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【Windows11】PIN・パスワード入力を省略して、自動ログインする方法

2022年1月3日Windows11

Windows11のアイコン

この記事では、Windows11起動時に、入力する4桁数字のPIN、パスワードの入力をオフにする方法について書きます。

セキュリティ観点からすれば、ちょっと危ないですが、自宅から持ち出さない場合は、無効化するのがおすすめです。素早く起動できます。

Windows11のロック画面の写真

netplwiz(ユーザーアカウント)」設定から、パスワード・PIN入力を省略して、自動ログインするようにできます。ユーザー名の入力、パスワード、4桁のPIN全てを省略できます。

自動ログインにすることで、いちいち起動時のロック画面にパスワードを入力する手間が省けます。ちょー時短です。PCを外に持ち運ばない、自分だけしか使わないという場合は、思い切って自動ログインの設定にすると便利です。

具体的には、ロック画面は表示されるものの、すぐに「ようこそ」と表示され、デスクトップ画面が直接開きます。戻したい時は、いつでも戻せます。

僕は、朝起きて一番にPCの電源を入れます。起動している間、トイレにいったり、朝ごはんの準備をします。席に戻ったら、勝手にデスクトップが表示されているので、すぐに作業を開始できます。

実際に自動ログインに設定してみたPCの起動動画を貼っておきます。

2023年1月追記

もっと設定が楽な方法を発見しました。圧倒的におすすめです。僕自身、本記事の方法ではなく、下記記事の新しい方法を使って、自動ログインしています。

僕は、2023年1月に新しいPC「G-Tune PP-Z-3070Ti (プレミアムモデル)」を購入しました。そちらのPCでも同じように、「netplwiz」で自動ログインしようとしたのですが、なぜかうまくいきませんでした。

そこで、上記記事の方法に乗り換えました。

自動ログインする方法

自動ログインの設定ができるように、レジストリエディターでロックを解除→そのあとに自動ログインするよう設定するという流れです。5分もあればできます。

解除できるように下準備

Windowsのセキュリティの仕様上、パスワード入力は省略できないようになっています。そのロックを解除するために下準備をします。

スタートメニューを開いて、検索窓に「レジストリ」と入力します。レジストリエディターが表示されるので、「開く」をクリックします。

スタートメニューからレジストリエディターを起動する手順画像

レジストリエディターが開くので、上部にあるアドレスバーに、以下の文字列を貼り付けます。

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device

入力できたら、Enterを押します。

レジストリエディターから、「WindowsHelloサインインの許可設定をオフにする手順画像1

「Device」フォルダーに飛びます。飛ばないという方は、ちょっとめんどくさいですが、左側のツリーから該当場所まで、ポチポチクリックして移動します。

移動できたら、「Device」フォルダーの中にある「DevicePasswordLessBuildVersion」をダブルクリックします。

レジストリエディターから、「WindowsHelloサインインの許可設定をオフにする手順画像2

値のデータを、2から0にします。数字は半角です。変更できたら、「OK」をクリックします。下準備は終了です。右上の「×」でレジストリエディターを閉じます。

レジストリエディターから、「WindowsHelloサインインの許可設定をオフにする手順画像3
なぜこの作業が必要なのか?

「DevicePasswordLessBuildVersion」とは、「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウントに Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」のオンオフ切り替え設定です。

この項目が、Windowsの自動ログインをロックしています。この項目を無効にすることで、自動ログインを設定できるようになります。

2が有効、0が無効です。

Windows11の設定(Windows+I)→アカウント→「サインインオプション」からも変更できますが、ローカルアカウントを使っている場合、この項目自体がない、もしくはグレーアウトになっていて、オンオフできないようになっています。

Windows11のアカウント設定画面

そこで、レジストリエディターを使って、強制的に無効化するというわけです。間違っても、0や2以外の数字や文字に置き換えないようにしましょう。

自動ログインするように設定

続いて、自動ログインするように設定します。スタートメニューを開いて、検索窓に以下の文字を入力します。

netplwiz

「netplwiz」と入力したら、「netplwiz」のアイコンアイコンが表示されるので、クリックで起動します。

スタートメニューから「netplwiz」を起動している画像

ユーザーアカウント設定画面が開きます。「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要(E)」のチェックを外します。

ユーザーアカウント画面1
ポイント

下準備の時に、レジストリエディターで設定していないと、チェック項目は非表示になっています。

ユーザーアカウント画面2

チェックを外せたら、「適用」をクリックします。

ユーザーアカウント画面3

自動サインインウィンドウが開くので、パスワードを入力します。PINではなく、パスワードです。

ユーザーアカウント画面4 自動サインイン

パソコンにログインする時に入力するやつです。間違ったパスワードを設定しちゃうと、うまく自動ログインしないので、正しく入力しましょう。

OK→OKをクリックします。

ユーザーアカウント画面5

これで、次回からパスワードを入力しなくても、自動でログインしてくれます。ロック画面が一瞬表示されて、すぐにデスクトップ画面が表示されます。

間違ったパスワードの場合

正常にログインできないと思います。僕は、以前のPCではうまくいったのですが、新しいPC「G-Tune PP-Z-3070Ti (プレミアムモデル)」にしてから、下記画像のような表示がでて、自動ログインできませんでした。

「現在接続できません。ネットワークを調べて、後でやり直してください」のエラー画面

正しいパスワードを入力していると思うんですが、中々うまくいきません…。ということで、本記事の方法をやめて、下記記事の方法を試すことにしました。

【注意点】ロック、サインアウトでは表示される

本記事の方法は、パソコンの起動時、及び再起動時のログインを自動にする方法です。

スタートメニュー→ユーザーアイコン→「ロック」や「サインアウト」した後のログイン時には、通常通り、パスワードの入力が求められます。

Windows11のスタートメニューからサインアウトしている画像

サインアウトをしない人なら関係ない話なんですが、いざという時には、パスワードが必要になるので、忘れないようにしておきましょう。

サインアウトして、再ログインしている画像

元に戻す方法

再度、ユーザーアカウント(netplwiz)を起動します。スタートメニューに「netplwiz」と入力して起動します。

「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要(E)」のチェックをつけて、適用→「OK」をクリックします。

これだけでも元に戻せますが、完全に元通りにしたいなら、レジストリエディターで変更した「DevicePasswordLessBuildVersion」の数字を「2」に戻しておきます。

感想

以上、Windows11起動時のパスワード・PIN入力を無効化して、自動ログインする方法についてでした。

今回紹介した方法は、既に設定したPINやパスワードを削除するわけでなく、ログインを自動化するということです。

実際は、PCの奥底にパスワードは眠っています。「だから何」って話なんですが、つまるところ、セキュリティには十分気を付けてください。必ず自宅専用のPCだけの利用に留めておきましょう。

2022年1月3日Windows11