広告を利用しています

当サイトは広告を掲載しています。消費者庁が2023年10月1日から施行した景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう配慮して記事を作成しています(記事はこちら、消す方法はこちら

【Windows10】TPM2.0かどうかを確認する方法・有効にする方法

Windows10

Windows10のアイコン画像

この記事では、自分が使っているWindows10のPCがTPM2.0なのかどうか確認する方法、および有効にする方法について書きます。

TPMが搭載されているけど無効になっている場合は設定から有効にできます。

【Windows10】TPM2.0かどうかを確認する方法・有効にする方法

Windows11はかなりのスペック(性能)が必要になっていますが、その中でも「TPM2.0」という項目でつまづいている方が多いようです。

「TPM2.0」とはよりセキュリティを高めてくれる機能のことです。Windowsにログインする際のパスワードなどを安全な場所に保存する重要な機能です。詳しくはこちらのサイトが参考になると思います。

「そもそも搭載していない」、「搭載しているけれど設定で無効になっちゃってる」の2パターンによって、Windows11アップグレードチェックソフト(「PC正常性チェック」や「ReadySunValley」など)で「このパソコンはアップグレードできない!」と判断されてしまっているようです。

本記事では自分のPCにTPMが搭載されているかどうかの確認、及び有効にする方法について書きます。

参考にした記事:PCで TPM 2.0を有効にする Microsoft

2022年5月追記

2021年11月にナポリタン寿司は晴れたWindows11にアップグレードしました。デザインが美しくて最高です。僕の感想、アップグレード方法を知りたい場合下記記事を参考にしてみてください。

TPM2.0が有効になっているか確認する手順

大きく2つあります。好きな方で確認してみましょう。

Windowsセキュリティから調べる

Windows10の設定から調べられます。この方法が簡単かなと思います。Windows10の設定を開きます(Windows+I)。「更新とセキュリティ」をクリックします。

Windows11の「更新とセキュリティ」設定ページを開く手順画像

左側のメニューから「Windowsセキュリティ」をクリックします。「Windowsセキュリティを開く」をクリックします。

Windows10の設定から「Windowsセキュリティ」を開く手順画像

左側の「デバイスセキュリティ」をクリックします。中央に「セキュリティプロセッサ」という項目がある場合、TPMが搭載されています。非搭載の場合は表示されません。

Windows10の設定から「セキュリティプロセッサ」があるかないかでTPM搭載を確認する手順画像
セキュリティプロセッサの項目がないTPM非搭載、またはバージョンが1.2より古い
セキュリティプロセッサの項目があるTPM搭載。「セキュリティプロセッサの詳細」をクリックすることでTPMのバージョンを確認できる

項目があった場合、その下の「セキュリティプロセッサの詳細」をクリックします。仕様の「仕様バージョン」からTPMのバージョンを確認できます。僕はTPM2.0でした。

Windows10のセキュリティプロセッサの詳細ページでTPMのバージョン確認する手順画像

TPMの管理から調べる

Windows+Rを押します。ファイル名を指定して実行ダイアログが表示されます。検索ボックスに以下の文字を入力します。

tpm.msc

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理(ローカルコンピューター)」というウィンドウが表示されます。

ローカルコンピューター上のTPM管理の「状態」と「TPM製造元情報の仕様バージョン」の項目を確認することで、TPMを搭載しているかどうか確認できます。

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像1

「状態」の項目が「TPMは使用する準備ができています。」と記載されていれば搭載されています。仕様バージョンが「2.0」ならTPM2.0が有効になっているということです。

状態TPMは使用する準備ができていますTPMを搭載している
仕様バージョン2.0TPM2.0が使える

下記画像のように「互換性のあるTPMが見つかりません」と表示されている場合、TPMが無効になっている、あるいはそもそもTPM非搭載ということになります。

「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」からTPMが有効になっているかどうか確認する手順画像2

TPM2.0を有効にする手順

「UFFI(BIOS)」の設定から「TPM2.0」を有効にできます。

「UFFI(BIOS)」とはパソコンを起動した時最初に読み込まれるシステムのことです。ここに不具合があるとパソコンが起動しなくなる場合があります。そのくらい重要な項目です。

設定変更する時は慎重しんちょうに作業します。パソコン初心者の方にはおすすめできません。何かあっても自己責任です。

UFFIの設定画面にアクセスする方法はいくつかあります。

ここではWindowsの設定からアクセスする方法を記載します。パソコン起動時にF2Delを連打するといった方法もあります。

  1. Windowsの設定から「オプションの選択」を起動する
  2. オプションの選択からUFFI(BIOS)の設定を起動する
  3. UFFIの画面でTPMを有効にする
  4. パソコンの再起動

Windowsの設定から「オプションの選択」を起動する

パソコンの再起動が必要になってくるので、作業中のファイルがあれば保存して終了しておきます。

この後の作業はPCで本記事を見ながら進めることができなくなるので、作業するPC以外のデバイスで本記事を開きなおすのがいいかなと思います。

Windowsの設定を開いて(Windows+I)、「更新とセキュリティ」をクリックします。

Windows11の「更新とセキュリティ」設定ページを開く手順画像

左側の「回復」をクリックして「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。

Windows10の「回復」設定ページからPCを再起動する手順画像

オプションの選択からUFFI(BIOS)の設定を起動する

PCが再起動され青色背景の「オプションの選択画面」が表示されます。「トラブルシューティング」をクリックします。

Windows10で「オプションの選択」ページからトラブルシューティングを開く手順画像

「詳細オプション」をクリックします。

Windows10でトラブルシューティングの詳細オプションを開く手順画像

詳細オプションが開きます。「UFFIファームウェアの設定」をクリックします。

Windows10の詳細オプションから「UFFIファームウェアの設定」を開く手順画像
ポイント

「UFFIファームウェアの設定」項目がない場合、「オプションの選択画面」まで戻って「続行」からWindows10を立ち上げてください。

その後、下記記事のキーボードショーカット(F2Del)の方法で開けるか試してみてください。パソコンのメーカーによって方法が異なるので一概にこうだ!と言えないです。

「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。

Windows10の「UFFIファームウェアの設定」からPCを再起動する手順画像

次からがいよいよ本題です。「UFFI(BIOS)」の設定画面が起動するはずです。メーカーによって異なりますが、基本的に黒背景に白英語の画面だと思います。

UFFIの画面でTPMを有効にする

パソコンのメーカーによって表示される項目や画面が違います。僕はMSIのブートメニューが表示されます。

お使いのパソコンが僕の画面と違うようであれば他社メーカーということになります。こちらこちらのサイトからお使いのメーカーのTPMを有効にする方法を参考にしてみてください。

「Settings」の「Security」をクリックします。

Windows10のMSIのブートメニューからTPMを有効にする手順画像1

「Trusted Computing」をクリックします。

Windows10のMSIのブートメニューからTPMを有効にする手順画像2

「Security Device Support」をクリックします。

Windows10のMSIのブートメニューからTPMを有効にする手順画像3

「Enabled(有効)」にします。

Windows10のMSIのブートメニューからTPMを有効にする手順画像4

「Security Device Support」の下の「TPM Device Selection」がPTTになっていることを確認します。

Windows10のMSIのブートメニューからTPMを有効にする手順画像5

TPMを有効にする方法は以上です。

パソコンの再起動

左の「SETTINGS」をクリックして一番下の「Save&Exit」をクリックします。

Windows10のMSIのブートメニューで設定保存して再起動する手順画像1

「Save Changes and Reboot」をクリックします。

Windows10のMSIのブートメニューで設定保存して再起動する手順画像2

変更内容が表示されるのでOKなら「Yes」をクリックします。

他の項目が変更されていないかしっかり確認しましょう。変更箇所は「Security Device Support:[Disabled] ->[Enabled]」のみです。これ以外の項目はいじらないようにしましょう。

Windows10のMSIのブートメニューで設定保存して再起動する手順画像3

パソコンが再起動します。

マウスコンピューターのパソコンを再起動している時に表示されるロゴ画像

起動したらこちらの方法でTPMが有効になったかどうか確認します。

PC正常性チェック」や「ReadySunValley」でWindows11へアップグレードできるか調べます。TPMの項目が「OK」になっていればOKです。

参考URL:MSI TPM 2.0 Ready Motherboard List : MSI_Gaming

感想

以上、Windows10のPCでTPM搭載か非搭載か調べる方法、及び無効になっている場合は有効にする方法でした。

これまで「TPM」なんて言葉聞いたこともありませんでした。

試しにTPMを無効化してみると、サインインのPIN入力でエラーがでたので「あぁ、僕の知らないところで頑張って仕事してるんだなぁ」と感心しました。

Windows11でTPMを無効化した状態でサインインしている画像

2021年9月14日Windows10

Posted by ナポリタン寿司