Windows11の右下の評価コピー(バージョン情報)を消す方法
![Windows11のアイコン](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2021/11/windows11-icon-update_01.png)
この記事では、Windows11の右下に表示される「評価コピー 〇〇〇」といったバージョン番号を消す方法について書きます。
「Universal Watermark Disabler」を使う方法、レジストリエディターを使う方法の2つを紹介します。
![Windows11の右下の評価コピー(バージョン情報)を消す方法](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_15.jpg)
Windows11を使っていると、右下に以下のようなウォーターマーク(テキスト)が表示される場合があります。デスクトップのみに表示されて、移動・マウスで範囲選択などはできません。
Windows11 Home
Windows11のデスクトップ右下に表示されるウォーターマークの内容
評価コピー。 Build 22593.ni_release.220402-1100
これは、「Windows Insider Program」に参加して、先行版のWindows11を利用している場合に表示されるようです。
本来は、自分が使っているOS・バージョンが一目で確認できるという便利な機能です。しかし、バージョンなんか気にしない人にとっては、毎回デスクトップを表示すると目に入ってしまうので、鬱陶しいです。
![Windows11のデスクトップ右下に表示されるウォーターマークの画像](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_11.png)
本記事では、そんなWindowsのウォーターマークを消す2つの方法を紹介します。初心者向け、上級者向けに分かれているので、ご自身の実力に合わせて、どちらかの方法を選んでみましょう。
僕みたいな初心者は、フリーソフト「Universal Watermark Disabler」を使う方法が一番おすすめです。ってか上級者の方も、こちらの方法がおすすめです。楽ちんです。
本来なら、レジストリエディターを開いて、該当の項目を探して、数値を変更する…といった作業が必要になります。本ソフトを使うことで、この手間を自動化してくれます。
インストール不要でサクッと使えます。常駐タイプではないので、PCに負荷がかかることもありません。一度ウォーターマークをオフにしておけば、基本的には再び表示されることはありません。元に戻すことも可能です。
フリーソフト経由でレジストリを操作するのが少し不安…という方は、レジストリエディターを使って自分で無効化してみましょう。
記事執筆時の筆者のWindowsバージョン:Windows11 Home 22622.590
「Universal Watermark Disabler」を使う方法
右下のウォーターマークを削除できるフリーソフトです。自宅のPCなど、フリーソフトをインストールできる環境であれば、全員におすすめです。
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
ページをスクロールして、「Download link: Click here to download the file」の青文字をクリックします。
![Download Universal Watermark Disabler](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/universal-watermark-disabler_01.png)
使い方
本ソフトを起動して、「Install」ボタンをクリックするだけです。自動的にWindowsからサインアウトします。再ログインすることで、ウォーターマークが非表示になります。
![Universal Watermark Disablerのスクリーンショット](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/universal-watermark-disabler_05.png)
やっていることは、恐らくレジストリエディターの操作です。インストール不要、かつ初心者でも扱いやすいUIとなっています。
より詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
![「Universal Watermark Disabler」を使って、ウォーターマークを非表示にした画像](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_01.png)
レジストリエディターを使う方法
こちらは、ある程度パソコン知識がある上級者向けとなっています。
レジストリエディターで無効化作業
スタートメニューを開いて、「レジストリ」と検索します。出てきたレジストリエディターを「管理者として実行」します。
![Windows11のスタートメニュー レジストリエディターの起動](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/microsoft-edge-uninstall_15_rezisutori.jpg)
ユーザーアカウント制御画面が表示されます。問題ないので、「はい」をクリックします。
![ユーザーアカウント制御 このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_03.png)
レジストリエディターを起動できたら、アドレスバーに以下の文字列をコピペします。既に何かしらの文字が入力されている場合は、削除して、新しくこちらの文字列を貼り付けます。
HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\UnsupportedHardwareNotificationCache
![レジストリエディター 「HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\UnsupportedHardwareNotificationCache」に移動](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_04.png)
もし、移動できない場合は、少々手間ですが、左側のツリー項目から、該当のフォルダーまで移動します。最終的に「UnsupportedHardwareNotificationCache」フォルダーにたどり着ければOKです。
![「UnsupportedHardwareNotificationCache」フォルダーを開く](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_05.png)
フォルダーがないという場合は、自分で作成する必要があります。
こちらを参考にしてみてください。
「UnsupportedHardwareNotificationCache」にたどり着いたら、右側に表示されている「SV2」をダブルクリックします。編集画面が表示されるので、値のデータを「0」にしてOKをクリックします。
![SV2をクリック DWORD(32ビット)値の編集](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_13.png)
レジストリエディターは、「×」で終了してOKです。
PCの再起動
PCを再起動します。作業中のファイルがある場合は、保存して終了しておきます。
![Windows11のスタートメニュー 再起動ボタン](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_12.jpg)
再起動すると、ウォーターマークが非表示になります。
![右下のウォーターマーク(バージョン番号)を非表示にした画像](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_16.png)
「UnsupportedHardwareNotificationCache」がない場合
レジストリエディターのアドレスバーに以下の文字列をコピペします。移動できない場合は、手動で左のツリー項目から探してみてください。
コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel
「Control Panel」フォルダーを開けたら、フォルダー上で右クリック→新規→キーをクリックします。
![Control Panelフォルダー 新規 キー](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_06.png)
「新しいキー#1」の名前を「UnsupportedHardwareNotificationCache」にします。
![「新しいキー#1」の名前を「UnsupportedHardwareNotificationCache」に変更](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_07.png)
作成した「UnsupportedHardwareNotificationCache」を右クリック→新規→DWORD(32ビット)値をクリックします。
![「UnsupportedHardwareNotificationCache」を右クリック→新規→DWORD(32ビット)値をクリック](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_08.png)
「新しい値#1」を「SV2」に名前変更します。
![「新しい値#1」の名前を「SV2」に変更](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_09.png)
変更したSV2をダブルクリックします。値のデータを「0」にします。
![DWORD(32ビット)値の編集 値のデータを「0」にする](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_10.png)
レジストリエディターを終了して、PCを再起動します。これで、ウォーターマークが非表示になります。
再度表示させたい場合
再度表示させたい場合は、同じようにレジストリエディターから操作します。「UnsupportedHardwareNotificationCache」フォルダー内にある「SV2」をダブルクリックして、値のデータを「1」にします。
![DWORD(32ビット)値の編集 値のデータを「1」にする](https://www.naporitansushi.com/wp-content/uploads/2022/04/windows11-watermark-hide_14.png)
PCを再起動します。元通り、ウォーターマークが表示されるようになります。
感想
以上、Windows11のデスクトップ右下に表示されるウォーターマークを非表示にする2つの方法についてでした。
本記事の方法は、以下のサイトを参考にさせていただきました。感謝です。
参考:Microsoft、Windows 11に非互換PCであることを明示するウォーターマーク正式に導入へ | ソフトアンテナ