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【Vivaldi】垂直タブの使い方。ヘビーユーザーにおすすめ!

2021年11月29日Vivaldi

Vivaldiのアイコン

この記事では、ウェブブラウザ「Vivaldi」のタブを、垂直(縦)にする方法・使い方について書きます。

垂直タブは、個性的で癖がありますが、慣れれば、より効率的なブラウジングができます。

Vivaldiの垂直タブ(左)のスクリーンショット

垂直タブは、ブラウザヘビーユーザーにおすすめの機能です。タブを水平(上、または下)ではなく、垂直(左、右)に表示します。垂直タブにすることで、大量にタブを開いても管理しやすいです。位置は、右か左か好きな方を選択できます。

垂直タブを使ってみて実際に感じたメリットは、以下の2点です。

  • タブを大量に開いていても、タイトルが見やすい
  • 横に長いPCディスプレイと相性が良い

一番のメリットは、やはりタブを大量に開いていても管理しやすい点です。

極端な例で言うと、タブ1つのサイズが高さ1、横10だとします。水平タブだと、横に並べていくので、タブ1つにつき横10のスペースを必要とします。一方、垂直タブだと縦に積み重ねていくので、どんだけタブを開いても、タブ1つのスペースは高さ1しかとりません。

垂直タブだと、どれだけタブを開いても高さは固定なので見やすい

また、水平タブの場合、大量にタブを開くと、単純にタイトルが見えにくくなり、どれがどのサイトか判別しにくくなるというデメリットもあります。

水平タブだと、タブを大量に開いた時にどれがどれがか分からなくなる

Vivaldi5.1(2022年2月9日公開)から、タブの横幅を維持できる横スクロール機能が実装されましたが、大量にタブを開いて特定のタブを見つけるのは、依然として、垂直タブの方が優位だと思います。

Vivaldi設定:タブ タブバー 横スクロールを有効にする

そこで、本記事では、元水平タブ派だった僕が、垂直タブに移行して感じたメリット・デメリット、及び垂直タブの使い方について書きます。

注意点ですが、本記事の内容は、全て僕の感想です。

「水平タブよりも垂直タブの方がいい!」と強制しているわけではありません。自分が使いやすい方を選ぶのが最適解です。無理に移行する必要は全くありません。

選択肢があるということが、Vivaldiの良さなのです。

2022年06月24日(金)追記

ナポリタン寿司は、Vivaldi5.0~5.2の間に発生していた垂直タブの不具合に耐え切れずに、ウィンドウパネル(右)に移行しました。

現在では、垂直タブの不具合も修正されていますが、今だにウィンドウパネルです。

ウィンドウパネルに移行した感想については、以下の記事を参考にしてみてください。

垂直タブにする方法

Vivaldiの設定を開きます。画面左上のVivaldiアイコン→設定をクリックします。CtrlF12でも開けます。

Vivaldiメニュー 設定

左側のメニューから「タブ」をクリック→タブバーの位置を「左」か「右」にします。

Vivaldi設定:タブ タブバーの位置

左にした場合は、左側に垂直タブが表示されます。僕は、垂直タブを左、パネルを右配置にしています。特に理由はありません。左の方がしっくりきました。ここらへんは好みです。

垂直タブを左に配置した画像

タブバーの横幅を変更

タブとサイトの境界線にマウスを持っていくとマウスポインターが左右の矢印になります。そこでドラッグ&ドロップするとサイズを調整できます。

アイコンだけの表示にしている人もいるようです。僕はサイトタイトルがある方がいいので、そこまで狭くしていません。

マウスホイール回転でページスクロール

大量にタブを開いて、1ページに収まらなくなった時は、マウスホイールを回転することでページをスクロールできます。

タブスタックの挙動

タブスタックの種類によって、垂直タブのレイアウトが変わります。タブスタックとは、タブの中にさらにタブを入れて管理できるVivaldi独自の機能です。タブを大量に開く方向けです。

おすすめは、Vivaldi4.1 (2021年7月27日公開)から実装された「アコーディオンタブ」です。使わない時は、1つのタブスペース分に収納、必要な時はクリックでタブを展開できます。

垂直タブのアコーディオンタブの画像

設定→タブ→タブスタッキングから設定できます。

Vivaldi設定:タブ タブスタッキング

二段型の場合は、一段目がアイコン表示、二段目がデフォルトのタブ幅で展開されます。二段目のタブ幅もマウスのドラッグ&ドロップで調整できます。どちらもアイコンのみ表示にするといったことができます。

垂直タブのタブスタッキング「二段型」の画像

垂直タブに移行した感想

Vivaldiの公式ブログには、ユーザーにインタビューして、Vivaldiの変わった使い方や便利な使い方を紹介する「#Vivaldiを使うワケ」と呼ばれる特集記事があります。2022年3月10日に、僕のインタビュー記事も公開されました。(えっへん)

その中に登場してくるヘビーユーザーさんたちは、ほとんど垂直タブを使っています。ブラウザを極めると、最終的には垂直タブに辿り着くようです。当然ですが、ブラウザの使い方は、人それぞれなので水平タブだからダメというわけではないです。

しかし、ヘビーユーザーが使っている垂直タブ、試すにはいられませんでした。

そこで、徐々に垂直タブに移行していきました。最初は1日でリタイヤして、元の水平タブに戻したのですが、何回も「今日は垂直タブでやってみよう!」と努力しました。

その結果、約一カ月ほどかかりましたが、垂直タブに完全移行できました。

水平タブ(上)から、垂直タブ(左)に移行した感想は、一言でいうと、「頑張って垂直タブにした甲斐があった。」です。タブを大量に開いても一目で確認できるのが、最高に便利です。

メリットデメリット
タブを沢山開いても余裕移行するまでが大変
上部がすっきりするパネルを表示していると横幅が狭くなる

【メリット】タブを沢山開いても余裕

1番のメリットは、タブを大量に開いていても、簡単に目的のタブを見つけられるという点です。

タブを5個~20個程度開いた程度だと、どっちでも変わりません。30、50、100と大量に開いた時に真価を発揮します。

つまり、垂直タブは、タブを何十と開くブラウザヘビーユーザー向けということです。普段、せいぜい5個~20個程度しかタブを開かないという方は、水平タブで問題ありません。正直、移行するデメリットを考えると、損の方が大きいかと思います。

垂直タブは、タブを横ではなく、高さのサイズで管理するので、1つのタブあたりの必要スペースが少なく済みます。「何のこっちゃ」だと思うので、画像を貼っておきます。

まずは、水平タブです。大量にタブを開くと、徐々にタブの横幅が狭くなってタイトルが見えにくくなります。

垂直タブのメリット① 水平タブだと大量にタブを開いた時に見えにくい

続いて、垂直タブです。タブの横幅は変わらずに、下に下にタブが追加されていくので見やすいです。

垂直タブのメリット② 垂直タブだと、タブを大量に開いても見やすい

タブ上でマウスホイールを回転すると、タブをスクロールできます。素早く目的のタブに移動できます。

【メリット】上部がすっきりする

上のごちゃごちゃしたタブバーがごっそり非表示になるので、見た目がスタイリッシュになります。と、堂々と言ったのはいいですが、これは個人の好みの問題です。いざ垂直タブにしたら、スッキリして見やすいことに気づいたって感じです。

ページをスクロールするのは上下がメインなので、上を固定するよりも、左右を固定にしたほうが綺麗だなと感じました。(伝われ~~)

あと、PCディスプレイって横長の長方形がメインじゃないですか?ってことは、なるべく左右にコンテンツを配置した方が画面を有効活用できると思います。

Windowsを使っている方で、タスクバー(デフォルトでは下配置)は画面占有率が高いから、左右に縦で配置する、または非表示にするといった方がいるくらいです。

その理論と同じで、「横長のディスプレイなのに、高さでコンテンツを配置したらもったいないよね。左右にスペースあるんだから、そっちメインで配置した方がいいよね」って感じです。

【デメリット】移行するまでが大変

一番のデメリットです。

どのブラウザも、初期では水平タブ(横タブ)になっています。そのせいで、いざ垂直タブにすると、最初はめちゃくちゃ使いにくいと思います。

どうしても無意識で、マウスが上の方に動いてしまいます。克服するには、とにかく垂直タブを使うしかありません。無意識で動く「手の動き」を一旦リセットします。毎回、意識して垂直タブの方にマウスを持っていく…といったように努力が必要です。

人間は、当たり前の動作を無意識でこなせられるようにできているんだなぁと感心しました。

余談です。

一時期、トイレで「小」をした時、水道代を節約するために何回か流さないようにしていました。(汚いとかはひとまずおいといて…。手は洗いますよ。)

すると、どうでしょう。どうやっても最初は、「流すボタン」を押しちゃうんです。

「流さない…流さない…」と頭で意識することで、ようやく体がいうことをきくんです。トイレだけでなく、「流すボタンを押す」という行為がセットで「トイレに行く」ということになっているんだぁと思いました。人間の仕組みにびっくりです。

皆さんにも、このもどかしさを味わってほしいので、何か意識して行動を変えてみてください。きっと見えない壁にぶつかるはずです。

「たまには利き手じゃない手でご飯を食べてみよう」、「靴を履く時、先に履く足を反対にしてみよう」などなどです。

きっと、最初は意識しても勝手に体が動いちゃうはずです。人間面白いですね。

ただし、この苦しい過程も慣れればすっかり忘れてしまいます。なので、慣れない状況・過程も楽しむようにしてみましょう。

「あー、今日は左足から先に靴履こうとしたけど、やっぱり右足から履いてしまったーー!おもしれぇえ!」って感じです。

余談、以上です。この話、当サイトで最も余談なんじゃないか(笑)

【デメリット】パネルを表示していると横幅が狭くなる

サイドバーのパネルを展開していると、サイトの幅が狭くなります。垂直タブ分は既に狭くなっているので、パネルを開くと余計狭く感じます。

垂直タブのデメリット パネルを開いているとサイトの幅が狭くなる

対処法は、パネル表示切り替えのショートカットキー(デフォルトではF4)を設定して、すぐに切り替えできるようにしておく、パネルはオーバーレイ表示にしておく…などです。

いつ頃か、パネルごとにオーバーレイ表示を切り替えられるようになったので、うまい具合に活用してみましょう。

パネルの右クリックメニュー パネルごとにオーバーレイ表示を切り替えられる

感想

以上、垂直タブの使い方、移行して感じたメリット・デメリットについてでした。

今では、水平タブが使えない体になってしまいました。そのくらい垂直タブが便利です。僕のVivaldiのそれ以外の設定については、下記記事にてまとめているので、気になった方は参考にしてみてください。

2021年11月29日Vivaldi