【Windows11】外観をMac風にする方法。テーマを変更してみよう!

この記事では、Windows11の外観をMac風にする方法について書きます。
「SecureUxTheme」と「7TSP」の2つのフリーソフトを利用します。
「SecureUxTheme」と「7TSP」を利用することで、Windows11の外観をMacっぽくできます。
具体的にはフォルダー・各種アイコンの差し替え、エクスプローラーの最小化、最大化、閉じるボタンをMacと同じように黄色、緑色、赤色のボタンにします。
デスクトップの背景画像、アプリの背景色など細かい部分もMac風になるので、パッと見、ばれないんじゃないかレベルです。(僕はMac持ってないどころか、まじまじと見たこともないのでイメージでしかないんですけどね)
SecureUxThemeは、Windowsのテーマを変更するソフト、7TSPはアイコンを差し替えるソフトです。
Windows11は、タスクバーアイコンが中央揃えになったり、角丸モダンなデザインになり、AppleのMacっぽくなりました。
そしたら、次に湧き上がってくる衝動は、「どーせなら極限までMacに似せてみたい」という欲です。(僕だけ?)色々試してみたら、いい感じのレベルにできたので、共有したいと思います。あくまで、表面上の変更なので、戻したい時はいつでも元のWindows11の外観に戻せます。
「Windows11だけど、Macっぽく外観を変更してみたい!」といった方におすすめです。
作業時間は、長く見積もって30分程度です。
僕は、Windows11で試してみましたが、Windows10でもできます。
また、本記事で紹介するソフトは、Macテーマに変更する専用ソフトではなく、Windowsのテーマやアイコンを色々なものに変更するソフトです。Macテーマに飽きたら別のテーマにする…といったことができます。
必要なファイルのダウンロード
以下の3つのソフト、ファイルをダウンロードします。
Mac風にするために必要なソフト・ファイル | |
---|---|
SecureUxTheme | 外部のテーマをWindowsに適用するソフト |
7TSP | Windowsのアイコンをごっそり変更するソフト |
macOS for Windows | Mac風にするための画像やテーマが入ったファイル |
既にダウンロードしているソフトやファイルがあれば、スキップしてOKです。
SecureUxTheme
Windowsに外部テーマを適用するソフトです。
標準の設定からだと、外部から入手したテーマは適用できないようになっています。本ソフトを使うことで、有志の方々が作成した自作テーマを適用できるようになります。
以下のリンクからダウンロードできます。
最新バージョン(2022年2月28日時点では2.1.2)の「ThemeTool.exe」をクリックします。

7TSP
Windowsのアイコンを変更するソフトです。
フォルダー、デバイスとドライブなどのアイコンがごっそり変更できます。
以下のサイトからダウンロードできます。
画像の右下にあるボタンをクリックします。

macOS for Windows
ログインしたら、ボタンが表示されるので、クリックでファイルを入手できます。

方法
ファイルの整理
ダウンロードした3つのファイルを1つのフォルダーにまとめておきます。今後作業しやすくするためです。

7TSPとmacOS for Windowsファイルは、圧縮フォルダーになっているので、右クリック→開くで解凍しておきます。解凍できたら、圧縮フォルダーの方は削除してOKです。

「macOS for Windows niivu」フォルダーを開きます。
「Windows Themes (windows 10 or 11)」をクリックします。

中にある「macOS」フォルダーと、拡張子「.theme」ファイル全てを選択してコピー(または切り取り)します。

以下の場所に貼り付けます。
C:\Windows\Resources\Themes
「続行」をクリックします。

「dark.theme」や、「aero.theme」など、既にWindowsにインストールされているテーマと一緒にMacテーマも配置する…といった感じです。

【初回のみ】SecureUxThemeのインストール
この作業は初回のみです。2回目以降は必要ありません。
ダウンロードした「ThemeTool.exe」を管理者として起動します。右クリック→管理者として実行をクリックします。

「ライセンス確認しましたか?」とダイアログが表示されるので、一度「いいえ」を押して中身を確認します。確認でき次第、「はい」をクリックしてソフトを起動します。

ソフトを起動したら、右側にあるをクリックします。

ここでパソコンの再起動が必要になります。作業中のファイルがある場合は、必ず保存して終了しておきましょう。
準備ができたら、「はい」をクリックして再起動します。

テーマの変更
「ThemeTool.exe」を管理者として実行します。
起動したら、好きなMacテーマを選択します。「macOS day Ⅱ」や、「macOS dark」などです。選択できたら、をクリックします。

「しばらくお待ちください」と青い画面が表示されます。数秒ほど待ちます。

ウィンドウの最大化、最小化、閉じるボタンなどがMacっぽい信号アイコンに変化します。タイトルバーなどにも若干変化があります。
デスクトップの壁紙も自動的にMacのものに差し替えられます。サブモニターがある場合は、メインモニターとサブモニターで異なる壁紙が適用されます。

エクスプローラーなどのWindows標準アプリだけでなく、インターネットから入手したフリーソフト等のウィンドウもしっかり反映されています。

「macOS dark Ⅱ」にすると、ダークを基調として目に優しいテーマになります。

続いて、フォルダーアイコン等を7TSPで変更していきます。
【初回のみ】アイコンファイルの準備
初回のみの作業です。
ダウンロードした「macOS for Windows niivu」フォルダーの中にある「7TSP Icons Themes」フォルダーをクリックします。
開いたら、表示→ファイル名拡張子にチェックを入れます。既に表示させている方は、スルーでOKです。

「7TSP Icons Themes」内にある全ファイルの末尾「.remove」を削除します。

拡張子の変更ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。

全ての「.remove」を削除して、拡張子が「.7z」の圧縮フォルダーになればOKです。解凍する必要はありません。

ダウンロードした「7TSP」フォルダーを開きます。

中にある「7tsp GUI v0.6(2019)」ファイルの末尾「ee」を「exe」にリネームします。

アイコンの変更
「7tsp GUI v0.6(2019).exe」を管理者として実行します。
初回起動時は、ライセンス(メモ帳)も一緒に表示されます。「はい」をクリックします。ライセンスを確認できたら、メモ帳は×で閉じてOKです。

ソフトが起動したら、「Add a Custom Pack」をクリックします。

先ほどリネームした7TSPアイコンの場所を開いて、好きなMacのアイコンファイルを選択します。

以下の場所にあります。
macOS for Windows niivu UPDATED DECEMBER 18 2021\7TSP Icons Themes
アイコンファイルが読み込まれます。数秒ほど待ちます。右側のプレビューに表示されたら、準備OKです。下にあるをクリックします。

「はい」をクリックします。

「はい」をクリックして、PCを再起動します。作業中のファイルがある場合は、必ず保存して終了しておきます。

PCを再起動したら、「The System has been Patched」とダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。

エクスプローラーを開いてみます。正常にアイコン(フォルダー、デバイスとドライブなど)がMac風になっています。

フォルダーアイコンもMacのアイコンと同じで青い角丸デザインになっています。

元に戻す方法
元に戻す方法を紹介します。
テーマを元に戻す
「ThemeTool.exe」を管理者として起動します。
テーマ選択の中から、デフォルトのWindowsテーマを選択します。Windows(ライト)や、Windows(dark)などです。

選択できたら、「Apply」をクリックします。これで、元のテーマに戻ります。
アイコンを元に戻す
「7tsp GUI v0.6(2019).exe」を管理者として起動します。
右下のボタンをクリックします。
復元方法を選択して、「OK」をクリックします。「Restore modified system files to before 7tsp was used」にすると、元のアイコンに戻ります。

7TSPの復元メニュー | |
---|---|
Restore modified system files to before 7tsp was used | 変更したシステムファイルを7tspを使用する前に復元する |
Restore “all" modified system files to windows 7 default | 「すべての」変更されたシステムファイルをWindows7のデフォルトに復元する |
Locate a single system file and restore it to Windows 7 default | 単一のシステムファイルを見つけて、Windows7のデフォルトに復元します |
「はい」をクリックします。

デスクトップが真っ白になって、復元が開始されます。数十秒~1分程度待ちます。

パソコンの再起動が必要になります。準備ができたら、「はい」をクリックして再起動します。

再起動して、「System has been Restored」とポップアップが表示されればOKです。

元のWindows11のアイコン画像に戻ります。

感想
以上、Windows11の外観(テーマ、アイコン)をMac風にする方法についてでした。
個人的には、「7tsp macOS Dark Mode.7z(7TSP)」と「macOS dark II.theme(SecureUxTheme)」の組み合わせが好きです。背景の紫がかったダークの壁紙がいい感じです。

ちょっと前まで、Macテーマの作者が提供を中止していたのですが、再び無料配布されていたので、記事にさせていただきました。しかし、再び無料配布を中止する可能性もあるので、興味がある方は、とりあえずファイルだけダウンロードしておくといいかもしれません。
また、「macOS for Windows niivu」に内蔵されている他のファイルを使うことで、タスクバーの背景、アイコン等も変更できます。よりMacに近づけたい方は、色々試してみてください。
例えば、「StartAllBack or StatIsBack」と書かれているフォルダー内にあるファイルは、「StartAllBack」や「StartIsBack++」で使える素材ということです。しかし、どちらも有料ソフトなので、無料で使うことはできません。
無料の範囲だと、本記事で紹介したテーマ、アイコンの変更のみです。