当サイトは、アフィリエイト・アドセンス広告を掲載しています。消費者庁が、2023年10月1日から施行予定である景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています(記事はこちら、消す方法はこちら

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

【Windows11】外観をMac風にする方法。テーマを変更してみよう!

2022年2月28日ソフト

Windows11のアイコン

この記事では、Windows11の外観をMac風にする方法について書きます。

SecureUxTheme」と「7TSP」の2つのフリーソフトを利用します。

Windows11の外観をMac風にしてみたスクリーンショット

「SecureUxTheme」と「7TSP」を利用することで、Windows11の外観をMacっぽくできます。

具体的にはフォルダー・各種アイコンの差し替え、エクスプローラーの最小化、最大化、閉じるボタンをMacと同じように黄色、緑色、赤色のボタンにします。

デスクトップの背景画像、アプリの背景色など細かい部分もMac風になるので、パッと見、ばれないんじゃないかレベルです。(僕はMac持ってないどころか、まじまじと見たこともないのでイメージでしかないんですけどね)

SecureUxThemeは、Windowsのテーマを変更するソフト、7TSPはアイコンを差し替えるソフトです。

Windows11は、タスクバーアイコンが中央揃えになったり、角丸モダンなデザインになり、AppleのMacっぽくなりました。

そしたら、次に湧き上がってくる衝動は、「どーせなら極限までMacに似せてみたい」という欲です。(僕だけ?)色々試してみたら、いい感じのレベルにできたので、共有したいと思います。あくまで、表面上の変更なので、戻したい時はいつでも元のWindows11の外観に戻せます。

「Windows11だけど、Macっぽく外観を変更してみたい!」といった方におすすめです。

作業時間は、長く見積もって30分程度です。

僕は、Windows11で試してみましたが、Windows10でもできます。

また、本記事で紹介するソフトは、Macテーマに変更する専用ソフトではなく、Windowsのテーマやアイコンを色々なものに変更するソフトです。Macテーマに飽きたら別のテーマにする…といったことができます。

必要なファイルのダウンロード

以下の3つのソフト、ファイルをダウンロードします。

Mac風にするために必要なソフト・ファイル
SecureUxTheme外部のテーマをWindowsに適用するソフト
7TSPWindowsのアイコンをごっそり変更するソフト
macOS for WindowsMac風にするための画像やテーマが入ったファイル

既にダウンロードしているソフトやファイルがあれば、スキップしてOKです。

SecureUxTheme

Windowsに外部テーマを適用するソフトです。

標準の設定からだと、外部から入手したテーマは適用できないようになっています。本ソフトを使うことで、有志の方々が作成した自作テーマを適用できるようになります。

以下のリンクからダウンロードできます。

最新バージョン(2022年2月28日時点では2.1.2)の「ThemeTool.exe」をクリックします。

SecureUxThemeのダウンロード

7TSP

Windowsのアイコンを変更するソフトです。

フォルダー、デバイスとドライブなどのアイコンがごっそり変更できます。

以下のサイトからダウンロードできます。

画像の右下にあるダウンロードボタンをクリックします。

7TSP GUI 2019 Edition by devillnside on DeviantArt

macOS for Windows

ログインしたら、ダウンロードボタンが表示されるので、クリックでファイルを入手できます。

macOS for Windows by niivu on DeviantArt

方法

ファイルの整理

ダウンロードした3つのファイルを1つのフォルダーにまとめておきます。今後作業しやすくするためです。

ダウンロードした3つのファイルを、分かりやすいように1つのフォルダーの中にまとめる

7TSPとmacOS for Windowsファイルは、圧縮フォルダーになっているので、右クリック→開くで解凍しておきます。解凍できたら、圧縮フォルダーの方は削除してOKです。

「7TSP」と「macOS for Windows」の圧縮フォルダーは解凍しておく

「macOS for Windows niivu」フォルダーを開きます。

「Windows Themes (windows 10 or 11)」をクリックします。

macOS for Windows niivuの中にあるWindows Themes (windows 10 or 11)フォルダーを開く

中にある「macOS」フォルダーと、拡張子「.theme」ファイル全てを選択してコピー(または切り取り)します。

macのテーマを全て選択して、コピーする

以下の場所に貼り付けます。

C:\Windows\Resources\Themes

「続行」をクリックします。

「C:\Windows\Resources\Themes」に貼り付ける 「続行」をクリックする

「dark.theme」や、「aero.theme」など、既にWindowsにインストールされているテーマと一緒にMacテーマも配置する…といった感じです。

C:\Windows\Resources\Themes内にMacテーマが配置されればOK

【初回のみ】SecureUxThemeのインストール

この作業は初回のみです。2回目以降は必要ありません。

ダウンロードした「ThemeTool.exe」を管理者として起動します。右クリック→管理者として実行をクリックします。

SecureUxThemeのインストール ThemeTool.exeを管理者として起動

「ライセンス確認しましたか?」とダイアログが表示されるので、一度「いいえ」を押して中身を確認します。確認でき次第、「はい」をクリックしてソフトを起動します。

License Have you read and agree to the license?

ソフトを起動したら、右側にあるInstallをクリックします。

SecureUxTheme Install

ここでパソコンの再起動が必要になります。作業中のファイルがある場合は、必ず保存して終了しておきましょう。

準備ができたら、「はい」をクリックして再起動します。

Success Installing succeeded, patcher will be loaded next boot. Do you want to reboot now?

テーマの変更

「ThemeTool.exe」を管理者として実行します。

起動したら、好きなMacテーマを選択します。「macOS day Ⅱ」や、「macOS dark」などです。選択できたら、Patch and applyをクリックします。

SecureUxTheme ThemeTool 好きなMacテーマを選択して、「Patch and apply」をクリック
ポイント

以下のようにWarning画面が表示されたら、管理者として実行していないということです。この状態でテーマを変更しても、正常に反映されません。

一旦×で閉じて、再度管理者として実行しましょう。

Warning You seem to be using SecureUxTheme, however the selected theme isn't patched, patching it now failed. Try executing the tool as administrator. The error encountered was:アクセスが拒否されました

「しばらくお待ちください」と青い画面が表示されます。数秒ほど待ちます。

青い画面 しばらくお待ちください

ウィンドウの最大化、最小化、閉じるボタンなどがMacっぽい信号アイコンに変化します。タイトルバーなどにも若干変化があります。

デスクトップの壁紙も自動的にMacのものに差し替えられます。サブモニターがある場合は、メインモニターとサブモニターで異なる壁紙が適用されます。

macOS day Ⅱ Windows11の外観が、Mac風になる

エクスプローラーなどのWindows標準アプリだけでなく、インターネットから入手したフリーソフト等のウィンドウもしっかり反映されています。

Windows標準アプリだけでなく、フリーソフトなどのボタンもMacの信号デザインになる

「macOS dark Ⅱ」にすると、ダークを基調として目に優しいテーマになります。

macOS dark Ⅱ  ダークモードのMacテーマ

続いて、フォルダーアイコン等を7TSPで変更していきます。

【初回のみ】アイコンファイルの準備

初回のみの作業です。

ダウンロードした「macOS for Windows niivu」フォルダーの中にある「7TSP Icons Themes」フォルダーをクリックします。

開いたら、表示→ファイル名拡張子にチェックを入れます。既に表示させている方は、スルーでOKです。

コマンドバー 表示 ファイル名拡張子

「7TSP Icons Themes」内にある全ファイルの末尾「.remove」を削除します。

「7TSP Icons Themes」フォルダーにある全ファイルの末尾「.remove」を削除

拡張子の変更ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。

名前の変更 拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?

全ての「.remove」を削除して、拡張子が「.7z」の圧縮フォルダーになればOKです。解凍する必要はありません。

7zの圧縮フォルダーになればOK。解凍する必要はない

ダウンロードした「7TSP」フォルダーを開きます。

7TSPフォルダーを開く

中にある「7tsp GUI v0.6(2019)」ファイルの末尾「ee」を「exe」にリネームします。

7tsp GUI v0.6(2019)の末尾「ee」を「exe」に変更する

アイコンの変更

「7tsp GUI v0.6(2019).exe」を管理者として実行します。

初回起動時は、ライセンス(メモ帳)も一緒に表示されます。「はい」をクリックします。ライセンスを確認できたら、メモ帳は×で閉じてOKです。

7tsp Build(2019) Agreement. I have read the Agreement.

ソフトが起動したら、「Add a Custom Pack」をクリックします。

7TSP Add a Custom Packをクリック

先ほどリネームした7TSPアイコンの場所を開いて、好きなMacのアイコンファイルを選択します。

macOSのアイコンファイル(7z)を選択する

以下の場所にあります。

macOS for Windows niivu UPDATED DECEMBER 18 2021\7TSP Icons Themes
メモ

場合によっては、以下のようなダイアログが表示されるかもしれません。

Pack already exists. The existing Pack will be overwritten.Continue?

「既に7TSPを使ってアイコンファイルを適用しています。上書きしてもいいですか?」的な内容なので、問題ない場合は「はい」をクリックします。

アイコンファイルが読み込まれます。数秒ほど待ちます。右側のプレビューに表示されたら、準備OKです。下にあるStart Patchingをクリックします。

7tsp macOS Light Mode.7zの適用

「はい」をクリックします。

Patch system. Patching system with:7tsp macOS Light Mode.7z
ポイント

「Create Restore Point(復元ポイントの作成)」が「Enabled(有効)」になっていることを確認します。デフォルトでは有効になっているはずです。

なっていない場合は、設定設定から「Create new Restore Point when Patching」にチェックを入れます。

7TSP Option Menu Create new Restore Point when Patching

ここにチェックが入っていないと、元に戻すのが大変です。

「はい」をクリックして、PCを再起動します。作業中のファイルがある場合は、必ず保存して終了しておきます。

Please reboot Windows Se7en for the changes to take full effect

PCを再起動したら、「The System has been Patched」とダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。

System patched The System has been Patched

エクスプローラーを開いてみます。正常にアイコン(フォルダー、デバイスとドライブなど)がMac風になっています。

Windows11のアイコンがMac風に変更される

フォルダーアイコンもMacのアイコンと同じで青い角丸デザインになっています。

フォルダーアイコンもMacのアイコンと同じ青色の角丸デザインになっている

元に戻す方法

元に戻す方法を紹介します。

テーマを元に戻す

「ThemeTool.exe」を管理者として起動します。

テーマ選択の中から、デフォルトのWindowsテーマを選択します。Windows(ライト)や、Windows(dark)などです。

SecureUxTheme ThemeTool Windows標準のテーマを選択する

選択できたら、「Apply」をクリックします。これで、元のテーマに戻ります。

アイコンを元に戻す

「7tsp GUI v0.6(2019).exe」を管理者として起動します。

右下のRestoreボタンをクリックします。

復元方法を選択して、「OK」をクリックします。「Restore modified system files to before 7tsp was used」にすると、元のアイコンに戻ります。

Restore Menu Restore modified system files to before 7tsp was used
7TSPの復元メニュー
Restore modified system files to before 7tsp was used変更したシステムファイルを7tspを使用する前に復元する
Restore “all" modified system files to windows 7 default「すべての」変更されたシステムファイルをWindows7のデフォルトに復元する
Locate a single system file and restore it to Windows 7 default単一のシステムファイルを見つけて、Windows7のデフォルトに復元します

「はい」をクリックします。

Restore the backup. This will restore the files backed up by 7tsp's first run.

デスクトップが真っ白になって、復元が開始されます。数十秒~1分程度待ちます。

アイコンファイルの復元中

パソコンの再起動が必要になります。準備ができたら、「はい」をクリックして再起動します。

Your system will be restored on next reboot.Would you like to reboot now?

再起動して、「System has been Restored」とポップアップが表示されればOKです。

System has been Restored

元のWindows11のアイコン画像に戻ります。

元のWindows11のアイコンに戻る

感想

以上、Windows11の外観(テーマ、アイコン)をMac風にする方法についてでした。

個人的には、「7tsp macOS Dark Mode.7z(7TSP)」と「macOS dark II.theme(SecureUxTheme)」の組み合わせが好きです。背景の紫がかったダークの壁紙がいい感じです。

「7tsp macOS Dark Mode.7z(7TSP)」と「macOS dark II.theme(SecureUxTheme)」の組み合わせ

ちょっと前まで、Macテーマの作者が提供を中止していたのですが、再び無料配布されていたので、記事にさせていただきました。しかし、再び無料配布を中止する可能性もあるので、興味がある方は、とりあえずファイルだけダウンロードしておくといいかもしれません。

また、「macOS for Windows niivu」に内蔵されている他のファイルを使うことで、タスクバーの背景、アイコン等も変更できます。よりMacに近づけたい方は、色々試してみてください。

例えば、「StartAllBack or StatIsBack」と書かれているフォルダー内にあるファイルは、「StartAllBack」や「StartIsBack++」で使える素材ということです。しかし、どちらも有料ソフトなので、無料で使うことはできません。

無料の範囲だと、本記事で紹介したテーマ、アイコンの変更のみです。

2022年2月28日ソフト