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【MiniTool Power Data Recovery】データ復元ソフトを使ってみた

2023年1月16日ソフトレビュー

「MiniTool Power Data Recovery」のアイコン

この記事では、Windowsのゴミ箱から削除してしまったデータを復元できるシェアウェアソフト「MiniTool Power Data Recovery(ミニツール・パワー・データ・リカバリー)」について書きます。

「MiniTool Power Data Recovery」のスクリーンショット

Windowsのデータ復元シェアウェアソフトです。ゴミ箱からも削除してしまい、通常の方法では復元できないファイル・フォルダーを復元できます。

ソフトを起動して、復元したいデータがあったドライブ・あるいはフォルダーをスキャンします。検出されたデータの中から復元したいファイルにチェックして、実行することで復元できます。

確実に全てのファイルが検出・復元できるわけではありませんが、画像・動画・テキストファイルなど、ミスって消してしまったデータがある方、試す価値はありそうです。

余計な機能がなく、スキャン→復元の2ステップです。Windows11、10、8.1、8、7に対応しています。有料版と無料版があります。違いについては、こちらのサイトで確認できます。無料版だと、1GBまでしか復元できません。

本記事について

本記事は、依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。

当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。

リリース元:MiniTool Software Ltd.
記事執筆時のバージョン:11.4(2022年12月20日)

ダウンロード方法

オンラインダウンロード

以下のサイトから無料版をダウンロードできます。

「ダウンロード」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」の公式サイト画像

ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックで起動します。

「MiniTool Power Data Recovery」のインストール手順画像1

こだわりがない場合は、「今すぐインストール」、インストール場所を変更したい場合は、「カスタムインストール」をクリックします。おすすめは、「カスタムインストール」です。

「MiniTool Power Data Recovery」のインストール手順画像2

インストールする際、確認ダイアログが表示されます。

「データが壊れたドライブ(HDDやSSD)にインストールしてしまうと、うまく復元できない可能性があるため、正常に動作するドライブにインストールしてね」とのことです。やっぱり変えたい場合は、「いいえ」を選択して、「カスタムインストール」からインストール場所を変更します。

「MiniTool Power Data Recovery」のインストール手順画像3

カスタムインストールにすると、メニューが拡張されます。言語、インストール場所、オプションのチェック項目を変更できます。デフォルトでは、「C:\Program Files (x86)\MiniToolPowerDataRecovery」にインストールするようになっています。

「MiniTool Power Data Recovery」のインストール手順画像4

企業に利用状況などのデータを送信したくない場合は、「カスタマーエクスペリエンス向上プログラムへの参加に同意する」のチェックを外します。利用規約のチェック項目と違い、チェックを外しても、インストールできます。

インストールしようとすると、なぜかここでエラーが発生しました。

'C:\Users\ナポリタン寿司\Downloads\pdr-free-x64.exe’が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください。

「MiniTool Power Data Recovery」インストール時に表示されたエラーメッセージ
「MiniTool Power Data Recovery」のインストール時に発生したエラー画像

恐らく、Cドライブにあるダウンロードフォルダーを、Dドライブに場所変更していることによる影響だと思います。多分、僕くらいです。うまく成功した方は、こちらに飛んでください。

オフラインダウンロード

同じようにオンラインセットアップファイルでエラーが発生した場合は、セットアップの最後にある「オフラインダウンロード」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像1

別のセットアップファイルがインストールされます。こちらを起動します。オンラインセットアップファイルと比べて、容量が大きかったです。ローカルでインストールできる専用のセットアップファイルといった感じでしょうか。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像2

言語を選択して、「OK」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像3

利用規約を確認し、「同意する」を選択して、「次へ」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像4

インストール場所を指定します。正常に動作するドライブ(HDD、SSD)を選択します。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像5

なぜかオンラインセットアップでは、デフォルトのインストール場所が「Program Files (x86)」になっていたのに、今回は「Program Files」でした。後で確認すると、「Program Files (x86)」に中途半端なフォルダーが作成されていたので、削除しておきました。

インストールの確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像6

デスクトップにショートカットアイコンを作成するかどうか選択して、「次へ」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像7

「インストール」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像8

「完了」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」のオフラインインストール手順画像9

これでインストール成功です。スタートメニューの「M行」に「MiniTool Power Data Recovery」フォルダーがあります。この中にある「MiniTool Power Data Recovery 〇〇」をクリックすることで起動できます。

スタートメニューのスクリーンショット

初回起動時は、右下に広告ポップアップが表示されました。今後不要な場合は、「今後、このメッセージを表示しません」にチェックして、右上の「×」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」の初回起動時の広告ポップアップ画像

使い方

ドライブ内のデータをスキャン

ソフトを起動したら、接続されているドライブが一覧表示されます。僕の場合、Windowsが入っている「Cドライブ」、HDDの「Dドライブ」、バックアップ用に購入した外付けHDDの「Fドライブ」などが認識されました。

この中から、うっかりゴミ箱からも削除した通常では復元できないデータが含まれるドライブを選択して、「スキャン」をクリックします。試しに、Dドライブをスキャンしてみます。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータをスキャンする手順画像1
特定のフォルダー・場所に絞ってスキャン

ドライブではなく、デスクトップ・ゴミ箱・特定のフォルダーに絞ってスキャンすることも可能です。

ドライブだと、データ容量によって数時間以上かかるので、復元したいファイルがある場所を分かっている場合は、「フォルダーを選択」のほうが、スキャン時間が短く済みます。

「MiniTool Power Data Recovery」で、特定のフォルダーをスキャンする手順画像

スキャン画面に切り替わります。左下に進行状況が数字で表示されます。スキャンが終わるまで、のんびり待ちます。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータをスキャンする手順画像2

数分待ってみましたが、4TBのHDDだと、とんでもなく時間がかかることが判明しました。残り時間が6時間となっていて、さすがに待てないと判断し、停止ボタンをクリックしました。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータをスキャンする手順画像3

停止しても、その時点でスキャンされたデータ内から復元作業ができます。完全にチェックしたい場合は、辛抱強く待つことをおすすめします。

確認ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータをスキャンする手順画像4

スキャン時点の結果がツリー表示されます。左側に階層があり、右側にプレビュー画面があります。ここから、復元したいファイル・フォルダーを探します。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータをスキャンする手順画像5

スキャン結果から、ファイル・フォルダーを復元する

左側が階層表示になっているので、ここから復元したいデータがある場所に移動します。クリックで、その階層に切り替えます。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像1

削除されたファイル、紛失されたファイル、既存のファイルの3種類があります。既存のファイルは、削除されていない存在するファイル・フォルダーのことです。失ったデータを探したい場合は、削除されたファイル、紛失されたファイルの中から探します。

フィルター機能プレビュー機能などを活用すると、より効率的にデータを探せます。

復元したいファイル・フォルダーを見つけたら、チェックします。右下の「保存」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像2

復元するファイルの保存先を指定します。壊れたドライブに復元すると、再び壊れる可能性があるので、壊れていないドライブにします。Dドライブから復元した場合は、Cドライブにするといった感じです。「OK」をクリックします。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像3

復元作業が開始されるので、終わるまで待ちます。完了すると、ダイアログが表示されます。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像4

「回復されたファイルをビュー」をクリックすると、保存先フォルダーをエクスプローラーで開きます。

なお、無料版では約1GBの復元が可能です。上記画像だと、3ファイル(3.3MB)を復元して、残りは1020MB(約1GB)復元できるということです。

指定した場所に、階層でファイル・フォルダーが復元されています。僕の場合、「F:\MiniTool Power Data Recovery\削除されたファイル (635)\ビデオ\作業場所\〇〇〇」といった感じでした。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像5

中を開くと、消えたデータが復元されています。本ソフトで検出されなかったデータは復元が難しいですが、検出されたファイルに関しては、望みがあります。

「MiniTool Power Data Recovery」でデータを復元する手順画像6

フィルター機能の活用

スキャン結果左上の「フィルター」をクリックします。

フィルター機能で絞り込む手順画像1

バーが表示されます。ファイルタイプ、更新日時、ファイルサイズ、ファイルカテゴリーなどで絞り込めるようになります。

例えば、消えた動画ファイルを復元したい場合は、ファイルタイプを「ビデオ」にします。「MP4」などの動画ファイルだけが表示されます。

フィルター機能で絞り込む手順画像2

1日前に消えたデータを復元したい場合は、更新日時を「過去1日」にします。直近削除されたデータだけに絞り込まれます。

フィルター機能で絞り込む手順画像3

プレビュー機能の活用

中身を確認したいファイルを選択してダブルクリックするか、上部の「プレビュー」ボタンをクリックします。

プレビュー機能で、ファイルの中身を確認する手順画像1

プレビュー機能の初回利用時は、ダウンロードが必要です。「はい」をクリックします。新しいアプリが追加されるというわけではありません。

プレビュー機能で、ファイルの中身を確認する手順画像2

ダウンロードできると、別ウィンドウでプレビューが表示されます。PNG拡張子の場合は、画像がそのまま表示されました。小さいプレビュー画面(サムネイル)だと分からないという場合、プレビュー機能が役立ちます。

プレビュー機能で、ファイルの中身を確認する手順画像3

設定

左側サイドバーの「⚙」アイコンから設定ページに切り替えられます。ファイルシステムの選択、ファイルタイプを指定できます。

「MiniTool Power Data Recovery」の設定画面

感想

以上、Windowsのデータ復元シェアウェアツール「MiniTool Power Data Recovery(ミニツール・パワー・データ・リカバリー)」でした。

設定がごちゃごちゃしていなく、シンプルが故に初心者でも利用できるという印象を受けました。

2023年1月16日ソフトレビュー