【Picture-in-Picture any site】ウェブサイトをピクチャーインピクチャー表示にするChrome拡張機能

この記事では、動画ではなく、ウェブサイトをピクチャーインピクチャー表示にするChrome拡張機能「Picture-in-Picture any site」について書きます。
サイトを比較して見たい時に便利です。

任意のウェブサイトをピクチャーインピクチャー表示(以下、PIP)にできるChrome拡張機能です。
PIPにしたいサイトを開いて、ボタンをクリックするだけで簡単にPIP 表示にできます。ページをスクロールすると一緒にPIP 内の画面もスクロールされます。自由に配置、自由に拡大縮小できます。
ウェブサイトを比較しながら作業したい時に便利です。PIPといえば動画のイメージがありますが、本拡張機能はサイトをPIP モードにできます。
サイト上の動画を小さな窓枠で表示する機能です。

動画の「ながら見」に特化した機能です。例えばWordで大学の課題をやりながら、画面の右端にYouTubeを表示して再生するといったことができます。
PIPにした画面は常に最前面に表示されるので、他のページが邪魔することはありません。
動画だけを枠いっぱいにしてウィンドウにするので、他の要素が映らないのも特徴です。YouTubeだと上部のヘッダーやタイトル、コメント欄なんかがありますよね。あれを全部取り払った状態で純粋に動画を楽しめます。
リリース元:mtsmfm
記事執筆時のバージョン:0.4.1(2020年5月22日)
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「Chromeに追加」をクリックしてインストールできます。

使い方
ブラウザでPIPにしたいサイトを開きます。サイトを開いたら、拡張機能メニューにある「PiP」をクリックします。

ウェブサイトがPIP モードになります。

ブラウザを最小化していても、PIPは最前面で表示されます。マウスで自由に配置、拡大縮小できます。

ブラウザの方でサイズを変更すると合わせて縦横比も変化します。縦長にすれば一緒に縦長になります。

YouTubeなどの動画サイトもPIPにできます。ただし、動画に特化したPIPではないので不要な部分も一緒にうつります。(タイトルやヘッダーなど)

動画専用のPIPは「Picture-in-Picture Extension」がおすすめです。
参考:【Picture-in-Picture Extension】どんな動画もPIPモードにできるChrome拡張機能
PIPにしているサイトのページ倍率を変更すると一緒にPIPの方も変化します。見えにくい場合は、ページ倍率で調整してみましょう。

PIPを解除したい時は、画面内の右上にある「×」ボタンをクリックするか、マウスオーバー時に表示される「タブに戻る」をクリックすると解除されます。
ちなみに本拡張機能は、複数サイト同時のPIPはできません。1つのブラウザにつき、1つまでです。
感想
以上、好きなウェブページをPIP 表示にできるChrome拡張機能「Picture-in-Picture any site」についてでした。
Googleアナリティクスのリアルタイムユーザー数を表示する画面をPIPにしてニヤニヤしています。
Vivaldiでは、ページを並べて表示するタイリング機能が搭載されていますが、タイリングするまでもないサイトなんかをPIPで使うと便利かもですね。
ただし、PIP 内でスクロールしても反応しないので用途はかなり限定されるかなぁと思います。本当に眺める専用ですね。