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【Yoast Duplicate Post】記事を複製できるプラグインの使い方

2021年10月29日WordPress

Yoast Duplicate Postのアイコン

この記事では、WordPressにある記事を複製できるプラグイン「Yoast Duplicate Post」について書きます。

複製機能よりも、書き換え & 再公開 機能がとても便利です。

Yoast Duplicate Postのスクリーンショット

WordPressの投稿記事をワンクリックで複製するプラグインです。インストールすると、投稿画面の記事下に「複製」という項目が表示され、クリックで簡単に複製できます。タイトルを含む一言一句、同じ記事ができます。

複製だけでなく、記事の「書き換え&再公開」という機能も実装されています。バージョン4.0から追加された機能で、公開している記事を下書きで複製して、編集後、公開している記事にマージ(結合)できるという便利機能です。

既に公開した記事を、下書きに戻さなくても、「下書き保存」が使える状態で編集できるということです。リライトするユーザーに大変便利です。

通常、既に公開した記事の場合は、「下書き保存」が使えません。リライトしている時に途中で保存したくなった場合、「記事の更新」、または「下書きに切り替え」で非公開にしてから「下書き保存」をクリックしないといけません。

「リライトする度に、一旦下書きに切り替えるのが手間…。その間に見てくれるユーザーがいたら、どうしよう…。かといって、更新しちゃうと、リライト途中のまま公開しちゃうことになるから困る…」といった悩みを解決できます。

本プラグインを使えば、公開したまま記事を複製するので、「下書き保存」が自由に使えます。下書きが完成次第、ワンクリックで結合して公開中の記事と差し替えてくれます。ぶっちゃけ、複製よりもこちらの機能のほうが便利です。

本プラグインは、以下の状況に当てはまる方におすすめです。

  • 基本的な流れが、どの記事も共通している時
  • 記事の一部分を、別記事として公開したい時
  • 公開している記事を、がっつりリライト(修正)したい時

例えば、「いつも最初に挨拶文を入れて、次に見出し2、見出し3、最後にまとめの見出し2を配置する!」といった場合だと、記事を0から作るよりもベースの記事を複製した方が、部分的の修正で済むので効率的です。

僕の場合は、記事の途中部分を、ごっそり別記事として作成したいと思って本プラグインを利用しました。

似たようなプラグインで「Duplicate Post」というものもあります。「記事を複製する」という点は一緒ですが、こちらには、「書き換え&再公開」の機能がありません。よって、本記事で紹介する「Yoast Duplicate Post」の方がおすすめです。

リリース元:Enrico Battocchi & Team Yoast
記事執筆時のバージョン:4.4 (2022年1月25日)

インストール方法

WordPress管理画面を開いて、プラグイン→新規追加をクリックします。

キーワードに「Yoast Duplicate Post」と入力します。見つけたら「今すぐインストール」をクリックします。

Yoast Duplicate Postのインストール

インストールできたら、「有効化」をクリックします。

Yoast Duplicate Postの有効化

使い方

記事の複製

プラグインを有効にしたら、投稿記事ページの下に「複製」という項目が新しく追加されています。コピーしたい記事下の「複製」をクリックします。

投稿記事一覧の下に新しく「複製」というボタンが追加されている

記事が複製されます。元が下書き記事の場合は、そのまま下書きで複製されます。元の記事が公開している場合は、下書きとして複製されます。

記事を複製した画面

あとは、内容を修正するなりして有効活用できます。

注意点ですが、複製した記事のスラッグは何もない状態になります。スラッグにルールを決めている方は、そのまま公開するのではなく、自分でスラッグを決めてからにしましょう。

記事のクイック編集 スラッグはない状態で複製される

恐らく、何も入力せずに公開すると、「post-〇〇〇」とかになると思います。既に公開している記事を被ることはありません。

書き換え & 再公開

バージョン4.0 (2021年1月12日)から、追加された新機能です。公開している記事を下書きで複製して、編集後に公開している記事にマージ(結合)できます。

この機能の良い点は、既に公開している記事をリライトしたい時に、一旦下書きに戻さなくてもリライトできる点です。あくまで記事を複製して、そっちをリライトしているので、公開している記事には影響を及ぼしません。

リライトできたら、既に公開している記事に、更新(マージ)という形で上書きできるので、大がかりなリライトにも柔軟に対応できます。

マージした後は、勝手に複製した記事は削除されるので、記事のリライト作業の手間だけを省いた、いいとこどりの機能になっています。

同じような複製プラグインで「Duplicate Post」がありますが、この機能はないので、記事の書き換え&再公開を利用したい場合は、Yoast Duplicate Post一択になります。

リライトしたい記事の下にある「書き換え&再公開」をクリックします。既に公開している記事だけに表示されて、下書き記事には表示されません。

投稿記事の下にある「書き換え&再公開」をクリック

記事が下書きの状態で複製されます。ヘッダーにオレンジ背景で、以下の文言が書かれているはずです。

これで、元の投稿のこの複製で投稿の書き換えを開始できます。
「再公開」をクリックすると、書き換えた投稿が元の投稿を置き換えます。

「書き換え&再公開」をした記事のヘッダー

「下書き保存」を使えるので、気軽にリライト作業できます。途中でやめたい時も「下書き保存」で閉じることができます。公開したままだと、毎回保存するのに記事更新しないといけないですからね。

これで、元の投稿のこの複製で投稿の書き換えを開始できます。「再公開」をクリックすると、書き換えた投稿が元の投稿を置き換えます。

記事一覧を確認してみると、公開済みの記事と、下書き(書き換え&再公開モード)の2つがある状態になります。公開している記事は、そのまま公開されたままなので、他の人は問題なく閲覧できます。

管理者である僕がこっそりリライトしていって、完成したら、一気に差し替え(結合)という形です。編集する時は、必ずYoast Duplicate Postで複製した方の記事を編集します。

公開済みの記事と書き換え&再公開用の記事が2つ存在している状態

公開済みの方をリライトすると、最後にマージする時に、上書きで書き込んだ部分が消えてしまうので注意です。

下書き記事の編集後は、「Republish(再公開)」をクリックします。

「Republish」で記事をマージ

数秒待つと、記事が結合(マージ)されます。この間は、ぼけっと待ちましょう。焦ってブラウザの「戻る」ボタンなどは絶対に押さないようします。最悪、マージが失敗して、記事のデータが消える可能性があります。

実際に一覧の流れを撮影した動画を貼っておきます。

ヘッダーに緑背景で、以下の文言が表示されたら成功です。左上の「WordPress」アイコンで投稿記事一覧に戻ります。

元の投稿は書き換え済み投稿と置き換えられています。現在、(書き換え済みの)元の投稿を表示しています。

マージ成功時の記事のヘッダー
元の投稿は書き換え済み投稿と置き換えられています。現在、(書き換え済みの)元の投稿を表示しています。

マージした記事を確認してみると、ちゃんと日時が更新されていまます。下書きで複製した記事の方は、自動的に削除されます。公開済みの記事と合体したってことです。

【Windows】タスクバーのニュースと関心の使い方・非表示方法の記事をリライトした画像

記事のリライト作業(更新作業)をする人には、かなり便利です。

設定

初心者さんが、特に設定する項目はありません。

複製元

Duplicate Post設定① 複製元

複製に対する全般的な設定ができます。

主要な設定箇所説明
複製する投稿/ページの要素何を複製するかを選択できる。ステータスにはチェックしないのがおすすめ
タイトルの接頭辞複製した記事タイトルの冒頭に任意の文字を指定(例:「複製ー記事タイトル」)
タイトルの接尾辞複製した記事タイトルの末尾に任意の文字を指定(例:「記事タイトルー複製」)
複製しないカスタムフィールド登録しているメタ情報の一部を除外できる。そもそもそんなの登録していないという方は何も入力しないでOK

権限

複製するページ、複製可能な権限について設定できます。

「これらの投稿タイプに対して有効化」の項目で、どの投稿タイプでこのプラグインを有効にするかを設定できます。投稿だけでなく、固定ページも複製したいという場合は、固定ページにチェックを入れましょう。

Duplicate Post設定② 権限

変更できたら、忘れずに「変更を保存」をクリックします。

表示

特に変更する点はありませんが、「リンクを表示」の部分だけ注目です。

ここで、投稿記事の下に表示するメニュー項目を設定できます。使わない機能があれば、チェックを外しましょう。

Duplicate Post設定③ 表示

例えば、「複製」以外の機能を使わない場合は、「新規下書き」と「書き換え&再公開」のチェックを外します。僕は、「新規下書き」だけ外しています。

投稿記事下のメニューをカスタマイズできる

感想

以上、ワンクリックで簡単に記事を複製、書き換え&再公開機能が使えるWordPressプラグイン「Yoast Duplicate Post」についてでした。

書き換え&再公開機能が、ひたすらに便利です。リライト作業が捗ります。

2021年10月29日WordPress