【Windows11】Microsoft Edgeを強制的にアンインストールする方法

2022年4月10日Windows11

Microsoft Edgeのアイコン

この記事では、Windows10、Windows11で標準搭載されていて、通常の方法では削除できないようになっているウェブブラウザ「Microsoft Edge」を、強制的にアンインストールする方法について書きます。

5分もあれば、完全にEdgeとおさらばできます。

【Windows11】Microsoft Edgeを強制的にアンインストールする方法

Windowsに標準インストールされているブラウザ「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」は、コマンドプロンプトを使うことで、完全に強制削除できます。

「Microsoft Edgeは使っていない!時代は、Chrome(クローム)だ、Floorp(フロープ)だ、Vivaldi(ヴィヴァルディ)だ!」という方、ぜひ試してみてください。

5分もあれば、削除できると思います。一度削除しても、いつでも元に戻せます。

通常、Windowsにインストールされているアプリは、設定アプリから削除できます。しかし、Edge( エッジ)に関しては、アンインストールの文字がグレーアウト(押せない状態)していて、削除できません。

Windows11のインストールされているアプリ一覧画像

Edgeは、Windows既定のブラウザーであり、Microsoftが推奨しているブラウザだからです。安易に消してほしくないのでしょう。

また、F1で起動するヘルプのリンク、ウィジェットの天気など、Edgeがないと使えない機能もあるので、手軽には消せないようになっています。

単なるブラウザ…というよりかは、Windowsというシステムに根付いている必須のプログラムといった方が、しっくりくるかもしれません。

参考:Microsoft Edge をアンインストールできないのはなぜですか?

Edge関連の機能を一切使わない方だけ、本記事の方法で、無理やり削除してみましょう。元に戻すことも可能なので、慎重にしないといけない…というわけではありません。

本記事の画像は、Windows11での手順ですが、Windows10でも方法は一緒です。

2022年10月27日追記

Windows11 22H2(2022年10月)から、本記事の方法でEdgeを削除することができなくなりました。

「winget uninstall microsoft.edge」コードを実行しても、「終了コードでアンインストールに失敗しました:93」とエラーが出ました。

「終了コードでアンインストールに失敗しました:93」とエラーが出て、Edgeを削除できていない画像

これが、22H2の一時的な不具合なのか、それとも特定のEdgeバージョンの不具合なのか、はたまたMicrosoftは、ついにEdgeを削除できないように対策したのかは不明です。

調べると、同じような情報も出てきました。僕が試した時のEdgeバージョンは、106.0.1370.52です。

参考:Microsoft Edge コマンドでも アンインストール できなくなった | AMK 情報館

現時点で、どうしても削除したい場合は、「Revo Uninstaller」などの外部の削除支援ソフトを使いましょう。

「Revo Uninstaller」でMicrosoft Edgeを削除する手順画像1

いちお、「Revo Uninstaller」を使うと削除できました。ただし、あんまりおすすめしません。なんか、無理やり削除している感が否めません。どこかWindows11の動作に不具合が起きる可能性もあります。

「Revo Uninstaller」でMicrosoft Edgeを削除する手順画像2

それと、推測ですが、Windowsのアップデートで、いつの間にか再インストールされていそうです。

何か新しい情報が入ってきたら、追記したいと思います。

記事執筆時の筆者のEdgeのバージョン:100.0.1185.36

削除する時の注意点

Windows11の場合、天気ウィジェットの「詳しい予報を見る」でリンクを開く機能をはじめとした、いくつかの機能が使えなくなります。強制的に、Edge(エッジ)と紐づいているため、Edgeを削除すると一部のサービスが壊れます。

Windows11の天気ウィジェットのスクリーンショット

天気ウィジェットの場合は、「詳しい予報を見る」をクリックしても、何も起こらなくなります。

本来ならEdgeが起動して、詳細天気ページを表示してくれます。ウィジェット自体で普通に使えます。あくまでEdgeが起動するように作られている機能のみつかえなくなります。

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Edgeで開かれるリンクを、強制的にWindowsで設定している既定のブラウザーに変更するソフト「MSEdgeRedirect」というのもあります。

こちらを導入しておけば、天気ウィジェットの「詳しい予報を見る」をクリックしたときに、Vivaldi、Chrome、Firefoxといったように、Edge以外のブラウザで開けます。

Microsoft Edgeをコマンドプロンプトで削除する手順

タスクバーにあるWindowsのスタートボタンを右クリック→ターミナル(管理者)をクリックします。管理者として実行するのがポイントです。

Windowsのスタートボタンの右クリック

コマンドプロンプトが起動します。

Windowsターミナル 管理者:コマンドプロンプト

人によっては、コマンドプロンプトではなく、PowerShellかもしれません。どちらでもOKです。

Windowsターミナルは、Windows PowerShellでもOK

以下の文字列を入力して、実行(Enter)します。

winget uninstall microsoft.edge
「winget uninstall microsoft.edge」コマンドを実行

1秒ほど待ちます。Microsoft Edgeのアンインストールのポップアップが表示されるので、「アンインストール」をクリックします。任意で、「閲覧データもクリアしますか?」にチェックを入れます。

Microsoft Edgeのアンインストールのポップアップ

ここでエラーが表示されます。しかし、問題ありません。引き続き「OK」をクリックします。

このファイルは、この操作を実行するように関連付けられたアプリがありません。アプリをインストールするか、または既にインストールされている場合は、既定のアプリの設定ページで関連付けを作成してください。

もう一つエラー画面が表示されます。こちらも「OK」をクリックします。

Microsoft Edgeを起動できません。Microsoft Edgeがインストールされていることを確認してから、もう一度お試しください。

これで、アンインストール完了です。エラーは出ましたが、正常にPCから「Microsoft Edge」が消えていると思います。

スタートメニューからも消えています。

Windows11のスタートメニュー M行の画像

一部のバージョン、OSだと、スタートメニューには残骸として残る場合があるようです。

実際、Windows10の時に僕が試した時は、スタートメニューの一覧には残ってしまいました。ただし、中身は削除したので、クリックしても起動しないはずです。Windows11で試したところ、スタートメニューの一覧からも消えてくれました。

削除できたら、残骸ファイルも一緒に消しておくといいかなと思います。心配な方は、残したほうがいいと思います。

以下の場所にある「Edge」フォルダーを丸ごと削除します。この時、コマンドプロンプトを開いていたら削除できないので、「×」でコマンドプロンプトを終了しておきます。

C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge
「C:\Program Files (x86)\Microsoft」内のEdgeフォルダーを削除する

Edgeの強制完全アンインストール作業は終了です。

再インストールする方法

Microsoft Edge」の公式サイトから、再インストールできます。

詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

感想

以上、標準搭載されているブラウザ「Microsoft Edge」を完全削除する方法についてでした。

僕、天邪鬼的な性格のせいで、「デフォルトで搭載されているブラウザ!?そんなもん消してしまえ!」って感じで、しっかり使ってもいないのに、消していました。

最近、色々なブラウザを触れる機会が増えてきて、Edgeはどんなもんだろうと触ってみたのですが、普通に綺麗なUI、万人受けする操作性でびっくりしました。

初心者さんだと、特に別のブラウザをインストールしなくても、Edgeで十分すぎます。食わず嫌いせずに、物は試しで使ってみることが大事なんだなぁと反省しました。

2022年4月10日Windows11