【高級キーボード】REALFORCE TKL SA/R2TLSA-JP3-BKを買ってみた話

この記事では、高級キーボードで有名な「REALFORCE(リアルフォース)」の第二世代「TKL SA/R2TLSA-JP3-BK」を使ってみた感想について書きます。
圧倒的に気持ちいい打撃感が癖になる最高のキーボードです。
2021年7月に、高級キーボードメーカーとして名を馳せる「東プレ(とうぷれ)」のキーボードを購入しました。少なくとも2万以上はする、まさに「高級キーボード」です。
静音容量無接点方式(せいおんようりょうむせってんほうしき)を採用した耐久性・打撃感・爽快感が最高です。大満足です。
昇華印刷(しょうかいんさつ)と呼ばれる印字が消えない仕組み、どっしりした安定感、選べるキー荷重など、機能がてんこ盛りです。数万円するだけのことはあります。
ガヤガヤいってもイメージしにくいと思うので、下記の動画を見てみてください。僕が実際にタイピングしてみました。
約15分の長いASMR動画も公開しています。見て分かる通り、ぐちゃぐちゃなホームポジションで見せるのが恥ずかしいです。
動画だと高音の安っぽい音になっていますが、実際はもっと「スコスコスコ…」って感じで、ほんとに入力するのが楽しくなる音です。上記動画を見て、少しでも気になった方は、ぜひ続きを読んでみてください。
僕が今回購入したのは、東プレの中の「REALFORCE TKL SA / R2TLSA-JP3-BK」と呼ばれるキーボードです。REALFORCEの中でも、キー荷重が、30gと非常に軽い力でタイピングできるのが特徴です。
カテゴリー分けするなら、東プレ>REALFORCE(リアルフォース)>第二世代>「REALFORCE TKL SA / R2TLSA-JP3-BK」って感じです。
2021年11月1日(月)に、新製品「R3(第三世代)」が発売されました。本記事で書いているのは「R2」モデルで、既に生産を終了しています。今後は「R3」モデルになります。
R3モデルでは、Bluetooth(無線)接続が可能になり、個別にキー割り当て変更、デザインカスタマイズなど、より進化したモデルになっています。
販売元:東プレ「REALFORCE」
購入日:2021年7月
「REALFORCE TKL SA/R2TLSA-JP3-BK」を買ってみた
僕の家に届いた実物を、一眼レフで撮影したり、使ってみました。

キーボードのスペック
購入したキーボードの詳細を書いておきます。
購入した商品 | REALFORCE SA / R2SA-JP3-BK |
販売日 | 2017年12月7日(僕が買ったのは、2021年7月) |
メーカー | 東プレ |
キーボードの種類 | 静電容量無接点方式(せいおんようりょうむせってんほうしき) |
キーボードの音 | スコスコスコ |
キー刻印 | 昇華印刷(しょうかいんさつ) |
重量 | 1.4kg |
サイズ | 142mm×455mm×30mm |
スイッチ寿命 | 5,000万回以上 |
キー数 | 112キーレイアウト(4つの特殊キーを含む) |
キーストローク | 4mm |
インターフェイス | USB(有線) |
外箱、キーボードの外観
結構大きかったです。キーボード初心者にはびっくりです。開ける前からのわくわく感、これがいいんですよね。

中には、キーボード本体、キーを抜いて掃除できるキートップ、キーの戻りを早くできるキースペーサー(2枚)、CtrlとShiftの入替え用キーが入っていました。

「キースペーサー」とは、キーボードとキーの間に挟むマットのことです。敷くことでキーボードの押し込みが浅くても反応してくれるようになります。

APC機能設定に応じてキートップの下に一体型キースペーサーを設置することで、キーストロークの戻りが早くなり、より素早いキー入力を実現できます。
製品 : REALFORCE SA / R2SA-JP3-IV | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰
初心者には、全く馴染みがないです。本製品を購入しなかったら、一生聞くことはなかった単語だと思います。
キーボード本体は、USBに挿すだけで自動セットアップされます。難しい作業は必要ありません。

横から見ると分かるんですが、キーの土台は斜めになっていて、キー自体は、列ごとで若干のくぼみがあります。

指にフィットしやすいような配置で驚きです。
黒字印刷がかっこいいです。

画面右上だけ、なぜか金色です。「何で?」って感じです。あんまり右上は見ないので、関係ないっちゃ関係ないです。LEDは緑に光っていますが、任意の色に変更できます。

特殊キーのショートカット
前使ってたキーボードには、メディアの再生・停止のキーがついてたので、「それはなしか~」と心配だったのですが、杞憂でした。Fn+矢印キーで、メディアの消音、音量アップ、ダウンができます。

取扱説明書に他のショートカットキーも紹介されてあったので、まとめておきます。Fn+ファンクションキーの組み合わせです。
キー | APC |
---|---|
Fn+F1 | インターネットブラウザーの起動 |
Fn+F2 | メールソフトの起動 |
Fn+F3 | 計算機の起動 |
Fn+F4 | メディアプレイヤーの起動 |
Fn+F5 | 前のメディアに戻る |
Fn+F6 | 再生・一時停止 |
Fn+F7 | 先のメディアに進む |
Fn+F8 | メディアの停止 |
Fn+F9 | 「REALFORCE」の設定保存 |
Fn+F10 | – |
Fn+F11 | Ctrl/CapsLookキー機能の入替え |
Fn+F12 | キーロック有効/無効 |
Fn+Insert | LED色の変更 |
Fn+Delete | LEDの輝度を変更 |
Fn+← | 消音 |
Fn+↓ | 音量を下げる |
Fn+→ | 音量を上げる |
Fn+↑ | APC |
外部ソフトをダウンロードしなくても、LEDの色やAPCを変更できるのはいいですね。
REALFORCE公式のソフトウェアについては、下記記事を参考にしてみてください。
別途で色違いのキーを購入できる
REALFORCEのキーボードは、色をカスタマイズできる「カラーキーキャップ」という商品を別売りで販売しています。青、赤、緑、オレンジ、黄色、紫の6色から選べます。(公式サイト)
通常、「アイボリー」と「ブラック」の2色しかありませんが、別途購入することで、自分好みの色に変更できます。
一般的なキーボードって、黒か白の2色なので、好きな色に変更できるのはすごいと思います。しかし、その分値段もすごいです。個人的には青が好きなので、いつか買えたらいいなぁと思います。
Twitterを見てみると、「REALFORCE公式」さんが、一部だけ色を変えたキーボードの画像をアップされていました!おしゃれすぎませんか~~。季節に合わせて変更するのもいいですね。
テンキーレスだからマウスと行き来しやすい

僕が購入したのは、右端に数字がないテンキーレスタイプのキーボードです。
僕が今まで利用していた「ロジクール ワイヤレスキーボード K270」のキーボードには、テンキーがついていました。しかし、あまり使ってなかったことから、思い切ってテンキーレスにしました。
テンキーレスにしたことで、マウスまでの移動距離が短くなって、疲れが軽減されました。明らかに変わった…というわけではないですが、長時間利用していると、「差」がでてきました。
マウスに、すぐ手が届くので快適です。
テンキーがないと生きられないという人以外は、これを機にテンキーレスを試してみてほしいです。「ないよりは、あったほうがいいんじゃね?」じゃないんです。
「余計なものは、ないに越したことない」です(笑)テンキーがないので、その分コンパクトになって、机の上がスッキリします。
人によっては悪いと思うかもしれない点
大満足なんですが、悪い点も書いておこうと思います。僕が嫌だった…というよりは、人によっては悪いと思うかもしれない点です。
音が不快
調べると、この「スコスコ音」が不快と思う人もいるそうです。こればっかりは好みの問題なので、もしかしたら嫌いな音かもしれません。音は、こちらから確認できます。
一番は、実店舗で確認してみるといいかなと思います。
「REALFORCE」で採用されているキーの仕組みである「静電容量無接点方式」は、セブンイレブンのATMのキーでも採用されているようです。セブンイレブンならお近くにあると思うので、気になった方は、何かの用事ついでに触ってみるといいかもしれません。
重たい
1kg弱あるので、持ち運びにはまず不便です。できないことはないですが、頻繁に持ち運びする場合には、おすすめしません。
キーボードが高い
値段も高いんですが、ここでは物理的な高さのことです。高すぎる…というわけではないんですが、僕が今まで使っていた薄型のキーボードと比べると、明らかに高かったです。

僕は、こっちの方が打ちやすくて好きでした。薄型が好きな人には、不便と感じるかもしれません。
無線はない(USBの有線のみ)
似たような高級キーボードの「HHKB」では無線対応モデルもあるんですが、REALFORCE第二世代には有線タイプしかありません。USBコードは1.7mなので、足りるとは思いますが、配線が気になる方には不便かなと思います。
僕も今まで無線を使っていたので、慣れるかなという不安がありました。いざ使ってみると、そこまで気になりませんでした。
新しく登場した第三世代は、無線(Bluetooth)に対応しています。
よって、無線好きの人でも問題なく利用できます。間違って古い第二世代(R2)を購入する…といったことがないように気を付けましょう。
黒字印刷だと見にくい
キーボードをしょっちゅう見る人には痛手かなと思います。黒字印刷なので、キーと同化して見えにくいです。
他の記事で、「ほぼ見えない」とか「視認性は皆無」という内容が、ちらほらあって心配していたんですが、思ったよりは見えました。ただし、室内の明るさが不十分だと見えません。
感想
以上、東プレの高級キーボード「REALFORCE TKL SA/R2TLSA-JP3-BK」を買ってみた感想についてでした。
PCを1日1時間以上触るという方には、問答無用でおすすめです。REALFORCE製品は、iPhoneみたいに、毎年新機種が出るわけではないので、5年、10年となが~~く利用できます。
余談ですが、キーボードの足(チルトスタンド)は、立てないほうがいいらしいですね。最近知りました。手首に無駄な負担をかけてしまい、腱鞘炎(けんしょうえん)などのリスクがあるようです。下記画像は、足を立てていない状態です。
