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【DaVinci Resolve】定期的にCacheClipフォルダーを削除しよう

DaVinci Resolve

「DaVinci Resolve」のアイコン画像

この記事では、動画編集ソフト「DaVinci Resolveダヴィンチ・リゾルヴ」の「CacheClip」フォルダーがCドライブをかなーり圧迫している話について書きます。

削除しても問題ないファイルなので定期的に削除しましょう。

【DaVinci Resolve】定期的にCacheClipフォルダーを削除しよう

ある日、Windows11をいつも通り使っていたら「お使いのコンピューターの記憶域が不足しています。一部を解放するために記憶域の設定に移動してください。」と通知が来ました。

Windows11の「記憶域の解放」通知画像

何だろうと思って、Windows11の設定→システム→「記憶域ページ」を調べてみました。

Cドライブにある「%username%\Videos\CacheClip」というフォルダーがめちゃくちゃ容量を食っていることが判明しました。

Windows11で「CacheClip」フォルダーがどのくらい容量を食っているか調べている画像

どうやら「DaVinci Resolve」に関するフォルダーだそうです。

僕なりに調べた結果、削除しても問題ないということだったので思い切って削除しました。削除しても不具合は発生していません。恐らく、フォルダーの名前通りキャッシュファイルなので削除してもOKです。

「CacheClip」フォルダーとは?

「DaVinci Resolve」ソフトの「最適化されたメディア」、「タイムラインサムネイル」、「レンダリング」などのキャッシュ情報のファイルが入ったフォルダーです。

キャッシュとは一時的に情報を保存する仕組みのことです。

例えば、起動に10秒かかるコンテンツがあるとします。毎回10秒かけるのは手間ですよね。そこでキャッシュの登場です。10秒かかるところがあら不思議!5秒で起動できます…みたいなイメージです。(雑な説明です)

同じように「DaVinci Resolve」でもキャッシュファイルが生成されるようです。

つまり、あってもなくてもそこまで困らないファイルです。あると起動(素材の読み込み)が早くなるメリットがあります。なかった場合は初回の起動に時間がかかるだけで二回目以降は自動的にキャッシュが生成されます。

既に生成されたキャッシュファイル(CacheClip)を削除してもプロジェクトやタイムラインが破壊される心配はありません。あくまで起動のお手伝いファイルなのでそれ単体では意味を成しません。

キャッシュは自動的に生成されますが、勝手には削除してくれません。つまり、ずっと使っていたら既に使わなくなったキャッシュも溜まり続けることになります。これが容量圧迫の原因になっています。

キャッシュを定期的に掃除することで容量圧迫を回避できます。

「CacheClip」フォルダーの削除方法

「DaVinci Resolve」を終了しておきます。起動したままだとうまく削除できない可能性があります。

CacheClipフォルダーを開く

エクスプローラーを起動してアドレスバーに以下のパスを貼り付けます。

%username%\Videos\CacheClip

ずらっと英数字の羅列で構成されたフォルダー群が表示されます。

CacheClipのファイル・フォルダーを削除する

Ctrl+Aで全選択→右クリック→削除をクリックします。

「DaVinci Resolve」の「CacheClip」を削除する手順画像
ポイント

もしかしたら人によって保存場所が異なるかもしれません。その場合、ドライブ内を「CacheClip」で検索してみてください。どこかでヒットするはずです。

余談ですが、「CacheClip」フォルダー内のフォルダーではなく、「CacheClip」自体を削除してもOKです。削除しても次回自動的に生成してくれます。

僕の場合容量が大きすぎてゴミ箱には入れられませんでした。「はい」をクリックすることでゴミ箱ではなく完全に削除します。

「DaVinci Resolve」の「CacheClip」が大きすぎてゴミ箱に移動できない通知画像

完了するまで待ちます。なんと150GBもありました。

「DaVinci Resolve」の「CacheClip」ファイルを完全に削除している画像

容量不足が解消されたか確認

削除が完了できたら、自分の好きな方法で確認してみます。見事ぱんぱんだったCドライブが一気に解放されて余裕ができています。めでたしめでたしです。

「CacheClip」を削除してストレージに余裕ができている画像

削除したのはただのキャッシュファイルなので、作成しているプロジェクトなどには何の影響もありません。タイムラインもそのまま保持されていました。

「DaVinci Resolve」のプロジェクト一覧画像

プロジェクトによっては、キャッシュを削除したので初回起動に時間がかかるかもしれません。僕の場合そこまで違いが感じられませんでした。

恐らくほぼ大半が既に使わなくなっていたプロジェクトのキャッシュだったんだと思います。

作成中のプロジェクトを開いた場合は、自動的にCacheClipフォルダーが生成されてキャッシュが作成されます。よって定期的に一括削除しても問題ありません。必要な場合は自動的に作成されるためです。

「DaVinci Resolve」の「CacheClip」が再生成されている画像

「CacheClip」を自動的に削除するbatファイル

僕は以下のようなバッチファイル(Bat)を作成して、定期的に実行してお掃除しています。

@echo off
chcp 65001
cd "D:\ドキュメント\Blackmagic Design\キャッシュ保存場所\CacheClip"
REM CacheClipフォルダーを空にする
del /q /s *

cd」の部分を「CacheClip」が保存されている場所(パス)にします。僕はデフォルトの場所から変更しているので上記のような特殊な場所になっています。

感想

以上、「CacheClip」フォルダーの正体、及び削除する方法でした。

全然関係ないんですが、「動画編集ソフト おすすめ」で検索すると、上位記事は全て企業やアフィリエイトサイトで独占されています。企業の記事は基本的に自社製品を推奨してきます。そのせいで本当に優秀な動画編集ソフトを見つけることができません。

ここらへんの状況をGoogleさんが何とか改善してくれればいいのですけどねー。「DaVinci Resolve」はPCに余裕がある方なら本当におすすめのソフトです。

2022年8月1日DaVinci Resolve

Posted by ナポリタン寿司