【OnlyOffice】CSVファイルを文字化けさせず、開く方法
この記事では、無料のオフィスソフト「OnlyOffice(オンリーオフィス)」で、CSV拡張子のスプレットシートを開く時、文字化けや正常に列区切りされていない場合の対処法を書きます。
CSVファイルをダブルクリックで起動→「CSVオプションを選択」ダイアログで、エンコーディングを「Japanese(Shift-JIS)」、区切り記号を「カンマ」にすることで、正常に文字化けせず、表示できました。
僕は、当サイトに広告を掲載するため、「もしもアフィリエイト」と提携していて、定期的にCSVファイルのレポートをダウンロードして、どのくらいの成果が発生・確定したか、見ることがあります。
この時、CSVファイルを「OnlyOffice」で開こうとしたら、「CSVオプションを選択」ダイアログが表示されます。この時点で、どれを選択したらいいか分からなくて、あわあわします。「まぁそのままでいっか」と思い、「OK」を押すと、全部文字化けしていて、もっとあわあわします。
何とか自身のPC環境で正常に表示させるエンコーディングを選択できても、次は、どの区切り記号にしたら、項目ごとで列を分けてくれるか…の壁にぶつかります。
本記事では、今後忘れないよう、メモ代わりで書きます。あくまで、Windows11の僕の環境でうまくいったという報告です。皆さんのPC(OS)環境によっては、本記事の方法が通用しない可能性もあります。
「OnlyOffice」でCSVファイルを正常に開く手順
CSVファイルを用意します。僕は、「もしもアフィリエイト」からダウンロードしたレポートファイルです。ダブルクリックで起動します。
「OnlyOffice」が起動しますが、そのままでは表示されず、「CSVオプションを選択」ダイアログが表示されます。このままOKを押すとダメです。(実際に押したらどうなるか知りたい方は、こちら参考)
エンコーディングのドロップダウンリストを開いて、「Japanese(Shift-JIS)」を選択します。僕の環境だと、デフォルトでは「Unicode(UTF-8)」になっていました。
続いて、区切り記号のドロップダウンリストを開いて、「カンマ」を選択します。僕の環境だと、初期値は「タブ」になっていました。
エンコーディングを「Japanese(Shift-JIS)」、区切り記号を「カンマ」にできたら、OKを押します。
CSVファイルの中身が開きます。文字化けせず、正しい文字(日本語)で表示されます。
さらに、成果発生日、サイト名、売れた商品、数量などの項目に応じて、列が分かれています。(僕が見ているCSVファイルだけの話です)
分かれていることで、見やすいだけでなく、データタブ→「フィルター」で、好きな順番に並び替えられます。報酬額が大きい順にできるなど、ASPからのレポートを見る際に役立ちます。
不要な列項目は、右クリックから削除できます。区切り記号を正しく設定していなかったら、A列に全部表示されて、使い物になりませんでした。
フォントが気に入らない場合は、A1セルの左上にあるボタンをクリックして、セルを全選択します。「ホーム」タブから、見やすいフォントを指定します。僕は、「Meiryo UI」にしています。
ダメだったパターンの紹介
「Unicode(UTF-8)」にして、「タブ」にした場合
僕の環境の初期値だった「Unicode(UTF-8)」と「タブ」にしてみます。
文字化けが発生して、全く読めませんでした。パッと見た感じ、各列に項目が分かれているように見えますが、実際は、A列に全て書き込まれていて、横にはみ出ているだけでした。フィルターの並び替えや、列項目削除などができません。
「Japanese(Shift-JIS)」にして、「タブ」にした場合
エンコーディング「Japanese(Shift-JIS)」だと、文字化けされず、正常に日本語で表示されます。しかし、区切り記号を「タブ」にした場合、A列セルに全ての情報が記述されてしまい、二列目以降は、未入力状態になりました。
「Arabic(ISO 8859-6)」にして、「セミコロン」にした場合
適当に一番上にあった「Arabic(ISO 8859-6)」エンコーディングにして、まだ試していなかった「セミコロン」にしてみました。
結果は言うまでもありませんでした。
「Japanese(Shift-JIS)」にして、「スペース」にした場合
僕の環境で文字化けしない「Japanese(Shift-JIS)」、まだ試していない「スペース」にしてみました。
「Japanese(Shift-JIS)」なので、文字化けはしませんでした。ぱっと見、列ごとに分かれているように見えたんですが、商品名のスペース(空白)ごとで、列が変わっていて、使えませんでした。
何となく、区切り記号は、元のファイルにある記号を区切って、列ごとに表示するオプションなのかな?と思いました。僕が利用するCSVファイルは、カンマで区切られていたから、「カンマ」にすることで、列をいい感じに区切ってくれたのかな?と予想しています。
そうだとしたら、区切り記号に関しては、各々利用するCSVファイルによって、正解が変わってくるかもしれません。僕の場合は、カンマで良かったですが、人によっては、ずれたり、正常に表示されない可能性が考えられます。
感想
以上、無料のオフィスソフト「OnlyOffice(オンリーオフィス)」で、CSV拡張子のスプレットシートを開く時、文字化けや正常に列区切りされない時の対処法でした。
間違って、文字化けした状態で開いてしまっても、上書き保存せず、「×」でタブ(あるいはOnlyOffice)を終了して、再度ファイルを開けば、選択しなおせます。
ちょっと自分語りです。僕は、今まで大学が締結していたボリュームライセンス契約で、「Microsoft 365」を無料利用していました。2023年4月に学生を卒業し、「6月にライセンスが切れるから、早めにどうにかしてね」と警告が表示されるようになりました。(画像はこちら)
今まで無料利用していたため、有料のOfficeソフトを買うのが少し躊躇いました。お試しで、色々なOfficeソフト(WPS Office、Googleスプレットシート)を触ってみましたが、現時点では「OnlyOffice」に落ち着いています。