を変更できます。

僕は以下のように設定しています。
見た目のカスタマイズ | ||
---|---|---|
タブ | テキストの配置 | 中央 |
メニュー | メニューのスタイル | Windows11風 |
フォルダービュー | ビューの枠線の色 | なし |
デザインを変えたところで、作業効率が変化することはないのですが、僕にとって、見た目は2番目くらいに重要な要素なので、しっかり自分好みにカスタマイズしています。
「メニューのスタイル」は、タブバーを右クリックした時に表示されるQTTabBarのメニューのことです。
Windows11を利用している方は、Windows11風がおすすめです。いい感じに馴染んでくれます。

「ビューの枠線の色」は、フォルダーを囲んでいる白い枠線のことです。見栄えを害していると判断して消しました。

タブのスキンファイルのダウンロード
有志の方が作成したスキンをダウンロードできます。
見た目をぐっとおしゃれに、自分好みにできます。
タブのスキン→タブの背景とテキストの描画の「スキンファイルをダウンロード」をクリックします。

テーマストアが起動して、ずらっとテーマが表示されます。

クリックで拡大画像(サムネイル)を確認できます。
逆に、サムネイルが表示されないテーマについては保存できませんでした。おそらくサーバーの期限が切れているんだと思います。
サムネイルが表示されているファイルの中から選びましょう。
タブのスキンだけでなく、タブの閉じるボタン、コマンドバー、デスクトップツールなどのスキンも用意されています。
右上には、それぞれのスキンで絞り込めるドロップダウンリストが用意されています。

気に入ったものがあれば、ダブルクリックで保存できます。

直接テーマを適用したい場合は、上部の「ファイルを保存したらすぐ適用」にチェックしておくと便利です。
名前を付けて保存ダイアログが開くので、好きな場所に保存します。

ドキュメントに、「QTTabBar テーマ用」ってフォルダーを作成して管理するといいかなぁと思います。
タブの背景を変更する場合は、タブの描画モードを「スキン」にします。
「スキン画像のパス」の右にある三点ボタンをクリックします。

先ほどダウンロードしたスキン画像を選択して「開く」をクリックします。

タブの背景が変更されます。

「Windows11」とか、「Win11」と書かれているテーマが、Windows11の外観に合います。丸みを帯びたデザイン最高です。

同じ方法で、タブの閉じるボタンも変更できます。

自分で用意するのは、結構大変なので、有志の方が作成したスキンを適用できるのは便利ですね。
グループ
よく使うフォルダーたちをグループとして登録できます。

毎回開くフォルダーたちを一つのグループにまとめて、「スタートアップ」に登録すると便利です。
エクスプローラーを起動すると、自動的に登録したグループが表示されます。
グループについては、以下の記事を参考にしてみてください。使いこなすと、かなり便利です。
コマンドバー
コマンドバーにベーシックアイテムを登録、逆にコマンドバーのアイテムを、こちらに保存できます。

ベーシックアイテムには、「タブを閉じる」、「新規ウィンドウ」、「上の階層に移動」など色々用意されているので、自分が使いやすいコマンドを登録してみましょう。
登録したいアイコンを、コマンドバーにドラッグ&ドロップすることで登録できます。
動画を貼っておきます。
テーマストアで、スキンの変更もできます。

プラグイン
プラグインを導入すると、さらに機能を拡張できます。
公式サイトで公開されているプラグインをダウンロードして、適用することで有効になります。

「マウスオーバーでタブをアクティブ化」、「ファイル作成ボタン詰め合わせ」などがあります。
マウスオーバーでタブアクティブ化のプラグインについては、下記記事を参考にしてみてください。
参考:【QTTabBar】マウスオーバーでタブを切り替える方法 | ナポリタン寿司のPC日記
マウスをタブにのせるだけで自動的にタブがアクティブになります。クリックの手間が省けます。
コマンドバーに3つのボタンを追加する「ファイル作成ボタン詰め合わせ」については、下記記事を参考にしてみてください。
コマンドバーから、新規フォルダー、任意の拡張子などをワンクリックで作成できるようになります。大量の連番フォルダーを作成したい方におすすめです。
ショートカットキー
キーボードショートカットキーを設定できます。
QTTabBar 独自のキー、Windowsでもともと使えるショートカットキーなどが用意されています。
例えば、Ctrl+Nでフォルダーの複製(標準のエクスプローラーでも同じ)、Ctrl+Wでタブを閉じる(ブラウザで使える)などです。
かなり項目が多いです。
一生使わないだろうってショートカットキーも数多くあるので、不要な項目はチェックを外すのがおすすめです。
他ソフトのキーと被っていることもあるので、一度は目を通しておくといいかなと思います。

デフォルトで設定されているキーは好きなように変更できます。
変更したいショートカットを選択→新しく登録したいキーを入力します。キーが上書きされます。

僕の登録しているキーは、以下の5つです。これ以外は、全部オフにしてしています。
ショートカットキー | ||
---|---|---|
タブとナビゲーション | 次のタブをアクティブに | Ctrl+Tab |
現在のタブを閉じる | Ctrl+W | |
現在のタブを複製 | Ctrl+N | |
現在のタブを新規ウィンドウで開く | Shift+W | |
現在のタブのロック/ロック解除 | Ctrl+L |
使わないショートカットキーが多かったので、とにかくオフにする作業がメインでした。
「なぜ、そのショートカットキーはオフにしているのか?」について、箇条書きで書きます。スルーでOKです。
- 「次のタブをアクティブに」さえあれば、「前のタブをアクティブに」はいらないと思ってオフ
- 「フォルダー選択のダイアログを開く」は便利かと思ったが、タブ横の「+」を押せばいいのでオフ
- ウィンドウの透明度は使わないからオフ
デフォルトでは、Ctrl+Shift+NumPad(+、ー)になっている。
テンキーレスの人は、Ctrl+Shift+Up、Down とかがいいかもしれない。 - 新規フォルダーの作成は、QTTabBar 以前から使ってなかったのでオフ
- たまに新規ウィンドウで開きたい時があるので、Shift+W。本当はCtrl+W(ウィンドウ)にしたかったけど、既に「タブを閉じる」に割り当てていたため、Shiftで代用
プレビュー
プレビュー機能について設定できます。

使わない人は、「ツールチップでプレビュー」をオフにすると、見栄えがスッキリします。
「拡張子、フォントと色」タブで、プレビューする拡張子を個別に設定できます。不要な拡張子は、か、Deleteキーで削除できます。

上記画像だと、画像関連(jpgやpngなど)と動画(mp4)だけプレビュー表示するということです。
僕の場合、2022年2月6日以前は、音楽(mp3)だけプレビューにしたり、そもそも機能をオフにしたりと色々迷走していましたが、とりあえず落ち着きました。
最初は邪魔かと思ってたんですが、使ってみると結構便利でした。画像をダブルクリックで確認しなくても、サクッと確認できます。
新しい拡張子の追加は、ピクチャー、動画と音声、テキストのどれかを選択して拡張子を入力→をクリックします。

サブフォルダメニュー
僕は、使わないのでオフにしています。

デスクトップツール
デスクトップツール(アプリケーションランチャー)の設定ができます。

デスクトップツールとは、デスクトップ上で特定の操作(デフォルトでは左クリック2回)をして表示するメニューのことです。
グループに登録したフォルダー、最近表示したフォルダー、登録したアプリケーションなどがワンクリックで起動できます。

不要な項目のチェックは外しておくと、すっきりして見やすくなります。

呼び出し操作は、以下の4つから設定できます。
デスクトップツールの呼び出し操作 |
---|
デスクトップ上の左ダブルクリック(デフォルト) |
デスクトップ上の左シングルクリック |
デスクトップ上の中クリック |
なし |
サウンド
音に関する設定ができます。
例えば、エクスプローラー上でクリップボードにファイルをコピーした時、貼り付けた時、削除した時で再生する音を設定できます。

余談ですが、Windows11の音声ファイルは、以下の場所に保存されています。いい感じのシステム音が見つかるかもしれません。
C:\Windows\Media
僕は、全てオフにしています。
一時的にQTTabBarを無効にする
以下の場所にある「ExplorerSafeMode.exe」を起動することで、一時的にQTTabBarを無効にした状態のエクスプローラーを起動できます。
C:\Program Files\QTTabBar\Tools

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
アンインストール方法
通常のアプリをアンインストールする方法と同じです。
Windowsの設定を開きます。下記画像はWindows11の設定画面です。
左側のアプリ→アプリと機能をクリックします。

検索ボックスに「q」と入力します。「QTTabBar」がヒットします。

右側のケバブメニュー(三点ボタン)をクリック→アンインストール→アンインストールするをクリックします。

エクスプローラーが再起動されて、タブ機能が削除されます。

「またいつか使うかもしれない」という方は、設定をバックアップしておくといいかもしれません。
感想
以上、エクスプローラーにタブ機能をつけるソフトQTTabBarについてでした。
なんでWindows標準にこの機能がついてないんだってくらい慣れると便利です。
Posted by ナポリタン寿司