【Clibor】特定の文字を保存させない方法。除外リストを活用!

この記事では、クリップボード履歴ソフト「Clibor」で特定の文字が含まれている場合、クリップボード履歴に残さないようにする方法を書きます。
正規表現を使った除外リストを利用します。
「Clibor」には「クリップボード履歴の除外リスト」という機能が搭載されています。
特定の文字が含まれている場合、クリップボード履歴に保存しないようにできます。
例えば、以下のような時に便利です。
- 「
D:\ビデオ\作業場所
」みたいな特定のドライブ名から始まるパスは履歴に残っていても邪魔だから残したくない! - 「暴力」、「バカ」みたいな単語はSNSでミュートする時に一時的にコピペするけどセンシティブだから履歴には残したくない!
- 「Vtuber」は苦手だから瞬間的にコピペで調べることはあっても履歴には残したくない!
通常、どんな内容もテキストであればCtrl+Cでコピーした瞬間「Clibor」に残ります。
最大一万件保存できる最強クリップボード履歴ソフトとはいえ、不要な文字が溜まっているとクリップボード履歴内で検索する時の汚染になります。

あらかじめ規則性があって履歴にはいらないってキーワードがあれば除外リストに登録しておくと便利です。
Cliborで特定の文字が含む場合履歴に残させない方法
クリップボード履歴の除外リストを開く
タスクバーのタスクトレイにある「Clibor」アイコンを右クリック→「クリップボード履歴の除外リスト」をクリックします。

除外リストの新規追加
右側の「新規登録」をクリックします。

専用ダイアログが表示されるので正規表現で追加していきます。
〇〇から始まる文字を除外
例えば、「F:\
」、「F:\バックアップ
」、「F:\テスト\ナポリタン寿司
」といったように特定の数文字から始まる場合の登録方法です。
「除外パターン(正規表現)」を以下のようにします。
^F:\.*
正規表現における「.*
」は任意の一文字以上って意味です。単語の末尾に書くことで、それ以降どんな内容であれ除外対象にするよって意味です。
「^
」がその後に続く文字から始まる場合って意味です。

「メモ」は任意です。書かなくてもOKです。「OK」をクリックします。
除外リストに登録されます。

既に履歴に残っている対象項目を消したい場合は、「OKボタン押下後、除外リストに該当する履歴データを削除する」にチェックを入れます。
「OK」をクリックします。
登録した状態で、対象の文字を試しにCtrl+Cでコピーします。クリップボード履歴に表示されなくなります。

<!--「お世話になっております」から始まる文字を除外-->
^お世話になっております.*
<!--「https://」から始まる文字を除外-->
^https://.*
〇〇を含む文字を除外
〇〇から始まる場合ではなく、「マウス」、「ワイヤレスマウス」、「マウスクリック」、「トルネードマウスアタック」といったように特定の文字(例:マウス)が含まれている文字を除外する場合の指定方法です。
.*マウス.*

共通しているキーワードの前後を「.*
」で囲みます。
対象の文字が含まれている文字をコピーしても履歴に残らなくなります。

ポイントですが、クリップボード履歴に残さないだけでコピー自体はできています。
Ctrl+C→Ctrl+Vを押せばコピペできます。

別のキーワードをコピーすると上書きされるので、直前のコピーのみできます。
一時的にコピーはするけど、あとでクリップボード履歴を検索して探す時には検索汚染になるから残したくない…みたいな時に便利ですね。
〇〇で終わる文字を除外
僕はブログに挿入した画像の代替テキスト(ALT属性)と説明を統一しています。
その際に「〇〇する手順画像」って文字を頻繁にコピペしますが、使うのはその瞬間であって次回同じものは使いません。それなのにクリップボード履歴にどんどん溜まっていって邪魔なので、以下のようにして登録しています。
.*手順画像$
末尾に「$
」をつけることで「$
」の前にある文字で終わる場合って意味になります。
「〇〇する手順画像」は除外するけど、「手順画像を表示」のようなその後にも文字が続いている場合は除外せず履歴に残します。
大文字小文字を区別せずに除外
日本語だとあんまり関係ないんですが、例えば「VTuber」って単語が嫌いだから除外したいって場合に、「.*vtuber.*
」で登録するのは不十分です。
デフォルトだと大文字小文字を区別する仕様になっているので、「.*vtuber.*
」だと、「vtuber」は除外してくれるけど「VTuber」や「VTUBER」は除外してくれません。履歴に残ってしまいます。

大文字小文字を区別したくない場合は以下のように登録します。
(?i).*vtuber.*
正規表現においては、「(?i)
」がそれ以降に続くキーワードの大文字小文字を区別しないって意味になっています。

これで「VTuber」、「VTUBER」、「vtuber」などどの大文字小文字パターンでもまとめて除外してくれます。

逆に言えば区別したい単語は「(?i)
」を書かないようにします。
感想
以上、クリップボード履歴ソフト「Clibor」で特定の文字が含まれている場合、クリップボード履歴に残さないようにする除外方法でした。
初心者さんには正規表現は難しいと思いますが、最低限任意の一文字以上を対象にする「.*
」さえ覚えておけば「Clibor」においては特に問題ないかなと思います。
数か月に一回だけコピーする…みたいな滅多にコピーしない単語を登録してもあんまり意味はないと思います。
コピー自体はよくするんだけど、履歴には残したくない…みたいなものを登録するといいかなと思います。
Excelやブログで作業する時にコピペするけど、次回はもう呼び出さないからクリップボード履歴に残っていても意味ないキーワード…なんかを登録すると便利です。
不要なものでクリップボード履歴が埋まってしまい重要なのが最大件数を超えて押し出される…のをちょっと防げるかもです。
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