動画編集・録画・ダウンロードができるソフトHD Video Converter Factory Pro

2021年7月17日ソフト,レビュー

HD Video Converter Factory Proのアイコン

この記事では、WonderFox社の「HD Video Converter Factory Pro」について書きます。

動画編集・動画フォーマット変換・動画ダウンロード・画面録画・GIF作成ができる多機能動画関連ソフトです。

HD Video Converter Factory Proのスクリーンショット

動画変換、簡単な動画編集、画面録画、YouTubeなどのインターネット上の動画をダウンロードできる有料ソフトです。大きくまとめると、以下の5つのことができます。

  • 動画変換
  • 動画編集
  • YouTubeなどの動画をダウンロード
  • 録画
  • GIF製作

動画変換では、動画の拡張子を別のものに変換することが可能です。対応拡張子・デバイスは、500種類以上です。ほぼ全ての動画ファイルを網羅しています。

例えば、AVIからMP4にするといったことができます。拡張子の変換だけでなく、解像度の変換、それぞれのデバイス(Android、iPhone)に合ったサイズへの変換も可能です。

動画編集では、トリミング、フィルター、字幕、切り取り、マージ(結合)、回転、ウォータマーク、スクリーン分割の機能が使えます。簡単な動画編集ができるといった印象です。

動画ダウンロードは、URLを入力することで、インターネット上の動画をダウンロードできます。YouTube、ニコニコ動画、TVer、Twitter、Dailymotionなど300以上の動画共有サイトに対応しています。

MP4・AVI・MOV・WAVといったファイル形式でダウンロードできます。YouTubeなどのオンライン動画をオフラインでも楽しみたい時に便利です。プレイリストの一括ダウンロードにも対応しています。

画面録画では、ウィンドウ単位、全画面録画ができます。マイク、システム音のオンオフも可能です。

本ソフトは無料版、有料版があります。有料版の料金については、こちらのサイトを参考にしてみてください。

有料版の中でも色々プランがあります。1年間ライセンスの場合、1年たつと利用できなくなります。購入する時は、お得な永久ライセンスがおすすめです。まずは、無料体験版を利用してみて有料版を検討してみましょう。

【2022年3月23日追記】他製品の紹介

動画変換(拡張子変換)と言えば、VideoSolo社が開発した「VideoSolo 究極動画変換」というのもあります。

VideoSolo 究極動画変換のスクリーンショット

動画の拡張子を、劣化無しでMP4、AVI、MOV、MP3などの拡張子に変換できるソフトです。MP4→MOVやAVIにする、MP4→音楽(mp3)の抽出…といったことができます。対応拡張子は100以上です。(こちらを参考)

VideoSolo 究極動画変換で動画ファイルの拡張子を変更

複数動画を一括で処理できます。4つの動画ファイルを登録して、1つはMOV、残り3つはAVIといったように個別調整も可能です。

見やすいレイアウト(UI)で初心者でも扱いやすいです。数回のクリックで、メディアファイルを別の拡張子に変換できます。

動画の編集機能も搭載されています。回転、反転、トリミング(分割)、クロップ、ファイル結合、コントラスト・輝度などのフィルター調整、ウォーターマーク(透かし)の追加…といったことができます。

VideoSolo 究極動画変換の編集画面

無料版と有料版があり、無料版だと1ファイル5分までといった制限があります。5分以内の動画なら、無料でも変換・編集できます。有料版の料金については、こちらのサイトを参考にしてみてください。

Windows10、Windows11どちらでも利用できます。日本語に対応しています。

提供元:WonderFox(本ソフトのTwitter→リンク
記事執筆時のバージョン:24.9(2022年3月3日)

ダウンロード方法

以下のサイトからダウンロードできます。

無料版と有料版に分かれています。まずは無料版から利用するのがおすすめです。

HD Video Converter Factory Proの公式サイト画像

僕はレビュー依頼で、製品版を提供していただきました。

この手の海外ソフトって、インストール中に自社製品のソフトをPRしてきたり、紛らわしい広告のインストールボタンがあったりなどするものです。本ソフトの場合、そういったものはありませんでした。それだけで好感度上がりました。

使い方

ソフトを起動すると、メイン画面が表示されます。各種ボタンから編集、ダウンロード、画面録画などの機能にアクセスできます。

メイン画面

変換

動画の拡張子を、MP4、AVI、MOV、MP3などの500種類以上の拡張子や端末に変換できます。変換したい動画をドラッグ&ドロップして、拡張子を選択することでサクッと変換できます。

まずは、動画を追加します。ドラッグ&ドロップで追加できます。

画面右側の「MP4」をクリックして、他の動画形式を選択します。

ビデオコンバータ

拡張子の変換だけでなく、端末ごとの最適な解像度にもできます。iPhoneやGalaxyなどの端末を選択すると自動で最適化されます。

端末から変換形式を選択

パラメータ設定からより詳細な出力設定ができます。

パラメータ設定

あまりに詳細すぎて、初心者にはちょっと難しかったです。基本的には、全部自動設定で「mp4、1980×1080」でいいと思います。

動画パラメータの設定

動画から音声だけを抽出することも可能です。例えば、MP4を音楽(MP3)ファイルに変換できます。

MP4からMP3も可能

この時、拡張子変更だけでなく、簡単な動画編集もできます。項目が多いので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

設定できたら、右下の変換をクリックします。動画の長さによりますが、僕の場合、数秒で終わりました。指定した出力フォルダーに変換後の動画ファイルがあります。MP4→WMVに変換してみました。

変換後の動画
ポイント

デフォルトでは、動画変換後にサウンドが鳴るように設定されています。

うるさいと感じる場合は、設定にある「変換が完了したらヒント音を再生します」のチェックを外すことで、再生しないようにできます。

動画変換後のサウンドをオフ

ダウンロード

YouTubeなどの動画をパソコンにダウンロードできます。

YouTube、Facebook、Twitter、niconico、FC2、Vimeo、Dailymotionなど300以上のサイトに対応しています。AmazonプライムビデオU-NEXTなどの月額制の動画配信サービスの動画はダウンロードできません。

注意点

著作権には十分注意し、私的利用の範囲内で利用しましょう。

「+新しいダウンロード」をクリックします。

新しいダウンロードから追加

URLを入力する画面が表示されます。ダウンロードしたい動画のURLを貼り付けて、分析をクリックします。クリップボードにURLがある場合は、貼り付けと分析をクリックすると自動で貼り付けてくれます。

分析が開始されます。10分の動画は、5秒程度で完了しました。

URLを貼り付け

分析が完了すると、動画情報が表示されます。保存したい動画形式を選択します。YouTubeの場合、MP4、WEBM、M4Aなどの拡張子でダウンロードできます。動画サイトによって変換できる拡張子は異なります。

OKをクリックします。

動画形式を選択

キュー(動画ダウンロードの画面)に追加されるので、「ダウンロードを開始」クリックします。

YouTubeの「【APEXプレイ動画】3月22日のスナイパー」動画をダウンロード

ダウンロードが完了したらポップアップが表示されるので、右上の「×」をクリックします。

1タスクはすでに完了しました。「開く」ボタンをクリックして、変換後のファイルを確認してください。

指定したフォルダー内に動画が保存されます。

エクスプローラー 「【APEXプレイ動画】3月22日のスナイパー.mp4」

録画

PCの画面を録画できます。

録画

録画領域を選びます。ウィンドウ単位、全画面(フルスクリーン)のどちらかを選択できます。ブラウザだけ、Excelだけ…といったように開いているアプリだけを録画したい場合、ウィンドウモードにします。

録画領域を設定

ウィンドウモードをクリックすると、オレンジ色の枠が表示されるので、録画したいウィンドウをクリックします。

ウィンドウモード

OKをクリックします。今回はブラウザ(Vivaldi)を選択しました。

録画領域の確認ボタン

保存フォルダーを選択します。RECで、録画を開始します。

録画開始

5秒からカウントダウンが始まり、0で録画開始です。

カウントダウン

録画を停止させたい場合は、Ctrl+F1をおすか、画面左下の停止ボタンをクリックします。

録画中

指定した保存先に動画(mp4)が保存されます。

エクスプローラー 録画した動画

撮影した動画を貼っておきます。容量は5秒で3.8MBくらいでした。画質もいいです。

GIF作成

動画や画像からGIFを作成できます。GIF(ジフ)ってのは、動く画像アニメーションのことです。

画像か動画から作成する2つの方法があります。今回は動画から作成してみました。「+動画を追加」から動画を選ぶか、動画をそのままドラッグ&ドロップで取り込めます。

GIFに変換する動画を追加

解像度、フレームレートを選択して、GIFを作成をクリックします。

フレームレートを設定

動画からGIFを作成する時に重要なのはフレームレートです。僕も詳しくは理解できていないんですが、ここでいうフレームレートは「1秒の中から、何コマ写真を取り出すか」という設定です。

試しに、1秒ごとに1枚の写真をキャプチャするように設定しました。6秒の動画から、たった6コマしか取り出さないということです。かなり早いし、カクカクのGIFになります。

60にしたら、滑らかなGIFになりますが、その分時間も長くなります。GIFは、なんとなく状況が理解できる程度で十分だと思うので、カクカクはするけど10くらいがおすすめかなと思いました。

ツールボックス

ツールボックス

4つのおまけ機能が使えます。

ツール説明勝手に評価
写真を動画に複数の写真を動画にできる。スライドショー★★☆☆☆
スクリーン分割ツール複数動画を1つの画面の動画に結合★☆☆☆☆
ベルツールスマホの着信音を作成★☆☆☆☆
字幕エクスポート動画の字幕をエクスポートできる★☆☆☆☆

「写真を動画に」と「スクリーン分割ツール」を試してみたので書いておきます。

写真を動画に

名前の通り、画像をスライドショーのように動画にできます。

音楽を挿入したり、自分でトランザクションを指定したりはできませんでした。スライドショーのように画像が横にスライドしていくだけです。

スライドショーの作成

劣化版ムービーメーカーという印象を受けました。せめてトランザクションと音楽、ズーム制御ができれば、もっと使える幅が広がるのかなと思いました。

スクリーン分割ツール

2つ以上の動画を1つの動画に結合できる機能です。同時に並べて表示できます。テンプレートを選択して「動画追加」から動画を選びます。動画を追加すると右側にプレビューが表示されます。

スクリーン分割ツール

縦型動画を並べる時に使えそうです。

動画編集

切り取り、回転、トリミングなどの簡単な動画編集ができます。から新規に動画を追加すると、その下に各編集ボタンが表示されます。

編集

以下の編集ができます。

印象としては、Windows10、Windows11に標準内臓されている「ビデオエディター」のちょっと下くらいの動画編集ができるかなという感じです。

切り取り

動画をトリミング(切り取り)できます。

開始地点と終了地点を指定することで、それ以外の部分を削除できます。ちょっと癖があるので、最初は慣れないかもしれません。Windowsビデオエディターでは、「分割して、いらない部分を削除する」ですが、本ソフトは「いる部分を選択する」という感じです。

マウスで開始地点と終了地点を決めて、その間の範囲が切り取られます。

切り抜く範囲を指定

エフェクト

動画全体にフィルターをかけます。モノクロ、油絵風、鉛筆、シャープなどのエフェクトがあります。

エフェクト

クロップ

動画をクロップ(比率の変更)できます。例えば、ブラウザを画面録画して、タブの部分を削除するといったことができます

トリミング

クロップ機能は、Windowsビデオエディターにはありません。

マージ

複数の動画を1つに結合できます。結合したい複数動画をドラッグ&ドロップで追加します。画面上部の「マージ」をクリックします。

マージ

動画を複数選択します。CtrlShiftを押しながらマウスで複数選択できます。

選択できたら「マージ」をクリックします。

動画結合

新たな動画の名前が表示されるので、「マージ」をクリックします。

複数動画をマージ

2つの動画が1つに結合されます。

結合後の動画

ウォーターマーク

動画に企業名やロゴを挿入できます。著作権表示の時に便利そうです。テキストと画像(初期でプリセットあり)を挿入できます。

テキストなら入力欄に入力して、「+」で挿入できます。

ウォーターマーク

入力欄横の歯車アイコンからフォントの設定ができます。デフォルトでは赤になっているので、見やすいようにメイリオフォントにして色を黒にしました。

ウォーターマークのオプション

挿入したらプレビューで確認できます。

プレビューで確認

テキストの代わりに画像を挿入することもできます。

画像をウォーターマークとして設定

「プリセットを選択します」をクリックしたらガヤガヤしたポップアップが表示されます。初期でいくつかのプリセットがあるようです。パッと計算したら140以上はありました。

画像プリセット一覧

正直な感想としては「使わないな」でした。ちょっとデザインが古臭かったです。自分で好きな画像を挿入したほうがよさそうです。

試しに、ナポリタン寿司のPC日記のロゴを挿入してみました。マウスで位置の調整、拡大縮小できます。下手に触ると、画像の縦横比が崩れる点が少し残念でした。縦横比固定のボタンがあればよかったなと思いました。

好きな画像をウォーターマークに設定することも可能

透明度で画像を透かすこともできます。目立たなくなっていいですね。

透明度、回転を指定

字幕

「ASS」や「SRT」と呼ばれる字幕拡張子を取り込むことで、動画に字幕をつけることができます。かなり癖がありました。てっきり動画のプレビューを確認しながら付けれるのかと思ってました。

字幕ファイルを作成します。メモ帳から作成できます。以下のような形式で字幕を書いていきます。

字幕ファイル
1
00:00:00,000 --> 00:00:03,000
こんな感じで字幕を付けれます。

2
00:00:03,000 --> 00:00:05,000
次はこんな感じです。

最初に数字の連番、次に「開始時間 –> 終了時間」、最後に挿入したいテキストを書き込みます。半角空白が潜んでいるので、注意してください。

1つしか字幕はいらないという場合でも、1つ目の字幕を書いた後に改行を入れます。そしたらいけるはずです。

字幕を書けたら「名前を付けて保存」で、末尾の拡張子を「.srt」か「.ass」にします。文字コードは「UTF-8」になっているのを確認して「保存」をクリックします。

名前を付けて保存 拡張子を「.srt」にする

字幕ファイルが完成したら、読み込ませます。動画を追加して、動画下の「+」をクリックします。

字幕ファイルの追加

先ほど作成した字幕ファイルを選択して「開く」をクリックします。

作成した字幕ファイルを選択

登録されます。

字幕ファイルが登録

動画を保存します。

完成した動画を確認してみると、無事に字幕がついています。軽く調べたんですが、どうやらフォントや色を指定することはできないそうです。

実際に字幕を付けた動画のスクリーンショット

設定

メイン画面の右上にある歯車アイコンをクリックします。

オプション

編集したファイルのデフォルトの保存先フォルダーを設定できます。

分かりやすい場所に変更しておくと便利です。僕は、ブラウザのダウンロードフォルダーをデスクトップにしてるくらいデスクトップ信者なので、例外なくデスクトップにしました。

メリット・デメリット

本ソフトを、数か月使ってみて感じたメリット・デメリットを書いておきます。

メリットデメリット
1つのソフトで編集・結合・ダウンロード・録画・GIF作成と色々できるいらない機能もついてる
買い切り版がお得日本語がちょっと変
パソコンへの負荷が比較的少なかった無料版だと制限がある
ちょっと操作性に癖あり

一番のメリットは、一つのソフトで録画、ダウンロード、動画編集が使える点です。動画編集と、画像編集程度なら分かるんですが、ダウンロードや録画機能もついてるなんてびっくりです。

名前に「Converter」と入っているように、動画変換がメインかと思ってました。個人的には、画面録画とダウンロード機能が便利だと思いました。

感想

以上、WonderFox社の「HD Video Converter Factory Pro」についてでした。

Posted by ナポリタン寿司