【Tampermonkey】スクリプトをバックアップして移行する方法

この記事では、ウェブサイトにJavaScriptを実行できるChrome拡張機能・Firefoxアドオン「Tampermonkey(タンパーモンキー)」に登録しているユーザースクリプト(UserScript)のバックアップ・インポート方法を書きます。
「Tampermonkey」の設定→ユーティリティ→ZIPかファイルの「エクスポート」からバックアップできます。移行したいPCにファイルを転送して、インポートすることで、設定とユーザースクリプトを丸々別PCに移行できます。
移行先のTampermonkeyで既にスクリプトを作成していても大丈夫です。上書きすることなく、以前のPCで使っていたスクリプトを追加できます。
僕は、2023年1月に新しいPC「G-Tune PP-Z-3070Ti (プレミアムモデル)」を購入したので、移行してみたいと思います。(記事はこちら)
以前のPCでの作業
以前のPCにインストールしていたTampermonkeyのスクリプト(JavaScript)を手動でバックアップします。ブラウザを起動して、Tampermonkeyアイコンを右クリック→「オプション」をクリックします。

新しいタブでTampermonkeyページが表示されます。上部の「ユーティリティ」タブをクリックします。

ZIP、またはファイルの「エクスポート」ボタンをクリックします。どちらでもOKです。ここでは、ZIPファイルで出力してみます。

クリックすると、エクスポートが開始されて、「操作が正常に完了しました」と表示されればOKです。

ブラウザで指定している場所にファイルが保存されます。デフォルトでは、ダウンロードフォルダーだと思います。こちらのファイルを、移行先のPCに転送します。

「Googleドライブ」や「Microsoft OneDrive」などのクラウドサービスにアップロードして、新しいPCにダウンロードするという方法や、USBメモリにコピーして、新しいPCに転送するという方法があります。
僕は、ZIPファイルで出力して、「Microsoft OneDrive」にアップロード→新しいPCのほうでも同一アカウントでログイン→ダウンロードする方法にしました。
新しいPCでの作業
新しいPCブラウザにTampermonkeyを導入する
新しいPCのブラウザに、Tampermonkey拡張機能・アドオンをインストールします。

エクスポートしたファイルをインポートする
新PCにインストールしたTampermonkeyアイコンを右クリック→「オプション」をクリックします。

上部の「ユーティリティ」タブをクリックします。

「ファイルからインポート」の「ファイルを選択」をクリックします。

古いPCから転送してきたZIP・あるいはファイルを選択して、「開く」をクリックします。

ファイル内に含まれているスクリプトが一覧表示されます。この時、インポートしなくていいスクリプトがあれば、チェックを外します。
今回は、移行元のPCで使っていたスクリプト全てを移行したいので、全部にチェックが入っている状態で、「インポート」をクリックします。

「操作が正常に完了しました」と表示されればOKです。

以前のPCで利用していたスクリプトが、新しいPC環境に引き継がれます。

僕は、新しいPC環境で、既にいくつかのスクリプトを作成していました。もしかしたら、全部上書きされて消えてしまうかなぁ?と思っていましたが、消えませんでした。既存のスクリプトはそのままで、以前のPCのスクリプトが追加で登録されるという形でした。
念のため、いくつか作成していた場合は、そちらをバックアップした上で実行するのがいいかなと思います。
感想
以上、ウェブサイトにJavaScriptを実行できるChrome拡張機能・Firefoxアドオン「Tampermonkey(タンパーモンキー)」のスクリプトを、丸々別環境に移行する方法でした。
クラウドサービスを利用した方法もあるようですが、今回は利用しませんでした。
