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ブラウザの任意のショートカットキーを無効化する拡張機能

2022年8月24日Chrome拡張機能

「Disable keyboard shortcuts」のアイコン

この記事では、ブラウザ上で動作するCtrl+Wや、Ctrl+Sなどのショートカットキーを無効化できるChrome拡張機能「Disable keyboard shortcuts(ディセーブル・キーボード・ショートカット)」について書きます。

予期せぬ誤動作を防げます。

ブラウザの任意のショートカットキーを無効化する拡張機能

ブラウザ(Chrome)のCtrlAltを組み合わせたショートカットキーを無効化できるChrome拡張機能です。

本拡張機能を導入すると、Chromeのショートカットキー設定画面(chrome://extensions/shortcuts)に新しく項目が追加されます。こちらから、無効化したいキーの組み合わせを入力します。

登録したキーが、ブラウザ上で無効になります。例えば、Ctrl+Wを登録すれば、押し間違えによるタブを閉じてしまう問題が起こらなくなります。他にも以下のようなキーを無効化できます。

  • 新しいウィンドウを開く(Ctrl+N
  • 新しいタブを開いてそのタブに移動する(Ctrl+T
  • ブックマークバーの表示切り替え(Ctrl+Shift+B
  • ブックマークマネージャを開く(Ctrl+Shift+O
  • 現在のページを保存(Ctrl+S
  • 現在のページを印刷(Ctrl+P

「ブラウザ上の使わないショートカットキーを無効化したい!特定のショートカットキーは使いたいから、一部だけ削除したい!」という方、ぜひ参考にしてみてください。1つずつ設定しないといけないという手間はありますが、個別にキーを無効化できます。

なお、単一キーには非対応です。CtrlAltを組み合わせたショートカットキーしか無効化できません。また、特定のサイト上で無効化するといった高度なことはできません。

本拡張機能を導入しているブラウザ上だけなので、他のブラウザ、ソフトには影響されません。

登録できるショートカットキーの数は30個です。30個登録すれば、新しく追加されるのかは不明ですが、少なくとも30個のショートカットキーは廃止できます。いつでも有効化・別のキーに置き換えることができます。

Chrome拡張機能だけで、Firefoxアドオンはありません。また、Chromeでの使用がベターですが、Chrome拡張機能が利用できるChromiumベースのブラウザでも利用できます。例えば、Edge、Vivaldiなどでも利用可能です。

Chromeで利用できるショートカットキーは、こちらから確認できます。

リリース元:Benjamin Barenblat
記事執筆時のバージョン:2.0.0(2022年10月20日)

インストール方法

Chromeウェブストアからインストールできます。

「Chromeに追加」をクリックします。

Disable keyboard shortcuts - Chrome ウェブストア

右上に通知が表示されます。「×」を押します。

「Disable keyboard shortcuts」がChromeに追加されましたダイアログ画面

拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。

使い方

インストールできたら、Chromeのアドレスバーに以下のURLを貼り付けます。Chrome拡張機能のショートカットキー設定画面です。

chrome://extensions/shortcuts

右上のケバブメニュー(三点ボタン)→その他のツール→拡張機能→左上のハンバーガーメニュー(三本線ボタン)→「キーボードショートカット」からでもアクセスできます。

アクセスできたら、「Disable keyboard shortcuts」の項目があるはずです。「Do nothing」の横にある「未設定」の鉛筆マーク(🖉)をクリックします。

Disable keyboard shortcutsの設定画面1

キーを入力できるようになるので、無効化したいショートカットキーを入力します。試しに、「タブを閉じる」のCtrl+Wを登録してみます。その横の「Chrome専用」の部分は、弄らなくてOKです。

Disable keyboard shortcutsの設定画面2
注意点

本拡張機能は、単一キーの無効化には対応していません。MFといった1つだけのキーを入力しても、「CtrlまたはAltキーが必要です」と表示されます。

「CtrlまたはAltキーが必要です」とエラーが表示されている画像

特定のサイト上だけ無効化するといった拡張機能ではないため、単一キーを無効化できてしまうと、大変なことになります。キー入力(文字入力)ができなくなります。

この状態で、Ctrl+Wを押します。無効化しているので、タブが閉じなくなります。

同じ要領で、複数のショートカットキーを無効化できます。既に記述した場合でも、再度鉛筆マーク(🖉)から、上書きできます。

Disable keyboard shortcutsの設定画面3

登録したキーを削除したい場合は、鉛筆マーク→Escを押します。これで、その項目が「未設定」に戻ります。

感想

以上、Chromeのショートカットキーを無効化するChrome拡張機能「Disable keyboard shortcuts(ディセーブル・キーボード・ショートカット)」についてでした。

以前、YouTubeのショートカットキーを無効化する「Remove Youtube Hotkeys」、Twitterのショートカットキーを無効化する「Twitterのキーボードショートカットを無効化するやつ」を紹介しました。

特定のウェブサイトではなく、ブラウザ全体のショートカットキーを無効化できる拡張機能を探したところ、見つけたので記事にしました。

2022年8月24日Chrome拡張機能