【Standard Notes】アプリに追加ロック（生体認証）をかける方法

2025年6月9日Webサービス

「Standard Notes」はログインパスワードと二要素認証（2FA）の他に、パスコードロックと呼ばれる追加のパスワードを設定できます。

設定することでログインした後、さらに追加で決めたパスワードを求められます。スマホアプリ版の場合、パスワードではなく生体認証（指紋認証）にすることも可能です。

デバイスのローカルにのみ保存されるパスワードなので、ログアウトやアプリのデータ削除でリセットされます。

例えば、ログイン済みのスマホやPCが誰かに盗まれたとしても、一定時間経過後やアプリ再起動時にパスコードロックがかかり、再認証（専用のパスワード入力）が必要になります。

通常のログインに使うパスワードとは別で新しくパスワードを作成するので、管理するデメリットも発生しますが、かなりガチッとセキュリティを強化できると思います。

【前提】アカウント作成済み

以下記事を参考にしてください。

「Standard Notes」を開く時パスワード認証必須にする方法

設定を開く

PCブラウザ版での手順です。

ログインして左下の「」ボタンをクリックします。

左側の「Security」をクリックします。

パスコードロックを設定する

「Passcode lock」の「Add passcode」をクリックします。

任意のパスワードを設定します。二番目のテキストボックスには確認用で同じパスワードを設定します。

アカウント作成時のパスワードと同じにしたら意味がないので関連性がない別の文字列にしましょう。

僕は「Bitwarden」を使って生成しています。

「Change Passcode」や「Remove Passcode」ボタンが表示されたら設定完了です。

有効になったか確認する

実際に「Standard Notes」にアクセスしてみます。

通常のログイン作業をした後、すぐにはメモが表示されず、もう一段階入力を求められます。先ほど設定したパスワードを入力します。

ログインできます。

一定時間経過後に自動で再認証させる

「Passcode lock」設定の下にある「Autolock」で自動ロックできます。

デフォルトでは「Off」になっていて、一定時間経過しても再認証を必要としません。

例えば「10m」にすると、ロック解除してあれこれメモした後に別タブに移動して、10分経過後に戻ると再び認証画面が表示されます。

短すぎると自分が使う時に毎回認証作業が必要になり手間だと思うので、設定するとしても1hとかがいいかと思います。

「Immediately」はすぐにって意味です。

スマホアプリで生体認証を追加する

Androidスマホ（Xiaomi 15 Ultra）での解説です。

生体認証できるスマホの場合、パスコードロックは設定せず代わりに生体認証を追加できます。両方設定も可能です。

設定を開く

アプリ版「Standard Notes」を起動してログインします。左上の三本線をタップします。

右下の「」ボタンをタップします。

上部のメニューを「Security」にします。

生体認証を設定する

設定後、「Biometrics Lock」をタップします。この項目は生体認証できるアプリ版のみに表示されています。PCブラウザ版にはなかったです。

生体認証画面が表示されるので登録します。僕の場合は指紋です。登録できて「Disable Biometrics Lock」ボタンになったらOKです。

有効になったか確認する

アプリ起動時やタスク終了して再びアクティブにする時などに指紋認証を求められます。

パスコードロックと生体認証は別々の設定項目なので、両方同時に設定することも可能です。

ただし、両方設定しちゃうと毎回両方の認証が必要になります。

先に指紋認証画面が表示されてクリアした後にパスコード入力画面が表示されます。もちろんそのほうがセキュリティ的に強固かもしれませんが、さすがに手間だと思います。

感想

以上、「Standard Notes」に追加のパスワードロック（生体認証）を設定する方法でした。

アカウント作成時に設定したパスワードとは違って、そのログインしている端末上のみで使えるパスワードです。

そのデバイスからサインアウト（ログアウト）するとリセットされて何もない状態になります。そのため、大事なのはやっぱり通常のログインパスワードと二要素認証のほうだと思います。

解読されない長いパスワード、「Google 認証システム」などを使ったワンタイムコード（二要素認証）です。