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【Chrome】PCでGoogleレンズを使う方法。類似画像が瞬時にわかる!

2021年9月29日Google Chrome

「Chrome」のアイコン

この記事では、パソコン版「Chrome(クローム)」で、類似画像を検索できる「Googleレンズ」を利用する方法について書きます。

今まではスマホでしか対応してませんでしたが、2021年8月以降、デスクトップ版でも使えるようになりました。

デスクトップ版Chromeで「菜の花」をGoogleレンズで調べた画像

2021年8月以降、PC版Chromeでも、Googleレンズを利用できるようになりました。精度もスマホ版と変わりません。気になった画像を、右クリックで気軽に調べられます。

Googleレンズ」とは、スマホでかざした写真を、AIが分析して、類似画像や商品情報を表示する機能です。

例えば、「Logicool(ロジクール)」のマウスを調べると、「これはLogicool製マウスだね?しかもゲーミングじゃないですか~。さらにいうと、Logicool G PRO ワイヤレスですね~。こんな感じの画像でしょ?値段は大体このくらいでしょ?他に似たマウスは、こんなのがあるよ~」と瞬時に色々教えてくれます。

「Googleレンズ」のすごいところは、ブランドや商品名が分かるだけでなく、花や生き物などの名前まで判別し、はたまた商品の値段も表示する点です。画像からテキストを文字起こし、別の言語に翻訳することも可能です。

今まではスマホでしか利用できませんでした。この度、パソコンのほうでもできるようになったので、早速試してみたいと思います。

この機能が登場した最初の頃は、試験運用機能からオンにしないといけなかったですが、現在(2023年1月)では、設定を有効にしなくても、デフォルトでオンになっています。

リリース元:Google
サービス実装日:2021年8月31日

Googleレンズを利用する手順

2021年8月に登場した初期の頃は、試験運用機能ページから、「Search your screen with Google Lens」をオンにする必要がありました。2023年1月現在では、有効にしなくてもデフォルトでオンになっています。

本記事では、試験運用機能を利用しない方法を書きます。以前のバージョンをお使いの方は、こちらを参考にしてみてください。

特に設定は必要ありません。最新バージョンのChromeにすると、自動的に機能が有効になります。僕の環境では、バージョン99.0.4844.84の時点で、既に確認できました。

画像検索

調べたい画像を右クリックします。「Googleで画像を検索」という項目があるのでクリックします。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像1

サイドバー(デフォルトだと右側)に、Googleレンズの画像検索結果ページが表示されます。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像2

「〇」になっている部分は、Googleレンズが認識した対象物です。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像3

クリックすると、その対象物の検索結果を表示してくれます。今回僕が試した画像に映っているのは、「イヌノフグリ」系の花ということが分かります。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像4

サイドバーは、境界線をマウスでドラッグ&ドロップすることで、サイズを調整できます。

デスクトップ版Chromeのサイドバーの横幅を調整しているGIF画像

右上の「新しいタブで開く」アイコンをクリックすると、サイドバーではなく、新しいタブで開きます。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像5

記事タイトルや画像をクリックすると、新しいタブで開きます。より詳細に情報を取得したい方におすすめです。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像6

「この画像を検索」をクリックすると、Googleレンズではなく、画像検索に切り替えてくれます。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズを利用する手順画像7

植物、動物だけでなく、物も対象

植物、動物だけでなく、物に対しても利用できます。財布、キーボード、服など、正確かどうかは別ですが、この世にある全商品をスキャンできます。

「REALFORCEのキーボード」と「Paul Smithの財布」をGoogleレンズで調べた画像

1つの写真に、2つ以上の物が認識された場合は、クリックで切り替えられます。

「コインケース psme0032」と「ミニエンボス長財布」の2つをGoogleレンズで調べた画像

テキスト起こし

画像の文字起こしも可能です。文字がある画像を右クリック→「Googleで画像を検索」をクリックします。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズのテキスト起こし機能を利用する手順画像1

サイドバーでGoogleレンズが開いたら、文字を起こしたいテキストをドラッグ&ドロップして、範囲選択します。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズのテキスト起こし機能を利用する手順画像2(GIF)
テキストが認識されない場合

場合によっては、「テキスト」ボタンをクリックしてから、ドラッグ&ドロップする必要があるかもしれません。

Googleレンズのテキスト起こしに切り替える手順画像

検索結果内に、文字が出力されます。「テキストをコピー」ボタンをクリックします。そのテキストでGoogle検索したい場合は、「検索」ボタンをクリックします。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズのテキスト起こし機能を利用する手順画像3

「テキストをクリップボードにコピーしました」と表示されればOKです。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズのテキスト起こし機能を利用する手順画像4

クリップボードにコピーされたので、好きな場所に貼り付けます。(Ctrl+V

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズのテキスト起こし機能を利用する手順画像5

本記事のアイキャッチ画像をそのままコピーした結果を貼っておきます。改行も含まれていました。

【Chrome】 PCでGoogleレンズを
使う方法。 類似画像が
瞬時にわかる!

テキストを起こして翻訳

翻訳したいテキストが含まれる画像を、Googleレンズで開きます。「翻訳」ボタンをクリックします。上部にバーが表示されるので、翻訳前と翻訳後の言語を指定します。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズの翻訳機能を利用する手順画像1

翻訳したい部分をマウスでドラッグ&ドロップすると、翻訳されます。そのままコピーしたり、読み上げたり、Google翻訳ページで開いたりできます。

デスクトップ版Chromeで、Googleレンズの翻訳機能を利用する手順画像2

以前までのバージョンをお使いの場合

以下、本機能が登場した初期の頃の設定方法を書きます。現在では、関係ない方法となっています。

機能を有効にする

機能を有効にしないといけません。試験運用機能が使えるバージョンならどれでもいいと思いますが、今回は2022年1月8日現在の最新バージョン(97.0.4692.71)で試してみます。

Chromeを起動して、アドレスバーに以下のURLを入力します。コピペでOKです。

chrome://flags/#enable-lens-region-search

Enterをおします。

2021年8月以前のGoogleレンズ有効化手順画像1

試験運用機能が表示されます。

詳しい説明は省きますが、Chromeの正式にリリースされていない新機能を試すことができる機能です。黄色でハイライトされた「Search your screen with Google Lens」の項目があると思うので、「Default」を、「Enabled」にします。

2021年8月以前のGoogleレンズ有効化手順画像2

ページ下部の「Relaunch(ブラウザの再起動)」をクリックします。

2021年8月以前のGoogleレンズ有効化手順画像3

実際に使用する

ブラウザを再起動したら、調べたい画像があるページ(サイト)までいって、どこでもいいのでページを右クリックします。新しく「Google レンズでページの一部を検索」という項目が追加されているので、クリックします。

2021年8月以前のGoogleレンズを利用する手順画像1

画面全体が暗くなるので、マウスで調べたい画像を範囲選択します。AIが判別しやすいように、邪魔なものはうつらないようにしましょう。

2021年8月以前のGoogleレンズを利用する手順画像2

新しいタブでGoogle Lensが開きます。名前を教えてないのに「Logicool G Pro Wireless 」だと教えてくれました。右側に商品情報が表示されます。類似画像、Google検索、関連記事を見ることができます。

2021年8月以前のGoogleレンズを利用する手順画像3

AIが要素(商品など)を2つ以上認識した場合は、認識した数だけ「〇」が表示されます。

他ブラウザで使う方法

本機能は、Chromeにしか実装されていません。Chrome以外のChromiumベースのブラウザ、及びFirefoxブラウザでは利用できません。

しかし、「Search on Google Lens(サーチ・オン・グーグル・レンズ)」を使うことで、FirefoxやVivaldiでも使えるようになります。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。同じような操作方法で使えます。

感想

以上、デスクトップ版Chrome(クローム)で、「Googleレンズ」を使う方法でした。

「Googleレンズ」の精度すごいので、試したことがないという方、ぜひ試してみてはいかがでしょうか~。

2021年9月29日Google Chrome