【Windows11】Microsoft Edgeを強制的にアンインストールする方法

この記事では、Windows10、Windows11で標準搭載されていて、通常の方法では削除できないようになっているウェブブラウザ「Microsoft Edge」を、強制的にアンインストールする方法について書きます。
5分もあれば、完全にEdgeとおさらばできます。
Windowsに標準インストールされているブラウザ「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」は、コマンドプロンプトを使うことで、完全に強制削除できます。
「Microsoft Edgeは使っていない!時代は、Chrome(クローム)だ、Floorp(フロープ)だ、Vivaldi(ヴィヴァルディ)だ!」という方、ぜひ試してみてください。
5分もあれば、削除できると思います。一度削除しても、いつでも元に戻せます。
通常、Windowsにインストールされているアプリは、設定アプリから削除できます。しかし、Edge( エッジ)に関しては、アンインストールの文字がグレーアウト(押せない状態)していて、削除できません。

Edgeは、Windows既定のブラウザーであり、Microsoftが推奨しているブラウザだからです。安易に消してほしくないのでしょう。
また、F1で起動するヘルプのリンク、ウィジェットの天気など、Edgeがないと使えない機能もあるので、手軽には消せないようになっています。
単なるブラウザ…というよりかは、Windowsというシステムに根付いている必須のプログラムといった方が、しっくりくるかもしれません。
参考:Microsoft Edge をアンインストールできないのはなぜですか?
Edge関連の機能を一切使わない方だけ、本記事の方法で、無理やり削除してみましょう。元に戻すことも可能なので、慎重にしないといけない…というわけではありません。
本記事の画像は、Windows11での手順ですが、Windows10でも方法は一緒です。
Windows11 22H2(2022年10月)から、本記事の方法でEdgeを削除することができなくなりました。
「winget uninstall microsoft.edge」コードを実行しても、「終了コードでアンインストールに失敗しました:93」とエラーが出ました。

これが、22H2の一時的な不具合なのか、それとも特定のEdgeバージョンの不具合なのか、はたまたMicrosoftは、ついにEdgeを削除できないように対策したのかは不明です。
調べると、同じような情報も出てきました。僕が試した時のEdgeバージョンは、106.0.1370.52です。
参考:Microsoft Edge コマンドでも アンインストール できなくなった | AMK 情報館
現時点で、どうしても削除したい場合は、「Revo Uninstaller」などの外部の削除支援ソフトを使いましょう。

いちお、「Revo Uninstaller」を使うと削除できました。ただし、あんまりおすすめしません。なんか、無理やり削除している感が否めません。どこかWindows11の動作に不具合が起きる可能性もあります。

それと、推測ですが、Windowsのアップデートで、いつの間にか再インストールされていそうです。
何か新しい情報が入ってきたら、追記したいと思います。
記事執筆時の筆者のEdgeのバージョン:100.0.1185.36
削除する時の注意点
Windows11の場合、天気ウィジェットの「詳しい予報を見る」でリンクを開く機能をはじめとした、いくつかの機能が使えなくなります。強制的に、Edge(エッジ)と紐づいているため、Edgeを削除すると一部のサービスが壊れます。

天気ウィジェットの場合は、「詳しい予報を見る」をクリックしても、何も起こらなくなります。
本来ならEdgeが起動して、詳細天気ページを表示してくれます。ウィジェット自体で普通に使えます。あくまでEdgeが起動するように作られている機能のみつかえなくなります。
Edgeで開かれるリンクを、強制的にWindowsで設定している既定のブラウザーに変更するソフト「MSEdgeRedirect」というのもあります。
こちらを導入しておけば、天気ウィジェットの「詳しい予報を見る」をクリックしたときに、Vivaldi、Chrome、Firefoxといったように、Edge以外のブラウザで開けます。
Microsoft Edgeをコマンドプロンプトで削除する手順
タスクバーにあるWindowsのスタートボタンを右クリック→ターミナル(管理者)をクリックします。管理者として実行するのがポイントです。

コマンドプロンプトが起動します。

人によっては、コマンドプロンプトではなく、PowerShellかもしれません。どちらでもOKです。

以下の文字列を入力して、実行(Enter)します。
winget uninstall microsoft.edge

1秒ほど待ちます。Microsoft Edgeのアンインストールのポップアップが表示されるので、「アンインストール」をクリックします。任意で、「閲覧データもクリアしますか?」にチェックを入れます。

ここでエラーが表示されます。しかし、問題ありません。引き続き「OK」をクリックします。

もう一つエラー画面が表示されます。こちらも「OK」をクリックします。

これで、アンインストール完了です。エラーは出ましたが、正常にPCから「Microsoft Edge」が消えていると思います。
スタートメニューからも消えています。

一部のバージョン、OSだと、スタートメニューには残骸として残る場合があるようです。
実際、Windows10の時に僕が試した時は、スタートメニューの一覧には残ってしまいました。ただし、中身は削除したので、クリックしても起動しないはずです。Windows11で試したところ、スタートメニューの一覧からも消えてくれました。
削除できたら、残骸ファイルも一緒に消しておくといいかなと思います。心配な方は、残したほうがいいと思います。
以下の場所にある「Edge」フォルダーを丸ごと削除します。この時、コマンドプロンプトを開いていたら削除できないので、「×」でコマンドプロンプトを終了しておきます。
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge

Edgeの強制完全アンインストール作業は終了です。
再インストールする方法
「Microsoft Edge」の公式サイトから、再インストールできます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
感想
以上、標準搭載されているブラウザ「Microsoft Edge」を完全削除する方法についてでした。
僕、天邪鬼的な性格のせいで、「デフォルトで搭載されているブラウザ!?そんなもん消してしまえ!」って感じで、しっかり使ってもいないのに、消していました。
最近、色々なブラウザを触れる機会が増えてきて、Edgeはどんなもんだろうと触ってみたのですが、普通に綺麗なUI、万人受けする操作性でびっくりしました。
初心者さんだと、特に別のブラウザをインストールしなくても、Edgeで十分すぎます。食わず嫌いせずに、物は試しで使ってみることが大事なんだなぁと反省しました。