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【Windows10】TPM2.0かどうかを確認する方法・有効にする方法

2021年9月14日Windows10

Windows10 のアイコン

この記事では、自分が使っているWindows10のPCが、TPM2.0なのかどうか確認する方法、及び、有効にする方法について書きます。

TPMが搭載されているけど、無効になっている場合、設定から有効にできます。

【Windows10】TPM2.0かどうかを確認する方法・有効にする方法

Windows11は、かなりのスペック(性能)が必要になっていますが、その中でも「TPM2.0」という項目で躓いている方が多いようです。

「TPM2.0」とは、よりセキュリティを高めてくれる機能のことです。Windowsにログインする際のパスワードなどを、安全な場所に保存する重要な機能です。詳しくは、こちらのサイトが参考になると思います。

そんなTPM2.0ですが、「そもそも搭載していない」、「搭載しているけれど、設定で無効になっちゃってる」の2パターンによって、Windows11アップグレードチェックソフト(PC正常性チェックReadySunValleyなど)で、「このパソコンはアップグレードできない!」と判断されてしまっているようです。

本記事では、自分のPCにTPMが搭載されているかどうかの確認、及び有効にする方法について書きます。「TPMわかんねー!」という方、参考にしてみてください。

参考にした記事:PCで TPM 2.0を有効にする Microsoft

2022年5月追記

2021年11月にナポリタン寿司は、晴れたWindows11にアップグレードしました。デザインが美しくて最高です。僕の感想、アップグレード方法を知りたい場合、下記記事を参考にしてみてください。

TPM2.0が有効になっているか確認する手順

大きく2つあります。好きな方で確認してみましょう。

Windowsセキュリティから調べる

Windows10の設定から調べられます。この方法が簡単かなと思います。Windows10の設定を開きます(Windows+I)。「更新とセキュリティ」をクリックします。

Windows10の設定からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像1

左側のメニューから「Windowsセキュリティ」をクリックします。「Windowsセキュリティを開く」をクリックします。

Windows10の設定からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像2

左側の「デバイスセキュリティ」をクリックします。中央に、「セキュリティプロセッサ」という項目がある場合、TPMが搭載されています。非搭載の場合は、表示されません。

Windows10の設定からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像3
セキュリティプロセッサの項目がないTPM非搭載、またはバージョンが1.2より古い
セキュリティプロセッサの項目があるTPM搭載。「セキュリティプロセッサの詳細」をクリックすることで、TPMのバージョンを確認できる

項目があった場合、その下の「セキュリティプロセッサの詳細」をクリックします。仕様の「仕様バージョン」から、TPMのバージョンを確認できます。僕は、TPM2.0でした。

Windows10の設定からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像4

TPMの管理から調べる

Windows+Rを押します。ファイル名を指定して実行ダイアログが表示されます。検索ボックスに、以下の文字を入力します。

tpm.msc

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理(ローカルコンピューター)」というウィンドウが表示されます。

ローカルコンピューター上のTPM管理の「状態」と「TPM製造元情報の仕様バージョン」の項目を確認することで、TPMを搭載しているかどうか確認できます。

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像1

「状態」の項目が、「TPMは使用する準備ができています。」と記載されていれば、搭載されています。仕様バージョンが「2.0」なら、TPM2.0が有効になっているということです。

状態TPMは使用する準備ができています。TPMを搭載している
仕様バージョン2.0TPM2.0が使える

下記画像のように、「互換性のあるTPMが見つかりません」と表示されている場合、TPMが無効になっている、あるいは、そもそもTPM非搭載ということになります。

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像2

TPM2.0を有効にする手順

「UFFI(BIOS)」の設定から、「TPM2.0」を有効にできます。

「UFFI(BIOS)」とは、パソコンを起動した時、最初に読み込まれるシステムのことです。ここに不具合があると、パソコンが起動しなくなる場合があります。そのくらい重要な項目です。設定変更する時は、慎重に作業します。パソコン初心者の方にはお勧めできません。何かあっても自己責任です。

UFFIの設定画面にアクセスする方法は、いくつかあります。ここでは、Windowsの設定からアクセスする方法を記載します。パソコン起動時に、F2Delを連打するといった方法もあります。

  1. Windowsの設定から「オプションの選択」を起動する
  2. オプションの選択から、UFFI(BIOS)の設定を起動する
  3. UFFIの画面で、TPMを有効にする
  4. パソコンの再起動

Windowsの設定から「オプションの選択」を起動する

パソコンの再起動が必要になってくるので、作業中のファイルがあれば、保存して終了しておきます。この後の作業は、PCで本記事を見ながら進めることができなくなるので、スマホで本記事を開きなおして、作業を進めてください。

Windowsの設定を開いて(Windows+I)、「更新とセキュリティ」をクリックします。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像1

左側の「回復」をクリックして、「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像2

オプションの選択から、UFFI(BIOS)の設定を起動する

PCが再起動され、青色背景の「オプションの選択画面」が表示されます。「トラブルシューティング」をクリックします。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像3

「詳細オプション」をクリックします。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像4

詳細オプションが開きます。「UFFIファームウェアの設定」をクリックします。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像5
ポイント

「UFFIファームウェアの設定」項目がない場合、「オプションの選択画面」まで戻って、「続行」から、Windows10を立ち上げてください。

その後、下記記事のキーボードショーカット(F2Del)の方法で、開けるか試してみてください。パソコンのメーカーによって方法が異なるので、「一概にこうだ!」と言えないのが難しいです。

「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。

Windows10で「UFFI(BIOS)」設定画面を開く手順画像6

次からが、いよいよ本題です。「UFFI(BIOS)」の設定画面が起動するはずです。メーカーによって異なりますが、基本的に、黒背景に白英語の画面だと思います。

UFFIの画面で、TPMを有効にする

パソコンのメーカーによって、表示される項目や画面が違います。僕は、MSIのブートメニューが表示されます。

お使いのパソコンが、僕の画面と違うようであれば、他社メーカーということになります。こちらや、こちらのサイトから、お使いのメーカーのTPMを有効にする方法を参考にしてみてください。

「Settings」の「Security」をクリックします。

Windows10で、TPMを有効にする手順画像1

「Trusted Computing」をクリックします。

Windows10で、TPMを有効にする手順画像2

「Security Device Support」をクリックします。

Windows10で、TPMを有効にする手順画像3

「Enabled(有効)」にします。

Windows10で、TPMを有効にする手順画像4

「Security Device Support」の下の「TPM Device Selection」がPTTになっていることを確認します。

Windows10で、TPMを有効にする手順画像5

TPMを有効にする方法は以上です。続いて、設定を保存してパソコンを再起動していきます。

パソコンの再起動

左の「SETTINGS」をクリックして、一番下の「Save&Exit」をクリックします。

Windows10の「UFFI(BIOS)」設定を保存してPCを立ち上げる手順画像1

「Save Changes and Reboot」をクリックします。

Windows10の「UFFI(BIOS)」設定を保存してPCを立ち上げる手順画像2

変更内容が表示されるので、OKなら「Yes」をクリックします。

他の項目が変更されていないか、しっかり確認しましょう。変更箇所は、「Security Device Support:[Disabled] ->[Enabled]」のみです。これ以外の項目は弄らないようにしましょう。

Windows10の「UFFI(BIOS)」設定を保存してPCを立ち上げる手順画像3

パソコンが再起動します。

Windows10の「UFFI(BIOS)」設定を保存してPCを立ち上げる手順画像4

起動したら、こちらの方法でTPMが有効になったかどうか確認します。

PC正常性チェック」や「ReadySunValley」で、Windows11へアップグレードできるか調べます。TPMの項目が、「OK」になっていればOKです。

「ReadySunValley」のスクリーンショット

参考URL:MSI TPM 2.0 Ready Motherboard List : MSI_Gaming

感想

以上、Windows10のPCで、TPM搭載か非搭載か調べる方法、及び、無効になっている場合、有効にする方法でした。

これまで、「TPM」なんて言葉、聞いたこともありませんでした。試しに、TPMを無効化すると、サインインのPIN入力で、エラーがでたので、「あぁ、僕の知らないところで、頑張って仕事してるんだなぁ」と感心しました。

Windows10でTPMを無効化した状態で、ロック画面でPINを入力している画像

2021年9月14日Windows10