【rikaikun】日本語の読み方を教えてくれるChrome拡張機能の使い方

この記事では、どんな難しい漢字でも瞬時に読み方を教えてくれるChrome拡張機能「rikaikun」について書きます。
日本語学習にぴったりです。

文章の上にマウスを乗せると、漢字の読み方、部首、画数、英語をポップアップで教えてくれる日本語学習用Chrome拡張機能です。
「鯵(アジ)」や「鰯(イワシ)」など、どんな難しい漢字でも瞬時に読み方や部首を表示します。「寿司」や「天気」などのように単語も認識してくれます。
拡張機能ボタンをクリックすることで、オンオフ切り替えできます。Enterでより詳しく調べる、dで英語を表示する、cでコピーするといったショートカットキーも用意されています。
日本語を勉強したい方、難解な漢字を調べる方におすすめです。もはや辞書です。
リリース元:Erek Speed
記事執筆時のバージョン:2.1.24(2022年1月3日)
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「Chromeに追加」をクリックします。

追加されます。マークが目印です。

使い方
読み方を調べたいサイトを開きます。
rikaikun ボタンをクリックして、
にします。
ONになっている間は機能が有効になり、自動的にマウスを乗せた部分が、ポップアップで表示されます。
試しに「鯵」に乗せてみます。一瞬で「あじ」と読むことが分かりました。

カーソルを乗せるだけで、表示されるので使わない時はオフにしましょう。設定で特定のキーと組み合わせた時のみ表示するようにできます。
1つの漢字ではなく、「寿司」のように単語(熟語)もいけます。熟語の読み方、分解してそれぞれの漢字の読み方を教えてくれます。

文章になっていても、いい感じに単語ごとで区切ってくれます。微調整はマウスかショートカットキー(BやM)でしましょう。

dを押すと、英語が非表示になります。
日本語の読み方だけを知りたい場合は、このほうがすっきりします。

漢字だけでなく、平仮名もいけます。
「すし」の場合、「寿司」を候補に出してくれました。「鮨(すし)」とか「鮓(すし)」などの一般的でない漢字も表示しました。

ポップアップを表示した状態でEnter、またはShiftを押すと、より詳しいポップアップに切り替えます。部首や漢字を分解した時の読み方、音読み、訓読み、画数などです。

ショートカットキー
いくつかショートカットキーが用意されています。

ショートカットキー一覧 | |
---|---|
A | ポップアップの位置を変更する |
Y | ポップアップの位置を下に移動する |
C | クリップボードにコピーする |
D | 英語定義の非表示/表示 |
Shift、Enter | 辞書の切り替え(詳細画面切り替え) |
B | 前の文字 |
M | 次の文字 |
N | 次の単語 |
J | 定義のスクロールバック |
K | スクロールフォワードの定義 |
注意点ですが、BやMなどの単一キーは半角入力モードにしないと機能しません。

読み方のコピー
ポップアップを表示させた状態でcを押すと、クリップボードにコピーできます。

設定
拡張機能ボタンを右クリック→オプションをクリックします。

以下の設定ができます。

設定 | |
---|---|
General(一般) | |
Popup color –Blue(default) –Light Blue –Black –Yellow | ポップアップの色 –青(デフォルト) –水色 –黒 –黄色 |
Default popup location –Cursor –Top left –Bottom Right | ポップアップの位置 –カーソル付近 –左上 –右下 |
Highlight text | テキストをハイライトする |
Highlight text inside of text boxes | テキストボックス内のテキストをハイライトする |
Hide definitions and show only reading | 定義を非表示にして読み方だけを表示する |
Show mini help | ミニヘルプを表示する |
Show popup with delay | ポップアップを遅延して表示する (デフォルトは150ms) |
Keyboard(キーボード) | |
Show popup only on pressed key –Not used –Alt –Ctrl –Alt+Ctrl | キーが押されたときだけポップアップを表示する –使用しない —Altを押した時 —Ctrlを押した時 —Alt+Ctrlを押した時 |
Keys when popup is visible | ショートカットキーの確認 |
Disable these keys | ショートカットキーの無効化 |
Kanji Dictionary | 使用する漢字辞書の設定 |
Copy to Clipboard(クリップボード) | |
Line ending –Unix –Windows –Mac | 改行コード |
Field separator –Tab –Comma –Space | セパレーター(区切り) –タブ –コンマ –スペース |
Maximum entries | 最大行数 |
Text-To-Speech(音声の再生) | |
Enabled | 有効 |
Popup color(ポップアップの色)
青(デフォルト)、水色、黒色、黄色の4種類の中から選択できます。

Default popup location(メニューの表示位置)
Bottom Rightにすると、画面の右下になります。

ショートカットキーのaでも変更できます。
Show popup only on pressed key
特定のキーが押されている時&マウスが文章の上にある時のみ、ポップアップを表示します。
使用しない、Alt、Ctrl、Alt+Ctrlの中から選択できます。
デフォルトでは、マウスを乗せただけで表示されるので、鬱陶しい場合はAltなどと組み合わせてみましょう。
Text-To-Speech(音楽の再生)
「Enabled」をオンにすると、ポップアップを表示した時に、AI音声で読み方を再生してくれます。
寿司なら「すし」ってiPhoneのSiriみたいな機械音声が流れます。「山」なら「さん(音読み)」ではなく、「やま(訓読み)」といったように、訓読みで再生されます。
下記動画を見たら分かりますが、ちょくちょく間違っている時もあります。一般的な漢字ならスパッと正確な読み方を教えてくれます。
Firefoxで使うには?
本拡張機能は、Chrome ウェブストアにしかありません。Chromium ベースのブラウザ以外では使えません。
似たようなアドオンだと、「Yomichan」というものがあります。
上記アドオンの作者FooSoft さん曰く、rikaikunにインスパイヤされたようです。
同じようにポップアップで読み方を教えてくれます。しかし、rikaikunと違って辞書のダウンロードや設定作業が必要になるので注意です。

個人的には、少し使いにくいと感じました。
感想
以上、日本語学習をサポートしてくれるChrome拡張機能rikaikunについてでした。
僕みたいな日本人だけど、漢字が読めないおっちょこちょいにもぴったりだと思いました。