クッキー(Cookie)の確認ポップアップを削除するChrome拡張機能

この記事では、ウェブサイト閲覧中に表示される「Cookieを許可しますか?」というポップアップを表示させなくするChrome拡張機能「I don’t care about cookies」について書きます。
インストールするだけで、機能が有効になります。

ウェブサイト閲覧中に表示される「Cookie(クッキー)を許可しますか?」というポップアップを除去して、表示させないようにするChrome拡張機能です。インストールするだけで、邪魔なポップアップが表示されなくなります。数多くのサイトに対応しています。
サイトごとの許可・拒否するかの選択が鬱陶しい方、ぜひ試してみてください。「特定のサイトでは、本拡張機能を無効にする…」といったように、ホワイトリストの設定もできます。
Cookieを許可するかのポップアップを非表示にしているだけなので、自動的に許可・拒否しているわけではありません。あくまでポップアップを画面上、消しているだけです。
Cookieとは、僕らがどんなブラウザを使って、そのサイトでどんな行動をしているかを記録している情報のことです。この情報を運営者側が把握して、よりよいサービス向上に努めています。
EUなどの欧米のウェブサイトでは、プライバシーの観点から、Cookieを収集する前に、ユーザーに同意するか、しないかのメニューが表示されるようになっています。普通ならば、そのポップアップに対して、「同意(Consent)」、または「反対(Disagree)」を選択します。無視すれば、ずっとメニューが表示されます。
本拡張機能を導入すると、同意・拒否に関係なく、表示されなくなります。
ソースコードを見てみると、CSS (プログラミング)で、サイトごとのセレクタ(ポップアップ)を非表示にしてありました。膨大な数のセレクタが登録されていたので、数多くのサイトに対応していると思われます。
CSSで非表示にしているだけなので、怪しい動きをする…といったこともありません。動作が重たくなることもないです。邪魔な確認画面が消えるだけなので、入れておいて損はないかと思います。
Chrome拡張機能だけでなく、Firefoxアドオン、Edgeアドオンも提供されています。
僕が大好きなウェブブラウザ「Vivaldi」には、この機能が標準で搭載してありました!Vivaldiブラウザを使っている方は、本記事で紹介する拡張機能は不要です。
ただし、デフォルトでは無効になっているので、設定から有効にする必要があります。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。併用は意味がないので、おすすめしません。どちらかを使うようにしましょう。
リリース元:Daniel Kladnik
記事執筆時のバージョン:3.3.8(2022年3月21日)
ダウンロード方法
Chrome ウェブストアからインストールできます。
Firefoxをご利用の方は、以下のFirefoxアドオンストアからインストールできます。
「Firefoxへ追加」をクリックします。
Microsoft Edgeをご利用の方は、以下のサイトから入手できます。
本拡張機能をインストールする前に、一度、本当に動作するのか確かめるために、Cookieのポップアップが表示されるサイトに、足を運んでみることをおすすめします。
例えば、以下のサイトにアクセスすると、左下にCookieのポップアップが表示されます。

まずは、拡張機能を入れる前にアクセスしてみて、どんな感じなのか確かめてみるといいかなぁと思います。確認できたら、タブを閉じてOKです。
早速、拡張機能を導入します。「Chromeに追加」でインストールできます。

ボタンは使わないので、右クリック→ボタンを隠すで非表示にしておくと、いいかなぁと思います。

使い方
拡張機能をインストールして、アイコンが追加されていればOKです。

特に操作は必要ありません。自動的に機能が有効になっています。本拡張機能を有効にしている状態で、Cookie(クッキー)のポップアップが表示されるサイトにアクセスしてみます。
ポップアップが表示されるはずの「User Experience Stack Exchange」のサイトで、ポップアップが表示されなくなります。同意・反対を選択していなくても、非表示になります。

これで快適にブラウジングできます。
本拡張機能は、海外製なので、日本語のサイトには対応していない場合があります。僕が試したところ、窓の杜では普通に表示されてしまいました。

こちらも完全ブロックしたい場合は、「uBlock Origin」などの広告ブロッカーにEasyListのリストを読み込ませるといいかなと思います。
uBlock Originの場合は、チェックするだけで有効にできます。設定→フィルターリスト→迷惑系を展開→EasyList Cookieにチェックを入れて、「変更を適用」をクリックします。

これで、日本語系のサイトも除去されると思います。
特定のサイトで本拡張機能を無効化
「やっぱりポップアップ表示させたい!」という場合は、特定のサイトで本拡張機能を無効にしてみましょう。有効にしたいサイトにアクセスして、拡張機能ボタンをクリックします。
「〇〇(サイトのドメイン名)で拡張を無効にします」をクリックします。

リロードボタンが表示されるので、クリックしてページを再読み込みさせます。ブラウザの更新ボタン、F5でもOKです。

そのサイトで、ポップアップが再び表示されるようになります。

設定
拡張機能ボタンの「設定」をクリックします。

無効化したウェブサイトが1行ずつ表示されます。こちらで一気に追加、削除することが可能です。設定を変更したら、忘れずに「設定を保存する」をクリックします。

感想
以上、欧米(EU)などのウェブサイトにアクセスしたときに表示される「Cookieを許可するかのポップアップ」を、非表示にするChrome拡張機能「I don’t care about cookies」についてでした。
一度許可すれば、そのサイト上で表示されることはなくなるので、「拡張機能を入れるまでのことか?」と言われれば微妙な点ですが、でも、やっぱりあの忌々しいポップアップが消えるだけでも、快適になります。
ただし、あくまでポップアップを非表示にしている=Cookieの同意を後回しにしているだけ…ということを頭に入れておきましょう。