YouTubeのショート動画を普通の動画として表示する拡張機能
この記事では、PCウェブサイト版「YouTube」のショート動画を、通常の動画リンクに置き換えてくれるChrome拡張機能「Youtube-shorts block(ユーチューブ・ショート・ブロック)」について書きます。
PCウェブサイト版「YouTube」のショート動画(スマホに最適化された縦長の動画)を、PCでも見やすいように、通常の動画に置き換えて表示してくれるChrome拡張機能です。
通常、ショート動画を再生すると、専用のレイアウトで再生されます。プログレスバー(シークバー)が表示されないため、再生地点の変更、後戻りや先送りができません。コメント欄を見るのも一苦労です。スマホ向けなだけあって、PCからだとちょと使いにくいと感じます。
本拡張機能を導入することでサクッと元の動画で表示してくれます。コメント欄も、いつも通りスクロールするだけで閲覧できます。そもそもショート動画を非表示にする、左側サイドバーの「ショート」という項目を非表示にするオプションも用意されています。
「PCでYouTubeを見るけど、ショート動画がうざい!非表示にしたい!せめて、通常のレイアウトで見たい!」という方におすすめです。
Chrome拡張機能だけでなく、Firefoxアドオンも用意されています。本記事は、Chrome拡張機能・Firefoxアドオンを導入できるPCブラウザ向けです。スマホアプリ版ではできません。
リリース元:土間いたち(Twitterはこちら、Zennはこちら)
記事執筆時のバージョン:1.4.1(2023年6月7日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
Firefoxをご利用の方は、以下のFirefoxアドオンストアからインストールできます。
「Firefoxへ追加」をクリックします。
「Chromeに追加」をクリックします。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に追加されればOKです。頻繁に設定を切り替える場合は、ピン留めアイコンをクリックして、直接ツールバー内に配置するといいかなと思います。
使い方
本拡張機能を導入した状態で、「YouTube」のショート動画を再生します。左側サイドバーの「ショート」をクリックすると、すぐに開けます。
あるいは、「ナポリタン寿司のサブチャンネル」も、テストにはいいかもしれません😎いくつかのショート動画をあげています。ただし、亀や虫さんのショート動画もあるので、苦手な方は注意です。
通常だと、ショート動画専用のレイアウト(UI)で表示されます。再生バーがないため、再生地点の変更、スキップ、前に戻るなどの操作ができません。クリック(タップ)することで、一時停止は可能です。
本拡張機能を導入した状態だと、通常の動画で表示されます。ショート動画のように次のショートに移動する…といったことはできませんが、通常の動画として表示されるので、再生バーでの操作、すぐに関連動画・コメント欄の閲覧が可能です。
本拡張機能を導入した状態でも、普通のショート動画として表示される場合、一旦ページをリロード(F5)してみてください。ショート動画のページでリロードすると、正常に普通の動画として表示されると思います。
一時的に無効化する手順画像
インストールした「Youtube-shorts block」拡張機能のアイコンをクリックします。左下のトグルボタンをクリックして、オンオフを切り替えられます。切り替えた後は、一度YouTubeをリロードします。
設定
拡張機能ボタンをクリックしてポップアップを表示させます。右上のミートボールメニュー(三点ボタン)をクリックします。
2つのオプションが用意されています。有効にしたい項目をチェックします。チェックしたら、YouTubeのページをリロードします。
ショート動画を通常のリンクで開く機能
本拡張機能のオンオフボタンで、機能を一時的に無効化している間は、ショート動画がそのままショート専用のUIで表示されます。
その場合、ショート動画の右横に、「雷()」の開くボタンが表示されます。クリックすると、ショートのUIではなく、通常動画のUIでショート動画を開きます。本機能は、2022年08月26日に公開されたバージョン1.3.0から実装されました。
左メニューの”ショート”タブを非表示
「左メニューの”ショート”タブを非表示
」をオンにすると、左側サイドバーの「ショート」という項目が非表示になります。そもそもショート動画にアクセスする近道を断つということです。
ショート動画を非表示(安定しない可能性あり)
「ショート動画を非表示」をオンにすると、ショート動画にアクセスした時に、最初から通常の動画として表示されます。実際にオンにする前と後の比較動画を貼っておきます。
他の関連しそうな拡張機能の紹介
ショート動画自体が完全にいらない場合
チャンネルページ、ホーム、左側のショート項目、関連動画などにあるショート動画の項目自体いらない!消したい!という方は、「No YouTube Shorts(ノー・ユーチューブ・ショート)」拡張機能を利用すると、幸せになれるかもしれません。
そもそもショート動画なんてなかったかのように、「YouTube」上から消してくれます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
レイアウトを変えずに、ショートにシークバーを設置する拡張機能
「Better YouTube Shorts」拡張機能を使えば、ショート動画のレイアウトのまま、シークバーを設置してくれます。
本記事で紹介した拡張機能だと、通常動画のURLにリダイレクトされるので、ちょっと人によっては慣れなかったり、デザインが気に食わないかもしれません。
「Better YouTube Shorts」だと、ショート動画のデザインは保ったまま、シークバーや自動再生のオンオフなど、利便性を向上してくれるので万人受けしそうな印象です。
関連動画や検索結果のショート動画を非表示にしたい場合
以下の記事たちを参考にしてみてください。ウェブサイトにCSSを適用できる拡張機能を利用します。
- 【YouTube】関連動画の「ショート」項目を非表示にするCSS
- 【YouTube】検索結果のショート項目・動画を非表示にするCSS
- 【YouTube】トップページのおすすめとかショート欄とか非表示CSS
Instagramの動画にシークバーを配置する方法
Chrome拡張機能「Video Control for Instagram」を利用することで、PCウェブサイト版「Instagram」のストーリーやリール動画に、コントロールバーを表示してくれます。
コントロールバーがない「YouTube」のショート動画と近しいものを感じたので、紹介させていただきました。「インスタの動画を結構見るけど、シークバーがないから不便!」という方、参考にしてみてください。再生地点・再生速度などを変更できます。
感想
以上、PCウェブサイト版「YouTube」のショート動画を、通常の動画リンクに置き換えてくれるChrome拡張機能「Youtube-shorts block(ユーチューブ・ショート・ブロック)」についてでした。
ショート動画って、短い分、ぎゅぎゅっと情報が詰め込まれているので、ちょっと目を離すと、すぐ理解が追い付かなくなることがあります。そんな時に、再生バーで巻き戻しできたらいいのになぁと思います。