【Caesium Image Compressor】画質を落とさず画像圧縮するソフト

この記事では、JPG、PNG、WEBPの画像をまとめて圧縮して、容量を削減できるソフト「Caesium Image Compressor(セシウム・イメージ・コンプレッサー)」について書きます。
画像圧縮ソフトです。ソフトを起動して、圧縮したい画像をドラッグ&ドロップして追加します。1枚でも複数枚でもOKです。JPG、PNG、WEBP拡張子に対応しています。圧縮設定をおこなって、「圧縮開始」ボタンを押すと、画像が圧縮されます。容量を減らすことができます。
圧縮具合(品質)は、スライダーで調整できます。0~100の間で指定できます。初心者でもサクッと利用できると思います。圧縮だけでなく、サイズ変更にも対応しています。指定の横幅、高さ、パーセントで指定してリサイズできます。拡張子の変更もできます。
メタ情報(Exif情報)を保持するかどうか、作成日時・更新日時を維持するかどうか、どこに保存するかなどを設定できます。Windows10、Windows11、どちらでも利用できます。
「画質を落とさずに、綺麗に圧縮したい!」という方におすすめです。僕は、ブログにアップロードする写真を圧縮するのに利用しています。
リリース元:Matteo Paonessa(GitHubはこちら)
記事執筆時のバージョン:2.3.1(2023年02月12日)
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。公式サイトからでもダウンロードできます。
今回は、GitHubから入手してみます。最新版の「Assets」をクリックして展開します。Windowsのインストール版、ポータブル版、Mac版の3種類用意されています。ポータブル版は、インストール不要でUSBに入れて持ち運べるタイプです。
僕は、Windowsでインストールして使いたいと思ったため、「caesium-image-compressor-〇〇-win-setup.exe
」をクリックします。

インストールしたセットアップファイルをダブルクリックで起動します。

インストール中に利用する言語を指定します。僕は日本語にして「OK」をクリックしました。

内容を確認して、「同意する」を選択します。「次へ」をクリックします。

インストール場所を指定して、「次へ」をクリックします。デフォルトでは「C:\Program Files\Caesium Image Compressor
」になっています。特に変える必要はないと思います。

デスクトップにアイコンを作成するか選択して、「次へ」をクリックします。

「インストール」をクリックします。

「完了」をクリックします。インストールは以上です。

使い方
インストール版の場合、インストールしたら、スタートメニューの「C行」にアプリが登録されます。クリックで起動できます。
画像を追加する
本ソフトを起動して、左側のエリアに、圧縮したい画像をドラッグ&ドロップします。1枚でも複数枚でもOKです。

ドラッグ&ドロップではなく、上部のツールバー内にあるからでも追加できます。その横の
は、フォルダーを指定できます。そのフォルダー内にある全ての画像が追加されます。
追加すると、リストにファイル名が表示されます。

圧縮レベルの設定
各設定をしていきます。一度設定すれば、今後再起動しても設定を維持してくれます。「圧縮」タブで、品質具合を設定できます。拡張子ごとで調整します。

スライダーになっているので、マウスで掴んで動かします。0~100の間で調整できます。

品質の数字は、以下の表のようになっています。小さくしすぎると、その分容量が小さくなりますが、画像自体が壊れて見にくくなります。僕は、80にしています。なるべく数字は大きい方がいいと思います。
選択肢 | 画質 | 容量 |
---|---|---|
数字を小さくする | 悪くなる | 小さくなる |
数字を大きくする | 良くなる | 悪くなる |
メタデータ(Exif情報)を消したい場合は、「メタデータを保持」のチェックを外します。
サイズ変更の設定
「サイズ変更」タブで、圧縮時に画像サイズも変更できるようになります。デフォルトでは、「変更しない」になっています。

サイズ指定、倍率指定、短辺合わせ、長辺合わせの中から設定できます。
例えば、倍率指定にすると、幅と高さのパーセントを設定できるようになります。元の画像から、どのくらいのパーセントにリサイズするか?という意味です。50%にすると、元画像の半分サイズになります。縦横比を壊したくない場合は、「縦横比を維持」にチェックします。

出力設定
「出力」タブで、どこに保存するか設定できます。フォルダーの「選択」から、保存先を設定できます。空欄だと、圧縮時にエラーが出るので注意です。

元画像を上書きしてもよい場合は、「入力と同じフォルダー」にチェックします。注意点ですが、同じ場所に別名で保存するわけではありません。上書きされます。この場合は、保存先フォルダーが空欄でもOKです。

ファイルの日時を維持するかどうかも、ここで設定できます。
「Format」で画像の拡張子を変更できます。「Same as input」にすると、元画像と同じ拡張子にします。JPG、PNG、WEBPに変えられます。

圧縮の実行
設定できたら、をクリックします。

圧縮が開始されるので待ちます。数枚だと一瞬で終わります。ダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。

指定した場所に圧縮後の画像が保存されています。圧縮前と圧縮後の比較画像を貼っておきます。品質80で圧縮してみましたが、かなり圧縮されました。

品質80と品質0で圧縮した比較画像を貼っておきます。やはり、デフォルトの80が良いと思います。0にすると、よく分からない画像になりました。80だと、程よく圧縮して、画質も違いが分かりませんでした。

プレビュー機能の利用
圧縮前に完成後の画像をプレビューでチェックする機能を搭載しています。リストに画像を追加して、上部の虫眼鏡ボタンをクリックします。

圧縮後のイメージ画像が、下部に表示されます。

ウィンドウサイズによっては、プレビューを表示しても、小さくて見にくいかもしれません。マウスで境界線を掴んで動かすことで、レイアウトを調整できます。動画を貼っておきます。
今後自動でプレビューを表示してほしい場合は、上部の「表示」タブ→「自動プレビュー」にチェックを入れます。

リストから削除する
リストを選択して、下部にある「消去」ボタンをクリックします。Ctrl+Aで、リスト内の全項目を選択できます。ここでの削除は、PC内から画像を消すわけではありません。本ソフトのリスト上から消すだけです。

設定
上部のツールバーにある歯車ボタン(⚙)をクリックします。

一般
一般に関する設定ができます。

テーマ項目の部分で、「Fusion (Dark)」を選択すると、ダークモードになります。変更したら、一度本ソフトを再起動しないと反映されません。

言語
言語を変更できます。僕の環境だと、最初から日本語でした。

感想
以上、JPG、PNG、WEBPの画像をまとめて圧縮して、容量を削減できるソフト「Caesium Image Compressor(セシウム・イメージ・コンプレッサー)」についてでした。
初心者でも画質を落とさず、さくっと圧縮できるので便利です。余談ですが、オンライン上で動作するツールもあるようです。こちらからアクセスできます。