【Chrome】PCでGoogleレンズを使う方法。類似画像が瞬時にわかる!

この記事では、パソコン版Chromeで類似画像を検索する「Googleレンズ」を利用する方法について書きます。
今まではスマホでしか対応してませんでしたが、デスクトップ版で使えるようになりました。

2021年8月以降、PC版Chromeでも、Googleレンズを利用できるようになりました。精度もスマホ版と変わりません。気になった画像を、右クリックで気軽に調べることができます。
Googleレンズとは、スマホでかざした写真を、AIが分析して類似画像や商品情報を表示する機能です。
例えば、Logicoolのマウスを調べると、「これはLogicool製マウスだね?しかもゲーミングじゃないですか~。さらにいうと、Logicool G PRO ワイヤレスですね~。こんな感じの画像でしょ?値段は大体このくらいでしょ?他に似たマウスは、こんなのがあるよ~」と瞬時に色々教えてくれます。
Googleレンズのすごいところは、ブランドや商品名が分かるだけでなく、花や生き物などの名前まで判別し、はたまた商品の値段も表示する点です。画像からテキストを文字起こし、別の言語に翻訳することも可能です。
今まではスマホでしか利用できませんでした。この度、パソコンのほうでもできるようになったので、早速試してみたいと思います。
この機能が登場した最初の頃は、試験運用機能からオンにしないといけなかったですが、現在(2022年3月)では、設定を有効にしなくても、デフォルトでオンになっています。
提供元:Google
サービス実装日:2021年8月31日
使い方
2021年8月に登場した初期の頃は、試験運用機能ページから、「Search your screen with Google Lens」をオンにする必要がありました。2022年3月現在では、有効にしなくてもデフォルトでオンになっています。
本記事では、試験運用機能を利用しない方法を書きます。以前のバージョンをお使いの方は、こちらを参考にしてみてください。
特に設定は必要ありません。最新バージョンのChromeにすると、自動的に機能が有効になります。僕の環境では、バージョン99.0.4844.84で確認できました。
調べたい画像を右クリックします。「Googleレンズで画像を検索」という項目があるのでクリックします。

新しいタブが開きます。Googleレンズの画像検索結果ページが表示されます。左半分に自分が調べた元画像、右半分に類似画像が表示されます。

類似画像の下にある記事タイトルをクリックすると、新しいタブで記事を開きます。

植物、動物だけでなく、物に対しても利用できます。財布、キーボード、服など、この世にある全ての商品がスキャンできます。

1つの写真に、2つ以上の物が認識された場合は、クリックで切り替えられます。

画像の文字起こしも可能です。文字がある画像の右クリック→「Googleレンズで画像を検索」をクリックします。検索結果の下にある「テキスト」をクリックします。翻訳したい場合は、「翻訳」をクリックします。
文字が認識されるので、マウスでドラッグします。右側に、文字が起こされた状態で表示されます。「テキストをコピー」でクリップボードに保存できます。

以前までのバージョンをお使いの場合
以下、本機能が登場した初期の頃の設定方法を書きます。現在では、関係ない方法となっています。「へぇ、昔はこんな感じで、いちいち有効にしないといけなかったんだ~」程度で見てくださればなと思います。
機能を有効にする
機能を有効にしないといけません。試験運用機能が使えるバージョンならどれでもいいと思いますが、今回は2022年1月8日現在の最新バージョン(97.0.4692.71)で試してみます。
Chromeを起動して、アドレスバーに以下のURLを入力します。コピペでOKです。
chrome://flags/#enable-lens-region-search
Enterをおします。

試験運用機能が表示されます。
詳しい説明は省きますが、Chromeの正式にリリースされていない新機能を試すことができる機能です。黄色でハイライトされた「Search your screen with Google Lens」の項目があると思うので、「Default」を、「Enabled」にします。

ページ下部の「Relaunch(ブラウザの再起動)」をクリックします。

実際に使用する
ブラウザを再起動したら、調べたい画像があるページ(サイト)までいって、どこでもいいのでページを右クリックします。新しく「Google レンズでページの一部を検索」という項目が追加されているので、クリックします。

画面全体が暗くなるので、マウスで調べたい画像を範囲選択します。AIが判別しやすいように、邪魔なものはうつらないようにしましょう。

新しいタブでGoogle Lensが開きます。名前を教えてないのに「Logicool G Pro Wireless 」だと教えてくれました。右側に商品情報が表示されます。類似画像、Google検索、関連記事を見ることができます。

AIが要素(商品など)を2つ以上認識した場合は、認識した数だけ「〇」が表示されます。
右クリックに表示されない場合
試験的運用機能で有効にしたにも関わらず、右クリックメニューに表示されない場合は、画像やリンク上で右クリックしている可能性があります。
「Google レンズでページの一部を検索」と表示されるのはマウスの下に何もない場合です。画像の右クリックでは表示されないので、気を付けましょう。

画像検索ページの場合だと、画像と画像の間のわずかな余白(白い部分)で右クリックします。画像を検索するのに、画像以外の何もないところじゃないといけないのが少し紛らわしいですね。
今後は、右クリックメニュー以外からもアクセスできるようになるんでしょうか。まだまだ試験的運用機能なので、改善の余地があるんだと思います。
他ブラウザで使う方法
本機能は、Chromeにしか実装されていません。Chrome以外のChromiumベースのブラウザ、及びFirefoxブラウザでは利用できません。
しかし、「Search on Google Lens」を使うことで、FirefoxやVivaldiでも使えるようになります。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
同じような操作方法で使えます。
感想
以上、デスクトップ版ChromeでGoogleレンズを使う方法についてでした。
Googleレンズの精度すごいので、試したことがないという方、ぜひ試してみてください。