【Phoenix Media Rename】画像のファイル名を変更するプラグインの使い方

2021年10月24日WordPress

Phoenix Media Renameのアイコン

この記事では、既にアップロードしてしまった画像のファイル名を簡単に変更できるWordPressプラグイン「Phoenix Media Rename(フェニックス・メディア・リネーム)」について書きます。

信じられないくらい簡単に変更できます。

Phoenix Media Renameのスクリーンショット

WordPressにアップロードした画像のファイル名とタイトルを簡単に変更できるプラグインです。

WordPress 管理画面のメディア一覧に「Filename」という項目が追加され、自由に変更できます。記事内のリンクを自動で置き換えてくれるので、リンク切れが起こりません。

本来、画像ファイル名の変更は、①レンタルサーバー上で、画像が保存されている場所を探す→②目的の画像ファイル名を変更→③記事内の画像がリンク切れを起こす→④それの修正と、かなりめんどくさいです。

本プラグインを使えば、WordPressの管理画面内でサクッと変更でき、なおかつ記事内に挿入している場合でも自動でリンクを書き換えてくれます。

チェックを付けることで、一括リネームも可能です。

画像の名前を適当にしたまま、WordPressにアップロードしちゃったという方、試してみてください。

画像のファイル名を綺麗に変更する理由は、過去画像を検索しやすくするためです。詳しくは、こちらを参考にしてみてください。

リリース元:crossi72
記事執筆時のバージョン:3.8.8(2022年11月3日)

ダウンロード方法

WordPress管理画面のプラグインからダウンロードできます。

プラグイン→新規追加で、「Phoenix Media Rename」と検索します。

以下のフェニックスのアイコンを目印にしてインストールしましょう。

Phoenix Media Renameのインストール

インストールできたら、「有効化」をクリックします。

下準備

本プラグインを、使う前にちょっとした下準備をします。この作業は初回のみで2回目以降は不要です。

メディアをリスト形式にする

メディア画像の一覧形式を、リスト形式にする必要があります。

WordPress→メディアのメディアライブラリの下にあるメディア形式変更ボタンリスト形式ボタンをクリックします。

メディアライブラリ

画像がリスト形式になります。

メディアライブラリ リスト形式

表示オプションからいらない項目を外す

画面右上の「表示オプション」をクリックします。

表示オプション

いらない項目のチェックを外します。この操作は必須ではありませんが、やっておくと見やすくなります。

僕は、「投稿者・コメント」のチェックを外しています。

使い方

WordPressのメディアライブラリを開きます。

メディアをクリック

画像の横に新しく「Filename」という項目が追加されています。新しく変更したい名前を入力します。

「Filename」に新しいファイル名を入力

試しにパーマリンクに合わせて、「pexels-pixabay-356079」から、「walking-dead-end_hatena」にしてみます。

参考:【Amazon prime】ウォーキング・デッドの見放題が終了するだと!?

画像の名前ルールに迷っている方はこちらを参考にしてみてください。「パーマリンク_連番」がおすすめです。

変更できたら、画像にチェックを入れます。

変更できたらチェックを入れる

一番上に戻って、「一括操作」から「Rename & Retitle」に変更します。

Rename & Retitleをクリック

基本的には、両方変更する「Rename & Retitle」がおすすめです。

項目説明
Renameファイル名だけ変更
Rename & Retitleファイル名とタイトルの変更
Rename & from Postファイル名を記事タイトルに変更
Rename & Retitle from Postファイル名とタイトルを記事タイトルに変更
注意点

記事タイトルに変更してくれる「〇〇 & from Post」は、一見便利そうに見えますが、日本語タイトルだと文字化けしてしまいます。

タイトル全てが半角英数字の場合は便利ですが、日本語をつけると思うので、やめといたほうがいいです。

「〇〇 & from Post」は日本語タイトルだと文字化けするからおすすめしない

適用をクリックします。

Rename & Retitleの適用

ちょっと待つと画像の横に、緑色のチェックマーク緑色のチェックマークが表示されます。

さらにしばらく待つと、画面が自動更新され、タイトルとファイル名が変更されます。

画面の自動更新で画像のファイル名変更完了
注意

必ず緑のチェックマークがついて自動的に画面が更新されるのを待ちます。

途中でタブを閉じたり、手動で更新(リロード)しないようにしてください。してしまった場合は、下記画像のように、画像ファイル名は変わっても画像URLを変更してくれずに、リンク切れが発生します。

画像リンク切れの様子

上記画像は、試しに画面が自動更新される前に、手動で更新してみた結果です。僕が犠牲になったので、皆さんはヘマしないように気を付けてください。

たかが数枚でも手動で画像URLを変更するのはかなり手間でした。

使い方が分かれば、あとは地道な作業です。

一括変更はできません。ひたすら自分で1つずつ名前を変更していきます。何千枚とある場合は、大変な作業ですが、本来名前を変更して画像URLを修正して~って考えるとめちゃくちゃ楽です。

ショートカットキーの活用

少しでも変換作業を早くするために、ショートカットキーを活用してみましょう。マウス操作を必要最低限に抑えることができます。

  1. 名前を変更したい画像のパーマリンクをコピー
  2. Ctrl+Aで全選択
  3. Ctrl+Vで貼り付け
  4. 名前変更
  5. Ctrl+Aで全選択
  6. Ctrl+Cでコピー
  7. Tab2回押しで移動
  8. Ctrl+Vで貼り付け
  9. 「_」以降の名前を変更
  10. 6~8の繰り返し。記事内の画像変更が完了したら1から繰り返す

文章だと分かりにくいですが、ようはマウスを使わずに、キーボードのショートカットキーだけで、効率よく名前変更していくって感じです。

動画を貼っておきます。マウスを一切使わずにサクサクと変更できます。

キーに別の機能を割り当てるソフトAutoHotkeyをインストールしている場合は、以下の記事を参考にしてみてください。より効率的に作業できます。

参考:【Phoenix Media Rename】AutoHotkeyで爆速コピペする方法

エラー

同じファイル名

ファイル名を変更したものの「A file with that name already exists in the containing folder!」と表示され、変更できない場合があります。

A file with that name already exists in the containing folder!

これは、「同じ名前の画像ファイルが既にあるから変更できないよ」ということです。

上記画像だと、一つ上の画像が既に「walking-dead-end」という名前になっているからです。

File renaming error! Tried to delete

本プラグインを数か月利用しているんですが、以下のエラーが表示されることが結構あります。

File renaming error! Tried to delete

1つ目のエラー
File renaming error! Tried to delete
(Google翻訳)ファイル名エラー。ファイルを削除しようとしました。

2つ目のエラー
A file with that name already exists in the containing folder!
(Google翻訳)その名前のファイルは、含まれているフォルダーに既に存在します。

この2つのエラーがセットで発生します。

2021年12月24日現時点でも、原因は特定できていません。

1枚目が「File renaming error! Tried to delete」で、2枚目以降が「A file with that name already exists in the containing folder!」です。

2枚目以降に表示されるエラーは、「既に同じ名前のファイル名が存在している」って意味なんですが、実際には同じファイル名はありません。存在していないのに、このエラーが表示されます。

このエラーの厄介なところが、画面更新すると画像のファイル名は変更されるが、記事中の画像リンクは修正されないという点です。

画像やテキストのリンク切れをチェックしてくれるプラグイン「Broken Link Checker」を使うと、ばんばん画像がリンク切れしていることが分かります。

Broken Link Checker リンクエラーをチェック

調べると同じような現象にあっている方がいらっしゃいました。

The renaming works but every time I do it I get this error message: “File renaming error! Tryed to rename…”

(Google翻訳)名前の変更は機能しますが、実行するたびに次のエラーメッセージが表示されます。「ファイルの名前変更エラー! 名前を変更しようとしました…」

Error Messages when Renaming | WordPress.org

エラーが発生する度に、手動で記事中の画像リンクを修正しないといけません。

おま環(僕だけの環境)かもしれませんが、同じようにエラーが出た時は、焦らずに対処していきましょう。

画像のファイル名は変更されているので、記事リンクを修正していきます。

いちいち記事のリンク切れを探すのはめんどくさいため、「Broken Link Checker」を使うと便利です。

参考:【Broken Link Checker】URLや画像のリンク切れ検出プラグイン

画像のファイル名を統一する理由

なぜファイル名を統一したほうがいいのかというと、過去画像を探すのに苦労するからです。規則的なものにしないと、あとあと管理が大変です。

規則正しいファイル名にすることで、メディアライブラリ内の検索が捗ります。

例えば、ファイル名を整理していなかったら、「昔アップロードした猫の画像を再び新しい記事で使いたいけど、名前適当にしてたから、検索してもヒットしない!」って状況に陥ります。

ちゃんと「cat」と名前を付けておくことで、検索した時にヒットするようになります。

僕は、今まで画像のファイル名なんて気にせず適当にアップロードしていました。ある日、下記画像を再び使いたくなりました。ウェブブラウザVivaldiの設定にアクセスする方法ですね。

Vivaldiメニュー 設定

上記画像を探すために、とりあえずメディアライブラリの検索欄に「Vivaldi」とか「Setting」とか「Menu」とか検索してみました。

しかし、全くヒットしませんでした。

目的の画像が検索結果に表示されない

なぜなら該当画像のファイル名は、「Image-2021-07-08-09.39.29.png」だからです。この名前を入力することで、ようやくヒットします。

目的の画像が検索結果に表示された

「いや、こんな名前いちいち覚えてられるか」って話です。

さらに、日本語の名前でアップロードしていると、下記画像のように全部文字化けします。ひどい有様です。

日本語でアップロードするとファイル名が文字化けする

おすすめ画像ファイル名

僕のおすすめは、「パーマリンク_連番」です。当サイトでも全ての画像をそうしています。

パーマリンクってのは、URLの末尾の部分です。

他の記事と被ることはないので、分かりやすいと思います。記事別にパーマリンクを設定していない場合は、「post-1111」みたいな感じだと思います。

パーマリンク walking-dead-end

パーマリンクだけだと、同じパーマリンク内の画像と名前が被ってしまうので、アンダーバーを入れて連番にしています。

「パーマリンク_連番」がおすすめ

例として、とある記事のURL、その記事に挿入している画像の名前を貼っておきます。

<!--「【Vivaldi】テーマをCSSでカスタマイズ。もっともっと桜色に!」のURL-->
【Vivaldi】テーマをCSSでカスタマイズ。もっともっと桜色に!
<!--挿入されている画像のファイル名--> https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2021/12/css-cherry-blossom_01.jpg https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2021/12/css-cherry-blossom_02.jpg

こうすることで、再び上記記事の画像を使いたくなった時は、「css-cherry-blossom」と検索すればヒットするようになります。

参考:【Vivaldi】テーマをCSSでカスタマイズ。もっともっと桜色に!

感想

以上、画像のファイル名を変更できるプラグイン「Phoenix Media Rename(フェニックス・メディア・リネーム)」の使い方についてでした。

通常の方法だと、画像ファイル名の変更は本当に大変です。本プラグインを使えば、簡単に変更できます。

綺麗に統一すれば、自分のためにもなるし、見る側(読者)も見やすいはずです。

画像を右クリック→新しいタブで画像を開くをクリックした時に、ぐちゃぐちゃのファイル名だとすぐばれます。まぁ、あんまり気にはならないか…。

2021年10月24日WordPress