【WordPress】コメント欄を一括無効化・閉鎖する方法

この記事では、「WordPress」の既に解放しているコメント欄を一括無効化、今後の記事のコメント欄をデフォルトで閉鎖する方法について書きます。
設定から変更するか「Disable Comments – Remove Comments & Stop Spam」プラグインを利用します。
「WordPress」のブログでコメント欄を完全廃止するには2つの作業が必要になります。2つ目と3つ目はどちらかだけすればOKです。
- 新規記事のデフォルトコメント設定を無効にする
- コメント欄を無効にするプラグイン(Disable Comments)を導入する
- 手動でコメント欄を閉鎖する
手っ取り早く閉鎖したい場合は1つ目と2つ目の方法を実行します。
ただし、2つ目の方法はわざわざWordPressプラグインを導入する必要があります。プラグインを導入したくない場合は、1つ目と3つ目の作業をします。
個人的には失敗する可能性が限りなく低い1つ目と2つ目の方法がおすすめです。3つ目の方法は時間がかかる上にうまくいかない可能性もあるのでおすすめできません。
「コメント欄を解放していたけれど心無いコメントが来てちょっと疲れてしまった!自分が壊れてしまう前に閉鎖したい!」という方参考にしてみてください。
コメント欄を完全無効化する手順
新規記事のデフォルトコメント設定を無効にする
「WordPress」のコメント欄は各記事ごとにコメントを許可するかブロックするかの設定が設けられています。
デフォルトでは許可になっています。新規記事を作成すると自動的にコメント欄が解放されます。
「WordPress」の管理画面にアクセスします。左側サイドバーの設定→「ディスカッション」をクリックします。

デフォルトの投稿設定の「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外します。外せたらページを一番下にスクロールして「変更を保存」をクリックします。

ページがリロードされて「設定を保存しました。」と表示されればOKです。

新規記事を作成した時、デフォルトのコメント状態がオフになります。うっかりチェック外し忘れてコメント欄が有効になるという心配がありません。

ただし、この方法だけでは不十分です。
あくまで新規記事のデフォルトのコメントをオフにしているだけなので、既存記事(既に公開した記事)のコメント欄はこれまで通りオープンになっています。

いちいちチェックを外せば無効化できますが、かなり手間です。
2つ目に紹介する方法を実行します。1つ目の方法とこれから紹介する2つ目の方法でコメント欄を完全無効化できます。
コメント欄を無効にするプラグインを導入する
プラグインの紹介
「Disable Comments – Remove Comments & Stop Spam」というWordPressプラグインを導入します。
導入して有効化するだけで、既存記事、及び新規記事のコメント欄が無効になります。
オンにしている間は必ず無効になるので、うっかりディスカッションの「コメントを許可」のチェック外し忘れた場合でもOKです。
既に投稿されたコメントを完全削除するわけではないので、プラグインを無効化(または削除)すると再びコメントが表示されます。
プラグインの導入が嫌な場合は3つ目の方法を試してみてください。
プラグインのインストール
「WordPress」の管理画面を開きます。左側サイドバーの「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。

右上の検索ボックスに「Disable Comments」と検索して、出てきたプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。インストールできたら「有効化」をクリックして有効にします。

設定からコメント欄を無効化する
プラグインページを開いて「Disable Comments」の「設定」をクリックします。

設定ページが開くので「どこでも」にチェックします。自動的に全ての記事のコメント欄が無効になります。

「投稿記事だけ無効にして固定ページは有効化したい!」と言う場合は、「どこでも」ではなくその下の「On Specific Post Types」で個別にチェックします。チェックした投稿タイプのコメント欄が無効化されます。
チェックできたら一番下の「変更を保存」をクリックします。

コメント欄がなくなったか確認
瞬時にコメント欄が消え去ります。
WordPress管理画面のサイドバーにある「コメント欄」という項目も消えます。

本プラグインは既に書き込まれたコメントをサーバー上から削除するわけではありません。プラグインを無効化すると以前のコメントが再び表示されます。

サーバー上からも削除したい場合は手動でコメントを削除するか、プラグインの設定ページから削除できます。
手動でコメントを削除する方法
コメントページの一番上のチェックボックスにチェックを入れます。ドロップダウンリストの中から「ゴミ箱へ移動」を選択して「適用」をクリックします。

ただし、本当に消えてしまうので削除していいかしっかり考えた上で実行しましょう。ゴミ箱内のコメントは一定期間の間復元できますが、それ以降は復元できなくなります。
プラグインの設定ページから削除する
「Disable Comments」プラグインの設定ページから一括削除できます。
「Disable Comments」の設定ページを開いて「DELETE COMMENTS」タブをクリックします。ページが切り替わります。「DELETE」は削除するという意味です。
全記事のコメントを削除したい場合は「どこでも」にチェックして、ページ下の「コメントの削除」をクリックします。

個別の投稿タイプごとに削除したい場合は「どこでも」ではなく、「特定の投稿タイプに対して」の各項目にチェックします。
手動でコメント欄を閉鎖する
既に投稿している記事数が少ない場合は有効です。プラグインを導入しなくてもコメント欄を無効にできます。
WordPressの記事一覧ページを開いて、右上の「表示オプション」をクリックします。「ページごとに表示する項目数」の数字を調整します。50~100あたりがいいかなと思います。100は多いかもです。

記事数が少ない場合は「30」、多い場合は「50」あたりがまぁいいのかなと。変更できたら「適用」をクリックします。
記事一覧の一番上にあるチェックボックスにチェックを入れます。自動的に1ページに表示されている記事全てにチェックが入ります。

ドロップダウンリストの中から「編集」を選択して「適用」をクリックします。

一括編集画面が表示されます。
「コメント」を「ー変更なしー」から「許可しない」にします。右下の「更新」をクリックします。

作業が開始されるのでページを移動せずにそのまま放置します。他のタブに移動せずに同じページを表示しておくと失敗しにくいです。実際の動画を貼っておきます。
1ページに表示した記事数の数にもよりますが50件だと1分~2分程度かかります。しばらく待ちましょう。作業が完了するとページがリロードされて「〇件の投稿を更新しました。」と表示されます。

この作業を全ての記事に対して行います。1ページ目が終わったら2ページ目、3ページ目…と切り替えて実行します。記事数が多いとかなり大変です。
僕は最初この方法で頑張ろうと思っていたのですが、エラーも頻繁に起きたのでやっぱり「Disable Comments」プラグインを導入しました。
感想
以上、既に解放している「WordPress」のコメント欄を一括閉鎖する方法でした。
実は本記事の方法で閉鎖していましたが、2025年6月に読者アンケートをして「あったほうがいい」が多かったのでそれ以降開放しています。