【Windows11】英語USキーボードレイアウトに勝手に切り替わる原因と対処法

この記事では、Windows11で勝手に切り替わる英語(US)キーボードレイアウトについて書きます。
Explorer Patcher for Windows 11の一部設定が原因の可能性が高いです。
Windows11で勝手に英語(US)キーボードに切り替わる問題は、Windows11の外観をWindows10に戻すツールExplorer Patcher for Windows 11(EP11)が原因の可能性が高いです。
具体的には、EP11の「Windows switcher(ウィンドウ スイッチャー)」のデザインを、「Simple Window Switcher」にしているのが原因です。こちらを、「Simple Window Switcher」以外のWindows11やWindows10スタイルにすれば、発生しないかと思います。
あくまで、「かもしれない」というだけで、確証はありません。確実に発生しないようにするには、本ソフトをアンインストールするのみです。
本ソフトをインストールしていない状態で、この現象が発生する事例は聞いたことがありません。高確率でEP11が原因かなと思います。
EP11については下記記事を参考にしてみてください。Windows11のタスクバーの結合を解除したり、右クリックメニューをWin10に戻す、エクスプローラーのリボン表示を復活させるソフトです。
作者様は、英語圏の方なので、このような不具合が発生していると考えられます。
Windows11にしてからというものの、なぜか勝手に英語(米国)USキーボードに切り替わるなぁと思ってました。日本語に切り替えるために、毎回ショートカットキーのWindows+スペースを押さないといけないのが手間でした。
調べると、どうやらWindowsの設定じゃなくて、EP11が悪さをしているということに気づきました。現時点でも改善されていません。今後のアップデートで修正される可能性もあります。
英語に切り替わらないようにする方法
1つ目の方法を試してみて、改善されないようでしたら、諦めてアンインストールしてみましょう。代替案については、こちらを参考にしてみてください。
「Simple Window Switcher」以外にする
EP11の設定を開きます。Windows+R→以下のコマンドを実行すると起動します。
rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUI
左側の「Windows switcher」をクリックします。
一番上の「Windows switcher(Alt+Tab)style」を、「Simple Window Switcher」以外にします。恐らく、英語キーボードに切り替わる方は、全員シンプルスイッチャーにしているかと思われます。していなかったら、ごめんなさい。

これで、状況が改善されたかどうか試してみてください。
もし改善されないようでしたら、一旦設定をバックアップ(About→Import setting)して、「Restore default settings(設定のリセット)」でリセットしてみてください。
何も設定を弄っていない状態でも発生するのかどうか観察してみます。発生しなかったら、EP11自体が悪いというより、EP11のどこかの設定を変更したから、不具合が発生しているということです。該当の設定場所を探してみましょう。
EP11の削除
以下のサイトから、最新バージョンのEP11をインストールします。
既にアンインストーラー用のEP11を所持している場合は、ダウンロードしなくてもOKです。「ep_setup.exe」をクリックします。

ダウンロードできたら、適用な場所に配置します。

名前を「ep_uninstall」に変更します。

名前を変更できたら、起動します。「はい」をクリックします。

自動的にエクスプローラーが再起動して、アンインストールされます。
エクスプローラーが再起動せずに、デスクトップ、タスクバーが真っ白のままだという場合は、タスクマネージャーから強制的に再起動してみます。エクスプローラーを開いている場合は、「×」で終了しときます。
Ctrl+Shift+Escをクリックします。タスクマネージャーが起動するので、ページをスクロールしてエクスプローラーを探します。見つけたら、選択して右下の「再起動」をクリックします。
2つある場合は、どちらでも構いません。1つを再起動しても変化がない場合は、もう一つの方を再起動してみてください。

EP11の代替案
EP11の主なメイン機能は、タスクバーの結合を解除、右クリックをWindows10に戻す、エクスプローラーのリボン表示を復活の3つです。
それぞれの代替案を紹介します。
【レジストリ】右クリックメニュー
右クリックメニューを以前のWindows10に戻す方法です。EP11と同じように右クリックメニューをWindows10の時のごちゃごちゃした状態に戻せます。

Windows ボタンを右クリック→Windows ターミナル(管理者)をクリックします。

以下のコードをコピペしてEnterを押します。
reg.exe add “HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32” /f

「この操作を正しく終了しました」と表示されればOKです。

続いてPCの再起動、またはエクスプローラーの再起動をします。PCよりもエクスプローラーの再起動の方が簡単です。
Ctrl+Shift+Escを押すか、Windows ボタンの右クリック→タスクマネージャーをクリックします。

タスクマネージャーが開くので、エクスプローラーを探して、右下の「再起動」をクリックします。

Windows ターミナルで以下のコマンドを実行することでも再起動できます。好きな方でエクスプローラーを再起動してみましょう。
taskkill /f /IM explorer.exe
上記コマンドを実行した後に、Alt+Tabを活用して本記事に戻ってきます。続いて、以下のコマンドを実行します。
start explorer.exe
再起動すると、右クリックメニューがWindows10の頃に戻ります。

ただし、こちらの方法はレジストリを弄って変更しているため、Windowsの大型アップデート等で元に戻る可能性があります。その時に再び使えるかどうかは不明です。
元のWindows11の右クリックメニューに戻すには、以下のコマンドを実行→エクスプローラーを再起動します。
reg.exe delete “HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}” /f
この方法は、下記サイトを参考にさせていただきました。感謝です。
参考:Command to get old Windows 10 context menu in Windows 11
【レジスト】エクスプローラーのリボン表示
右クリックメニューの時と同じように、Windows ターミナルを管理者権限で起動します。下記のコマンドを実行します。
reg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{e2bf9676-5f8f-435c-97eb-11607a5bedf7}" /t REG_SZ /f
「この操作を正しく終了しました」と表示されればOKです。

エクスプローラーを再起動します。リボン表示がWindows10の頃に戻ります。

元に戻す時は、下記のコマンドになります。
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /f
こちらの方法は下記サイトを参考にさせていただきました。感謝です。
参考:Windows 11のエクスプローラーを機能豊富なWindows 10風に戻す【上級者向け】:Tech TIPS @IT
【StartAllBack】有料ソフトでごっそり
有料ソフト「StartAllBack」を使う方法です。本ソフトを使うことで、EP11と同じようにWindows11のあちこちをWindows10に戻せます。タスクバーの結合設定も解除できます。

詳しくは下記記事を参考にしてみてください。30日間の無料お試しがあるので、まずはそちらを利用してみましょう。料金は買い切り価格で600円程度です。
本ソフトでは、同様の不具合は発生しません。
感想
以上、Windows11で英語USキーボードレイアウトに勝手に切り替わる問題の原因と対処法についてでした。