【Amazon】配送料(送料)の文字を大きく目立たせるCSS
本記事で紹介するCSSを使えば、Amazonの配送料(送料)を目立たせることができます。具体的には、フォントサイズを大きくして、背景に色を付けます。
こうすることで、悪質な「ぼったくり送料」を、購入前に気づきやすくします。最近流行っているようです。
デフォルトの配送料の表記ってちょっと小さいですよね。うっかり見逃してしまうレベルです。CSSを使うことで、自由にサイズを変更できます。

配送料(送料)の表記だけ装飾します。Prime対象で「無料配送」な場合は、装飾しません。背景に色を付けるだけでも区別しやすくなると思います。購入一歩直前のレジ画面の配送料も大きくします。こちらは、無料かどうかに関わらず装飾します。
「送料が小さすぎて見えない!ぼったくり送料にひっかかりたくない!」という方、参考にしてみてください。
まぁ、いくら大きくしたところで、結局はご自身の注意力が重要です。目立つように装飾しても、騙されて買っちゃったら意味ないですもんね。気を付けましょう。
本記事はPCユーザー向けです。スマホユーザーさんは使えません。
僕はCSS初心者です。本記事のコードに不備がある可能性があります。本記事の方法を試してみて、別のところの表示がおかしくなったなどありましたら、問い合わせより教えていただければ幸いです。
インストール方法
ウェブサイトに、自分で作成したCSSを適用できるChrome拡張機能「Stylebot(スタイルボット)」を利用します。
Chromeウェブストアからインストールできます。Chrome拡張機能だけでなく、Microsoft EdgeとFirefox版もあります。
「Chromeに追加」をクリックしてインストールします。

右上に拡張機能ボタンが追加されればOKです。詳しく使い方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Amazonの配送料(送料)を装飾して目立たせる手順
「Amazon」にアクセスします。右上の拡張機能アイコン→「Stylebotを開く」をクリックします。

出品者・商品詳細ページの送料カスタマイズ
右側に白紙のサイドバーが表示されます。こちらにコードを書き込んでいきます。書き込むコードは、以下になっています。コピペでOKです。
/*配送料(送料)がかかるやつを目立たせる*/
.a-spacing-base>span[data-csa-c-delivery-price^="料 ¥"][data-csa-c-delivery-type="配送"] {
font-size: 25px;
background-color: #351cff;
display: block;
color: #fff4f4;
padding: 10px;
border-radius: 10px;
}
.a-spacing-base>span[data-csa-c-delivery-price^="料 ¥"][data-csa-c-delivery-type="配送"]>span {
display: block;
}
.a-spacing-base>span[data-csa-c-delivery-price^="料 ¥"][data-csa-c-delivery-type="配送"]>:is(a,span) {
font-size: initial;
}
下記画像のようになればOKです。右上の「×」でスタイルシートを閉じます。

それぞれのプロパティは、以下のようになっています。文字サイズを大きくしたい場合は、「font-size
」の数値を大きくします。
font-size | 文字サイズ |
background-color | 背景色 |
display: block; | 必要なコード |
color | 文字色 |
padding | 余白具合 |
border-radius | 角丸具合 |
再度拡張機能ボタンを押して、登録したサイト(例:www.amazon.co.jp
)がオンになっていることを確認します。オンになっている間は有効になっているということです。
試しに、「キョーリン おおきなカメのエサ 特大粒 お徳用 1キログラム」で確認してみます。僕が飼っている亀さんのエサで、定期的に購入しています。
普通は、1ページ目にPrime対象(送料無料)の商品が出るんですが、本製品は出ません。「すべての出品を見る」をクリックして、出品者を表示します。

この製品を販売している出品者が一覧表示されます。はい、注目です!配送料がかかる場合、その部分が大きくなります。さらに、背景に色が付きます。

文字サイズは、「font-size
」の数字で調整できます。上記CSSは「25px
」にしています。もっと大きくしたい場合は、数字を大きくします。
背景色を変更したい場合は、「background-color
」を調整します。HTMLカラーコードで指定します。こちらのサイトなどが参考になると思います。
例えば、「background-color: #FF0000;
」にすると、赤色の背景になります。背景色に応じて、文字色も変更するといいかなと思います。「color
」が文字色です。同じように、HTMLカラーコードで指定します。

配送料がかかる部分だけ装飾します。Primeの無料配送の商品は、今まで通りの表記です。これだけでも、結構見分けがつくと思います。

出品者一覧ページだけでなく、商品ページでも反映されます。大きく表示されるので、ぼったくり送料かどうか一目で分かります。

一時的に無効化したい場合は、Stylebot→「www.amazon.co.jp
」をオフにします。完全に使わなくなった場合は、書き込んだコードを削除します。
購入直前レジページのカスタマイズ
購入直前のレジページ配送料もカスタマイズしたい方は、追加で以下のCSSを利用します。ただし、僕自身あんまり検証していないので、どこか表示に不具合があるかもしれません。
/*レジ(購入確認画面)の配送料*/
table#subtotals-marketplace-table>tbody>tr:nth-of-type(2) {
background-color: #351cff;
color: #fff4f4;
}
/*レジ(購入確認画面)の配送料のフォントサイズ*/
table#subtotals-marketplace-table>tbody>tr:nth-of-type(2)>td:nth-of-type(2) {
font-size: 20px;
}

以下のような構成になっています。
background-color | 配送料・手数料項目の背景色 |
color | 配送料・手数料項目の文字色 |
font-size | フォントサイズ |
1つ注意点ですが、配送料が無料か有料か関係なく、装飾されます。無料の時だけ何も装飾しないということができませんでした。
検索結果ページのカスタマイズ
本記事を書いた後に気づきましたが、検索結果ページの配送料には装飾していませんでした。こちらも装飾したい場合、以下のコードを追加で利用します。
/*検索結果の配送料がかかる商品を目立たせる*/
span[aria-label^="配送料 ¥"]>span {
font-size: 20px;
background-color: #351cff;
display: block;
color: #ffffff !important;
padding: 10px;
border-radius: 10px;
}

検索結果ページの配送料も装飾されます。ぼったくり送料の商品を、検索結果の時点で回避できます。

感想
以上、「Amazon」の配送料を、大きく目立たせるCSSでした。
最後に、下記画像見てみてください。こんなんひどいよ…。「PFU キーボード HHKB Professional HYBRID 英語配列」です。

通常、新品で3万ちょっとの製品ですが、上記画像の出品者は、あえて本体価格を1万5千円で安くしています。そして、これでもかというくらい送料を高く設定しています。新品価格よりも高い値段です。
これが本記事の装飾なしだったら、下記画像のようになります。新品価格のほうに目がいっちゃって、配送料を見逃しやすいです。

プログラミングつよつよさんだと、一定の配送料を検知したら、購入前に警告画面を表示するみたいな高度なシステムを作れるかもしれません。
僕の場合は無理です。あくまで、自分が気づきやすいように装飾するくらいです。実際にぼったくり送料に気づいて、購入を踏みとどまるかどうかは、ユーザーさん次第です。