【Edge】「Microsoft Edgeのヘルプと学習」を無効化する方法

この記事では、Edgeブラウザ上で、F1を押したら新しいタブで開かれる「Microsoft Edgeのヘルプと学習」ページを無効化する方法について書きます。
キーに別の機能を割り当てるソフト「AutoHotkey」を使います。
キーやマウスに別の機能を割り当てるWindowsのフリーソフト「AutoHotkey」を使うことで、Edge上のF1キーを無効化・または別のショートカットキーに割り当てることができます。
皆さん、Windowsに標準搭載されているMicrosoft Edgeブラウザ使っていますか?僕は、そりゃもぅバリバリ使ってい…嘘です。全く使っていません。それどころか、一時期アンインストールしていたくらいです。
現在では、ひっそり再インストールして、メインで使っているブラウザ「Vivaldi」で発生した不具合がEdgeでも再現できるか?といったブラウザ別の不具合検証に使っています。
そんなEdge君ですが、使っている時に間違ってF1を押してしまうことがちょくちょくありました。F1を押すと、「Microsoft Edgeのヘルプと学習」ページが開きます。うざいです。鬱陶しいです。
ショートカットキーを変更できないか調べてみたのですが、Vivaldiと違って、どうやらキー変更はできないようです。そこで、AutoHotkeyを使って無理やり無効化してみることにしました。
正確には、Microsoft Edgeが起動している間だけ、F1キーを無効化する…といった感じです。これにより、F1を押してもヘルプページを開かないようにできます。
AutoHotkeyは、別の機能を割り当てられるソフトなので、F1にCtrl+Vを割り当てる…といったことも可能です。
Windowsのエクスプローラー上で、F1を押したら、ヘルプページが開く機能を無効化する記事も書いています。気になった方は、参考にしてみてください。
記事執筆時のMicrosoft Edgeバージョン:100.0.1185.44 (公式ビルド) (64 ビット)
使い方
AutoHotkeyの導入
キーに別の機能を割り当てるソフト「AutoHotkey」を導入します。既に導入している方は、スキップしてOKです。
下記サイトからインストールできます。
「Download」をクリックします。

「Download Current Version」をクリックします。

ダウンロードが完了したら、起動します。

「Express Installation」をクリックします。

すぐインストールが終わるので、「Exit」をクリックします。

インストールは完了です。
詳しい使い方は、下記記事を参考にしてみてください。
コードの記述
AutoHotkeyは、コードを専用のファイル(ahk)に書き込んでいくことで動作します。プログラミングと一緒です。
専用のファイルを作成します。エクスプローラーの空いているところを右クリック→新規作成→AutoHotkey Scriptをクリックします。既にAutoHotkeyをインストールして、ファイルを作成している場合は、その中に追記する形でOKです。
今後ずっと保存することになるので、適当な場所ではなく、ドキュメント→「AutoHotkey」フォルダーといった専用の場所を用意するといいかなと思います。デスクトップだと、ぐちゃぐちゃすると思います。

作成できたら、好きな名前にします。ここでは例として「Edge上のF1(ヘルプページ)を無効化」にしてみます。今後、本記事で紹介するコード以外を自分で追記していく場合は、まとめて「AutoHotkeyコード.ahk」とかでいいと思います。

右クリック→プログラムから開くをクリックします。

メモ帳を選択してOKをクリックします。Visual Studio Codeなどの外部のテキストエディターでもOKです。

メモ帳が開きます。既に数行コードが書かれています。注意書きみたいな感じなので、削除しても構いません。そのまま改行して書いても問題ありません。

書き込むコードは、以下のようになっています。丸々コピペします。最初の数行のコードは、おまじないコードです。既に記述している方は、書かなくてOKです。
;おまじない。とりあえず書いておくと便利コード
#SingleInstance, Force
SendMode Input
SetWorkingDir, %A_ScriptDir%
;Edge上でF1キーを無効化するコード
#IfWinActive,ahk_exe msedge.exe ;Edgeが起動しているだけ動作させる
F1::Return ;F1を無効化
#IfWinActive
「#IfWinActive,ahk_exe msedge.exe」は、「Edgeが起動している時だけ発動する」という意味です。これにより、他アプリには干渉しません。
「Return」が「無効化」という意味です。正確には他の意味もあるんですが、ここでは無効化の役割を担ってくれます。
コードの保存・実行
コードを書き込めたら、ファイル→保存をクリックします。

ahkファイルをダブルクリックして実行します。

タスクトレイにアイコンが表示されればOKです。マウスを乗せると、作成した名前が表示されます。この時にエラーが表示されて、実行できない場合は、コードに間違いがあるので、もう一度見直してみましょう。

コードが実行されている間は、Edge上でF1キーが無効になります。あくまでEdge上だけで、他アプリでは通常通りF1が使えます。実際に使ってみた動画を貼っておきます。0:09~からがコードを走らせた状態です。
キー自体を無効化しているので、仮想キーボード上でもF1を押していないことになっています。実際はめちゃめちゃ連打していました。根本から抹消しているという感じですね。
無効化ではなく、別の機能を割り当てたい場合
上記コードの「F1::Return ;F1を無効化」の「Return」の部分を、好きなキーに置き換えることで、別のキーに割り当てられます。書き方にはルールがあるので、詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。ようこそ、AutoHotkeyの沼へ!
例えば、Ctrl+Cを割り当てたい場合は、以下のようになります。AutoHotkey上では、「^c」が「Ctrl+C」という意味です。
;おまじない。とりあえず書いておくと便利コード
#SingleInstance, Force
SendMode Input
SetWorkingDir, %A_ScriptDir%
;Edge上でF1キーをCtrl+Cに割り当てるコード
#IfWinActive,ahk_exe msedge.exe ;Edgeが起動しているだけ動作させる
F1::^c ;Ctrl+Cに割り当て変更
#IfWinActive
スタートアップに登録
このままだと、PC起動時に毎回ファイルを実行しないといけません。スタートアップに登録しておくと、次回以降も自動起動してくれるので便利です。
作成したファイルを右クリック→ショートカットの作成をクリックします。

エクスプローラーのアドレスバーに以下のパスを貼り付けて移動します。
shell:startup
スタートアップフォルダーが開くので、この中に作成したショートカットアイコンを移動します。

これで、Windows起動時に自動起動してくれます。
終了
タスクトレイのアイコンを右クリック→Exitをクリックします。以前と同じように、EdgeでF1が使えるようになります。

Edge上のF1も無効化したい場合
同じ要領でEdge上のF1を無効化・別のキーに割り当てることが可能です。詳しいコードの書き方は、以下の記事を参考にしてみてください。
感想
以上、Microsoft Edge上で、F1を押したら開く「ヘルプと学習」ページを、AutoHotkeyを使って無効化する方法についてでした。
AutoHotkeyは、かなり便利なソフトなので、ぜひ色々試してみてください。当サイトでもいくつか記事を書いているので、気になったらカテゴリー→AutoHotkeyを調べてみてください。