【大掃除】DAIV製PCの掃除方法。CPUクーラー、グリスを綺麗にしてみよう!

この記事では、パソコン(マウスコンピューター)のお掃除について書きます。
CPUクーラー、ほっとけばホコリまみれです。掃除すると気分スッキリです。

年に一度のパソコン大掃除の時期がやってきました。僕は、マウスコンピューターのブランド「DAIV」のデスクトップパソコンを持っています。
本記事では、DAIVのパソコンの中身を分解して、CPUクーラーを掃除する方法について書きます。CPUクーラーを定期的に掃除しないとホコリまみれになります。CPUクーラーとは、CPUの熱を冷ましてくれるファン、及び放熱を促す機械ヒートシンク等のことです。
ブロアー、 エアダスター 、歯ブラシ等で、ピカピカにしてやりましょう。
基本的には家にある物だけで掃除できますが、1つだけ「CPUグリス」と呼ばれる専用の潤滑剤が必要になります。これがないと、CPUクーラーの掃除はできないので、気を付けてください。Amazonに1000円程度で売っています。
パソコンの分解と聞くと、難しそうに聞こえますが、ある程度どの部分がどんなものなのか把握できていれば、簡単に掃除できます。
僕は、パソコン初心者です。今までPCの中身を見る機会なんてなかったんですが、苦労よりも掃除できた達成感の方が大きかったです。目に見えて綺麗になるので、ちょー気分スッキリです。定期的に掃除することで、PCの寿命を伸ばせるかもしれません。
掃除したところで「劇的にパソコンの性能が改善される」ことはないでしょうが、それでも溜まりに溜まったホコリを掃除するのは、気持ちいいもんです。
製造元:マウスコンピューター
掃除対象パソコン:DAIV-DGZ530S2-M2SH2-VR8K
必要なもの
掃除のプロでも何でもないので、あくまで必要最低限のアイテムです。
- CPUグリス(必須)
- ドライバー(必須)
- ブロアー or エアダスター(ほぼ必須)
- ゴム手袋
- 新聞紙
- マスク
- 歯ブラシ
- 古いCPUグリスを拭き取るもの(ティッシュなど)
今回の掃除には、CPUグリスが必須になります。CPUとCPUクーラー(ヒートシンク、ファン)の間に塗られている潤滑剤のことです。見た目は、ボンドみたいな接着剤です。
熱伝導を高める潤滑剤です。初心者が目にすることは一生ないような部分ですが、熱伝導を高めてくれる…重要な役割を担っています。
熱伝導を高めるということは、CPUの冷却効果をあげてくれるということです。冷却効果があがると、本来CPUが持っている性能を十分に発揮できます。
クーラーを掃除する時、CPUから取り外す必要があるので、接着剤であるグリスを剥がします。一度剥がすと、再度貼ることはできません。接着効果も冷却効果も失われます。そのため、新しく塗るグリスが必要になります。
Amazonで「CPUグリス」と検索すると色々でてきます。大体1000円弱です。僕は、グリス界で有名な商品「ARCTIC MX-4」にしました。「CPUグリスの定番といえばこれ」と言われています。1回ぽっきりではなく、何回か使えます。
塗るのに便利なスパチュラ(ヘラ)も付属されているので、別途で購入・用意する必要がありません。

グリス以外には、手動式ブロワー、エアダスター
などがあると便利です。数年掃除していないパソコンには、大量のホコリが溜まっているからです。感電しないために、ゴム手袋もあると安全です。
CPUクーラーの掃除
CPUクーラーの掃除は、大きく5ステップです。
- PCの電源を切る。10分以上放置
- パソコンケースをドライバーで外す
- GPUなど邪魔なものを取り外す
- CPUクーラーを取り外す
- CPUクーラーを掃除する
全ての工程で、必ず写真を撮影するようにしましょう。どこのネジだったのか、コードがどこにささっていたのか等を後から確認するためです。この作業をすっぽかすと、元に戻す時に後悔します。
PCの電源を切る。10分以上放置する
デスクトップパソコンの電源を切ります。シャットダウンだけでなく、PC背面にある電源スイッチ自体オフにして、電源コードを抜きます。
①PCをシャットダウン→②電源スイッチをオフにする→③コードを抜くの順番です。

ディスプレイ(HDMIコード)や、USB 機器などのコードも抜きます。どこにどのコードがささっていたのか忘れないためにも、写真を撮影しておくと便利です。

全ての配線を外せたら、10分以上放置します。放電させるためです。放電せずに作業に取り掛かると、感電やショートする可能性があります。
電源を抜いた後でも、内部には電気が溜まっているので、しっかり放電させましょう。目には見えないので、十分すぎるくらい待ちます。
自分が感電するだけならまだしも、マザーボード(PCの超重要な部分)等に感電してしまうと、壊れる場合があります。放置している間は、自分の手をどこか金属製のものに触れておきます。体に帯電している電気を放電するためです。ゴム手袋などの絶縁体素材のものを装着することで、より安全に作業できます。
パソコンケースをドライバーで外す
10分以上放置できたら、パソコンケースを開けます。初心者からすると、この時点でわくわくします。お宝探しって感じです。PCを寝かせると作業しやすいです。動かす時は、ゆっくり慎重にしましょう。間違っても「ドーン!」とはしないように。

メーカーによって開け方は異なります。僕の場合は、背面の右側についている2本のネジを外します。全てのネジを外す必要はなく、カバーを固定しているネジだけを外します。多分2本です。

プラスドライバーで外せます。

外したネジは、無くさないようにどこかに保管しておきます。作業するにつれて、外すネジは増えていくので、間違わないようにネジの種類ごとで別々の場所に保管しておくと間違えにくいです。

ネジを外せたら、ゆっくりカバーを持ち上げます。

外せました。と思いきや、こちらは反対側でした。おっちょこちょいです。下記画像のように、ケースを開けてもパソコンの中身がよく見えない場合は、反対側です。

こちらが正解です。ケースに換気口がついている方ですね。配線やらがごちゃごちゃしてあります。

GPUなど必要に応じて邪魔なものを取り外す
ケースを開けると、大体下記画像のようになっています。多分DAIV 製は、CPUクーラーが他のメーカーと少し違うかと思います。

どれが何なのか把握しておけば、安全に作業できます。
PCの部品 | |
---|---|
CPU+CPUクーラー | パソコンの頭脳 |
GPU | ゲームとかで使う頭脳 |
電源 | 各部品に電力を供給する部品 |
SSD | ストレージ |
内蔵HDD |
今回掃除するのは、CPUとCPUクーラーの部分です。それ以外は、無暗に触らないようにしましょう。CPUクーラーの下にあるGPUが邪魔だったので、取り外していきます。

パソコンの外側、GPUがある場所にいくつかの差込口があります。ここを保護しているゴム製の部品(コネクタカバー)を外します。普通に手で引っ張ると外れます。ない場合もあります。

外れました。無くさないように保管しておきます。

続いて、外側のネジを外します。ここを外さないとGPUが取れません。(ビデオカードホルダー)

ネジは結構あるので、頑張りましょう。全部外すと、カパッと固定されていた物が取れます。

外のカバーを外せたら、GPUにささっているコネクタ(配線)を抜きます。
配線の先端が2つに枝分かれしている場合は、どちらが刺さっていたかを忘れずに写真撮影しておきましょう。多分どっちでもいいとは思います。

コネクタは、上に押せる場所があるので、押しながら抜きます。
GPUをそっと片手で支えつつ、もう片方の手でケーブルを摘まみながら抜きます。初めて抜く時は、結構固いかもしれません。左右に動かながらだと抜きやすいかもしれません。

抜けました。

GPUが刺さっている根本に、爪と呼ばれるGPUを固定している部分があります。ここを指で押し込んで、固定を解除します。爪の固定を解除する→GPUを抜くって感じです。

結構力いります。爪をしっかり押し込むと、GPU 自体は比較的簡単にスポッと抜けます。
コツは、GPU 本体をちょっと左右に動かしたり、押し込みつつ、爪を押すって感じです。「これって押し込めてるかな?」ってくらいだと、まだ押し足りてないと思います。明らかに奥に押しこまれる瞬間があるので、それを目指しましょう。力入れすぎると、爪自体が割れる可能性もあるのでほどほどにです。あくまで自然の加重で抜きます。
GPUを抜く時は、GPU本体に触っても大丈夫です。もちろん手が汚れているとかはNGです。抜けました。長方形の塊です。

CPUクーラーを取り外す
CPUクーラーを取り外します。ネジが4つあるので、それぞれ外していきます。ドライバーがずれて、マザーボードに当たる…なんてことがないように慎重に外しましょう。

ここのネジは結構長いです。

外したネジは、ちゃんと別の場所に保管しておきます。

4つのネジを外した後は、若干クーラーがぐらぐらします。ですが、これだけだと外せません。ファンとマザーボード(後ろのでっかい基盤)を接続している配線を抜きます。
この配線は、普通に手で引っ張ると外せます。どこかを押し込みながら…といった作業は必要ありません。ここらへんは複数の差込口があるので、どこに刺さっていたかしっかり確認して抜くようにしましょう。写真を撮っておくのが一番です。

CPUクーラーを取り外します。クーラーとCPUの間にあるグリスを剥がすので、ネジを外していても、引っ掛かりがあるかもです。左右に動かしつつ、徐々に引っ張りましょう。ノリがはがれる時みたいな「ペタッ」って音がするかもです。グリスがはがれた音です。

外れました。残りのグリスが付着しています。後で掃除します。

CPUクーラーの裏側です。こちらもグリスの残りが付着しています。

ここからは、CPUクーラーの掃除に入ります。PCケースの中にホコリが入らないように、一旦カバーをかけておくといいかもです。ネジで閉める必要はありません。

CPUクーラーを掃除する
CPUクーラーには、CPUファン(扇風機みたいなやつ)、ヒートシンク(放熱機器)がガッチンコされています。ファンは4つのネジで固定されているので、外します。

見たら分かるんですが、ヒートシンク(下記画像右上の金属の塊)にめちゃくちゃホコリが溜まっています。見るだけで鼻水でてきそうです。

すっごいホコリです。

ファンも、汚れが溜まっています。

ヒートシンクの掃除
エアダスター、手動式ブロワーなどでホコリを取ります。

ヒートシンク自体は、そこまで精密機械ってわけじゃないので、結構ガツガツ掃除してもOKです。もちろん常識の範囲内です。
ホコリがひどい時は、掃除機で取りましょう。先端にちりとりがあると一瞬で取れます。

1日パソコンを使わないという場合は、水洗いも可能です。パソコンは防水ではないので、完全に乾くまでは装着できないのが注意点です。1日で乾かない場合は、2日~3日干します。
参考:水洗い可能?CPUクーラーの掃除方法を画像付きで解説 | GifBi[ギフビー]
綺麗になりました。

細かい部分は、まだまだホコリが残っているので、歯ブラシ等で掃除します。

ファンの掃除
ファンも同様に掃除していきます。
ホコリがこびりついている場合は、ティッシュでこすると綺麗になります。

注意点ですが、なるべくファンの回転方向に従って掃除しましょう。「逆方向に回転するのは良くない」という話を、どこかで聞いたことがあります。(ふーん程度でお願いしますね)
長年放置していた場合は、どうしても取れない汚れになっているので諦めます。何事もほどほどです。

PC掃除の鉄則ですが、無理やり綺麗にしてはいけません。精密な機械なので、あくまでほどほどの力で綺麗にしていきます。綺麗にできたら、ネジを締めます。

1つのネジを締めるのではなく、4つ全てを仮り締めしてから締めます。

PCケース内の掃除
PCケースの中身も掃除しておきます。部品を外すのではなく、ブロアーやエアダスターで表面のホコリを除去するだけです。
掃除してないパソコンだと、目に見える場所だけでもかなりホコリが溜まっているはずです。電源、配線の上、ケースの底面など確認してみましょう。

続いて、CPUグリスの交換、元に組み立てる作業です。
CPUグリスの交換
グリスの交換は、大きく3ステップです。
- 古いCPUグリスを拭き取る
- 新しいCPUグリスを塗布する
- 元通りに組み立てる
古いCPUグリスを拭き取る
ファン、CPUについている古いグリスを拭き取ります。ティッシュで優しくこすると、練り消しみたいにポロポロ取れます。

本来は、専用の「グリスクリーナー」や「グリス拭き取り用ウェットシート
」などを利用するのが一番です。ない場合は、不織布でも可能です。ティッシュだと繊維があるので、傷ついてしまう可能性があります。あまりおすすめではありません。
参考:CPUはティッシュで拭いていい?グリス塗り替え時の注意点 | BTOマニア
綺麗になりました。若干跡があるのは、熱の影響なので気にしなくてOKです。

CPUの方も取ります。乾いたティッシュでもいいですが、一番は、専用のクリーナーを使うことです。
濡らす場合は、水だとマザーボードにかかった時に故障する恐れがあるので、「無水エタノール」が良いそうです。この下に大事なCPUがあるので、慎重に拭き取りましょう。

綺麗になりました。しかし、若干下に落ちてしまったので、CPUのロックカバーを解除してみます。

ロックカバーは、CPUのメーカーによって多分異なります。Intel (インテル)の場合は、横にレバー(針金みたいなやつ)の留め具があるので、押し込みつつ、右横に引っ張ります。

カバーがパカッと開けます。下に落ちたグリスを取ります。なるべくCPUに当てないように、慎重に取り除きます。

取れたら、ロックカバーを元に戻します。パカッと開けていたのを閉じて、レバーをはめます。
新しいCPUグリスを塗布する
新しいグリスを塗ります。

「ARCTIC MX-4」は、注射器みたいになっているので、塗りたい場所で押しこみます。(押し込む部分ブランジャーって言うそうです)中央に豆粒程度だけ乗せます。「これくらいでいいのかな?足りなくない?」くらいの感覚でOKです。

他にもバッテンで塗る、線で引くなど色々方法はあるようですが、一番安全・ベーシックなのが、中央豆粒ちょこんです。参考までに、インテルの解説記事を引用しておきます。
適正な量の放熱グリスを使用してください。
おおよそ豆粒または米粒程度の大きさです。
量が足りないと表面を完全に覆えず効果的に冷却できなくなる可能性があります。量が多すぎると金属面が離れすぎてグリスの効果が低下します。また、取り付け時にマザーボードにこぼれる危険があります。
放熱グリスの塗り方 インテル
少なすぎてもダメ、多すぎてもダメ。バランスが大事ってことです。中央にのせた場合は、広げなくてOKです。付属のスパチュラ(ヘラ)で広げてもいいのですが、初心者のうちは広げないほうが無難です。
理由は、CPUを取り付ける時の自然の圧力に任せて広げた方がまんべんなく、四隅にいきわたるためです。自分で広げたら、どうしてもムラができるため、正常に冷却効果が発揮されない場合があります。
こちらもインテルのサイトで分かりやすい説明があったので、引用します。
放熱グリスを CPUに自分で塗り広げたくなるかもしれません。
取り付けるベースプレートまたは水冷ブロックからかかる圧力に任せることをお勧めします。塗り方がまずいと、グリス中に気泡が形成され、熱の伝導に悪影響を及ぼす可能性があります。
放熱グリスの塗り方 インテル
塗れたら、CPUクーラーと接着していきます。ここが結構大変です。しっかり見ながら、ぴたっと合うようにくっつけましょう。ネジの穴を横目で見ながらだと、やりやすいです。

少しくらいずれても、ぐりぐり動かして治せばいいので、そこまで神経質にはならなくてOKです。接着できたら、ネジを締めていきます。

4つ全てを手で仮り締めしてから、固定していきます。締める順番は、斜めからがおすすめです。例えば、左下を仮止めしたら、右上を仮止めする…って感じです。

ネジを締めれたら、ファンのコネクタをマザーボードに差し込みます。

近くに別の差込口「PUMP FAN」や「SYS FAN」があるかもですが、間違えないように元の場所に差し込みます。

使い終わったグリスはティッシュでくるんで、元の袋にでも入れておきましょう。次回も使えます。

元通りに組み立てる
元通りにPCを組み立てていきます。その前に取り外したGPUを軽くブロアー等で掃除します。多分ホコリまみれになっていると思います。

注意点です。絶対に後ろのファンは触らないようにします。でかでかと「Dont’s Touch(触らないでください)」が書かれている通りです。

電源切って、取り外している時は触っても大丈夫みたいな話を聞いたことありますが、念には念で触らないほうがいいと思います。下手にファンを回転させるのもやめましょう。ブロアーもやらない方がいいかなと思います。表面だけ掃除しましょう。
GPUを掃除できたら、はめていきます。カチっと音がするまで、しっかり押し込みます。外す時は、爪を押し込みますが、付ける時は不要です。そのまま真っすぐ挿し込みます。

外にコネクタが出るように調整します。

装着できたら、配線を付けます。

外の部品(ビデオカードフォルダー)を装着します。

全ての場所にネジを差し込んでから、締めていきます。最初はGPUを固定するネジを締めるといいかなと思います。

カバーする前に、もう一度全体的のホコリを取ります。ブロアーだと結構残っちゃっている箇所があります。

カバーをします。

カバーを固定するネジを締めます。

締めました。

ケース本体が汚れている場合は、濡れティッシュ等で拭き取りましょう。ケース本体は、濡れティッシュでもOKです。中に水が入るくらいびちゃびちゃなのはNGです。

これで掃除終了です。

お疲れ様です!
感想
以上、マウスコンピューター「DAIV-DGZ530」のCPUクーラーの掃除、グリス交換についてでした。少なからずPC掃除にはリスクが伴うので、頻繁にする必要はありません。数年に1回程度で十分です。
CPUグリスの交換の目安が、数年に1回程度と言われているので、それに合わせて掃除してみるといいのかなぁと思います。