【広島名物】色々なせんじがらを食べ比べてみた!

この記事では、広島の名物である、豚のホルモン(胃袋)を油で揚げた食べ物「せんじがら」を、食べ比べてみた感想について書きます。
広島のスーパーやコンビニには、色々な種類のせんじがらが売られています。
今回は、広島名物である噛めば噛むほど味が出てきて、お酒のつまみにぴったりの食べ物「せんじがら」を色々食べ比べてみたので、どれが一番おいしいか検証してみます。
「せんじがら」とは、主に豚のホルモンを油で揚げた珍味のことです。豚以外にも、砂肝、豚ハラミなどあります。
特徴は、以下の6点あります。油で揚げた塩辛系の食べ物なのでジューシーです。せんじがらではなく、せんじ肉(にく)や、せんじ揚げと呼ぶ場合もあります。
- 珍味なので、かなり味に癖がある
- ガムみたいな歯ごたえある食感
- 見た目がグロい
- 噛めば噛むほど味が出てくる
- 大人にとってはお酒のつまみにぴったり、子供にとっては3時のおやつにぴったり。
- 柔らか系、カリカリ系の2種類ある
硬い食感を楽しみつつ、噛むと「ジュワァァァッ」って、脳を直接刺激するような汁があふれ出て、病みつきになります。噛んで噛んでガムみたいに味を絞りつくし、繊維ばらばらにしたら、ゴクっと飲み込みます。そして、気づけばもう一つを手に取っているはずです。
大人が、せんじがらをお酒のつまみとして食べてて、子供に「ねぇ、これ1つ食べてみる?」とおすすめしてくる経験は、広島の方ならあるかと思います。(そんなことないか笑)
僕が子供の時は、親だけが食べてて羨ましかったイメージがあります。初めて貰って食べた時は、「なんじゃこりゃ。大人はこんな物を食べているのかー」とびっくりしました。そして、気づけば僕もそちら側へ…笑笑
本記事の内容は、100%僕の主観です。人によっては、そもそも見た目がNGだったり、どれも美味しくなかったりします。ただ、カリカリ系と柔らか系で全然食感が変わってくるので、どちらかがダメでも、もう片方はハマる可能性があります。色々食べ比べるといいかなと思います。
今回、僕が食べたせんじがらは、以下の5種類です。
これ以外にも僕が知っているのは、高速道路のサービスエリア内で売られている系のせんじがら、個人経営の店舗で売られているせんじがらなどなどです。ただ、どれも入手が困難だと思うので、今回はネットなどで購入できるせんじがらを選抜しました。(例外あり)
せんじがらの共通している点は、カロリーが化け物、食べすぎは気分悪くなるかもしれない、硬いという点です。油で揚げているので、カロリーがすごいです。100gあたり380~450kcalとかです。食べすぎにはくれぐれも注意です。
柔らか系、カリカリ系に関わらず、どちらも硬いです。グミよりも全然硬いので、歯が弱い方は注意です。
本記事では、それぞれのせんじがらの大体の値段、原材料名などを記載していますが、僕の記述ミスで間違えている可能性があります。
特に、原材料名は注意です。「安易に信じて食べたら、アレルギー反応を起こした!」とならないように、本記事だけを信用するのではなく、必ず、実際に商品の裏面を、ご自身の目で確認するようにしましょう。
色々なせんじがらを食べ比べた感想
あくまで僕の好みです。人によっては全然違うと思います。星は、僕が美味しいと思ったランキングです。★5が最高です。
商品名 | 個人的ランキング | どこで購入できる? |
---|---|---|
小柳欣也(おいがと店舗)の「珍味 豚胃」 | ★★★★★ | 一部広島のセブン(多分、通販にはなし) |
広島名物せんじ肉 | ★★★★☆ | スーパー、通販 |
広島名物スパイシーせんじ肉 | ★★★☆☆ | |
ホルモン揚げせんじ肉 | ★★★☆☆ | |
ホルモン揚げせんじ肉~砂ずり~ | ★★★★☆ |
【★★★★★】小柳欣也(おいがと店舗)の「珍味 豚胃」

消費期限 | 約1週間 |
お値段 | 570円(2022年11月時点) |
原材料名 | 豚胃(国産)、植物油(大豆を含む)、食塩、調味料(アミノ酸) |
内容量 | 90g |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存して下さい |
製造者 | 小柳欣也(おいがと本舗) 広島県広島市東区戸坂大上1丁目2-11 |
個人的に、こちらの商品が1番美味しいと感じました。カリカリ系のせんじがらで、本当にめちゃくちゃ硬いです。本記事で紹介する中で唯一のカリカリ系です。他は全てしんなり柔らか系です。

今まで、「一般的なせんじがらは食べたことあるけど、カリカリ系の食べたことない!」という方は、ぜひ挑戦してみてほしいです。全然違います。もはや別の食べ物級です。
ただし、本当に硬いので、お子さんは気を付けた方がいいと思います。じゃがりこみたいな感じです。実際にどのくらい硬いのか、柔らか系と比較してみた動画を貼っておきます。
どーせならと思い、咀嚼音も撮影してみました。咀嚼音が苦手な方は、閲覧注意です。気持ち悪いと思います。僕が聞くと、普通に不快でした。よって、R18指定にしておきます。R18要素は0です。
一度食べたら、カリカリジューシーな歯ごたえが病みつきになると思います。せんじがらの中でも、中毒性が高い部類だと思います。「堅あげポテト」みたいに手が止まらなくなります。舐めるよりも、ガミガミ噛むと美味しいです。塩とホルモンの感触が最高です。
個人的に一番好きな食感なのですが、デメリットは、セブンイレブンでしか見たことないという点です。通販やスーパーでは見たことがありません。さらに、セブンの中でも一部店舗だけです。
価格は、約600円でせんじがらの中でも高い部類になります。一般的なせんじがらの40gに対して、90gもあるので、ボリューミィです。1回で食べきるのではなく、複数に分けて食べるのがおすすめです。
消費期限が約1週間と短いのが難点です。セブンで購入する際は、裏面を見て、消費期限を確認するといいかなと思います。セブンの場合は、レジ前やおにぎりコーナーの下に置いてあります。
通販やスーパーにはないので、広島のセブンに立ち寄った時に探してみてください。
【★★★★☆】広島名物せんじ肉

消費期限 | 約2か月 |
お値段 | 約300円(ジャンボバージョンは、600円前後) |
原材料名 | 豚胃(国産)、植物油、食塩、調味料(アミノ酸)、(一部に豚肉・大豆を含む) |
内容量 | 40g |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存して下さい |
製造者 | 大黒屋食品株式会社 広島市西区庚午北1丁目15-28 |
恐らく、皆さんがイメージしている「せんじがら」の一番王道な味だと思います。まさに噛めば噛むほど味が出てきます。病みつきになります。
柔らか系のせんじがらで、初デビューに一番おすすめです。良くも悪くもシンプルな「THE・せんじがら」なので、これを食べてみて、合うのか合わないのか判断できます。
Amazonにジャンボサイズ版(70g)が単体から売られています。サイズが異なるだけで、僕が食べた40gと中身は一緒です。多分、せんじがらの王道の内容量が40gです。
通販では、逆にジャンボサイズが販売されているといった感じです。送料の関係で、大きくしているのですかね。スーパーなどの実店舗ではジャンボサイズを見たことありません。
「珍味 豚胃」と「広島名物せんじ肉」の比較画像を貼っておきます。

若干色も違いますね。柔らか系なので、指で押すとぐにゃりとグミみたいに変形します。といっても、一般的な食べ物よりは弾力が強いので、歯が弱い方にはおすすめできません。痛いと思います。
【★★★☆☆】広島名物スパイシーせんじ肉

消費期限 | 約2か月 |
お値段 | 約300円(ジャンボバージョンは、600円前後) |
原材料名 | 豚胃(国産)、植物油、ペッパーソルト(食塩、香辛料、粉末味噌、粉末醤油)、調味料(アミノ酸等)、(一部に豚肉・小麦・大豆を含む) |
内容量 | 40g |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存して下さい |
製造者 | 大黒屋食品株式会社 広島市西区庚午北1丁目15-28 |
「広島名物せんじ肉」の黒胡椒バージョンです。Amazonにジャンボサイズが単体から販売されています。
裏面の紹介文に、「味噌と黒胡椒をベースに、香ばしく仕上げた…」、「ホルモンの臭いを気にされる方におすすめ」と書かれてある通り、通常のせんじがらの味が苦手な方におすすめです。
1つ1つに黒胡椒がまぶされています。

食感は、柔らか系で、通常のせんじがらと変わりません。口に入れて少しして、ホルモン臭ではなく、ほんわり黒胡椒のピリッとした風味が来ます。
スパイシーで、ハマる人にはハマると思います。スパイシーといっても、辛いわけではありません。ほんのり舌がピリッとするかな?程度なので、辛いの苦手な方でも大丈夫です。
ただ、ホルモンの臭いが苦手な方は、黒胡椒で味付けされていようが、苦手だと思うので、あくまで通常のせんじがらに飽きてしまった方向けかなと思いました。
僕は黒胡椒があんまり好きじゃないので、★3評価にしました。ベーシックの味に慣れていると、黒胡椒が邪道に感じました。
初めてせんじがらを食べるという人は、普通にベーシックの味に挑戦した方がいいかなと思います。あえてしょっぱなから、味変された黒胡椒を食べなくてもいいかなと思います。
せんじがらって、初めて食べて「なんだこれ!?気持ち悪!」っていう感覚を楽しむのが醍醐味だと思うので、思い切って普通のホルモン臭ぷんぷんベーシックがいいかなと思います。
金銭的に余裕がある場合は、普通のせんじがら、砂肝のせんじがら、黒胡椒のせんじがらの3つがおすすめです。余裕がない場合は、普通のせんじがらだけでいいかなと思います。
【★★★☆☆】ホルモン揚げせんじ肉

消費期限 | 約2か月 |
お値段 | 約300円 |
原材料名 | 豚胃(国産)、植物油、食塩、調味料(アミノ酸)、(一部に豚肉・大豆を含む) |
内容量 | 40g |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存して下さい |
製造者 | 大黒屋食品株式会社 広島市西区庚午北1丁目15-28 |
2つ目に紹介した「広島名物せんじ肉」と同じメーカーです。こちらのメーカーは、せんじがら界隈を牛耳っているイメージです。(知りませんが笑)恐らく、パッケージが違うだけで、中身の味は全く一緒だと思います。
しかし、こちらの方が、1つ1つ小ぶりの印象を受けました。

1つ1つが、ぽろぽろ小さい感じで、食べやすいんですが、少し物足りなさもありました。たまたま僕が手に取ったのが小さいの多めだったのかもしれません。内容量は、40gで2つ目のせんじがらと一緒です。
これは、もう完全な勘違いだと思いますが、味も若干薄かったように感じました。普通のせんじがらなんですが、2つ目に紹介した「広島名物せんじ肉」の方が塩が効いていて美味しいと感じました。たまたまだったと信じたいです。
売られているスーパーの系列によって、パッケージが異なる気がします。例えば、Aのスーパーでは、「ホルモン揚げせんじ肉」、Bのスーパーでは「広島名物せんじ肉」といった感じです。派閥争いでもしているのですかね笑
セブンのオリジナルブランド(PB商品)でポテトチップスがありますが、中身はカルビーさんが製造されているのと同じ感じですかね。パッケージだけの違いかなと思います。
【★★★★☆】ホルモン揚げせんじ肉~砂ずり~

豚ではなく、鶏の砂肝を揚げたせんじがらになっています。
味も全然異なります。どちらかというと、ビーフジャーキーに近い食感になっています。筋があって、噛む度に筋を切っている感覚を味わえます。どこかで食べたことあるような味なんだけど、思い出せませんでした。ビーフジャーキーかなぁ。

普通のせんじがらよりも、味に癖がある印象を受けました。かなり好みが分かれそうだなぁと思いつつ、2つ、3つと食べているとだんだんはまってきました笑。
最初の1口目は、独特の臭み?が口の中に広がって「うえっ」ってなりそうだったんですが、いつの間にかパクパク食べている自分がいました。独特だからこそ癖になる感じです。
なんか、THE・珍味って感じがします。野生で捕まえた両生類をそのまま焼いて食べているような感覚です。食べたことないので、イメージです。筋肉が沢山ついている部位を食べたような、おっと、これ以上は気分害される方がいるかもしれないので、やめておきます。
個人的には、好き系の分類に入りました。1口目で止めずに、2口、3口食べた結果です。多分1口だけなら、評価低かったと思います。
もしかすると、こちらの方が味と食感にインパクトがあるので、ビールなどのお酒に合うかもしれません。あんまりよく分かりませんが。
まぁ、豚のせんじがらと味は異なるといえ、系統は一緒です。「豚はダメだったけど、鶏の方はいける!」ということはあまりないのかなと思いました。多分、どちらかが好きな方は、もう片方もいけると思います。
感想
以上、広島の珍味「せんじがら」を食べ比べた感想でした。
以前、Vivaldiブラウザさんにインタビューを受けて、その時ぽろっとせんじがらの話題を出してしまったので、広島代表として、この度、レビュー記事を書かせていただきました。そんな頻繁に食べているわけではないので、代表なわけがないし、にわかもいいところです。